覆面バーの飲み比べで負かした美女は隣国の姫様でした。策略に嵌められて虐げられていたので敵だけど助けます。

サイトウ純蒼

文字の大きさ
54 / 89
第四章「姫様の盾になる男」

54.ミンファの攻勢!?

しおりを挟む
「え!? ミンファを家政婦として雇いたい??」

 少し前、ロレンツがアンナとリリーに相談した内容は彼女達が想像もしていないことだった。ロレンツが答える。


「ああ、簡単に言えばあの銀髪の嬢ちゃんは敵からの刺客で、その任務に失敗して仕事を失い、恐らく今後は身の危険も考えられる。だから雇おうと思ったんだ」

 無言で聞いていたアンナが言う。


「馬鹿なの?」


 アンナが立ち上がって大声で言う。

「あなた、やっぱり馬鹿なの? 馬鹿でしょ!? どうして敵の刺客を味方に引き入れるようなことをするの??」

 リリーも同調して言う。


「そうですよ!! 敵なんでしょ? イコちゃんとふたりきりにさせて誘拐とかされたらどうするんですか!!」

 ロレンツは困った顔をして答える。


「まあ、そりゃそうなんだが、大丈夫だ」

 アンナとリリーがふたりして言う。


「「あなた、バッカじゃないの!!!」」

 リリーが言う。

「アンナ様。このような男、早く首にしましょう。姫様の『護衛職』にするには不安過ぎます!!」

 アンナもロレンツに向かって感情丸出しで罵る。


「ホントに馬鹿なの? 馬鹿なんでしょ? 馬鹿、馬鹿っ、きィーーーー!!!」

 善意だと思っていたロレンツ。その後、ほとんど予期していなかったふたりの令嬢からの罵声を浴び続けた。




 ロレンツが去った後も、アンナはひとり苛立っていた。

(あの銀髪の女……、むかっ!!)

 アンナがミンファの姿を思い出す。
 長く美しい銀髪、透き通るような白い肌。豊満な胸にお淑やかな性格。


(それが家政婦!? ロレンツの家政婦ですって!!??)

 彼女と同じ銀髪のロレンツ。
 そのふたりの間にイコが立ち、嬉しそうに手を繋いで歩く。


(ちょ、ちょっと!! まるでじゃない!!?? 何それ? 何よ、それ!!!)

 アンナは仲睦まじく三人で歩くその光景を想像し、苛立ちが頂点に達する。


「あー、くやしい!!! 許せないわ!! 飲むわよ、飲むわ!!!」

「アンナ様、公務中でございます」

(うぐっ……)

 そんな彼女の前にリリーが腕組みをして仁王立ちする。


「ちょ、ちょっとだけ、いいでしょ……?」

「ダメです」

 アンナはリリーに睨まれながら渋々仕事に戻った。





「家政婦、ですか……?」

 ミンファはその意外過ぎる言葉に驚き、そして少しだけ悲しくなった。
 ロレンツに強引に押し倒されることを心のどこかで期待していたミンファ。あまりにも次元が違い過ぎる話に拍子抜け感は否めない。ロレンツが言う。


「ああ、家政婦として嬢ちゃんを雇いたい。ダメか?」

「あ、あの……」

 ミンファはまだ話の内容がつかめない。
 自分は敵から送られてきた刺客。仲間になった訳でもないのになぜそのような話をするのか。


「イコは知ってるよな」

「はい……」

 以前、彼の部屋に行った時にいた薄紫のボブカットの可愛い女の子。ロレンツの子供かと思い驚いたことを思い出す。


「俺は仕事で部屋を空けることが多い。だからその時だけでいいで、うちに来て貰いたい」

「で、でも、私は敵からの刺客で、あなたを……」

 そう言い掛けたミンファにロレンツが答える。


「嬢ちゃんは信頼できる。俺の直感だがな」


(え?)

 ミンファの体の力が抜けていった。
 エルグ達からは『信頼できない』という意味であの恐ろしい呪いの首飾りをつけさせられた。でも目の前の男はただその『直感』だけで自分を信じるという。


「そんな、ただ直感と言うだけで、一体何が……」

「言い方は悪りぃが、お前さんには刺客なんて仕事は向かねえ。それが俺の直感」

「でも……」

 それでも頭の整理がつかないミンファ。


「嫌だったなら無理強いはしない。ただ俺もそんなに知り合いがいる訳じゃなくてよ。頼まれてくれると有難いんだが……」

 真剣にロレンツを見つめていたミンファに笑いが込み上げてくる。


「ぷっ、くすくす……」

 ミンファは思わず笑ってしまった。
 敵の刺客に対して妙な依頼をし、困り果てた顔で頭を掻くその男を見て。


(どうせこのままじゃエルグ様にお叱りを受けるだけだし、実家にも帰ることなんてできないし……)

 それどころか下手をすれば秘密を漏らす可能性があるとして、消されることだって考えられる。
 それならば現在『ネガーベル最強』と称される目の前の男の傍にいることの方が都合がいい。姫様にだってお近づきできる。悪い話、というよりは素晴らしいお誘いである。


「私で、よろしいんでしょうか……?」

「ああ、頼まれてくれるか」

 ミンファは目の前の男に少しでも恩返しをしたいと思っている。戸惑ったが、最初から断るつもりなど微塵もなかった。ミンファが笑顔で答える。


「はい。何でも言うことを聞くと約束しましたから」

「そうか、助かる。部屋は俺の近くに準備させる。きちんと給金も払うから心配しないでくれ。ええっと、あとは……」


「ぷっ、くすくす……」

「どうした? 何が可笑しい……??」

 よくその意味が理解できないロレンツ。
 ミンファは無骨で無愛想、【赤き悪魔】をも倒してしまうネガーベル最強の男が、自分みたいな何の取り柄もない女に家政婦を依頼するだけであたふたする姿が可笑しくて笑い出してしまった。


「何でもありません。それより……」

 ベッドの上に座ったまま話すミンファが少し色っぽい表情になって言う。


「私、覚悟していたんですよ……」


「覚悟?」

「ええ……」

 ロレンツはそれを任務に失敗しを捨てる覚悟だと理解した。


「ああ、分かっている……」

 そう言うロレンツにミンファが妖艶な声で言う。


「責任、取ってくださいね」

「善処する」

 だからロレンツは彼女を家政婦として雇おうと思った。少しでもその身の安全にと。ミンファが言う。


「私、てっきりこのままベッドにと思っていました……」


「ん?」

 ロレンツがミンファを見つめる。
 真っ白な彼女の頬が赤に染まっている。ミンファが続ける。


「成人男性が未婚の女の部屋に、このような夜更けにひとりで訪れる。ロレロレ様はその意味をご存知で?」

「え、あ、俺はそんなつもりじゃ……」

 いくら鈍いロレンツでもその意味は理解できる。ミンファが顔を赤らめてロレンツに言う。


「私はその覚悟でおりました。『何でも言うことを聞く』と告げ、ベッドの上でこうしてお待ちしておりました」


「い、いや、おりゃ、そんなつもりは……」

 ロレンツが動揺し始める。ミンファは自分のそのふくよかな胸に手を当てロレンツに言う。


「覚悟は、できております……」


「ちょ、ちょっと待て……」

 ロレンツが慌てて椅子から立ち上がり、部屋の壁の方へと移動しながら言う。


「そ、そう言うのはきちんと交際をして、その、なんだ……、夫婦の契りを交わしてだな、それでお互いの同意のもとに……」


「ぷっ、くすくす……、きゃはははっ!!!」


「お、おい……!?」

 ロレンツは突然ベッドの上で笑い出すミンファを見て驚く。ミンファが言う。


「そんなに怖がらなくても大丈夫ですよ。襲ったりしませんから。ぷっ、くくくっ……」

 ミンファはお腹を押さえながら笑う。


「いや、そんなんじゃ……」

 ミンファは心から笑った。
『剣遊会』ではキャロルを圧倒し、聖騎士団長エルグでも勝てなかった【赤き悪魔】をひねり潰し、武骨で不愛想、ジャスター家にも物怖じしない銀髪の男が、そっちに関してはまるで無垢な少年のようになって慌てる。

 少し悪戯心が芽生えたミンファが立ち上がり、長い銀髪をかき上げながら壁際に立つロレンツの元へと歩み寄る。


「お、おい、嬢ちゃん……」

「うふふふっ……」

 ミンファは歩きながら自分のこんな一面があるのだとちょっと楽しくなった。そしてロレンツの前まで来て言った。


「あまり女の子を悲しませちゃ、ダメですよ」

 そう言ってロレンツのキリっと高い鼻を人差し指でつつっと撫でる。そして一歩下がり、脂汗を流すロレンツに向って深く頭を下げて言った。


「どうぞよろしくお願い致します。


「あ、ああ……」

 ロレンツは何かをされるんじゃないかと初めてのの恐怖に身を震わせた。




 数日後、初めて『家政婦』としてロレンツの部屋を訪れたミンファが部屋のドアをノックする。

 コンコン……


「あ、ミンファお姉ちゃんだ!!」

 事前に聞かされていたイコがそのノックに反応してドアへと走り出す。ロレンツはそれをコーヒーを飲みながら見つめる。


「うわあああ!!! 可愛いい!!!!!」

 ドアから響くイコの大きな声。ロレンツがそれに気付いて顔を上げると部屋に入って来たミンファが深々と頭を下げた。ロレンツが固まった。


「お、おい、なんだ、その格好は……?」

 ロレンツはミンファが着て来た衣装を見つめる。
 濃紺の短いワンピースに可愛いフリルの付いた白のエプロン。頭には同じく白で統一されたホワイトブリム。ミンファの均整の取れた足は黒のストッキングに覆われ、靴も黒の革靴で綺麗にまとめられている。ミンファが笑顔で答える。


「メイド服でございます。私の地方では家政婦はこの服を着て奉仕致しますので」

「そ、そうなのか……」

「ミンファお姉ちゃん、可愛いい!!!!」

 目を輝かせてイコがミンファを見つめる。

「ありがと、イコちゃん」


 それに笑顔で答えるミンファ。
 そしてロレンツに向かって頭を下げてから言った。


「それではよろしくお願い致します。

 ロレンツは自分が思っていたのと随分違う展開に戸惑いながらも、嬉しそうにミンファを見つめるイコを見てまあいいかと思うことにした。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました

雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。 気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。 剣も魔法も使えないユウにできるのは、 子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。 ……のはずが、なぜか料理や家事といった 日常のことだけが、やたらとうまくいく。 無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。 個性豊かな子供たちに囲まれて、 ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。 やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、 孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。 戦わない、争わない。 ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。 ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、 やさしい異世界孤児院ファンタジー。

スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜

かの
ファンタジー
 世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。  スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。  偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。  スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!  冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!

ゲームの悪役パパに転生したけど、勇者になる息子が親離れしないので完全に詰んでる

街風
ファンタジー
「お前を追放する!」 ゲームの悪役貴族に転生したルドルフは、シナリオ通りに息子のハイネ(後に世界を救う勇者)を追放した。 しかし、前世では子煩悩な父親だったルドルフのこれまでの人生は、ゲームのシナリオに大きく影響を与えていた。旅にでるはずだった勇者は旅に出ず、悪人になる人は善人になっていた。勇者でもないただの中年ルドルフは魔人から世界を救えるのか。

王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません

きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」 「正直なところ、不安を感じている」 久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー 激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。 アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。 第2幕、連載開始しました! お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。 以下、1章のあらすじです。 アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。 表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。 常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。 それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。 サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。 しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。 盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。 アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?

一級魔法使いになれなかったので特級厨師になりました

しおしお
恋愛
魔法学院次席卒業のシャーリー・ドットは、 「一級魔法使いになれなかった」という理由だけで婚約破棄された。 ――だが本当の理由は、ただの“うっかり”。 試験会場を間違え、隣の建物で行われていた 特級厨師試験に合格してしまったのだ。 気づけばシャーリーは、王宮からスカウトされるほどの “超一流料理人”となり、国王の胃袋をがっちり掴む存在に。 一方、学院首席で一級魔法使いとなった ナターシャ・キンスキーは、大活躍しているはずなのに―― 「なんで料理で一番になってるのよ!?  あの女、魔法より料理の方が強くない!?」 すれ違い、逃げ回り、勘違いし続けるナターシャと、 天然すぎて誤解が絶えないシャーリー。 そんな二人が、魔王軍の襲撃、国家危機、王宮騒動を通じて、 少しずつ距離を縮めていく。 魔法で国を守る最強魔術師。 料理で国を救う特級厨師。 ――これは、“敵でもライバルでもない二人”が、 ようやく互いを認め、本当の友情を築いていく物語。 すれ違いコメディ×料理魔法×ダブルヒロイン友情譚! 笑って、癒されて、最後は心が温かくなる王宮ラノベ、開幕です。

中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています

浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】 ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!? 激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。 目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。 もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。 セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。 戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。 けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。 「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの? これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、 ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。 ※小説家になろうにも掲載中です。

濡れ衣を着せられ、パーティーを追放されたおっさん、実は最強スキルの持ち主でした。復讐なんてしません。田舎でのんびりスローライフ。

さら
ファンタジー
長年パーティーを支えてきた中年冒険者ガルドは、討伐失敗の責任と横領の濡れ衣を着せられ、仲間から一方的に追放される。弁明も復讐も選ばず、彼が向かったのは人里離れた辺境の小さな村だった。 荒れた空き家を借り、畑を耕し、村人を手伝いながら始めた静かな生活。しかしガルドは、自覚のないまま最強クラスの力を持っていた。魔物の動きを抑え、村の環境そのものを安定させるその存在は、次第に村にとって欠かせないものとなっていく。 一方、彼を追放した元パーティーは崩壊の道を辿り、真実も勝手に明るみに出ていく。だがガルドは振り返らない。求めるのは名誉でもざまぁでもなく、ただ穏やかな日々だけ。 これは、最強でありながら争わず、静かに居場所を見つけたおっさんの、のんびりスローライフ譚。

処理中です...