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『マジで?!ヤバいねんけど…うひゃひゃひゃひゃひゃー』
って大爆笑してる
うん…
うひゃひゃひゃひゃひゃ
って癖のある笑い方するのはあたしの知ってる中では1人しかおらん。
長男の橙25歳。
そして…
その横で迷惑そうにしてる
次男の葵晴24歳。
何でこんなことになったのかと言うと…。
引越しすると携帯グループに報告したら
橙→なんでや?
から始まって…ざっくり説明したら
葵晴→行くから。
まぁ…そうなるわな。
2人の息子は、心配性やから。
あたし…頼りないはずないねんけどなぁ
で…るぅちゃんとけいちゃんは、快く迎えてくれたって感じ。
感謝しかないわ。
ソファーでみんなを見てたら…
こっくりこっくりしてきた。
気持ち良くて…
心地よくて…
スースー…。
「花?寝た?」
「るぅ?花を寝室まで連れてったってや?」
「そやな。」
そんな僕らを見てるんは、次男の葵晴くんや。
戻ってきたるぅと僕をじーっと見て…
『2人は恋人やんな?花ねぇは邪魔ちゃうん?』
『それな!葵晴!俺も思っててん!どうなってんの?花ねぇには流石の俺も聞にくいわ!』
「2人は僕らが恋人でも何とも思わへんの?同性同士やけど?」
『ん?何を思うん?』
『別に?』
「俺らのこと、花から聞いたんか?」
『詳しくは、聞いてないけど…俺らと会わすってことは花ねぇが信用してる人らやってことやねん。信用してない人には、俺らのことは写真でも見せることはせーへん。だから、俺と葵晴が会いに来たんやで?』
「君らと会うことになって、花はソワソワしてた。僕らと居る時の花じゃない。携帯に通知が来ると、嬉しそうに…どんだけ優しい匂い出すねん!って思ってた。」
「2人がどれだけ同性愛の知識があるんかわからんけど…俺とけいは、一応女性も恋愛対象になる。若い時は付き合ってた。俺は男が好きなわけじゃなく恵次桜が好きやねん。」
「僕も登琉やから好きやねん。性別は関係ない。たまたま同性やっただけや。」
『花ねぇが必要か?』
葵晴くんが真っ直ぐに聞いてきた。
『るぅさんとけいさんは、2人で生きてきたんやろ?2人だけで生きてこれたんやったら花ねぇの必要性は無いよな?
2人とも、めっちゃええ人なんはわかった。
でも…
花ねぇが困ることになるんやったら
俺らは、全力で反対する。』
『花ねぇは、オレらが認めへんことはせーへん。』
この溢れる自信。
愛されてるから。
何があっても
愛されてることが揺らぐことがないって
絶対の自信。
僕らは、コレが欲しい。
花からの
溢れるくらいの
絶対の”愛”
「僕らには、花が必要やねん。
2人だけで完結してた僕ら。完結してたんじゃなくて、完結させてた。2人やから誰からも責められることも無い。
でも、誰からも認められて無い。認めてもらわんでも2人で居れたらそれだけで良いって思ってた。
でも…ホンマは認められたかった。
そんな僕らを花が…認めてくれたんや。」
「見えへん重い鎖にぐるぐる巻きになってた俺らに…
『もう自由に生きていいよ。許してあげられへんけど認めてあげる。』
花がくれた言葉。
俺ら自由に生きても、いいんや。
花は認めてくれるんや。
鎖が無くなった。
2人じゃなくても、ちゃんと息が吸えるようになった。
そんな花を手放す?
そんなこと、できるはずがない。
もう、花無しでは俺とけいは息が吸えへんねや。」
真っ直ぐな言葉には、
真っ直ぐな気持ちで返したい。
この歳になって、
20歳近く歳の離れた子供に
真っ直ぐな気持ちを伝えたいなんて思う日がくるなんて僕もるぅも思いもせんかった。
『葵晴…さっき見たやろ?花ねぇが無意識に俺らを触るみたいに、るぅさんとけいさんに触ってるん。』
『うん。見た。』
『あれをするってことは、2人のことが俺らと同じくらい好きってことや。
花ねぇの気持ちを大事にしよ?』
下を向いてる葵晴くんに、優しく話す橙くん。
その表情は、僕らに話をする花によく似てる。
困ったって表情の葵晴くんも、やっぱり花と似てる。
そう思って、るぅを見たら…
るぅは、見たこともないくらい優しい顔で2人の息子たちを見てた。
葵晴くんが顔をあげて…
僕らを見て
『花ねぇは、いつも何回も言ってた。
『何かがあって、あんたらが何か悪いことしてみんなから後ろ指を指されることがあったとしても、あたしの大事な息子なんは変わらん。絶対に変わらん。どんなことがあっても、絶対あたしの可愛い息子やねん。』花ねぇの大事なんはオレらや。絶対に変わらん。花ねぇの”大事”が増えるだけや。しゃーから、オレはまたココに…花ねぇのとこに帰って来る。何回も帰って来る。花ねぇが笑ってるか見に来るしな。困ってないか見に来るしな!!』
『えっ?!狡ない?そんなん俺も来るし?
なんなら、花ねぇ居らんくても来るし!
るぅさんもけいさんも、ええ人やし
飯美味いし!!俺、親父は欲しいなって思った事なかってんけど、兄ちゃんは欲しいって思っててん!』
『兄ちゃん…胃袋掴まれたんやな…。
まぁ…オレも親父がどんなんかわからんし、今更いらんけど。大人な兄ちゃんが欲しかった。』
『え?俺じゃあかんの?』
『兄ちゃん…1個しか変わらんし、落ち着きないやん。』
『えー!!まぁ…しゃーないか…。るぅさん!けいさん!これから、俺らのこともよろしくやでー?』
花によく似た笑顔で
にひひって笑ってる橙くん。
ちょっとブーたれた顔してる葵晴くん。
花は、
るぅと僕に
家族までプレゼントしてくれた。
って大爆笑してる
うん…
うひゃひゃひゃひゃひゃ
って癖のある笑い方するのはあたしの知ってる中では1人しかおらん。
長男の橙25歳。
そして…
その横で迷惑そうにしてる
次男の葵晴24歳。
何でこんなことになったのかと言うと…。
引越しすると携帯グループに報告したら
橙→なんでや?
から始まって…ざっくり説明したら
葵晴→行くから。
まぁ…そうなるわな。
2人の息子は、心配性やから。
あたし…頼りないはずないねんけどなぁ
で…るぅちゃんとけいちゃんは、快く迎えてくれたって感じ。
感謝しかないわ。
ソファーでみんなを見てたら…
こっくりこっくりしてきた。
気持ち良くて…
心地よくて…
スースー…。
「花?寝た?」
「るぅ?花を寝室まで連れてったってや?」
「そやな。」
そんな僕らを見てるんは、次男の葵晴くんや。
戻ってきたるぅと僕をじーっと見て…
『2人は恋人やんな?花ねぇは邪魔ちゃうん?』
『それな!葵晴!俺も思っててん!どうなってんの?花ねぇには流石の俺も聞にくいわ!』
「2人は僕らが恋人でも何とも思わへんの?同性同士やけど?」
『ん?何を思うん?』
『別に?』
「俺らのこと、花から聞いたんか?」
『詳しくは、聞いてないけど…俺らと会わすってことは花ねぇが信用してる人らやってことやねん。信用してない人には、俺らのことは写真でも見せることはせーへん。だから、俺と葵晴が会いに来たんやで?』
「君らと会うことになって、花はソワソワしてた。僕らと居る時の花じゃない。携帯に通知が来ると、嬉しそうに…どんだけ優しい匂い出すねん!って思ってた。」
「2人がどれだけ同性愛の知識があるんかわからんけど…俺とけいは、一応女性も恋愛対象になる。若い時は付き合ってた。俺は男が好きなわけじゃなく恵次桜が好きやねん。」
「僕も登琉やから好きやねん。性別は関係ない。たまたま同性やっただけや。」
『花ねぇが必要か?』
葵晴くんが真っ直ぐに聞いてきた。
『るぅさんとけいさんは、2人で生きてきたんやろ?2人だけで生きてこれたんやったら花ねぇの必要性は無いよな?
2人とも、めっちゃええ人なんはわかった。
でも…
花ねぇが困ることになるんやったら
俺らは、全力で反対する。』
『花ねぇは、オレらが認めへんことはせーへん。』
この溢れる自信。
愛されてるから。
何があっても
愛されてることが揺らぐことがないって
絶対の自信。
僕らは、コレが欲しい。
花からの
溢れるくらいの
絶対の”愛”
「僕らには、花が必要やねん。
2人だけで完結してた僕ら。完結してたんじゃなくて、完結させてた。2人やから誰からも責められることも無い。
でも、誰からも認められて無い。認めてもらわんでも2人で居れたらそれだけで良いって思ってた。
でも…ホンマは認められたかった。
そんな僕らを花が…認めてくれたんや。」
「見えへん重い鎖にぐるぐる巻きになってた俺らに…
『もう自由に生きていいよ。許してあげられへんけど認めてあげる。』
花がくれた言葉。
俺ら自由に生きても、いいんや。
花は認めてくれるんや。
鎖が無くなった。
2人じゃなくても、ちゃんと息が吸えるようになった。
そんな花を手放す?
そんなこと、できるはずがない。
もう、花無しでは俺とけいは息が吸えへんねや。」
真っ直ぐな言葉には、
真っ直ぐな気持ちで返したい。
この歳になって、
20歳近く歳の離れた子供に
真っ直ぐな気持ちを伝えたいなんて思う日がくるなんて僕もるぅも思いもせんかった。
『葵晴…さっき見たやろ?花ねぇが無意識に俺らを触るみたいに、るぅさんとけいさんに触ってるん。』
『うん。見た。』
『あれをするってことは、2人のことが俺らと同じくらい好きってことや。
花ねぇの気持ちを大事にしよ?』
下を向いてる葵晴くんに、優しく話す橙くん。
その表情は、僕らに話をする花によく似てる。
困ったって表情の葵晴くんも、やっぱり花と似てる。
そう思って、るぅを見たら…
るぅは、見たこともないくらい優しい顔で2人の息子たちを見てた。
葵晴くんが顔をあげて…
僕らを見て
『花ねぇは、いつも何回も言ってた。
『何かがあって、あんたらが何か悪いことしてみんなから後ろ指を指されることがあったとしても、あたしの大事な息子なんは変わらん。絶対に変わらん。どんなことがあっても、絶対あたしの可愛い息子やねん。』花ねぇの大事なんはオレらや。絶対に変わらん。花ねぇの”大事”が増えるだけや。しゃーから、オレはまたココに…花ねぇのとこに帰って来る。何回も帰って来る。花ねぇが笑ってるか見に来るしな。困ってないか見に来るしな!!』
『えっ?!狡ない?そんなん俺も来るし?
なんなら、花ねぇ居らんくても来るし!
るぅさんもけいさんも、ええ人やし
飯美味いし!!俺、親父は欲しいなって思った事なかってんけど、兄ちゃんは欲しいって思っててん!』
『兄ちゃん…胃袋掴まれたんやな…。
まぁ…オレも親父がどんなんかわからんし、今更いらんけど。大人な兄ちゃんが欲しかった。』
『え?俺じゃあかんの?』
『兄ちゃん…1個しか変わらんし、落ち着きないやん。』
『えー!!まぁ…しゃーないか…。るぅさん!けいさん!これから、俺らのこともよろしくやでー?』
花によく似た笑顔で
にひひって笑ってる橙くん。
ちょっとブーたれた顔してる葵晴くん。
花は、
るぅと僕に
家族までプレゼントしてくれた。
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