廃課金最強厨が挑む神々の遊戯

葉簀絵 河馬

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第一章

第十二話 思わぬ再会

 冒険者ギルドはエルディン軍がやってきた話で持ちきりだった。自分たちの住んでいる地域に他国の軍がやって来たのだから当然と言えば当然の話なのだが、誰も避難をしようとしていないし恐れてもいないのは少し不思議だ。

 フォルティシモはキュウに依頼の報告を任せて、公園にでも置いてありそうな木製の長椅子に座って周囲の様子を伺っていた。

「あーっ!」

 大きな声がしたので振り向くと、低レベル装備の少女が驚きの表情を浮かべてフォルティシモを指さしていた。

「サリス、どうしたの? あっ!」

 神官服を着た金髪碧眼の小柄な少女とその背後の古めかしい魔法使い装備の少女。
 フォルティシモがこの世界に来た日、冒険者たちに絡まれていた少女たちだ。詳しくは知らないが、冒険者の男たちが彼女たちをレイプでもしようとしていたのだろう。男として格好良く助けて感謝されようと思い声を掛けたが、直後にデモンスパイダーが現れ、男たちは皆殺しにされた。デモンスパイダーはフォルティシモが倒し、少女たちとはその場で別れ、その後は出会っていなかった。

 神官の子は小柄だが女の子の部分が大きく、金髪のゆるふわウェーブで柔和な顔立ちに碧眼をしている。最初に会話した、優しく芯の強い子だ(フォルティシモ視点)。

 剣士の子は身長は百七十近くありそうな長身細身で、遠くから見たら男の子かと思うショートの髪、見るからに勝ち気そう。

 魔法の子は身長も体格も二人よりも下でキュウに近い、肩あたりで切りそろえられた髪は紫色だった。無表情というほどではないにしろ感情が表情に出ていない雰囲気でおしゃべりなタイプではないだろう。

 そして、何よりも大事なことだが、フォルティシモは三人の名前を覚えていなかった。

 自己紹介はして貰ったはずだが、異世界に来た直後だったので、混乱していて頭に入っていない。先ほど話しかけられた様子からするに剣士の子がサリスらしい。

「フォルティシモさん!」
「無事に帰れたんだな」
「はい! あの時は、本当にありがとうございました」

 少女たちは口々にお礼を言う。こういう時のフォルティシモの返しは決まっている。

「気にしなくていい。したいことをしてる」

 もちろん人助けではなく、女の子に感謝される行動のことである。彼女たちが男だったり可愛くなかったら、助けなかっただろう。

「やっぱり冒険者だったんですね。でも、前衛装備なんですか?」

 魔法の子がフォルティシモの装備を興味深そうに眺めていた。

「ノーラってば、フォルティシモさんが使った魔術が気になって仕方ないみたいなんですよね。既存のどの魔術にも該当しないとか言っちゃってるし」
「あれから図書館で調べたけど、載ってなかった」

 魔法の子の名前を呼んだ剣士の子サリスに、心の中で賞賛を述べる。魔法の子はノーラだ。あとは、この可愛い神官の子の名前さえ分かれば、会話に問題はない。

「装備については間に合わせで付けてるだけだ。あの魔術は………」

 キュウもスキル設定にやたら驚いていたことを思い出す。そもそも情報ウィンドウを出せないのだから、この世界の人間たちは、スキルのデフォルト設定以外は使えないのかも知れない。これは今夜にでも、キュウに確認しておこうと思う。

「秘密だ」
「えー!?」

 気になっているはずの魔法の子ノーラではなく、剣士の子サリスが反応する。

「私も気になっているけど、他の冒険者の魔術を興味本位で詮索するのはマナー違反だからやめなさい」

 マナー違反なのか気をつけようと思う。ゲームだったら情報共有は当然だったので、気軽に「そのスキル設定見せて」と頼めたのだが、冒険者にとっては飯の種になるわけだし詮索してはいけないのだろう。

 しかし冒険者同士で後輩を育てるという感覚はないのだろうか。飯の種以前に、情報共有しなければ冒険者たちは死ぬばかりだろう。

 冒険者はギルドという企業の従業員ではなく個人事業主に近いのかも知れない。見知らぬ相手は死んでも良いという、冷たい考えな気もする。フォルティシモは好きになれない。
 彼女たちにスキル設定、そしてコードを教えられるなら惜しみなく提供する。しかし残念ながら彼女たちは情報ウィンドウを持たないので、フォルティシモが教えてもそれらを使いこなせない。

「よろしければ、お食事をご馳走させてください」
「うわっ、積極的」
「ち、違うから!」

 神官の子がお礼を申し出てくれた。フォルティシモ一人なら喜んで誘いを受けるところだ。しかしキュウが頑張ったり上手く仕事ができた時は、キュウの食べたい物をと決めている。神官の子はアイドルでも通用しそうなほど可愛いけれど、可愛さはキュウのが上だし、キュウは異世界に来て初めての仲間であり従者だ。

「今言ったように気にしなくていい。もし気にするなら、お前たちが強くなった時に危機に陥った他の冒険者を助けてくれ。それでチャラだ」

 少々気取りすぎな発言だったけれど、本音をぶちまける訳にもいかない。まさか礼と称してホテルに連れ込むのは無しだろう。

「フォルティシモさん………っ!」

 神官の子が感動したような声音と視線を投げ掛けてくるので、少し気分が良くなる。

「そもそもさ、あんな魔物を一瞬で倒しちゃうような人に奢るほどお金ないよ?」
「正直な奴だな」
「あんな所見られたら取り繕っても仕方ないですよ。ところで、フォルティシモさんって、高ランク冒険者ですか?」

 このサリスという剣士の子、初めて会った時は涙と鼻水でぐちゃぐちゃの顔をした上に剣を落として茫然自失としていたが、普段は明るいタイプのようだ。

「Gランクだ」
「え!? 私たちと同じ!?」
「誰でも最初はGランクだよ。アクロシアへ来たばかりなんですよね?」

 ランクはギルド職員が決めるというが、その詳細は確認していない。キュウのレベル上げばかり気にしていたので、ランク上げの効率なんかは度外視していたが、遠くない内に上げるつもりだ。

「だったらパーティ組みませんか!? フォルティシモさんが居れば、魔物に怯えないで済みそうですし!」
「却下。実力差があるパーティは組んでもお互い不幸になるだけ」

 サリスの提案をノーラがすぐに却下した。神官の子が苦笑をしている。
 野営や食事、生産などを考えると、そんなことはないと言えるが、フォルティシモは黙っていた。彼女たちは可愛いが、だからパーティを組みたいかと言われればそうではない。

 何故そう思うのか。それはきっと、奴隷と違っていざと言う時に命令できないからだ。何を言われようと最後に自分の判断で動けないならば、命を賭けることなんてできない。本当に命を懸けたことのないフォルティシモは、どうしてもそう考えてしまう。

「そうだな。それに、次は少し強い場所へ行くつもりだ」
「そうなんですか、残念です」


 ふと目線を受付にやると、キュウが報酬の入った袋を持ってやって来るところだった。キュウは神官の子を見て驚いた顔をした。

「フィーナさん!?」
「あ、キュウさん! ギルドでは初めてですね」
「キュウ、知り合いか?」
「はい。洗濯の時に水場の使い方を教えてくれた方です」

 奴隷になる前の知り合いだったら、対応を変えようと思い警戒したが、そうではなかったらしい。
 神官の子の名前はフィーナと分かり、これで剣士の子サリス、魔法の子ノーラと全員の名前が分かった。

「もしかして、キュウさんのパーティのリーダーがフォルティシモさんなんですか?」
「そうだな」

 世界は狭いとは思わない。同じ街で冒険者をやっていれば、このギルドを利用するのは当たり前なので、むしろ顔を合わせるのが遅すぎたくらいだ。

「キュウさんが、凄く強いリーダーだって言っていたのが分かりました」

 フィーナがキュウに笑いかけて、キュウはフォルティシモとフィーナの間で視線を彷徨わせていた。キュウがフォルティシモのことを何と言っていたのか、とても気になるがぐっと我慢する。

「ごしゅ、リーダー、今回の報酬になります」

 フォルティシモは報酬の額が問題無く入っている袋を確認すると、半額を抜き取って残った額を袋ごとキュウに手渡した。

「ほらキュウの分だ」
「はい」

 ギルドからの報酬は半々にしている。キュウは不満そうだが、これはもっと欲しいというのではなく、逆にフォルティシモに全額渡そうとしているからだ。

「うわっ、凄い額ですね! Gランクにこんな高額の仕事ってありました?」
「ほとんど納品の仕事だ」
「納品でもこれだけ集めるのは大変だと思いますけど」
「キュウさんもお強いのですね」
「い、いえ! 私は、リーダーの指示に従って動くだけで。リーダーが凄いだけです!」

 このリーダーという呼び方、思い浮かんだ当初はこれで良いと思っていたが、なんか隔意があるように聞こえるので別の呼び方を勧めたくなってきた。

「キュウも来たようだし、悪いが俺たちは行く」
「はい。あの、私たちが助けて頂いたことは忘れません。何ができるか分かりませんが、何かあればおっしゃってください」
「何度も言うが、気にしなくていい。こういう世界に生きる者同士、助け合って生きていくべきだろう」

 可愛い女の子限定で。

「フィーナはフォルティシモさんと一緒に仕事を、むぐっ!?」

 サリスが突然悲鳴を上げたが気にしないことにする。キュウが挨拶するのを背後に聞きながら、ギルドを後にした。


 いつもの食事処で夕食を取った後、宿屋へ戻った。部屋は長期で借りているため野営の間は無駄になってしまったけれど、大した額でもないので気にしないことにする。

「今日は【剣術】のスキル上げしなくていいぞ」

 キュウには【剣術】のスキルレベルのために、毎晩の素振りをするように言ってあった。【剣術】は戦闘時でもレベルの上がるスキルだが、素振りのような練習でもスキル経験値を貯めることができる。安全にスキルレベルを上げられるという意味では嬉しい仕様だった。

「ですが」
「疲労でスキルレベルが上がらなくなる。だから休むのも重要だ。余裕があるなら今日は早く寝て、明日早起きして洗濯と掃除を頼む」
「はい」

 フォルティシモはベッドに寝転がり、情報ウィンドウを開く。この冒険で手に入れた素材を【精製】に掛けて使えるアイテムにしていく。実際にアイテムを出さなくても、インベントリ内で精製できるのは有り難い。部屋を散らかすとキュウがすぐに掃除し始めるから心苦しいのだ。

「やっぱりベッドのがいいな。寝袋は休めない」
「そうですね。ふかふかのベッドはとても気持ち良いです」

 キュウもベッドが心地よいのだろう、隣のベッドに座って尻尾を振っている。そろそろあの尻尾を鷲掴みにしていいだろうか。

「ご主人様、寝る前に洗濯物を出しておいて貰えますでしょうか?」
「分かった分かった」

 いくらステータスによって疲労が軽減されてるとは言え、三日間を外で寝泊まりした後に、宿屋のベッドの誘惑は抗いがたいものがあった。キュウの言葉を適当に流しながら、フォルティシモはうとうととし始め、やがて眠りに落ちた。


 ◇


 星の見えない曇天の夜空の元、かがり火が鎧の騎士たちを照らしている。夕方に出発した八百人の精鋭部隊が、サン・アクロ山脈に建てられた砦に常駐する騎士たちと合流し、エルディン軍を待ち構えていた。

 数時間前に国境の監視から、エルディンの部隊がアクロシア王国の領土であるサン・アクロ山脈を侵犯したという報告があり、警告を発しても進軍を続けていた。部隊はこれを撃退するために出発。エルディン軍はエルフがほとんどで、彼らは弓使いのクラスを修練している者が多い。彼らと戦うにあたり高低差は重要な要素であり、サン・アクロ山脈の砦はアクロシア王国にとって、奪われてはならない拠点となる。

 アクロシア王国騎士団第三隊隊長ケリー=ネッドは、部下からの報告を聞いて眉をしかめた。

「やつらが居ないだと?」
「はっ、進軍ルートにエルディンの部隊はありません」

 サン・アクロ山脈の標高は三千メートルを越えているため、全域をカバーすることはできなくても大軍が進めるルートは限られている。いくらエルフが山に強いとは言え、軍隊が山越えするのは備えが必要であるし、魔物を考えれば獣道を無理矢理進めるようなものではない。仮に強行軍を行ったとしても砦に辿り着く頃には部隊は疲弊して、戦争どころではなくなってしまうだろう。

「ただの挑発行動だったか?」

 ある程度の規模の部隊を集結させ、進軍させようとすれば食料を始めとした軍事物資の動きで、アクロシア王国から察知することができる。その予兆がなかったことからも、エルディンの部隊は大規模でないことは予測されていた。そしてサン・アクロ山脈の砦は、そう簡単に落とせるものではない。ましてケリーの部隊が加わった今、エルディンが師団規模を送り込んできたとしても、数ヶ月は耐えることができるはずだった。

 この部隊の平均レベルは四五〇を越えている。王国騎士の平均レベルが三〇〇と言われる昨今、ケリーの部隊は精鋭部隊と呼ぶに相応しい力を持っているのだ。

「もう一度斥候を放て。それでも見つからないようなら警戒態勢を解く」
「はっ」

 エルディン軍は既に退却している可能性が高そうだったが、隊を預かる者として油断はしない。

「少し警戒しすぎではないですかな。ネッド第三部隊隊長?」

 ケリーに話しかけて来たのはでっぷりとした腹をした男で、この砦の隊長を務めている。レベルも低く訓練もしていないような太った男は騎士ではない。男は王国の貴族で軍で戦ったという箔が欲しいらしく、貴族の思惑によって砦の隊長に無理矢理ねじ込まれた。着任してからまだ一ヶ月も経っていないはずだ。

「最前線で戦っている我輩とは違い、あなたは知らないでしょうが、エルディンが領土侵犯をしてくるのは珍しいことではないのですよ。いちいち騒いでいたら、おちおち休むこともできないのですよ、最前線ではね」

 太った男は鎧さえ身につけておらず、眠っていたところを起こされたため不機嫌だった。

「勉強になります。しかし、私共も奴らが退却したという確信がなければ帰還することができません。お疲れのところ申し訳ありませんが、もう少しだけお付き合いください」
「まったく王都の連中は、引き籠もってるから戦争を知らん。我輩が戻ったら改革してやる」

 あの壁はエルディンとの戦争のために作られた物ではない。魔物が都市を襲うのを防ぐためのものであり、エルディンとの諍いが始まるよりも、ずっと前からあるものだ。

「伝令、伝令!」

 その時、見知った部隊の者が部屋の中に飛び込んできた。その必死な顔からただ事ではないと悟る。

「報告しろ!」
「魔物の大軍が進行中! 進路上にここがあります!」
「規模!」
「目算不能最低三千! 周辺の魔物も合流し規模拡大中!」
「合流している? 魔物の種類は!?」
「エルディン領内に生息する魔物が多数確認されております! 核となる集団の推定レベルは二〇〇! 残りはサン・アクロ山脈の魔物です!」

 エルディン領内の魔物というのは捨て置けない情報だったが、レベル二〇〇の魔物が三千体であれば、この砦を使って討伐できない数ではない。しかし、規模拡大中というのが気になる。

 この周囲の魔物は砦の防衛のため、定期的に討伐されているはずで、規模が拡大するほどの数など居ないはずだ。

「わ、我輩は知らんぞ!」

 ケリーは太った男を無視して席を立つ。

「すぐに出る!」
「に、逃げる気か!?」
「迎撃するのです!」

 ケリーが指令室の入った建物を出た瞬間、ケリーは大声をあげた。

「第三隊集合! これより魔物の討伐を行う!」
「た、隊長!」
「どうした!?」

 隊員の悲鳴の言葉を聞いてケリーは理由を尋ねようとしたが、それを尋ねるまでもなく、視界にまるで昼間になったかのような光が目に入った。

 直径三メートルはあろうかという巨大な光球は、木々や魔物があろうとお構いなく飲み込みながら突き進む。飲み込まれたものは、バラバラになり光の通り道は屑の山と化していく。その光は砦へ近づき、その堅牢なはずの城壁をいとも容易く砕いた。
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