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幸せ
愛する人
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「サユナ、俺よりユゼアの方が好き?」
甘え混じりの不安そうな顔。いつもはもっと拗ねて、呆れつつ笑ってそんなこと無いと言える。それなのに、こんな顔をするなんてもしかしたら自分はゼライに辛い思いをさせているのかもしれないと、疑い始める。
「そんなことありませんよ?」
好きなのはゼライなのだから、当然である。
「ユゼアの方が若いから? それとも、もう俺のことなんてどうでも良いの?」
寂しそうなのにやけに芯が強く、いつもの様子と違いなんだか不安になってしまう。
「私はゼライ様が好きです。だからユゼアのことが好きなんですよ。」
先ほどから、ちっとも目を合わせてくれない。甘え混じりの顔も次第に冷たくなって行き、得体のしれないゼライの感情にどんどん不安になる。
「俺はもうそんなこと何度も聞いた。 ユゼアが生まれてから、サユナは俺のことなんてどうでも良いんだろう?
だったら子供なんて要らなかった・・・・・・」
子供なんて要らない。 そんなことを言うなんて酷い人だと思った。怖いとも思った。けれどそれ以上に、そんなふうにゼライを思わせた自分が許せなかった。
「そんな顔をさせたい訳じゃ無いんだ。ただサユナがユゼアのことを好きだと言うのなら、俺だって愛人くらい何人か作っても良いよね?」
嫌だと言葉が出る前に涙が滲み、視界が揺らめいていた。
「そんなこと言わないでください。 私のことだけを愛してください。」
隣に座るゼライの腕にしがみつくように、懇願した。見っともないと分かっていたけれど、ゼライに愛人ができるなんて考えただけで許せなくて、悔しくて、辛くなった。
「君はずるい人だね、自分ばかり他の男を好きになっておいて、俺が愛人を作るのは許してくれないんだ。」
必死に訴えているのに、まるで無い物のように話しを続けられ、悲しく、酷く寂しくなった。
「私はゼライ様が好きなんです。ユゼアはあなたの子だから好きなのですよ?」
声は震えて、涙は頰を絶えず流れ続ける。愛しているのに、どうして伝わらないのだろう。
きちんと好きと伝えているのに・・・・・・
「だったら一週間この部屋にずっといて、俺と一緒に居てくれる?」
少しゼライの表情が戻り、甘えた視線で見つめてくる。
「良いですよ。でもユゼアにはきちんとご飯を食べさせて、九時には寝かせてくれるならの話しですけどね。」
本当は母親が子供と一週間も離れることが良いことだとは思えないが、少し親離れする機会になるだろうし、実際何かと忙しくゼライと二人っきりになる時間も無かった。本当はちょっとそんな時間が欲しかったという気持ちもあった。
「本当に良いの?」
本当は愛人を作るなんて嘘だ。ほんの少しサユナを困らせて、惚れ直してほしかった。
大好きな人だから、側にいてほしい。離れないでほしい。
だから、子供でも男なら絶対に手を出させない。
サユナ、いつまでも愛してる
甘え混じりの不安そうな顔。いつもはもっと拗ねて、呆れつつ笑ってそんなこと無いと言える。それなのに、こんな顔をするなんてもしかしたら自分はゼライに辛い思いをさせているのかもしれないと、疑い始める。
「そんなことありませんよ?」
好きなのはゼライなのだから、当然である。
「ユゼアの方が若いから? それとも、もう俺のことなんてどうでも良いの?」
寂しそうなのにやけに芯が強く、いつもの様子と違いなんだか不安になってしまう。
「私はゼライ様が好きです。だからユゼアのことが好きなんですよ。」
先ほどから、ちっとも目を合わせてくれない。甘え混じりの顔も次第に冷たくなって行き、得体のしれないゼライの感情にどんどん不安になる。
「俺はもうそんなこと何度も聞いた。 ユゼアが生まれてから、サユナは俺のことなんてどうでも良いんだろう?
だったら子供なんて要らなかった・・・・・・」
子供なんて要らない。 そんなことを言うなんて酷い人だと思った。怖いとも思った。けれどそれ以上に、そんなふうにゼライを思わせた自分が許せなかった。
「そんな顔をさせたい訳じゃ無いんだ。ただサユナがユゼアのことを好きだと言うのなら、俺だって愛人くらい何人か作っても良いよね?」
嫌だと言葉が出る前に涙が滲み、視界が揺らめいていた。
「そんなこと言わないでください。 私のことだけを愛してください。」
隣に座るゼライの腕にしがみつくように、懇願した。見っともないと分かっていたけれど、ゼライに愛人ができるなんて考えただけで許せなくて、悔しくて、辛くなった。
「君はずるい人だね、自分ばかり他の男を好きになっておいて、俺が愛人を作るのは許してくれないんだ。」
必死に訴えているのに、まるで無い物のように話しを続けられ、悲しく、酷く寂しくなった。
「私はゼライ様が好きなんです。ユゼアはあなたの子だから好きなのですよ?」
声は震えて、涙は頰を絶えず流れ続ける。愛しているのに、どうして伝わらないのだろう。
きちんと好きと伝えているのに・・・・・・
「だったら一週間この部屋にずっといて、俺と一緒に居てくれる?」
少しゼライの表情が戻り、甘えた視線で見つめてくる。
「良いですよ。でもユゼアにはきちんとご飯を食べさせて、九時には寝かせてくれるならの話しですけどね。」
本当は母親が子供と一週間も離れることが良いことだとは思えないが、少し親離れする機会になるだろうし、実際何かと忙しくゼライと二人っきりになる時間も無かった。本当はちょっとそんな時間が欲しかったという気持ちもあった。
「本当に良いの?」
本当は愛人を作るなんて嘘だ。ほんの少しサユナを困らせて、惚れ直してほしかった。
大好きな人だから、側にいてほしい。離れないでほしい。
だから、子供でも男なら絶対に手を出させない。
サユナ、いつまでも愛してる
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マシロ
退会済ユーザのコメントです
感想ありがとうございます。二人が幸せになれるよう、更新頑張ります。
この先も読んでくださると幸いです。
応援してくださる方がいてくださると、とても嬉しいです。
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マシロ