フォース=エセラー『ゾラ』

とんでけ

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テレクベリー(後編)

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口テレクベリー 後編





テーマ
手軽に扱えるガン。シティーでは、その殺傷能力は高い。
初めて、人間の武器、対人専用の武器を手にし、思い上がるカール。
カール
街と田舎の違い。街の利便性は、カールにとって驚くべきものだった。
知恵をフル回転させる、アラゴー。
シティーでの、莫大な報奨金の額は、驚くべきものだった。


テーマ(テレクベリー)
通信は発達した。加工された情報。情報の選択。命を落とす場合もある。
通信は、発達し、便利になるが、情報化や、加工された情報などで、危険もある。
○通信が発達すると、便利ではあるが、人間不信に陥る危険性もある。
 ときには、別人を愛してしまうことも。フォースツイッターゴースト。

アンチテーゼ
○不便な通信の世界では、人と人の愛をはぐぐみやすい。









カール「明日もレトを探しにいこう」
「アラゴー」

アラゴー「わしは、ちょっと忙しい」
「エレクトロショップと、興信所に」

ソフィア「私も、ちょっと用事が」

カール「一人かぁー」





ストーリー
レトを探して欲しいと頼まれる、きな臭いと思いながらも、承諾する冒険者たち。
初めてのシティーで、はたしてどうなることやら。






ミッションスタート
キャスト
人間    カール=ザルツバーグ
エルフ   ソフィア=ゴールドバーク
ドワーフ  アラゴー=マブ=ライルデン









翌日。アバンドン。
フロント。
降りてくる、カール。
フロントマン「お二方、もう、出発なさいましたよ」
一人で食事か。
ホテルのモーニングを食べる、カール。
フロントマン「コーヒー、もう一杯、お注ぎしましょうか?」
カール「ああ、ありがとう」
コーヒーを飲みながら、昨日の一件を考えるカール。
カール「‥プリンセスかぁ」

所は変わって。
アラゴー
エレクトロショップ。
「昔、読んだ本では。」
「ふむぅー。店員さん。通信機器。ここに並んでいるだけかのう?」
店員「はい、最近、はやりのショルダーホンです」
「ふむぅー」
「ちがうな」
「興信所もあたってみるか」
外に目をやる、アラゴー。
街路を、ソフィアが貴婦人と歩いている。
「んっ? ソフィア?!」
「隣に歩いているのは、昨日の貴婦人?!」
「わしは、ちょっと用事ができたので」
出て行く、アラゴー。
「お客様、またのおこしをお待ちしております」

ソフィアを尾行する、アラゴー。
路地の角を曲がり、ティーショップに入る、ソフィアと、貴婦人。
ティーショップは、全面ガラスウインドーになっている。
張り込みするアラゴー。
テーブルに着く、ソフィアと貴婦人。
ウエイトレスが、注文を聞きに来る。
注文をする、ソフィアたち。
ソフィアがなにやら、貴婦人に言っている。
頭をさげる貴婦人。
アラゴー「もしやな‥」
一部始終、見るアラゴー。
密会を終え、ティーショップから、出て来るソフィアたち。
「つけてみるか」

高層オフィスビルの前で、別れる、ソフィアと貴婦人。
ソフィアはビルに入って行く。
「困ったことになったな」
「ええい、天にまかせろ」
貴婦人の後を、つけることにする、アラゴー。
貴婦人は、元来た道を戻って行く。
黒服がやってくる。
「?」
ホテル、アバンドン前。
「!」
朝食を済ませ、出て来る、カール。
出会う、カールと貴婦人。
「カールさん?」
「! この間の?」
「訳あって来たの」
頷くカール。
「カールさんは、まだ、シティーは不慣れでしょう」
「シティーには、色々なルールがあるの」
「それで、もしよかったら、あなたの部下に、この黒服をつけてみてはどうかと」
「! 俺の部下に?」
「はじめまして、黒服です」
美しい、黒服は、野太い声で言う。
「シティーについて、色々説明してくれるわ」
「あ ああ、よろしく」
「よろしく、お坊ちゃん」

貴婦人
「失礼でなければ、お聞きしたいのだけど」
「? ああ」
「今までに、女性関係はある?」
「!?」
「いや、ない」
「もし、よろしかったら、私が、初めてのお相手をしてはいけないかしら」
「!?」
「いや、‥俺は、ダメなんだ」
「そう」
「今の事は、聞き流してね」
「‥」

一部始終を、見ているアラゴー。
「あんな、上物を!」
憤慨する、アラゴー。

貴婦人「それでは」
カール「ありがとう」
黒服「行きましょう、お坊ちゃん」





旅行会社の大通りの一角の、高層オフィスビル。
通りかかる、カール。
オフィスビルから、話しながら、降りて来る、ソフィアとレト。
目撃するカール。
レトと別れる、ソフィア。
ソフィアのもとに走って行くカール。
「何を話していたんだ!?」
ソフィア「今は、話せないわ」
詰め寄る、カールを避けるソフィア。
黒服は、野太い声で、カールに耳打ちする。
黒服「カールさん」
「二人は昔から、付き合っているんだ」
カール「えっ?!」
衝撃を受けるカール。
カール、ソフィアに詰め寄ると。
目にうっすらと涙をためた、ソフィアは、カールを平手打ちする。
ソフィア「一旦、距離をおきましょう」
カール「!!」
別れる3人。




寒風の吹く、街路。
一人、とぼとぼと歩く、カール。
寒風に舞う落ち葉。
見上げる、高層オフィスビル。
擬音「ガシャン」
ニグロの少年「うわっ」
高層ビルのフロントから、少年が追い出される。
座り込んでいた、スラムのヒッピーが腰をあげ、少年を取り囲みはじめる。
ニグロの少年「なんだ、おまえたちは!」
ヒッピー「良い服着て、こんな所に何用だ?!」
バタフライナイフを、突き出す、ヒッピー。
ニグロの少年「ちょっと待ってくれ!」
カール「待てよ!!」
ヒッピー「なんだ、兄ちゃん?」
カールは懐に、手を入れる。
ヒッピー「ひゅー、降参だ。しらけちまった、今日は帰るぜ」
その場を散る、ヒッピーたち。

「兄さん、助けてくれてありがとう、僕の名前はダグ」
「俺は、カール」
「なんで、オフィスビルに?」
「この、ビルの社長に用があったんだ。パスまで持ってきたのに」
「身なりが悪いと、追い出されたんだ」
「あ ああ」
「ダグ、よかったら、飯でもどうだ?」
「ああ、OK」

スナップオンバーガー。
トレイの上には、巨大なバーガーと、てんこ盛りのポテト、ジュースが。
ダグ「やった、久しぶりのバーガーだ」
「いただきます!」
バーガーにかぶりつく、ダグ。
「いただきます!」
かぶりつく、カール。
打ち解けた、二人は、友達になる。

ダグに今までの、冒険を話す、カール。
興味津々に、話を聞く、ダグ。
そして、今日の話。
ダグ「あれっ? ちょっと待って、その黒服が嘘を言っている場合があるのでは?」
カール「?!」
ダグ「お姫様、涙目になっていたって」
カール「!」
「たしかに、考えられなくはないな」
「俺のミスだ」
「謝らなきゃ」
「ゴメン、ダグ、俺、これから、ソフィアを探しに行く」
「僕もついていく」
「ソフィア 、姫のことじゃないかな?」
「?!」
「行こう! ダグ!!」


一心不乱に、捜索するカール。
色々な所を当たるカール。
飲み屋で、一人飲んでいる、アラゴーを見つける。
「んっ?なんじゃ、カールか」
「ガハハ、ちょうど酔いが回ってきた所じゃ」
「俺とした所が、うっかり、ソフィアを怒らせてしまって」
「なんじゃ、今頃気づいたか?」
「ソフィアなら、レトと、ドミニク亭の、晩餐会に行くと言っとたぞ」
「レトと?!」
「疑わしいなら、ちゃんと、ソフィアに聞いてみることじゃ」
「ちゃんと、話さないとね」
「ありがとう、アラゴー」
「俺、行って、謝ってくる」

チケットショップで、ソフィアに似た人物が、今夜開かれる、街の有力者ドミニク氏の晩餐会のチケットを購入していた事がわかる。
「店員さん、あと2枚!」

街の有力者ドミニクの別宅。
身なりを正して、パーティー会場へ、侵入するカールとダグ。
食事を取っている、ソフィアとレト。
カールとダグは、鉢合わせする。
ダグ「プリンセス=ソフィア」
ソフィア「ダグ!」
胸に飛び込んでくる、ダグを受け止める、ソフィア。
二人は知り合いだった。
「えっ?」
「ダグにはめられた、レトはやっぱり付き合っているじゃないか!」と怒るカール。
ダグ「カール!」
「アラゴーが、ちゃんと聞いてみろと」
「済まない、気が先に立ってしまって」
「なんで、レトと、ソフィアが一緒にいるんだ?」
「昔から、付き合っているのか?」
「何かの、間違いだ、最近知り合ったばかりだ」
「相談にのってもらっていただけだ」と
「僕は、父王の元へは、帰らない、御免蒙る」
口を拭いて、去るレト。
残される、ソフィアと、カールとダグ。
「!、黒服の嘘か」
「黒服って?」とソフィア。
一部始終、話す、カール。
「黒服が、カールをためしたのね」
「?」
「私は、遺伝ベビーのレトの相談にのっていただけだわ」
「!」
「謝ろうと思って来たのね」
「‥」
遅れてパーティー会場へ、来るアラゴー。
「話は済んだのか?」
「また、癇癪をおこしたって」
「SPには不向きじゃの」
「こんな、話がある、MPの世界では、話はすべて嘘と考えてとると」
「!」
「まあ、本当に、ソフィアが守れるようになるかは、時のみぞ知るじゃ」
「さあ、まだ、ミッションが残っておるぞ」
「黒服は、お前に使うのは、まだ、無理じゃ」
「?」
「ああ」
「まず、使われる」
「‥」
「あまり、進めたくはないが、MPの世界」
「情報は、疑ってかかれ! じゃ」
「‥情報は、疑ってかかれ!か‥」
「サンキュ、アラゴー」
「あまり、年はとりたくないのう」
「?!」
「さあ、アバンドンに帰ろう」







ミッションクリア。レト捕まらず。


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