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新たな地へ
新たな地へ18
しおりを挟む程なくして、カリアンと店主が神官を連れてきた。
その頃には数人の村人が何事かと様子を見に来ていて、コルトンがシドロモドロになりつつも説明をしているようだが、コルトン自身も極度の緊張や二度の嘔吐のためか、フラフラして調子が悪そうだ。
このタイミングで店主が戻って来てくれたのは素直にありがたい。
店主は察したようで、コルトンに休むよう伝え、コルトンは椅子に座ると机に伏してしまった。
店主はコルトンに代わり、一人また一人と集まり始める村人に説明をしてくれている。
ノアはテーブルの上に放られた包丁は手にせず、すりこぎ棒を持って立ち、床に転がる野盗からは、とうとうイビキが聞こえてきた。
気を失い身体や精神への負荷から身体が強制的に睡眠に移行してしまったようだ……
白い髭を蓄えた柔和な面持ちの高齢の神官は、ブライソンと名乗った。
店主の奥方には、ブライソンと交代してもらい毛布を何枚かと汚れた布類を入れる籠か箱を持ってくるように頼む。
奥方はだいぶ落ち着きを取り戻してきた様子で、真っ白だった顔色は多少戻っている。
奥方がブライソンに場所を譲り横を通り過ぎる際に、手を流水で綺麗に洗う事と普段着に着替えるように伝える。
今世の一般的な夜のスタイルは、男女共に下着は着けず夜着のみ。
今世世界の雌には生理が無い。それは、人間、動物、魔物関係無く、だ。
なので、女性もリラックスタイムでの下着未装着に違和感を持つことが無い。
そして、夜着の生地は一般的にかなり薄く際どい。
ワイルドな男性だと上半身裸だったりするし、セクシーな女性だとナイトウェアとも言い難い、ほぼ裸な下着の様な格好だったりする。
奥方も緊急事態のため、生地が薄くて体のラインが透けてしまうネグリジェにこれまた薄いガウンを羽織っただけの格好だ。
奥方も自身の格好を思い出したのか、真っ赤になって駆けて行った。
私だって、ちょっと恥ずかしい……
軽く咳払いをしてから神官のブライソンと向き合う。
「神官様、両腕はキュアーをけました。体の殆どの刃物傷は浅いのでキュアーで十分かと……」
「…そうですか……。旅の方。見ず知らずの者、か弱き村の者の為に、ありがとうございます…。」
ブライソンがシワシワの両手を胸に添え、神官としての礼をとる。
「成り行きですので……。それで、」
「左手と右の指、口、そして……下半身、ですね……」
神官の礼を苦笑で受け取り本題に入る。
ブライソンはその柔和な瞳に険しさを宿して横たわる青年を見つめる。
「この村で治癒魔法のヒーリューを使えるのは私だけです…。キュアーで対応できない怪我や病気は全て私が見てまいりました……。」
「そうですか……。」
「……ヒーリューでは、手と口の傷は癒やしきれませんが……その……、そちらは、ヒーリューと自然治癒で持ち直すでしょう……」
視線だけで部位を示し、ブライソンは両手を下半身にかざす。
小さく呟かれる呪文に反応するように、両手の下がほんのり光る。
部位が部位だけに、思わず滑稽だと感じてしまった私は酷いヤツだ……
ブライソンの両手の光が消える頃には、マシューの鬱血し痛々しく腫れていたモノは、痛々しい赤みは残るものの腫れは引いていた。
「しばらくは痛むと思いますが、排泄には問題無いでしょう……。男としての機能には、問題は無いでしょうが…………」
ブライソンがため息混じりに呟く。
今回の被害で肉体的にも精神的にも、このマシューという名の青年は追い詰められただろう……。
外傷は治癒された。
しかし……正しく機能するかは定かではない……。
トラウマにより……ということも有る……
子を成そうと考える平均的な年齢になるまで50年から100年の年月を経る事になる。
それまでには、幾らか機能を回復していると期待したい…
ブライソンは、次に痣のある腹に触れる。
「内臓は多少傷ついてはいるようですが、大きな損傷はないと判断しました。」
私が伝えるとブライソンも頷く。
「腹の中はキュアーよりも、ポーションを飲む方がいいでしょう。」
「初級ポーションでいいでしょうか?」
私はノアの持って来た籠の中にある初級ポーションの瓶を取る。
ガラス瓶の中に薄水色の液体が入っている。
「目が覚めたら飲ませましょう。」
ブライソンが手を伸ばし、私は初級ポーションの瓶を手渡す。
体前面の処置を終え、私は背面がブライソンに向くようにマシューの身体を自身側に横向ける。
背中の刃物傷や噛み跡に手際よく『ヒーリュー』や『キュアー』をブライソンはかけていく。
そして、ブライソンの手が血の筋を作る先の状態を確認するため、臀部の肉を少し持ち上げる。
私からは患部は見えないが、野盗によって行われた行為を察することができる為、患部の状態も想像に難くない。
「後の方は…回復薬でしょうか?初級?」
「…そうですな…。……、見た限り、縁が何箇所か切れているので、初級回復薬を塗り込む方が良いでしょう……。ポーションだと、」
「…液が流れ出てしまいますね…。」
「……、そうですね…」
ブライソンはマシューの臀部から手を離す。
私はこちらに向けていたマシューの身体を仰向けに戻し、初級回復薬を手にとる。
「では、私が塗りましょう。」
「え!!?」
弾かれたように顔を上げたブライソンのタレ目が見開かれる。
「手袋をしていますので私が。神官様は彼の身体を支えて下さいますか?」
回復薬を塗るためとは言え、素手で尻の穴に触ったり、指を突っ込むのは塗る側塗られる側両者にとって衛生的に良くない。
「そ……そうですな……」
革手袋をした両手を手術前のドクターよろしく掲げてみせると、ブライソンが慌てたようにマシューの身体を支える。
私は回復薬の蓋を開け、薄乳緑色の軟膏を革手袋のした人差し指に多めに掬う。
臀部の肉を押し上げ、回復薬を乗せた指で患部に擦り込む。最後に指の第一関節までを穴に入れ縁と内側にもきちんと塗り込んだ。
小さなうめき声がマシューの口から漏れる。
粘膜に近い内側の傷口に回復薬が沁みるのかもしれない……。
が、耐えてもらうしかない……。
マシューの体内から革手袋をした指を抜き取り、ブライソンに頷く事で処置の完了を伝える。
ブライソンも小さく頷くと身体を仰向けし、側にあるタオルを手にしマシューの身体に掛けてやる。
生憎とタオルは前世でのフェイスタオルと言われる大きさのため、身体全体を覆うことはできない。
なので、腰元に掛けられた。
これで、目のやり場に困る気不味さは半減された。
次にブライソンは口と掌の傷と指の骨折を診て唸る。
「…、指の骨折は…、一本づつヒーリューをかける事で治るでしょう……しかし……」
「しかし?」
「……、口と掌は…上級ポーションか回復薬でなくては綺麗に治すことができないでしょう…。せめて、中級の治癒アイテムであれば…痕は残るでしょうが傷はしっかり塞がります。初級の治癒アイテムでは……出血を抑えることしかできません…」
「……」
ブライソンが深い溜め息を吐く。
私が籠の中を見る限り、上級治癒アイテムどころか、中級の治癒アイテムすらない。
初級の治癒アイテムを使ってしまえば後は自然治癒を待つしかない。その間に細菌に感染するリスクも有るだろう。
何よりも手はともかく、口はきちんと傷を塞がないと飲食や発声等に支障が出てしまうかもしれない。
「とりあえず、薬草で傷口の出血を抑えましょう。多少出血が収まり傷口が少しでもくっつけば、ヒーリューや初級アイテムでも、多少は綺麗になるはずです。」
ブライソンは籠の中の薬草に手を伸ばす。
この葉をすり潰して患部に乗せることで、多少の止血になる。
とは言え、所詮は応急処置としての手段の一つであり、治癒アイテムや治癒魔法の様に傷が塞がったりするわけではない。
ゴリゴリと乳鉢で薬草を潰すブライソンの手つきを見つめながら、私は自身の治療ポーチの中身を思い浮かべる。
ポーチの中のポーションは低級が10本、中級が8本、上級が2本。
回復薬は低級が6個、中級3個、上級が1個。
漫画の主人公や乙女ゲーのヒロインならば、きっと手持ちのアイテムなど惜しげもなく使うのだろうな…。
……だが……私は主人公でもヒロインでもない。
転生者で特別なスキル持ちではあるかもしれないが、それだけだ……
ストルエーセン王国では、戦場を知り物資の枯渇に頭を悩ませた。
補給が滞り物資が枯渇したことで救えなかった仲間もいた。
次は己がその仲間の様になるのでは…と震え、同時に、生き残っている仲間が…カリアンが…と…怯えた、あの日々…。
その経験は、良い意味でアイテムを倹約させ、悪い意味で出し惜しみさせた。
そして、私は聖人君子ではない……
上級ポーション、回復薬の提供は絶対に、ない。
これは、私達が使うために私が創り出したものだ。
では、中級は?
中級なら、ポーションも回復薬も多少の予備はある。
が……
低級と中級では、下世話なのだが、価値が違う……。
例えば、低級ポーションは銅貨1枚1000リルだが、中級ポーションは金貨1枚10000リル。そして、上級ポーションは金貨10枚。つまり、10万リル。
その時や国で多少の誤差はあれど、大体こんな感じの値段だ。
初級ポーション、回復薬は手が出しやすいが、中級だと奮発しなければならない。上級になると年に一度の大奮発。
何を言いたいかというと……中級、上級は庶民にはなかなか手が出しにくい値段だと言うことだ……
そんな貴重な中級、上級の治癒アイテムだが……
さて……ここで使うのべきか……
カリアンの怪我なら戸惑いなく使っただろう……
はたして、この青年に使って後悔しないだろうか……この先、何があるか解らないのに……
「あの……」
医療ポーチの中身と籠の中身を思い比べて悩んでいると、店主から声をかけられた。
店主の後ろには数人の男性が立っている。
「…、その子の…マシューの家を見てきたいんだが……。その、父親と母親の、コナーとマリナの様子を見てきたいんだ…。」
「あ~…」
確かにこの青年の家族がどうなったか気にはなる……
他人の私でさえ、多少なりともそう感じるのだから、同じ村の住人なら尚更気になるだろう……
どうします?とカリアンに視線だけで伺う。
カリアンはため息と共に、
「人数を別ける。そこのお前はノアと一緒に転がっている野盗を見張れ。店主と俺と残りは生き残りがいないか見に行く。店主、奥方に村人を落ち着かせるように言え。」
と指示を出す。
店主は頷くと村人達に指示を出し始めた。
「あ、あの…お手伝いを…」
男ばかりがひしめく宿屋の中で、栗色の髪の若い女性が青ざめてはいるが気丈にもブライソン神官の横に膝をつく。
女性の腕には箱が抱えられ、箱の中には毛布入っていた。
その女性の背後を濃紺のワンピース姿の店主の奥方が駆けて行く。
着替えたことで、奥方の気持ちも落ち着きを取り戻したようで、店主と話している。
宿の店主はこの村の長。
村長の伴侶たる奥方には否応なしに役割と言うのもが付いてくる。
それが、村長不在時の代理。もしくは副村長や村長代理の補佐が役割となる。
そして、同時に村の女性陣のまとめ役、顔役でも有る。
奥方はすでに店主の代わりに事情を聞きに来たり、不安気にしている村人の対応を始めている。
流石だと思いながら奥方を目で追っていると、
「外を見に行く。ここを頼むぞ。」
カリアンが背後に立っていた。
更にその背後には数人の村人。
彼らはランタンと共に、棒やら鎌やらを持っている。
「わかりました。気を付けて下さい。念の為に。」
ポーチから初級ポーションと中級ポーションの小瓶を1つづつ取り出しカリアンに渡す。
カリアンは、それを無造作にポケットに突っ込んで男達を引き連れ外に出ていった。
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