過去にこういう事がありました

久々のこちょりちゃん

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生かされてしまった。

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母が誰かと話している声で目覚めました。
初めは何を言っているのか理解できませんでした。
耳が起きてないような感覚で聞こえるまでに数秒かかりました。
救急のサイレンが聞こえていました。
私は誰か事故にでもあったのかと心配しました。
母が誰かに
「もっと早くお願いします。」
「法定速度を守ってますから。本当にこの病院じゃないとダメなんですか?」
「他の病院だともっと早く到着しますよ!」 
私はどこかに向かっているのだと気づきました。
そして意識を失いました。
後で私が病院に運ばれる救急車の中だったと分かりました。
サイレンは自分が乗っていた救急車のサイレンだったのです。
私は私自身を心配していたのです。
次に意識が戻ったのは、ライトが眩しくてです。
私は両肩を大きく揺さぶって、何かから逃れようとしていました。
よく見ると両サイドに1人づつ看護師さんが私の腕を掴んでました。
驚いて正面を向くと医者がチューブを私の鼻に挿し込むところでした。
そのチューブがあまりにも長くて身体が震え出しました。
身体が異常にガクガクと震え出したので、看護師さん達は私を強く抑えました。
医者が黒い歯磨き粉のようなものをそのチューブに入れてました。
私は黒い歯磨き粉がチューブを移動して私の鼻に向かっているのを目で追っていました。
鼻までたどり着くのを確認する前に意識を失いました。
次に意識を戻したのはトイレの手洗い場のシンクでした。
トイレではなくシンクに吐いてました。
黒い粘着液体がまとわりついた白い粒々を吐いていました。
私はエイリアンに拉致されて、鼻に何か挿入された。
そして小さな卵たちを口から吐いているのだと思いました。
完璧に現実逃避です。
前を向くと鏡がありました。
鏡にはメイクをしてない私が写ってました。
着てる服はパジャマでした。
もう一度顔を見ると自分の顔の全てのパーツが中央によっているように見えました。
鏡を見るとどんな状況がこんな私を作ったのか考える必要がありました。
口の周りは濃いめの黒い粘液が付いてました。
鼻からもグレーの粘液が出てました。
目からはたくさんの方向に涙が出てました。
吐き気が襲ってきて吐きました。
すごく嗚咽が出ました。
吐いたシンクからはアルコールの匂いがしました。
下を向くと顔から粘液がゆらゆらと垂れ落ちてました。
その垂れ落ちていく粘液を見つめて思考が止まってしまいました。
あまりにもこのパズルは難しすぎます。
すると突然顔に大量の紙タオルが当てられました。
私の顔を窓でも拭くかのように拭き取られました。
誰と話しているのかも理解できていないのに口からは母に話しかけるようでした。
「これからどうなるの?」
「家に帰ってもいいみたいよ」
返答は母でした。
帰宅できる?
こんなに何も解決されていないのに家に返されるのかと思うと何故か噴火級の怒りが込み上げてきました。
トイレから出る時に出口に掃除の方が立っていました。
母は申し訳ないとのべ彼女の手に何かを握らせてました。
私は何故か睨みつけてました。
感謝の気持ちが脳から追放されたようでした。
 膝に力が入らなくなりました。
そして意識がなくなりました。
次に気がついたのはトイレから近くの廊下のベンチでした。
私は膝を立てて座っていました。
私の前には知り合いのおじさんが座っていました。
母が呼んだんでしょう。
夜中だったのか周りに他の患者さんはいてなかったです。
私はおじさんに大きな声で罵ってました。
「お前ここの病院に顔が効くやろ!医者に何も治ってないって言ってこい!」
知り合いのおじさんは目を丸くして私を見つめていました。
私は怒りが抑え切れず人差し指でベンチを指しながら
「医者をここに連れて来い」
っとアルコールで掠れた大声が院内にエコーと一緒に響き渡っていました。
おじさんは初めは驚いていましたがすぐに私を理解したような表情を見せました。
少し楽しそうにも見えました。
「あなたの言ってることはよくわかった。
私が今すぐ医者に話をつけてくるから待ってなさい。」
と言われ安心したのか又意識を失いました。
目覚めた時はICUのベッドの上でした。
おじさんが話しをつけてくれたのだと思いました。
起きるのはとても勇気が入りました。
昨夜のことは部分的にしか覚えてなかったです。
その部分的な記憶があまりにも好ましくなかったです。
謝罪から入るべきだと思いました。
起き上がるとすぐに看護師さんがきてくれてました。
「気持ち悪いところとかありますか?」
私を首を振りました。
私はこの人にも失礼なことをしたのだろうか?
聞くチャンスも勇気もなかったです。
すぐに医者を呼んでくれました。
若い女性の医者でした。
私より少し年上のようでした。
緊急の看護師さんに少し話を聞いていたのか初め少し構えているように見えました。
それを見て改めて昨夜私の態度が悪かったのが汲み取れました。
医者は何とか私と会話しようとしてました。
「ご家族とのご関係が大変だったのですか?」
私は返答せずに頭の中で答えを探していました。
「仕事で何かあったのですか?」
少しお互い沈黙しました。
「色々ありました。」
私はうつ伏せ気味に丁寧に回答しました。
「詳しく話せますか?」
私は無言になりました。
「昨夜の件で心療内科には行かないといけません。
私ではなく心療内科の先生に話されても結構ですよ。
どちらにしても予約をとりますね。」
詳しくと聞かれても何が私にそうさせたのか説明できません。
説明できなければ誰とも深く関わってもらえないと思いました。
それでも詳しくは説明できませんでした。
だって私は自分を殺そうとした殺人犯なのです。
私は自殺しようとしたのです。
「身体の方は大丈夫ですか?」
返事を口に出さず頷きました。
「喉が渇いてお腹が空いています。」
次は目を見ずに答えました。
「朝食を持ってきてもらえるようにしますね。」
と優しく言ってくれたので医者の顔を見ました。
すごく素敵な笑顔でした。
その笑顔を見て私の感情が崩壊しました。
複雑な感情です。
安堵感もありました。
優しさに触れたような気もしました。
この人は幸せなんだなと嫉妬心も出てきました。
全ての感情が混同しました。
泣きそうにもなりましたが、涙は枯れて出ませんでした。
しかし私の顔がぐちゃぐちゃになりました。
「今日は私がICUの担当です。
何かあればいつでも呼んでください。
話したくなったら聞きますよ。」
と言い終えた時でした。
看護師さんが私のベッドのカーテンを少し開けて青白い顔で覗きました。
「先生、急患です。」
医者は軽く私に会釈してどこかに向かいました。
私はICUに入院していました。
それも市立の総合病院のICUです。
自分の住んでいない市の総合病院です。
カーテンの外がざわついてました。
カーテンの向こうで何が起こっているか知りたい衝動が湧き出てきました。
私は昨夜自殺をしようと思いましたが、今は隣の急患さんにとても興味を惹かれました。
看護師さんが話している会話をどうにか拾うのに必死でした。
「…%」
パーセントと聞こえました。
「油がたくさんついてます。」
聞こえました。
油とパーセントのキーワードだけでやけどではないかと推測しました。
バタバタ看護師さんが急いで何かを準備している音が聞こえました。
それから何かを洗ってる音が聞こえました。
まだ患者さんの声を聞いていません。
看護師さんの小さな声を必死に拾ってました。
頭から油を被ったので看護師さんが髪の毛を洗っていました。
やけどの痛さを想像するだけで身体が強張りました。
それから母が来院するまでずっと盗み聞きをしていました。
聞きながら自分なりに隣の方の状況を把握しました。
どうやって母にこの話をするのが楽しいか頭の中で構成を練っていました。
母の顔を見た瞬間から私はワイドショーのリポーターにでもなったかのように報告しました。
自分のことではなく隣の急患の方の話です。
母もノリノリで私の話を聞こうとしました。
母は私のことは何も聞きませんでした。
着替えや飲み物と簡単なスナックを持ってきました。
その時点で母が昨夜のことは聞かないであろうと確信していました。
母が詳しく聞かないなら家族も誰も聞いてこないと思いました。
臭いものには蓋をしろです。
私の話は世間体がとても悪いと思ったのでしょう。
後でも話し合いは一切なかったです。
誰も内容を知りたいと思わないし私に興味はなかったのでしょう。
話を聞いてあげるという言葉も聞かなかったです。
私は母の誕生日に死のうと思ったのです。
でも失敗に終わりました。
誕生日プレゼントは娘の自殺未遂です。
死のうと決めた時は怒りに狂ってました。
母の誕生日に何もできない自分をかなり責めました。
お金もない、気力もない、そのことを相談することもできなかったのです。
お金は全部薬に注ぎ込みました。
母の誕生日当日は薬を購入できるお金もなく一日寝そべっていました。
天井を見つめながら母に怒りが募ってきました。
私がこんなに苦しんでいるのに母は助けてくれないと思いました。
昔から誰かが私を褒めるようなことがあれば母は全力で否定しました。
可愛らしいと言われれば死んだ私の姉の方が100倍可愛かったと言われました。
私が生まれる前に死んだ姉です。
姉は生まれてすぐに亡くなったと思います。
母は私が生まれる前に2人子供を亡くしています。
私は姉を見たこともないです。
すぐ亡くなったからか写真もなかったです。
それか私には見せなかったのかわかりません。
私は母の意向もわからず姉が可愛かったことに誇りを持ちました。
「お姉ちゃんに会いたかった」
と伝えると、姉が生きていたら私は生まれてないから無理ですと言われました。
何故そんなことを言う必要があるのか?
姉は死んでいるし私は生きています。
私が小さい頃、母が嫌っていたことは肌で感じてました。
母は私が泣くことや機嫌を悪くすることも許しませんでした。
感情は一つだけ許されました。
笑顔です。
泣いたり怒ったりすると
「女は愛嬌!泣くな!不貞腐れるな!誰もそんな顔を見たい人はいない!」
と発狂されました。
私には兄が2人いますが、母の態度は私と兄たちでは大きな違いがありました。
母は兄たちのことは後継なので特別でした。
歳を取ったらどちらかの兄に面倒を見てもらえると言っていました。
なので母はいつも兄たちの味方でした。
兄ももちろん自分達に都合が良いので母の味方でした。
私はいつも孤独でした。
それでも私はいつも母に喜ぶことがしたいと思ってました。
その反面母に対しての怒りもありました。
その怒りをコントロールできずに死のうと思ったのでした。
私が生きていても何もメリットがないと思えました。
私が生きようが死のうが誰も気にしないし、私には誰もいないと思えました。
意外にも死ぬ準備をするのはとても楽しかったです。
私の家族は世間体をとても気にする家族でした。
彼らがどうやってみんなに私のことを説明するのか想像しました。
私の人生を賭けた復讐なのです。
大舞台です。
綺麗なパジャマを着ました。
母と私の持っている睡眠薬と導眠剤をかき集めました。
全部飲むと母が後で困ると思い1シートだけ導眠剤を残しました。
意味があるのかどうかわかりません。
でも何故かこの状況になっても母を気遣っていました。
風邪薬も1瓶準備しました。
これを飲み込むには酒が合うと思いました。
家にある安いお酒を2本準備しました。
何かのコラムで睡眠薬をスナックのようにカリカリ食べれば失敗なく死ねると読んだことがありました。
そんなことを思い出していると急にどうして自殺しようとしてるのかわからなくなりました。
怖気ついたのだと思います。
本当に急に怖くなりました。
ほんのさっきまで復讐を考えて笑顔が出るほど楽しかったのです。
ですが失敗して死ななかったら家族に何をされるかわからないと思いました。
それならば今辞める選択が良いのではないかと考えました。
私はこの恐怖をずっと背負って生きていくのだと思いました。
具体的に何が恐怖かわかりません。
家族の暴力、プレッシャー、自分の立ち位置、全てが恐怖でした。
私に何も権利がないように感じました。
これから死なずに生きていくとどうなるかを頭の中でイメージしました。
何通りも試しました。
それでも結論は生き続ける方があまりにも過酷でした。
死ぬ決断が魅力的に感じるように自分で洗脳しました。
考える必要はない、どう考えても死んだ方が幸せだと何度も唱えました。
初めに風邪薬半瓶をお酒のボトル1本で流しのみました。
横になって天井を見ながら涙が止まりませんでした。
次の人生は違う親を選ぼうと決めました。
涙を拭いて残りのお酒で残りの錠剤を全部飲み干しました。
儀式のように全て飲み終えると何故か清々しい気持ちになりました。
急に思い立って母にお誕生日おめでとうとメモを書きました。
そしてごめんと書きました。
母のベッドに置きました。
又横になって天井を見つめました。
私の人生を思い返して異常な人生だった気づきました。
平凡がどんなものかは知りませんが、私の人生はとてもじゃなく平凡ではなかったと思います。
そして母もそうでしょう。
母はアルコールの空き瓶と錠剤の空き瓶、睡眠薬の包装を儀式のように置いてあるのを発見します。
そしてその横に娘が倒れているのです。
彼女の誕生日に娘がです。
私の復讐はうまくいきませんでした。
母は自分の都合の良いこと以外は父や兄たちに報告しませんでした。
私が問題行動を起こすと母の育て方が悪いと責めらるからです。
母が家族に何て説明したか、説明しなかったかはわかりません。
私は父からも兄たちからも何も聞かれてません。
自殺未遂の翌日の母の面会もまるで何もなかったかのようでした。
隣の大火傷の女性の話に夢中でした。
私と母はとんでもなくバカです。
一通り話し込んだ後、母はICUの担当医と話をしに行きました。
その日もう1晩ICUに滞在することになりました。
私も何故かは詳細を母に聞きませんでした。
母はもう一晩娘を迎え入れる前に心の準備が必要だったのでしょう。
母は途中買い物に行ったりしました。
出たり入ったりして隣の方の状態を確認していました。
そして夕飯が出るまでICUにいました。
ただ世間話や隣の方の話をずっとしました。
夕飯が出ると待ってましたかのように帰宅しました。
どこにいくのかは知っていました。
パチンコにいくのでしょう。
昨夜の誕生日もパチンコに行ってたんだと思いました。
兄から誕生日だからとパチンコ代をもらったんでしょう。
母はタバコを吸いませんがパチンコに行くと髪の毛がタバコの煙の匂いがしました。
その日は朝から私に面会に来ていたのでパチンコに行っていません。
でも髪の毛から匂いがしたので昨夜に行ったと気づきました。
いつものパターンです。
夕飯の時にカーテンが開けられました。
隣の方と会釈をしました。
よく見ると悪いと思ってベッドを見つめながら夕飯を食べました。
隣の方は気丈にも自分がどうして怪我をしたか説明してくれました。
彼女は駅前ビルの蕎麦屋の女将さんで開店準備中でした。
大きい商売用の鍋に天ぷら油を温めていると調理器具を落としたようです。
その調理器具を屈んで拾い上げる際に天ぷら鍋に引っかかって熱された油がかかったようです。
顔の右側4分の1がガーゼで隠されていました。
右の肩も包帯がされてました。
それを見ただけで状況が見えるようでした。
女将さんは私に何故ICUにいるのか聞いてきませんでした。
翌日早々に病院を出ました。
それから3日後に心療内科の予約があったので母と2人で病院に行きました。
タバコが吸いたくなったので病院の中階にある中庭に母と2人で行きました。
タバコを吸いながら周りを見るとICUで隣にいてた女将さんがいました。
私が手を挙げると女将さんは息子さんと私たちの方に近寄ってきました。
「もう退院されるんですか?」
と母が尋ねました。
「まだ退院は少し先です。
お姉ちゃんは退院されたんですか?」
お姉ちゃんとは私のことです。
「はい。」
母が答えました。
女将さんが
「ご病気ですか?」
と申し訳なさそうに聞いてきました。
私たちが女将さんの事情を知りたいように彼女も私の事情を知りたいのは当然だと思いました。
でも、母は言いたくなさげでした。
私はタバコを咥えながら答えました。
「死ぬのに失敗しました。」
すると母は私の背中を力強く叩きました。
女将さんがそれを見て少し涙を浮かべて言いました。
「私とお姉ちゃんは生かされたんですね。」
そうか私は生かされたんだ。
タバコの煙で咳き込んだように見せかけて後ろを向きました。
涙が大量に出たからです。
人前で泣くという居心地の悪さが襲ってきました。
感情は家族に押し殺されてきたからです。
すると母も後ろを向いて泣きながら私の背中をバンバンと何回も叩きました。
女将さんが
「いつでもうちの蕎麦を食べに来てくださいね。」
と言ってくれました。
私は今までとの上面の笑顔ではなく、本当の笑顔を涙と一緒に見せました。
「生かされたから行けると思います。」
と答えました。
女将さんは涙を拭いて笑いました。
私は生かされたのです。






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