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12月

クリスマス

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クリスマスか…
世間も友達も クリスマスに向けてどんどんテンションが上がっていくなかで、冷めた気分で若干引き気味の自分を見つからないように蓋をして隠す!と言うミッションを12月に入ってからこなしている。
1年中何かしらあるイベントの中でも、「プレゼント」と言う名の「貢ぎ物」を用意しなくてはならない。
そして、その「貢ぎ物」は その人の全てを判断しうる材料となってしまうのだ。
なんと恐るべし「貢ぎ物」

クリスマスにプレゼント交換は、恋人同士だけでなく友達同士でもするそうだ。
友達同士では、予算を予め決めてその中でウケ狙いだったり 粋なものだったり くだらないものだったりするようだが、それでもセンスが問われるらしい。

恋人同士では、ブランド品や貴金属が好まれるようだ。
サプライズ派もいれば、確実に欲しい物を一緒に買いに行く派はお互いの気持ちの安定を保つ方法の1つだ。
贈られる方は、気に入らない貢ぎ物を贈られ内心ガッカリしながら「ありがとうー嬉しい♡」と偽りの感謝をしなくて済む。
贈る方は、気に入った貢ぎ物を贈ることができて喜んでる姿に安心することができる。「安心」とは、気に入ってもらえて良かった!では無くて 趣味の悪いヤツと思われず良かったーの「安心」であるのだ。
プレゼントとは、本来相手のことを想い考えて選ぶ物だと思うのだが 「貢ぎ物」となると違うのだ。
何より厄介なのは、
「愛情の深さ🟰金額の高さ」
と判断材料の1つになることなのだ。
確かに、見えない気持ちを判断する1つの方法かも知れないが...。
そんな考えが心の中にあるので、クリスマスだーなんてウキウキ わくわくすることはない。
可愛げがない、冷めてると言われる(⇽そう言われないように、みんなのテンションに水を差すことが無いように努力しているつもりなんだけど...)が一応ちゃんとした理由があるのだ。
そんな感じだけれど、「もう、そのテンションでも仕方ないなぁ。」と言って側にいてくれることに感謝する日が
あたしのクリスマスなのだ。
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