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第19話 チマチマ続きを書くよ
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「うわ、まだ1位だよ……」
帰宅したわたしは、自分の部屋で携帯電話の電源を入れ、恐る恐る画面を確認して慄く。
「いやいや、そこまで凄くはない……」
久美子や美香にプロットなどをチェックしてもらった作品ではあるものの、ごくごく普通の異世界恋愛ファンタジー、しかも全年齢なのに読まれすぎだ。
「まだ続きを書かなきゃいけないのに。プレッシャー半端ない」
わたしは携帯電話の電源を落とすと、着替えて夕食を食べるために自室を出た。
夕食はお鍋だった。
寒い冬にはちょうどいい。
小説を書いているうちに、寒いのか、暑いのか、よく分からない秋を超えて季節は冬になっていた。
両親には小説投稿サイトに小説を投稿したことは黙っていたので、様子のおかしいわたしに「なんだ? 彼氏でもできたのか?」などと的外れな質問をしてくる。
いい加減にしてほしい。
娘のデリケートなところに突入してくんなっ。
ただでさえ、今はデリケートな気分なのに。
わたしはお鍋越しに、父を睨んだ。
「あー、怖い怖い。明日香の反抗期はいつになったら終わるんだ?」
「あなた、あまりからかうと本当に嫌われますよ」
へーへへっ。
怒られた、怒られた。
わたしは母にたしなめられた父を見て心の中で笑う。
ちょっとだけ気分のよくなったわたしは自室へ戻り、お風呂に入るまでの時間で小説の続きを少し書き進めることにした。
既に8万文字近く書けている。
「あとは2万文字くらい書けば、一応は10万文字超えるねぇ」
公開している部分は5万文字程度だ。
「ううーん。……まぁ、書き溜めてある分があるから当分は大丈夫、と。まだ新着ランキングの1位にいるから、ゆっくり進めても大丈夫、かな? よくわかんないや。また週末に、久美子にでも相談に乗ってもらおうっと」
わたしはノートを開いて、ちびちびと続きを書き始めた。
そして週末を迎えたころには、わたしの小説による収入は1万円を超えていたのである。
帰宅したわたしは、自分の部屋で携帯電話の電源を入れ、恐る恐る画面を確認して慄く。
「いやいや、そこまで凄くはない……」
久美子や美香にプロットなどをチェックしてもらった作品ではあるものの、ごくごく普通の異世界恋愛ファンタジー、しかも全年齢なのに読まれすぎだ。
「まだ続きを書かなきゃいけないのに。プレッシャー半端ない」
わたしは携帯電話の電源を落とすと、着替えて夕食を食べるために自室を出た。
夕食はお鍋だった。
寒い冬にはちょうどいい。
小説を書いているうちに、寒いのか、暑いのか、よく分からない秋を超えて季節は冬になっていた。
両親には小説投稿サイトに小説を投稿したことは黙っていたので、様子のおかしいわたしに「なんだ? 彼氏でもできたのか?」などと的外れな質問をしてくる。
いい加減にしてほしい。
娘のデリケートなところに突入してくんなっ。
ただでさえ、今はデリケートな気分なのに。
わたしはお鍋越しに、父を睨んだ。
「あー、怖い怖い。明日香の反抗期はいつになったら終わるんだ?」
「あなた、あまりからかうと本当に嫌われますよ」
へーへへっ。
怒られた、怒られた。
わたしは母にたしなめられた父を見て心の中で笑う。
ちょっとだけ気分のよくなったわたしは自室へ戻り、お風呂に入るまでの時間で小説の続きを少し書き進めることにした。
既に8万文字近く書けている。
「あとは2万文字くらい書けば、一応は10万文字超えるねぇ」
公開している部分は5万文字程度だ。
「ううーん。……まぁ、書き溜めてある分があるから当分は大丈夫、と。まだ新着ランキングの1位にいるから、ゆっくり進めても大丈夫、かな? よくわかんないや。また週末に、久美子にでも相談に乗ってもらおうっと」
わたしはノートを開いて、ちびちびと続きを書き始めた。
そして週末を迎えたころには、わたしの小説による収入は1万円を超えていたのである。
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