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十三話 頼れる大人
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冬休みも終わり、大学での授業が再開した。歌陽はいつものように友人二人と過ごし、授業が終わると三人で遊びに行った。
バイトがない日は友人と都合が合えばカフェに行ったりカラオケやショッピングをする。大体が毒にも薬にもならない世間話だ。
それが楽しくて仕方がない。会話に終わりはなく、すぐに話の方向が変わっては笑い合う。
「それでさ、けいちゃんが教育学部三年の人に告られたんだけど、今返事に悩んでるらしくって~」
そう話すのは優菜。歌陽とは高校からの付き合いだ。同じ学科に進んだ為、今も変わらずつるんでいる。
オタク系女子というやつで、二次元のイケメンに目がない。
洒落っ気はないが、清潔感のあるお嬢様だ。
「あーあのパッとしない人でしょ? すぐ断らなかったんだ?」
優菜の話にすぐに答えたのは咲だ。少しぽっちゃりめな体型が印象的だが、太っているという程ではない。
フリルとリボンが好きで、甘い雰囲気のザ・女子というような外見だ。
「それね。悩むだけ時間の無駄」
歌陽は恋愛の話が苦手だ。早く終わらせたいと思い、バッサリと切ろうとする。
「歌冷めすぎでしょ。そんなんだと彼氏出来ないよ?」
「別に、彼氏とか不要だし」
「えー? 彼氏いた方が楽しいでしょ? 私は彼氏欲しいよ」
優菜が分かりやすく口を尖らせた。歌陽は純粋に疑問に思って問う。
「なんで作らないの?」
「出会いがないんだよねぇ。歌、知り合いの男とかいないの?」
「いないよ。いるとしたら、私の一個上の兄くらいかな。暗い性格してるからあんまり紹介したくないけど。
弟は中学生だし、てかホモだし。一番上の兄は相手いるからなぁ。
家族以外だと知り合いの男っていないんだよね」
「そういえば歌って大家族なんだっけ」
「それほどでもないよ。兄が二人、弟と妹が一人ずつの五人きょうだい」
「両親入れたら七人じゃん。それ大家族だよ。うち両親入れて三人だよ」
「咲も一人っ子で核家族ぅ」
咲は一人称が自分の名前だからか、少し女性から疎まれている部分があるが、優菜と歌陽はあまり気にしていない。
タイプの違う三人だからバランス良く付き合えている部分はあるだろう。
「そういえば、うちの家族なんだけど~」
気付けば恋愛話から家族の話に移っている。歌陽は安心してまた会話に参加した。
男など必要ないし、他人の恋愛話も興味がない。話が逸れて良かったと胸を撫で下ろす。
毎日が楽しければいい。陽翔が帰ってくれば尚良いが、ワガママばかり言っていられない。
次、諭を連れて帰ってきた時はどんな顔をすればいいだろうか、等と頭の隅でそんな事を考えながら話していると……。
「ねぇ君達、今暇?」
と、声を掛けられた。振り向くと中々の美形の男が立っている。歌陽達と歳は近いだろうか、チャラそうな雰囲気で、遊びで誘っている事は明白だ。
その男の後ろには、彼よりも少し見劣りする男二人が控えている。
どうやら声を掛けてきた男に釣られる女を狙っているのだろう。歌陽はあからさまに嫌そうな顔をし、睨み付けながら「フンッ!」と視線を外した。
イケメンに目がない優菜がボーッとしているので、その腕を掴んで引っ張って行こうとする。
だが、優菜と咲の腕をその男が掴んで離さない。
「待ってよ、ちょっと話すだけ、良いでしょ?」
「は……はい」
「ちょっと優菜!」
彼氏が出来るチャンスとでも思っているのだろうか、優菜はフラフラとついて行きそうになっている。
そんなに甘い世の中ではないのだ。ついて行ったが最後、何をされるか分からない。
そして、実際に被害に遭ってしまえば、被害者も責められるものである。襲われて身体と心に傷を負った上に、更に傷口に塩を塗られるような思いをするのだ。
それは、歌陽が経験した事がある悲劇であった。
それは咲も分かっているのだろう、男を睨みつけてハッキリと拒絶をした。
「私達、忙しいので失礼します!」
「はぁ!? 一人頷いてんじゃん。暇って事だろ? 楽しく遊ぶだけだからさ」
後ろに控えていた男達も、歌陽達を囲んで逃げられないようにしている。
誰かに助けを求めようと周りを見るが、誰もこちらを見る者はいない。
歌陽達が困っているようには見えないのかもしれない。
「嫌……」
(お兄ちゃん……助けて!)
「あれ、三人とも! そんなところで何してんの? 待ってたのに来ないから心配して探しに来たんだけど……」
そう言いながら走って近寄ってくる男の声が聞こえた。
男の知り合いなどいないし、そもそも約束した記憶はない。また変な男が近寄ってきたのかと思い、歌陽は恐る恐る顔を上げた。
「……さ、諭さん!?」
歌陽は驚く。スーツ姿の諭が、チャラいイケメンの肩をグッと掴んで力を入れていたのだ。
「ねぇ、その子達今から俺と遊ぶんだよね、離れてくんねぇ?」
「はぁ!? 後から来た奴が何……いだだだだだ!?」
諭はイケメンの耳朶を摘むと、思い切り下へ引っ張った。
他二人の男が諭に殴りかかろうとしたが、ちょうど警官が走ってきた。
「そこっ! 何してる!?」
ようやく男達三人は慌てて逃げていった。
「よ……良かったぁ……」
最初はノリ気だった優菜が一番最初に腰を抜かして座り込んだ。
「ちょっと優菜っ」
「大丈夫? もーあんな分かりやすい奴らに騙されないでよ」
歌陽と咲が優菜を支えた。諭は警官に事の次第を説明していた。
「通報したの俺です。さっきの男達が女の子囲って連れて行こうとしてたんで。彼女達も怖がってたし、一人知り合いいたんで」
「ほ、本当です! 諭さんは兄の友人で、助けてくれたんです」
歌陽は慌てて諭の腕を掴んで警官達に同じように説明をした。
諭が相手の耳を引っ張っているところに警官が現れたので、諭が誤解されないように必死だった。
「通報した事、女性を守った事は褒められるべき事ですが、耳引っ張るのは暴行罪になる可能性もありますし、それで怪我を負わせたら傷害罪になりますよ。
今回は多めに見ますが、次からは手を出さないように」
褒められた後に少し叱られたが、警察への事情説明を終えると解放された。
「今日は怖い思いしただろうから、皆自宅まで送るよ」
諭はニコニコと優しい笑顔を歌陽達三人に向けた。下心など一切なさそうな好青年という雰囲気だ。
優菜も咲もすぐに心を許した。
「いえっ、悪いですよ」
「咲、自分で帰れます」
歌陽の知り合いという事もあるのだろうが、先程のチャラいイケメン以上に二人とも緊張している。
諭はモデルをしていると言われても違和感を覚えない程整った容姿をしている。歌陽も今日ばかりは諭が頼りになる大人の男性に見えた。
(確か私より一歳年上で、同じ大学生だったよね?)
「諭さんは予定とか大丈夫なんですか?」
「大丈夫。バイト終わって帰り道だからね。中学生の模試があってさ、人手不足だからって試験監督頼まれたんだよ。
歌陽ちゃんの大学はもう授業始まった?」
「はい、今日から。諭さんの学校は?」
「俺も今日から。でも午前中だけだったからね、午後バイト入れてたの」
「へ、へぇ」
「初めまして、咲は咲っていいます! 大学生なんですかぁ?」
咲が食い気味に諭に近寄った。
「咲、諭さんは私のお兄ちゃんの彼氏なんだ」
「えっ!? 嘘ぉ」
咲はすぐに歌陽の後ろに引いてしまった。
「あはは、それ言っちゃダメじゃん。嫌がる人もいるんだから」
「あっ、そ、そうですよね。すみません」
「まぁ歌陽ちゃんだから許すけどさ」
歌陽は自分が何故そんな事を言ってしまったのか分からなくなった。ゲイである事を公言するかどうかは諭自身の意思による問題だ。
そんな繊細に取り扱わなければならない事を、軽々しく言ってしまうなど、歌陽には有り得ない事だ。
(なんで私……咲が諭さんに近寄るの、モヤっとした……?)
バイトがない日は友人と都合が合えばカフェに行ったりカラオケやショッピングをする。大体が毒にも薬にもならない世間話だ。
それが楽しくて仕方がない。会話に終わりはなく、すぐに話の方向が変わっては笑い合う。
「それでさ、けいちゃんが教育学部三年の人に告られたんだけど、今返事に悩んでるらしくって~」
そう話すのは優菜。歌陽とは高校からの付き合いだ。同じ学科に進んだ為、今も変わらずつるんでいる。
オタク系女子というやつで、二次元のイケメンに目がない。
洒落っ気はないが、清潔感のあるお嬢様だ。
「あーあのパッとしない人でしょ? すぐ断らなかったんだ?」
優菜の話にすぐに答えたのは咲だ。少しぽっちゃりめな体型が印象的だが、太っているという程ではない。
フリルとリボンが好きで、甘い雰囲気のザ・女子というような外見だ。
「それね。悩むだけ時間の無駄」
歌陽は恋愛の話が苦手だ。早く終わらせたいと思い、バッサリと切ろうとする。
「歌冷めすぎでしょ。そんなんだと彼氏出来ないよ?」
「別に、彼氏とか不要だし」
「えー? 彼氏いた方が楽しいでしょ? 私は彼氏欲しいよ」
優菜が分かりやすく口を尖らせた。歌陽は純粋に疑問に思って問う。
「なんで作らないの?」
「出会いがないんだよねぇ。歌、知り合いの男とかいないの?」
「いないよ。いるとしたら、私の一個上の兄くらいかな。暗い性格してるからあんまり紹介したくないけど。
弟は中学生だし、てかホモだし。一番上の兄は相手いるからなぁ。
家族以外だと知り合いの男っていないんだよね」
「そういえば歌って大家族なんだっけ」
「それほどでもないよ。兄が二人、弟と妹が一人ずつの五人きょうだい」
「両親入れたら七人じゃん。それ大家族だよ。うち両親入れて三人だよ」
「咲も一人っ子で核家族ぅ」
咲は一人称が自分の名前だからか、少し女性から疎まれている部分があるが、優菜と歌陽はあまり気にしていない。
タイプの違う三人だからバランス良く付き合えている部分はあるだろう。
「そういえば、うちの家族なんだけど~」
気付けば恋愛話から家族の話に移っている。歌陽は安心してまた会話に参加した。
男など必要ないし、他人の恋愛話も興味がない。話が逸れて良かったと胸を撫で下ろす。
毎日が楽しければいい。陽翔が帰ってくれば尚良いが、ワガママばかり言っていられない。
次、諭を連れて帰ってきた時はどんな顔をすればいいだろうか、等と頭の隅でそんな事を考えながら話していると……。
「ねぇ君達、今暇?」
と、声を掛けられた。振り向くと中々の美形の男が立っている。歌陽達と歳は近いだろうか、チャラそうな雰囲気で、遊びで誘っている事は明白だ。
その男の後ろには、彼よりも少し見劣りする男二人が控えている。
どうやら声を掛けてきた男に釣られる女を狙っているのだろう。歌陽はあからさまに嫌そうな顔をし、睨み付けながら「フンッ!」と視線を外した。
イケメンに目がない優菜がボーッとしているので、その腕を掴んで引っ張って行こうとする。
だが、優菜と咲の腕をその男が掴んで離さない。
「待ってよ、ちょっと話すだけ、良いでしょ?」
「は……はい」
「ちょっと優菜!」
彼氏が出来るチャンスとでも思っているのだろうか、優菜はフラフラとついて行きそうになっている。
そんなに甘い世の中ではないのだ。ついて行ったが最後、何をされるか分からない。
そして、実際に被害に遭ってしまえば、被害者も責められるものである。襲われて身体と心に傷を負った上に、更に傷口に塩を塗られるような思いをするのだ。
それは、歌陽が経験した事がある悲劇であった。
それは咲も分かっているのだろう、男を睨みつけてハッキリと拒絶をした。
「私達、忙しいので失礼します!」
「はぁ!? 一人頷いてんじゃん。暇って事だろ? 楽しく遊ぶだけだからさ」
後ろに控えていた男達も、歌陽達を囲んで逃げられないようにしている。
誰かに助けを求めようと周りを見るが、誰もこちらを見る者はいない。
歌陽達が困っているようには見えないのかもしれない。
「嫌……」
(お兄ちゃん……助けて!)
「あれ、三人とも! そんなところで何してんの? 待ってたのに来ないから心配して探しに来たんだけど……」
そう言いながら走って近寄ってくる男の声が聞こえた。
男の知り合いなどいないし、そもそも約束した記憶はない。また変な男が近寄ってきたのかと思い、歌陽は恐る恐る顔を上げた。
「……さ、諭さん!?」
歌陽は驚く。スーツ姿の諭が、チャラいイケメンの肩をグッと掴んで力を入れていたのだ。
「ねぇ、その子達今から俺と遊ぶんだよね、離れてくんねぇ?」
「はぁ!? 後から来た奴が何……いだだだだだ!?」
諭はイケメンの耳朶を摘むと、思い切り下へ引っ張った。
他二人の男が諭に殴りかかろうとしたが、ちょうど警官が走ってきた。
「そこっ! 何してる!?」
ようやく男達三人は慌てて逃げていった。
「よ……良かったぁ……」
最初はノリ気だった優菜が一番最初に腰を抜かして座り込んだ。
「ちょっと優菜っ」
「大丈夫? もーあんな分かりやすい奴らに騙されないでよ」
歌陽と咲が優菜を支えた。諭は警官に事の次第を説明していた。
「通報したの俺です。さっきの男達が女の子囲って連れて行こうとしてたんで。彼女達も怖がってたし、一人知り合いいたんで」
「ほ、本当です! 諭さんは兄の友人で、助けてくれたんです」
歌陽は慌てて諭の腕を掴んで警官達に同じように説明をした。
諭が相手の耳を引っ張っているところに警官が現れたので、諭が誤解されないように必死だった。
「通報した事、女性を守った事は褒められるべき事ですが、耳引っ張るのは暴行罪になる可能性もありますし、それで怪我を負わせたら傷害罪になりますよ。
今回は多めに見ますが、次からは手を出さないように」
褒められた後に少し叱られたが、警察への事情説明を終えると解放された。
「今日は怖い思いしただろうから、皆自宅まで送るよ」
諭はニコニコと優しい笑顔を歌陽達三人に向けた。下心など一切なさそうな好青年という雰囲気だ。
優菜も咲もすぐに心を許した。
「いえっ、悪いですよ」
「咲、自分で帰れます」
歌陽の知り合いという事もあるのだろうが、先程のチャラいイケメン以上に二人とも緊張している。
諭はモデルをしていると言われても違和感を覚えない程整った容姿をしている。歌陽も今日ばかりは諭が頼りになる大人の男性に見えた。
(確か私より一歳年上で、同じ大学生だったよね?)
「諭さんは予定とか大丈夫なんですか?」
「大丈夫。バイト終わって帰り道だからね。中学生の模試があってさ、人手不足だからって試験監督頼まれたんだよ。
歌陽ちゃんの大学はもう授業始まった?」
「はい、今日から。諭さんの学校は?」
「俺も今日から。でも午前中だけだったからね、午後バイト入れてたの」
「へ、へぇ」
「初めまして、咲は咲っていいます! 大学生なんですかぁ?」
咲が食い気味に諭に近寄った。
「咲、諭さんは私のお兄ちゃんの彼氏なんだ」
「えっ!? 嘘ぉ」
咲はすぐに歌陽の後ろに引いてしまった。
「あはは、それ言っちゃダメじゃん。嫌がる人もいるんだから」
「あっ、そ、そうですよね。すみません」
「まぁ歌陽ちゃんだから許すけどさ」
歌陽は自分が何故そんな事を言ってしまったのか分からなくなった。ゲイである事を公言するかどうかは諭自身の意思による問題だ。
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