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第7話 楽しい学園生活開始!
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今日から本格的に学園生活が始まる。
「お前とお別れしなきゃいけないのは寂しいよ、シロ」
「くぅ~ん」
爽やかな朝。
屋敷の馬車乗り場で、ボクはシロと涙の別れを繰り広げた。
「早く帰りたぁ~い」
新学期開始早々の教室で授業が始まる前から、ボクは自分の机に突っ伏してつぶやく。
ボクの机の横に立ったセインが、金髪をキラキラさせながら嫌味っぽく言う。
「なんだ? もう勉強に疲れたのか? アイリスはお子ちゃま体力なのだな。やはりオメガだ」
「なんだよぉ~、お子ちゃま体力って~。疲れたんじゃなくて、早く帰りたいの。それに君もオメガでしょ」
あ、馬鹿王子の相手してたら疲れた。
マジ帰りたい。
「なぜに? 母上が恋しいのか?」
きょとんとした顔をして言うセインの顔を見たらムカついたけれど、よく考えたらコイツ留学生だからお母さまとも別々の生活しているわけだ。
ちょっとは優しくしてあげたほうがいいのかな?
「違うよ。ペットが恋しいんだ。まだ子どもだから、ちっちゃくて甘えん坊で可愛いんだよ。撫でるとほわほわのほかほかで気持ちいいし、とっても可愛い」
「ほう。ペットか……我も、撫でたい。お前の家に行ってもいいか?」
「え~」
馬鹿王子の図々しい要求だ。
無視してもいいけど、セインとは魔法契約を結んだ仲だ。
それがどのくらい特別かというと、ほかのクラスメイトがセインと友達になりたくて、ボクのことをチラチラみてくるくらいの特別さだ。
「しょうがないなぁ。この週末に、ボクの入学を祝ってお茶会をひらくからセインも来る?」
「やったっ。行くっ」
ボクの妥協の上に妥協を重ねた提案に、セインはグッと拳にした両手を胸のあたりに掲げ、肘を自分のほうへグッと1回引いて振り、満足気だ。
「小生もご一緒してよろしいですか?」
「あー、そうか。お世話係だから。いいよ、カーティスもおいでよ」
「やった」
カーティスもセインと同じように、胸のあたりで手を拳にして振っている。
隣国の流行りなのだろうか。
この感じだと、我が国で流行るのも時間の問題だ。
実際、他の生徒が数名、すでに真似している。
セインは一応、隣国の王子だから目立つのだ。
しょうがない。
お母さまの伝手による素晴らしい食事と、可愛いシロを堪能してもらおう。
ボクは忘れないように招待状を出してもらうため、ノートにメモした。
そこにオーレリア先生が紫色の髪とフード付きのローブを揺らしながら教室へと入ってきた。
「はーい、授業を始めるよ。みんなぁ~席について~」
クラスメイトたちは慌てて椅子に座った。
ボクは最初からちゃんと椅子に座っていたよ。
ふふふ。オズワルドに報告してちゃんと褒めてもらわなきゃ。
オズワルドも週末のお茶会に来るからね。
ふふふ。楽しみ~。
「えーと、まずは注意喚起です。君たちの仲間になる予定の獣人君が、行方不明になっています。脅かすつもりはないけど、最近は近隣の国での襲撃や誘拐が増えています。我が王国の治安は比較的落ち着いているけれど、君たちも注意してくださぁ~い」
みんなで元気よく「はーい」と返事をした。
怖いね。
行方不明だって。
位置情報の分かる魔法道具を付けていなかったのかな?
獣人は服着ないって話だから、付けにくかったのかもね。
でも行方不明か。
物騒だね。
シロが行方不明になったら悲しいから、さっそく魔法道具の首輪をつけたよ。
赤い石がついた首輪だよ。
シロによく似合っている。
首輪部分も布リボンみたいな素材だから肌にも優しいんだ。
その獣人君も、ちゃんと魔法道具を付けていたらよかったのにね!
「お前とお別れしなきゃいけないのは寂しいよ、シロ」
「くぅ~ん」
爽やかな朝。
屋敷の馬車乗り場で、ボクはシロと涙の別れを繰り広げた。
「早く帰りたぁ~い」
新学期開始早々の教室で授業が始まる前から、ボクは自分の机に突っ伏してつぶやく。
ボクの机の横に立ったセインが、金髪をキラキラさせながら嫌味っぽく言う。
「なんだ? もう勉強に疲れたのか? アイリスはお子ちゃま体力なのだな。やはりオメガだ」
「なんだよぉ~、お子ちゃま体力って~。疲れたんじゃなくて、早く帰りたいの。それに君もオメガでしょ」
あ、馬鹿王子の相手してたら疲れた。
マジ帰りたい。
「なぜに? 母上が恋しいのか?」
きょとんとした顔をして言うセインの顔を見たらムカついたけれど、よく考えたらコイツ留学生だからお母さまとも別々の生活しているわけだ。
ちょっとは優しくしてあげたほうがいいのかな?
「違うよ。ペットが恋しいんだ。まだ子どもだから、ちっちゃくて甘えん坊で可愛いんだよ。撫でるとほわほわのほかほかで気持ちいいし、とっても可愛い」
「ほう。ペットか……我も、撫でたい。お前の家に行ってもいいか?」
「え~」
馬鹿王子の図々しい要求だ。
無視してもいいけど、セインとは魔法契約を結んだ仲だ。
それがどのくらい特別かというと、ほかのクラスメイトがセインと友達になりたくて、ボクのことをチラチラみてくるくらいの特別さだ。
「しょうがないなぁ。この週末に、ボクの入学を祝ってお茶会をひらくからセインも来る?」
「やったっ。行くっ」
ボクの妥協の上に妥協を重ねた提案に、セインはグッと拳にした両手を胸のあたりに掲げ、肘を自分のほうへグッと1回引いて振り、満足気だ。
「小生もご一緒してよろしいですか?」
「あー、そうか。お世話係だから。いいよ、カーティスもおいでよ」
「やった」
カーティスもセインと同じように、胸のあたりで手を拳にして振っている。
隣国の流行りなのだろうか。
この感じだと、我が国で流行るのも時間の問題だ。
実際、他の生徒が数名、すでに真似している。
セインは一応、隣国の王子だから目立つのだ。
しょうがない。
お母さまの伝手による素晴らしい食事と、可愛いシロを堪能してもらおう。
ボクは忘れないように招待状を出してもらうため、ノートにメモした。
そこにオーレリア先生が紫色の髪とフード付きのローブを揺らしながら教室へと入ってきた。
「はーい、授業を始めるよ。みんなぁ~席について~」
クラスメイトたちは慌てて椅子に座った。
ボクは最初からちゃんと椅子に座っていたよ。
ふふふ。オズワルドに報告してちゃんと褒めてもらわなきゃ。
オズワルドも週末のお茶会に来るからね。
ふふふ。楽しみ~。
「えーと、まずは注意喚起です。君たちの仲間になる予定の獣人君が、行方不明になっています。脅かすつもりはないけど、最近は近隣の国での襲撃や誘拐が増えています。我が王国の治安は比較的落ち着いているけれど、君たちも注意してくださぁ~い」
みんなで元気よく「はーい」と返事をした。
怖いね。
行方不明だって。
位置情報の分かる魔法道具を付けていなかったのかな?
獣人は服着ないって話だから、付けにくかったのかもね。
でも行方不明か。
物騒だね。
シロが行方不明になったら悲しいから、さっそく魔法道具の首輪をつけたよ。
赤い石がついた首輪だよ。
シロによく似合っている。
首輪部分も布リボンみたいな素材だから肌にも優しいんだ。
その獣人君も、ちゃんと魔法道具を付けていたらよかったのにね!
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