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生まれて…そして 今

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人は 生まれた とき から ひとり

母親の お腹から 命懸けで

生まれて くる

でも どんなに がんばっても

ひとり で ある


大きく なって 

はいはいする のも 

ひとり

歩くのも 

ひとり

幼稚園、保育園に なって

必ずしも 友達と

遊ぶ わけでは ない

仲良しの お友達 が

お休みの時 だって ある

そしたら 友達の輪に

入れなくて ひとり

学校に 歩いていく

一緒に 行く 友達が いなくて

ひとり

価値観が 違うのか
ちょっと 
ボタンの掛け違いの
会話で 喧嘩 

そして ひとり

お家に 帰っても
仕事を している 両親のために
祖父母宅に 預けられて

そこでも ぽつんと ひとりで
ぬりえや すきな テレビ みてる


数年後
大人に なって 子どもを 産んだ

絶対的に 存在する育児
ひとりでは ないけれど


でも 会話は できない


それでも 必死に 目の前の
育児ミッションを こなしていった

ある程度 大きくなって
会話は できても
ひとりな 気分

孤独との 戦い

どうして ひとり なんだろう

子育て してるのに

家族が いるはず なのに



そんなときに

ママ友が できた

いろんな話が できて

ふと 些細な 優しさに

涙するくらい 感動した


すきで ひとりに なってる
わけ わけじゃない

おとなは みな
ひとりでも へいきなかお してる




それでも いつでも

家族が そばに いてくれる

文句をブツブツ言いながら
嫌でも そばに いる


今ある ここ 大事にしたい



ひとりだけども ひとりじゃない
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