1 / 1
じゃーじゃーめん
しおりを挟む
「お腹空いた。」
悠はゲームをしながらボソッとつぶやいた。
スマホをいじる母は、
立ち上がって台所にいく。
「昨日、そうめん、
めんつゆにつけて食べたけど…。
今日はどうしようかな。
同じメニューは飽きるよね?」
冷蔵庫の中を物色する母。
ひたすらゲーム画面を見る悠。
ゲームをしながら答える。
「あれ、いいんじゃない?
ひき肉炒めたやつ。」
「あーー、あれ。
じゃーじゃーめんね。」
冷凍庫に入っていた大袋の冷凍豚のひき肉を取り出した。
「んじゃ、これ炒めて、
たまねぎと、しょうが、しょうゆ、
みりん、みそ、さとう…あとは、
きゅうりの千切りね。
そうめんはいつも通りに茹でれば…
簡単じゃん。」
悠は、グッドの指を黙って出した。
「俺はそれなら食べるよ。」
「はいはい。」
母は、黙々とじゃーじゃーめんを作り出した。
換気扇の音がぐわんぐわん聞こえてくる。
きゅうりを切る包丁のリズミカルな音も
聞こえてきた。
ほのかにいい匂いがしてきた。
「ほら、できたよ。」
食卓に母の特製じゃーじゃーめんが
並べられた。
これが悠の夏のそうめんメニュー。
母の作るこの、そうめんが大好きだった。
また来年もこのそうめんで夏を感じるんだ。
出窓に飾ってある風鈴が鳴った。
ズズズっと、そうめんのすする音が響いた。
悠はゲームをしながらボソッとつぶやいた。
スマホをいじる母は、
立ち上がって台所にいく。
「昨日、そうめん、
めんつゆにつけて食べたけど…。
今日はどうしようかな。
同じメニューは飽きるよね?」
冷蔵庫の中を物色する母。
ひたすらゲーム画面を見る悠。
ゲームをしながら答える。
「あれ、いいんじゃない?
ひき肉炒めたやつ。」
「あーー、あれ。
じゃーじゃーめんね。」
冷凍庫に入っていた大袋の冷凍豚のひき肉を取り出した。
「んじゃ、これ炒めて、
たまねぎと、しょうが、しょうゆ、
みりん、みそ、さとう…あとは、
きゅうりの千切りね。
そうめんはいつも通りに茹でれば…
簡単じゃん。」
悠は、グッドの指を黙って出した。
「俺はそれなら食べるよ。」
「はいはい。」
母は、黙々とじゃーじゃーめんを作り出した。
換気扇の音がぐわんぐわん聞こえてくる。
きゅうりを切る包丁のリズミカルな音も
聞こえてきた。
ほのかにいい匂いがしてきた。
「ほら、できたよ。」
食卓に母の特製じゃーじゃーめんが
並べられた。
これが悠の夏のそうめんメニュー。
母の作るこの、そうめんが大好きだった。
また来年もこのそうめんで夏を感じるんだ。
出窓に飾ってある風鈴が鳴った。
ズズズっと、そうめんのすする音が響いた。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
2
この作品の感想を投稿する
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる