櫻家の侵略者

眠りん

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十六話 優しいセックス

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 諭に両脚を大きく開かされる。もう受け入れるのだと思ったが、諭は歌陽の陰唇を舐め始めた。
 腟内に舌を捻じ入れたり、陰核を舐めたりと、歌陽をとろとろに蕩かしてくる。

「あっ、あんっ、それ、やぁっ、あっ」

 以前のレイプされた時には一切感じなかった身体は、諭に料理され、旨味を増すように甘く男を誘う。
 もちろん歌陽は無自覚だ。

「ごめん歌陽ちゃん。ちょっと我慢出来ないかも」

「へ?」

 諭の固いペニスが、陰唇の割れ目を挟むように押し当てられた。
 そろそろ来るのか、と歌陽の身体は強ばる。

「君の喘ぐ姿は諭よりも可愛いと思うよ」

「そんな……。陽にぃの事ちゃんと本当に本気で愛してるんですか?」

「勿論。でも、陽翔と歌陽ちゃんは違う人間だし、歌陽ちゃんにも陽翔より可愛いって思うところあるよ」

 優しく言われて少し嬉しく感じてしまった事に罪悪感を覚えた。
 陽翔より優れているところがあるという事は、逆説的に陽翔が歌陽より劣っているところがあるという事でもある。歌陽はそれを認める事は出来ない。

「ないです。私なんて。ていうか、陽にぃは最高に最強ですから、私が陽にぃより上なところなんてないです。
 諭さんの目が節穴だと思いますっ」

「ははっ、超絶ブラコンだねぇ。あるよ。陽翔はやっぱり男だからあんまり喘がないし。正直俺はアナルより膣派だし?
 ね、女ってだけで陽翔より上なところは沢山あるんだ、自信持って」

「そんな自信の付け方したくないです。全てにわたって陽にぃが上だって認めてくださいぃっ!!」

「やーだよ」

 諭はクスクスと笑いながら、コンドームを着けるとゆっくりと腟内にペニスを入れていく。傷付けないよう丁寧に入れられると、焦れったさを覚えたが安心感の方が強い。
 普段陽翔に入れているであろうペニスが、体内に入ってくる。それが嬉しくてたまらない。間接的に陽翔を感じられる事が幸せなのだ。

「はぁ……あ」

「痛くない?」

「大丈夫です」

「歌陽ちゃんは可愛いよ」

「可愛くなんてないです。顔が幼いのがコンプレックスで、キツめのメイクしてるんですから。
 今は男性には怖がられる事の方が多いです」

「見た目の話じゃなくてさ、陽翔の前だと甘えん坊なところとか、頭おかしいレベルのブラコンなところとか。こうして俺を通じて陽翔を想ってるところとか、全部可愛いよ」

 また諭に額にキスをされた。何故か大事にされているような気がして嬉しくなる。

「陽にぃ……私、陽にぃが愛してる人とセックスしてる。いつも陽にぃの中に入ってるおチンポが私の中に入ってるの、嬉しいの」

「うん。俺も、陽翔と同じ遺伝子持ってる人と繋がれて嬉しいよ。君は陽翔の一部だ。俺は陽翔の全てが欲しい」

「お互い様、ですね……あっ、あっ……そ、そこぉ、あぁっ、あっ」

 奥を小刻みに突かれると自然と喘ぎ声が出てしまった。奥に気持ちいいところがあると知った瞬間だ。もっとそこを突いて欲しくなる。
 諭は器用にも腰を動かしながら陰核をグリグリと揉んできた。
 一番弱い部分だ。歌陽の喘ぎはより一層甘味を増し、また絶頂を迎えた。イッた後に中を擦られると、余計に感じやすくなっており、また声が止まらなくなった。

「やぁっ、あっ、あん、まり、激しくしな……でくだ……ひゃっ、あっ、あっ、あっ」

「ほらもっとイっていいよ。バカになっちゃいなよ。気持ちよくなれるよ」

「そんな格好悪い事……」

「陽翔もセックス中は本能剥き出しで、男って事忘れて女みたいに喘いでるよ。歌陽ちゃんも陽翔みたいに恥も全て捨ててさ、格好悪いところ俺に見せて」

「はぁんっ、わ、分かり……まひたぁっ、んっ」

 涎を垂らしながら喘ぐ。顎まで垂れた涎を諭が舐め取り、深いキスを交わした。

(この舌が、私を触る手が、陽にぃを悦ばせてるんだ。私……陽にぃと同じ遺伝子持ってるんだ。だから、諭さんは私の彼氏なんだね……)

 頭がおかしくなっているのだと理解している自分がいたが、暴走を押さえる術はない。
 今はただ快楽に身を任せようと、歌陽は諭の性が尽きるまで本能に従ったのだった。


 その後、身体を支えてもらってシャワーを浴びた。身体は上手く力が入らなくなっており、歌陽は椅子に座っているだけで身体の汚れは全て諭が綺麗にした。

 腟内から分泌された愛液は、少し洗ったところで落ちるわけもなく、諭が指二本を腟内に入れて掻き出した。
 感じていないフリは出来ず、中を洗い終えるまで歌陽は力のない声で喘いだ。

「歌陽ちゃん、大丈夫?」

「ひゃい」

「髪は明日洗おう。今日はパジャマに着替えたらすぐ寝ようね」

「ひゃい」

「顔洗うよ」

「ひぇ? 自分で洗いますから!」

 そもそもクレンジングジェルは鞄の中だ。まさかこんな形で身体を洗うとは思ってもみなかったし、諭の前で化粧を落とすつもりはなかった。

「前に俺が女装した時に使った化粧落としがあるから。ほら、目ぇ瞑って」

「や、だめ……やだっ」

 浴室の隅の棚にクレンジングオイルが置いてあった。既に諭の両手はオイルが塗られており、その手が顔に近付くと目を瞑らざるをえない。
 化粧を落とされたら困る。本当は諭が寝た後に化粧を落とし、諭より早く起きて化粧をしてしまおうという考えだった。

 念入りに顔をマッサージするようにオイルを塗られて、お湯でなぞる様に流された。
 目を開くと、少し驚いた顔をしている諭と目が合った。
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