好きなオトコノコ

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あれからのお話し

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バレンタインデー
毎年渡せないのに準備してさ
当日まで、ドキドキして
もしかしたら…って
結局渡せなくて
家に帰ってため息ついてた。
でもさ
でもね
今日はさ
迅と一緒なんだよ。
夢じゃないよ?
もうすぐ帰るって
連絡あったんだよ?

「ただいまぁ!」
ほらね?
帰ってきたよ。
「おかえりなさい」

「ん…」

玄関からアウター脱ぎながら
キスをして

「葉月…」

食べられちゃいそっ

「ん…ご飯は…?」

「まだいいよ?葉月…もっと…」

迅?どしちゃったの?

「ん…あ…ん…冷たっ…」

迅の手がニットの下から入ってきた。

「葉月ぃ…温めてよ?」

ギューって抱きしめて
両手で迅のほっぺを包み込んで
あ~んって唇ごと食べちゃった
迅が目を細めて笑ってる

僕んちってこんなに
玄関から部屋まで遠かった?
なかなか、たどり着かなくて
なんなら、たどり着かなくてもいいよ?

だってさ
迅をずっと
独り占めできる

幸せの距離


▔▔▔▔▔▔▔▔▔▔▔
バレンタイン‪𝐃𝐚𝐲‬

メインディッシュ葉月まで、
なかなかたどり着かない2人でした!



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