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どうしたらええかわからんから…
とりあえず、ボーッとしといた。
「また、困らせたな…。そのままでええし、話し聞いてくれる?」
「時間大丈夫?」
「え?大丈夫やけど?」
「ほな、ちょっと着いてきて?」
あたしの後ろから、大人しく着いて来てるイケメンを我が家に招待した。
「どうぞ?」
「え?はなんち?いいの?誰もいないの?僕、お邪魔して大丈夫?」
「嫌なら帰ってや?入るなら鍵締めて?」
「お邪魔します。」
「アラフォーの一人暮らし。適当に座って?」
「公園が見えるんやな。」
「そう。しゃーから、ここに決めた。」
「花?話ししていい?」
「うん。」
「るぅは、昨日から出張でいなくて…1人になるとあかんねん。
僕たちは、カミングアウトしてて一緒に暮らしてるけどパートナーシップは結んでないねん。
るぅの家族には、すごい大事にしてもらってる。僕の方は、絶縁状態なんやけどな。
僕…若い時に色んな人に迷惑かけて、それからもずっと酷いことして裏切って…いろんな人の気持ちを踏みつけて自分の気持ちだけ大事にしてるぅのとこに、逃げて来た。全て捨てて…るぅと生きて行くんやって決意して…。
今、幸せなんやで?怖いくらいに。
でもな…幸せやなって思いが大きくなればなるほど、失う怖さも大きくなるねん。
るぅは、そんな僕ごと受け止めてくれる。僕の方が年上やねんけど甘やかしてくれるんや。るぅのことを愛してるし、愛されてるのも信じて疑うことなんて無い。
だから、怖いねん。
もしもがあったら?僕以外に気持ちが向いたら?1人なる……不安になるねん。
僕は、全て捨ててきたから…何にも残らへん。弱い気持ちがムクムクと溢れる。誰にもどうにもできひん。自分でなんとかせなあかんやんか…ほな、あんな酷い顔になる。
僕は、普通ちゃうからあかんみたいに思ってしまう。こんな気持ち、るぅには見せられへん。」
困ったな…。
こんな、重い話しとは…。
公園で話し聞かんで良かった。
あの時に、帰る選択したあたし…偉い!!
酷い顔してるな…ホンマ。
消えてしまいそうな感じ。
ずっと、1人で抱えてきたんやな。
もうええやろ?うん。
あかん…消えてしまう。
思いに潰される。
自分自身で重い鎖をつけてる。
もうええやんな?
うん。
酷い顔したイケメンの頭に手を伸ばした。
ゆっくり撫でてみた。
髪の毛柔らかいな…。
ってあたしが思ってたら
俯いてた顔を上げて、大っきい目をパチパチしながらびっくりしてるけど逃げへんねや。
「あのな…踏みつけて置いてきた人の気持ちは、わからんやん。けいちゃんが思ってるように悲しみでいっぱいで不幸かも知れん。でも、案外悲しみを糧に恨みを武器にして強く生きて前見て進んで幸せを掴んではるかも?とかは考えへんの?
あの時に、捨ててきた!って思って立ち止まったまんまなんは、けいちゃんだけで…向こうはやっと出て行きよった!!って思ってるとかは考えへんの?
捨ててきた。って言うけど…けいちゃん自身が捨てきれてないし、けいちゃん自身が縛りつけてるんやと思う。
捨てるなら、向こうでの時間も気持ちも思いも記憶も全て捨てなあかん。
そんな重たい鎖あったら、るぅちゃんも一緒に沈んでしまう。
もう、自由になり?誰かに言われたいんやったら、あたしが言う。
『もう自由に生きていいよ。許してあげれへんけど認めてあげる。』
だから、泣きたい時に泣き?
不安なら不安やって、
1人はイヤやって、
幸せが怖いって、
何回でも、言うたらええんやで?
何回でも、あたしも言うから
『困ったことに…そんなけいちゃんも案外好きみたい』って。
ほんで…もし…誰も居らんなったら…あたしんとこに来て?
一緒にボーってしたらええやん。
しゃーから、
1人で泣かんとき?
恵次桜…?おいで?」
両手広げて待ってみた。
「う゛…はな…は…なぁ…。はなぁ…」
泣き顔も、やっぱりイケメンやな。
ぎゅうする気満々やったのに
けいちゃんが大っき過ぎてぎゅうされてるみたいやん。
鼻水たれて、涙でぐちゃぐちゃの大人やのにな…可愛らしいって思ってしまう。
しばらく、そのままで泣いてたけど泣き疲れたみたいで落ち着いた感じやし…
そろそろ離れて欲しいなぁ~って思ってるんやけど、
なんやろ…?
頭なでなでしてるあたし。
この状況がイヤとちゃうんやなぁ
なんか…ちょっと…
やめ時がわからんよな…
やっぱり…困ってる…。
るぅちゃんに、ヤキモチ妬かれるな…
あ~ぁ…困ったなぁ。
仲良しになるのって、時間は関係ないんやな…。
この歳になるまで、知らんかった。
何が1番困ってるんかって言うたら…
もう…誰もあたしのテリトリーに入れない。
誰のことも大事にしーひん。
自分以外のことで、自分の気持ちや思いを動かさへん。
って決めて、ココに来たのに。
あんな酷い顔してるのに、1人でギリギリの気持ちで立ってるのに…
笑ってるけいちゃんが”愛おしい”って思ってしもた。
ホンマあたし自身が面倒くさくて
困ったやつや。
とりあえず、ボーッとしといた。
「また、困らせたな…。そのままでええし、話し聞いてくれる?」
「時間大丈夫?」
「え?大丈夫やけど?」
「ほな、ちょっと着いてきて?」
あたしの後ろから、大人しく着いて来てるイケメンを我が家に招待した。
「どうぞ?」
「え?はなんち?いいの?誰もいないの?僕、お邪魔して大丈夫?」
「嫌なら帰ってや?入るなら鍵締めて?」
「お邪魔します。」
「アラフォーの一人暮らし。適当に座って?」
「公園が見えるんやな。」
「そう。しゃーから、ここに決めた。」
「花?話ししていい?」
「うん。」
「るぅは、昨日から出張でいなくて…1人になるとあかんねん。
僕たちは、カミングアウトしてて一緒に暮らしてるけどパートナーシップは結んでないねん。
るぅの家族には、すごい大事にしてもらってる。僕の方は、絶縁状態なんやけどな。
僕…若い時に色んな人に迷惑かけて、それからもずっと酷いことして裏切って…いろんな人の気持ちを踏みつけて自分の気持ちだけ大事にしてるぅのとこに、逃げて来た。全て捨てて…るぅと生きて行くんやって決意して…。
今、幸せなんやで?怖いくらいに。
でもな…幸せやなって思いが大きくなればなるほど、失う怖さも大きくなるねん。
るぅは、そんな僕ごと受け止めてくれる。僕の方が年上やねんけど甘やかしてくれるんや。るぅのことを愛してるし、愛されてるのも信じて疑うことなんて無い。
だから、怖いねん。
もしもがあったら?僕以外に気持ちが向いたら?1人なる……不安になるねん。
僕は、全て捨ててきたから…何にも残らへん。弱い気持ちがムクムクと溢れる。誰にもどうにもできひん。自分でなんとかせなあかんやんか…ほな、あんな酷い顔になる。
僕は、普通ちゃうからあかんみたいに思ってしまう。こんな気持ち、るぅには見せられへん。」
困ったな…。
こんな、重い話しとは…。
公園で話し聞かんで良かった。
あの時に、帰る選択したあたし…偉い!!
酷い顔してるな…ホンマ。
消えてしまいそうな感じ。
ずっと、1人で抱えてきたんやな。
もうええやろ?うん。
あかん…消えてしまう。
思いに潰される。
自分自身で重い鎖をつけてる。
もうええやんな?
うん。
酷い顔したイケメンの頭に手を伸ばした。
ゆっくり撫でてみた。
髪の毛柔らかいな…。
ってあたしが思ってたら
俯いてた顔を上げて、大っきい目をパチパチしながらびっくりしてるけど逃げへんねや。
「あのな…踏みつけて置いてきた人の気持ちは、わからんやん。けいちゃんが思ってるように悲しみでいっぱいで不幸かも知れん。でも、案外悲しみを糧に恨みを武器にして強く生きて前見て進んで幸せを掴んではるかも?とかは考えへんの?
あの時に、捨ててきた!って思って立ち止まったまんまなんは、けいちゃんだけで…向こうはやっと出て行きよった!!って思ってるとかは考えへんの?
捨ててきた。って言うけど…けいちゃん自身が捨てきれてないし、けいちゃん自身が縛りつけてるんやと思う。
捨てるなら、向こうでの時間も気持ちも思いも記憶も全て捨てなあかん。
そんな重たい鎖あったら、るぅちゃんも一緒に沈んでしまう。
もう、自由になり?誰かに言われたいんやったら、あたしが言う。
『もう自由に生きていいよ。許してあげれへんけど認めてあげる。』
だから、泣きたい時に泣き?
不安なら不安やって、
1人はイヤやって、
幸せが怖いって、
何回でも、言うたらええんやで?
何回でも、あたしも言うから
『困ったことに…そんなけいちゃんも案外好きみたい』って。
ほんで…もし…誰も居らんなったら…あたしんとこに来て?
一緒にボーってしたらええやん。
しゃーから、
1人で泣かんとき?
恵次桜…?おいで?」
両手広げて待ってみた。
「う゛…はな…は…なぁ…。はなぁ…」
泣き顔も、やっぱりイケメンやな。
ぎゅうする気満々やったのに
けいちゃんが大っき過ぎてぎゅうされてるみたいやん。
鼻水たれて、涙でぐちゃぐちゃの大人やのにな…可愛らしいって思ってしまう。
しばらく、そのままで泣いてたけど泣き疲れたみたいで落ち着いた感じやし…
そろそろ離れて欲しいなぁ~って思ってるんやけど、
なんやろ…?
頭なでなでしてるあたし。
この状況がイヤとちゃうんやなぁ
なんか…ちょっと…
やめ時がわからんよな…
やっぱり…困ってる…。
るぅちゃんに、ヤキモチ妬かれるな…
あ~ぁ…困ったなぁ。
仲良しになるのって、時間は関係ないんやな…。
この歳になるまで、知らんかった。
何が1番困ってるんかって言うたら…
もう…誰もあたしのテリトリーに入れない。
誰のことも大事にしーひん。
自分以外のことで、自分の気持ちや思いを動かさへん。
って決めて、ココに来たのに。
あんな酷い顔してるのに、1人でギリギリの気持ちで立ってるのに…
笑ってるけいちゃんが”愛おしい”って思ってしもた。
ホンマあたし自身が面倒くさくて
困ったやつや。
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