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zukitaishi

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英語マスター

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 目次
 はじめに
 第一章 TOEIC攻略法
 第二章 TOEICの本質
 第三章 各種英語資格試験
 おわりに
 はじめに
 本書ではTOEICAグレードのわたしが英語マスターになるための指南について解説する。ここで簡単に自己紹介すると、私は通信教育で英文学を学んでいて、過去にTOEIC870点を取得した。ちなみに、英検は準1級をとった。本記事では、TOEICの点数がなかなか上がらないという方向けにアドバイスする。本書を読めば、きっとTOEIC600点くらいの方なら100点以上は得点アップできると思う。英語を身につけるのは、必要とまではいわなくても人によって様々だと思う。わたしがここまで英語を勉強しようと思ったのは、やはり外国人とコミュニケーションをとれるようになりたかったから。英語が上達したことで数々のメリットがあったが、一番のメリットは、自分に自信がついたことが大きい。わたしは、英語学習で苦労したのは、やはり文法である。その理由は、理論なので分かりにくいからだと思う。これらのわたしの英語学習の経験をふまえてアドバイスしていく。他の英語資格では、英検準1級を持っている。読んでみようと思われた方は、ぜひとも最後まで読んでいただきたい。
 第一章 TOEIC攻略法
 まず、第一章ではあなたの英語力とTOEICの概要を把握することで、スコアアップの土台となる知識を身につける。
 まずは、TOEIC対策のはじめとして、自分の英語力を知ることから始めたい。そのために最も手っ取り早く有効な方法が、TOEIC公式問題集を解くことである。これにより自分の英語力がどのくらいか換算表でわかる。ただし、この方法は初中級者以上の人しか使えないので、もし入門レベルや初心者レベルの方は、TOEICbridgeを受けるのをオススメする。自分の英語力を知るために有用な方法としては、英検を受けてみるのも一つの手である。だいたい級とTOEICの点には相関関係があるので参考になる。だいたいの目安としては、2級が600点、準1級が760点1級が920点ぐらいだと思われる。もしもこれらのやり方が面倒な場合は、実際に本番のTOEIC試験を受けてしまうのもいいかもしれない。あとはあなたにお任せする。自分の英語力がわかったら、過大評価も過少評価もせずに、自信を持って次なる目標点に向けて、対策してもらいたい。
 TOEICテストは、初中級者のある程度基礎のある方なら簡単に得点アップできる急所がある。例えば、TOEICによく出る頻出単語を覚えたり、先読みなどのテクニックを習ったり、TOEICのパターンに慣れるなど。TOEICには一定の型があり、一度マスターしてしまえば上級者になれる。以下具体的に説明していく。まず単語は、金のフレーズを繰り返し読んで、覚えるというよりは頭で慣れてほしい。先読みは、パート3とパート4でするのだが、これは効果抜群なので、これさえできるようになれば、すぐに得点アップできる。やり方は、まずディレクションが流れている間に最初の3つの質問文を読み、その答えを探しながら英文を聞く。答えをマークしたらすかさず次の設問を、次の放送が流れるまでに読んでしまい、また答えを探しながら聞いてマークする。あとは同じ要領でパート4が終わるまでこれを繰り返せば良い。おそらくこれだけで100点くらいは得点アップするので、あなたの悩みは解決するはず。リーディングではパート5は文法問題だが、これもある程度のパターンを身につけるだけで正解率があがる。例えば、To不定詞と動名詞の区別や副詞か形容詞かの区別で、あとは単語力があれば解ける問題もある。パート7に関しては、さきに問題文を読んでから、長文の中から答えを探す方法を使えば、だいぶ解けるようになる。おそらくこの章だけを読んで習ってしまえば、十分だと思う。これだけで、おそらく700点くらいは簡単にとれると思う。ただし高得点を狙うならば、より詳しい内容を習得しなければならないが、あとは英語への慣れである。
 このテストを知るために、役に立つ一番良い方法は、これまた公式問題集を解くことである。その理由は、公式問題集は本番の試験問題を作っているのと同じ機関が作っているからである。教材選びは、最も重要な要素であるので、ここであなたに伝授する。まずは、公式問題集は必須である。単語集は選ぶのが難しく、迷う所だと思うが、選ぶ基準としては、薄くて本当に必要な単語しか載せていないものが良い。模試は買わなくていいと思う。その理由は、基本的にTOEIC対策は、単語を覚えるのと公式問題集だけで十分だからである。文法力も大事だが、中学や高校で学んだ範囲で十分なので、文法書も買わなくてよい。そのかわり、実践してほしいのが、次節で紹介する勉強法である。TOEICテストとは、基本的な文法と単語力があればあとは慣れなのである。もちろんテクニックもかなりのウェイトがあるので一冊くらい勉強したほうが良い。TOEICは、良し悪しは別として、テクニックを知っているか知らないかで、点数に大きな差が生まれる試験なのである。これらをふまえたうえで適切な教材選びをして、一度選んだ教材には徹底して取り組んでいただきたい。TOEIC得点アップのためには、教材選びが大切だから、ここでいくつか紹介しよう。単語対策は、先ほど紹介した、金のフレーズがオススメで、簡単に説明すると、この本はTOEICに出る単語やフレーズのみを載せている本で、得点別に頻出の単語を覚えられる。難易度が高いので難しいと感じるかもしれないが、その場合は銀のフレーズでも良い。TOEIC470点前後の方には、600点を取るためのレベルの参考書をオススメする。模試を解くなら、公式問題集を選べばいいと思う。文法対策は、730点を取るための対策本を選べばいいと思う。テクニックも学ぶ必要があるので、一冊は読んでおいたほうが良い。もしも、英語は入門レベルでTOEICの問題には刃が立たないという方は、TOEICbridgeをオススメする。このテストは、初中級者向けに作られているので、少し学習すれば解けるようになれると思うので、こちらから始めてみてはどうだろう。他には、英語の基礎体力を身につける意味で、英検3級辺りから勉強するのも役立つと思う。あとは、中学校や高校で習った英語を復習してみてはどうだろう。
 わたしは、英語学習の後半から今までウェブサイトであるlingQシステムもかなり利用した。ここで、このlingQシステムについて簡単に説明しておく。このシステムは、カナダ人のユーチューバーであり十カ国語以上話せる、語学の師匠であるスティーブコッフマンというかたが、息子と共同で開発したシステムである。この方は、はじめフランス語を習得してから中国語などさまざまな外国語を話せるようになり、今ではアラビア語や韓国語を含め、ほぼすべての主要言語をはなせる。また、彼は日本語も話せるのがとても嬉しいところである。この言語学習の名人の言語学習の方法は一言で言えば、多読多聴につきる。つまりとにかくたくさん聞いたり読んだりして語彙を増やし、その習得したい外国語に慣れるということである。つまり、外国語学習は慣れだというのである。この手法を活かしたのが、このシステムなのである。基本的に無料で利用できる。有料サービスであるプレミアム会員になれば、質の高いニュースなども利用でき、より高い機能もつかえるようになる。例えば、知らない単語が出て来たときに、クリックすることでチェックでき、内蔵の辞書との互換性で意味がわかるようになる。無料でも、知らないはじめて出会う単語には、マークがあり気づけるようになっており、さまざまな教材もある。例えば、ハリーポッターなどの小説や、TedなどのYoutubeにある動画などである。このシステムでできることは、世界中のあらゆる文献を外国語で読みながら、同時にそれを読み上げた音声を聴くことである。レッスン方法は、いたってシンプルで基本的には、とにかく選んだ言語で好きな文献やニュース、動画などを、聴きながら読むというものである。そして、はじめて出会う単語は、色がついたマーキングで目立つようになっており、出会うつど、カウントされていき、その学習している外国語の単語を、どのくらい経験できたか、数字で表示されて、わかるようになっている。要約すると、このシステムの特徴はとにかく、たくさんその学習したい言語を経験して、語彙を増やして、その言語に慣れていくということである。ぜひとも興味がある方は、インターネットで検索して実行していただきたい。また、YouTubeの彼の動画も見てほしい。彼は日本語でも解説しており、英語で聞き取るのが難しい方でもみれるので、ぜひとも一度みていただきたい。わたしは、このシステムのおかげで点を伸ばす事ができたと言っても過言ではない。ともあれ、わたしはこのシステムは今のTOEIC学習者には、マストのTOEIC学習ツールだと確信している。
 730点以上取りたい方は10000単語以上はトレーニングしておくのをおすすめする。だいたいこのくらいトレーニングしておけば、だいたいのことは聞き取れるようになるので、英語リスニングに慣れておくためには、最適な対策方法である。この10000単語以上というのがどういうことかわからない方は、先程もおすすめしたが、実際にこのシステムを使ってみれば、わかるので使ってみてほしい。このくらいやれば、だいだいのことは聴きとれて、読めるようになるからである。わたしの経験では、20000語を越えるくらいになると、ネイティブが話すことが聞き取れて、わかるようになり、860点をこえられる。20000単語以上を目標に達成して実体験してほしい。わたしは、TOEIC830点くらいからこのシステムで対策をして、870点まで向上させた経験がありおすすめである。なぜならこのシステムは聴きながら読む形式になっており、TOEICで求められる能力を最適に伸ばせるからである。間違いなく優れたシステムなので、TOEICで得点アップしたい方には向いているだろう。TOEICに向けて学習するためには、知らないと損な学習ツールなので、ぜひとも友人知人に教えてあげていただきたい。
 ここでTOEICを受験するときに気を付けるだけで得点アップにつながるコツがあるので提示する。まず、トイレは済ませておきコーヒーは飲まない。マークシートは、シャープペンシルではなく、芯が丸い鉛筆かマークシート専用のペンを使う。前日はよく眠り、朝ごはんは食べ、お腹に来るものは控える。できれば直前までシャドーイングを実践する。TIMEや英字新聞を読み込んでおく。単語帳を持っていき電車などで読む。あとは最後までマークするのは当然だが、リーディングで最後まで解きおわらないかどうかを心配して、焦らないようにすることである。あとは、リスニングでは、先読みをしながら解くのが常道である。これだけでも意識するかしないかで、点数に大きな差が出るだろう。ぜひとも、以上の点を意識して受験していただきたい。
 第二章 TOEICの本質
 この章ではTOEICテストの本質に迫る内容の解説をする。資格試験対策をする際に大事なのが、その試験を本質から理解することだからである。
 TOEICとはどのような試験なのか概要を説明しよう。この試験は、Test of English international communicationの略であり、L&Rとはリスニングとリーディングのことである。この試験は、ビジネスにおける英語能力を測るための試験で、日本で生まれた。国際的な知名度はなく、韓国などでも人気がある英語試験である。5点から990点までの間の点数で評価される。リスニングとリーディングで、それぞれ495点ずつである。グレード分けされており、730点から855点までがBグレードで、860点以上がAグレードとされる。Aグレードをとると、ノンネイティブとして十分なコミュニケーションがとれるとされる。上級者では、900点を目標にする人が多い。また満点をとると、ひとつのステータスになる。パートは、1から7まであり、パート1は写真を見ながらそれを説明する英文を聞いて、合っているのを選ぶ形式である。パート2は、短い英文を聞いて、それにふさわしい返事の英文を選ぶ形式である。パート3は、二人から三人の会話を聞いて、それにふさわしい英文を選ぶ形式であり、パート4は、一人の話にふさわしい英文を選ぶ形式である。以上がリスニングでパート5からリーディングである。パート5は文法問題である。文の空所に入れるのに、ふさわしい英単語を選ぶ形式である。パート6は、パート5の長文版である。長い英文に3箇所ほど空所があり、それに補充すべき語句を選ぶ形式である。パート7は、長文読解であり、長い英文を読みその内容にふさわしい選択肢を選ぶ形式になっており、二つか三つの英文が組み合わせになっている問題もある。企業などで昇進の条件などになっている。外資系企業への就職要件などにもなっている。難易度別に言うと、パート1は一番簡単で上級者や満点を狙う人たちにとっては、絶対におとせない問題となっている。パート2は、基本的には簡単だが、なかにはとても難しい問題もあるので、上級者は、気が抜けないところである。パート3とパート4は、どちらも難易度は一定しているので、集中力を維持して先読みなどをして流れにのれば、だいたい解けるようになっている。パート5は、たまに難問奇問があるが、基礎的な知識があればだいたい解ける。パート6も同様である。パート7は、最近難しくなっており、量も多いので、初心者には難しい。だが長文になれている人には、それほど苦ではない。ただし、なかには答えを見つけるのが難しい問題もあり、必ずしもリーディング力があるだけでは解けないものとなっている。
 わたしは、TOEICと実際の英語力には、必ずしも一致はしないと思う。英検や国連英検などと、TOEICの点数は、関連していると思われる。参考までに説明すると、だいたいの目安としては、準2級が470点、2級が600点、準1級が760点1級が920点ぐらいだと思われる。つまり、英語試験の間では、試験のための英語力は、お互いに関連するが、実際の英語力と試験で問われる英語力は、まったく別物だと思う。だけど、試験対策することで、ある程度の、本当の英語力も向上することはあると思う。ここでわたしが言いたいのは、試験ばかりにフォーカスして、本当の英語力、つまりネイティブの人たちが使う、英語を運用する力を無視しないでほしいということだ。同じ英語を学ぶなら、TOEICをきっかけにして、本当の英語力を身につけよう。本来ならば、あなたの悩みが解決するためには、ここまで読んでもらえば十分だと思う。だがより高みを目指す方は、読み進めてほしい。TOEICとは、どのような意図で作られ、なんのために運営されているのだろうか。もともとこの試験は、日本でビジネスにおける英語コミュニケーション能力を測るという名目でTOEFLの問題を作っている機関によって作られている。しかしながら、インターナショナルとは言っても、実際に多くの人が受けている国は、日本と韓国ぐらいで、国際的な認知度は低い。また問題に使われる英文が、簡素過ぎてくだらない試験だという批判もある。ただし、日本の英語学習者の間では、知名度があり、やはり人気である。また、ビジネス界でも、楽天などの企業では、一定程度の点数は、必須となっていたり、多くの企業で昇進の条件となっているのは、周知の事実である。なので誰がどう批判しても、受ける価値は、十分にあるだろう。TOEIC高得点は、日本の英語学習者であれば、誰もが一度は望むものであるが、人によっては、ハードルが高くなっている。多くの人が挫折するのは、正しい対策ができていないからであり、自分にあった勉強法を見つけられていないからだと思われる。TOEICで高得点を取得したら、実践に活かすことが大事な事はいうまでもないが、いかに活かしていくかを知らなければならない。そこで本章では、その実践方法について、参考になるように簡単に解説していく。人にもよるだろうが、英語の使い方は、だいたい話すことではないだろうか。もちろん、読んだり聞いたりすることも多いだろうが、海外旅行に行く場合など、実際に使わなければならない場合はなおさらである。そこで役に立つのが、TOEIC Speaking&Writingである。海外旅行に行けば、ホテルでのやりとりや、買い物をするときなど、話すことを求められる場面は多く、ある程度の運用能力が必要になるだろう。つまり、コミュニケーションをとれるくらいのリスニング力やスピーキング力が必要になるということである。もし、それだけの運用ができなければ、海外旅行では、たびたび困ることになるだろう。だが、わたしは海外旅行には行ったことはないが、海外旅行によく行く知人から話を聞くと、別にとりわけ英語上級者ではなく、高校までの英語力だけでも、身振り手振りやカタコトな英語だけでなんとかなるらしい。また、多くの海外に行ったことがない人が、国内だけで外国語を習得できていることからわかるように、海外に留学に行かなくても、国内だけで、十分に語学は習得できる。つまり、それほど国内には教材があるということである。ただし、これだけではどうしても受け身な学習になりがちなので、発信力アップのトレーニングも怠ってはならない。
 第三章 各種英語資格試験
 私が受けてきた各種英語系資格試験について解説するとともに、英語資格のそもそもの存在意義について考える。
 まずは一番有名な実用英語技能検定、通称英検について解説する。本検定試験は5級から1級まであり、準2級と準1級が中間にある。1級の合格率は、1割程で難しいとされる。試験内容は、全て英語だが、全体で英語の4技能が試される。英語で読む力、聞く力、書く力、話す力の四つである。試験は一次試験と二次試験にわかれており、一次試験が筆記試験で読む、聞く、話す力の三つを測り二次試験が面接試験となっており、話す力を測る。それぞれより詳しく解説すると、筆記試験では語彙と長文穴埋め、そして長文読解で構成され、1級などではそれとは別にエッセイなどを書く。リスニングは、会話やアナウンスなどを聞いて設問に答える形式となっている。面接試験は、簡単な質問に答えたり渡されるカードを見て、それに関して説明したり質問に答えたりする内容となっている。英検1級の一次試験では、パート1で語彙の問題、パート2で空所補充問題、パート3で長文読解問題となっており、ライティングは、トピックに対して論述する形式になっている。例えば、死刑制度は是か非かなどである。リスニングは、まず二人か三人の英会話を聞いて設問に答えるのがあり、その次に長い英文を聞いて、二つの設問に答える形式であり、次がリアルライフ形式の問題に答える形式である。例えば、あるシチュエーションを仮定して英文を聞いて、そのときにどうすればいいのかについて答える形式である。最後が、インタビューを聞いてそれに関する設問に答える形式である。面接は、面接カードを渡されるので、それについて説明したり質問に答える形式である。英検1級は、大学上級レベルとされる。大学で単位認定されるなどの利点がある。難易度別に言うと、大問1の語彙問題が一番レベルは高い問題となっている。その訳は選択肢の英単語が、どれも見たことないような、ネイティブでも知らないような単語だからである。だから、かなり高度な語彙力がないと正解できない問題となっている。大問2は比較的こたえやすいが、念入りに解かないと正解できない。大問3は、とにかく長く量が多いので、かなりの時間をあてなければならない。エッセイ問題は、時間もかかるうえに頭を使わなければならないので、慣れていないと解くのが難しい。リスニングの大問1は、シンプルなので、少し練習問題を解けば対応できる。大問2は、流れる英文が長いので集中するよりは、要点を汲み取る聞き方がよい。大問3は、シチュエーションの文を確実に理解したうえで、大問2同様要点を汲み取る聞き方がよい。最後のインタビュー問題は、長いうえに要点を汲み取りにくいので、選択肢を先読みしたうえで、予想しながら解くのがよいだろう。
 次に国連英検を説明する。この検定試験は、正式には国際連合公用語英語検定試験といい、E級から特A級までわかれている。B級まではリスニングがあり、A級と特A級はリーディングのみである。国連の知識や国際的な内容の英文を読み答える形式になっており、文法や語彙の知識が問われる。また国際問題に関するエッセイ問題もある。二次試験の面接試験もあり国際的な教養が問われる試験である。特A級は、英語試験のなかでは最難関だと言われる。
 次が工業英検の解説である。この試験は、英語のテクニカルライティングを試すための資格試験で、特許や科学について翻訳する内容となっている。3級から1級まであり、1級と2級では辞書を持ち込める。また最近名称変更があり、技術英検となった。翻訳の能力の証明になる。
 通訳案内士試験は、難易度の高い資格試験である。いろんな言語の試験があるが、私が受けたのは英語である。この資格は、外国から観光に来る外国人に付き添い、外国語で日本の観光地などを案内するための資格である。そのため試験内容は地理、歴史、一般常識となっている。それぞれの難易度としては、地理と歴史はセンター試験レベルで、一般常識も流行がわかれば解ける問題が出題される。例えば、君の名はのアーティストの名などである。英語はそれほど難しくはないが、日本の観光名所の英語名などを覚えなければならない。また、英語は他の英語資格があれば免除される制度があるので、それを利用したほうが簡単かもしれない。
 我々は、なんのためにお金を払ってまで、英語資格を受けるのだろうか。先程紹介した、lingQシステムを開発したスティーブ氏は、語学の資格を受けるのは、無意味とまで言っている。私は、無意味とは思わないが、お金やステータスを得るためだけに受けるのはあまり価値はないと思う。本質的には、自分が努力して学習した、英語なりフランス語なりを、どれだけ運用できるのかどうかを測って確かめるのが、本来の語学系資格を受ける意義なのではないだろうか。本書で語ったのは、ほんの私個人の対策法の見解ではあるが、あなたにTOEIC対策の参考としていただき、目標点達成をすべく、果敢にTOEICに挑戦しようと思うきっかけとなるならば、筆者として幸いである。ぜひとも、本書をきっかけとして目標点を奪取していただきたい。
 おわりに
 最後まで目を通していただき大変に感謝している。本書があなたに英語マスターになるのに少しでも役立つならば筆者として幸いである。是非本書の解説を参考にして英語マスターになっていただきたい。
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