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第1章 またかよ!異世界転移!

一話

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「今度は、どこだ!」

俺は魔法陣に吸い込まれた後、周囲の確認もせずに
叫んだ
その叫び声に周囲のいた人間?達は俺を凝視する

(なんだ?こいつらどこかで?)

俺は、俺を取り囲んでいる人間達の中で大体半分ぐらいは知っている
何故なら俺の元クラスメートだったからだ

(待て、何故クラス単位で転移している?)

俺がこんな疑問を抱いていると

「城ヶ崎くん?混乱しているかもしているかもしれないけど、この世界に召喚されたの」

元クラスメートの女子の天正 光てんじょう ひかり
まるで、赤子にさとすようにおれに言ってくる

その周りは、俺が一年前に俺が行方不明に
なっていたとか言っている

「一年前?」

俺は驚きそう呟いた

「その驚き方…やっぱり…、とりあえず異世界だと
実感して貰う為に『ステータス』って言ってみて」

「ステータス」

俺は天正さんに言われた通り言うと

城ヶ崎 寅

体力8000/8000
魔法総量500/500
攻撃力3000
防御力500
速力4000

スキル
「白虎化」レベルMAX
「雷魔法」レベルMAX
「雷化魔法」レベル5
「鑑定」レベル1
「隠蔽」レベル1

と、表示された

(前の世界には、ステータスの概念はなかったな…
まさか、前の世界で異世界人と隠し続けたのもスキル
として出てくるとは…)

俺はそう思いながら、天正さんに向かって鑑定と
念じてみる

天正 光

体力1000/1000
魔法総量6000/6000
攻撃力200
防御力200
速力100

スキル
「全属性魔法」レベル3
「魔法合成」レベル1

となっている

「天正さん、あなたのステータスはこの世界では、
どのくらいの強さになっているんですか?」

俺はこの世界の基準が知りたくて聞いてみる

「あ~、鑑定したのね?私のステータス値は転移した中で、1、2を争うからステータスの差は気にしなくていいよ。それにあなたは、私たちが転移してから大体
三ヶ月過ぎてからここにきたからね」

天正さんが俺のステータス値が低いこと案じて言ってくれたのか丁寧に言ってきた

(これは俺のステータスがばれたら面倒くさいことに
なりそうだな)

俺はこう思い、ステータスにある隠蔽について見てみようとすると

「隠蔽」 偽装の上位版、鑑定スキルをごまかせる

ステータス偽装をしますか?はい/いいえ

俺は、はいを選択し、周りの兵士などのステータスを
見ながら少し低めにステータスを変える

城ヶ崎 寅

体力300/300
魔法総量200/200
攻撃力300
防御力100
速力150

スキル
「雷魔法」レベル1
「鑑定」レベル1

(これで一安心だろう…、だけどあっちの世界の3年間が地球の1年とは、また面倒くさいなぁ)

俺は自分の先行きを不安に思いつつ、情報を得ようと
する

「天正さん、現状の説明をお願いしてもいい?」

「いいわよ」

天正さんは、俺の質問簡単に説明してくれた

(まとめると、魔族と獣族と妖精族と戦争中で、
その戦力が欲しくて召喚したと…、白虎化はしない方がいいかもしれないな…)

俺は、しみじみと思っていると

「光よ、説明は終わったかの?」

いかにも、王様っぽい人が天正さんに質問した

「はい、おそらく彼は、私達の一年前に魔法陣に
吸い込まれたのでしょう、その為にタイムラグが
あったのだと思います」

天正さんは、自分で予測を立て王様に説明した

(その予想は、ちょっと違うんだとおもうんだよな)

何故俺が、そう思ったのかと言うと、タイムラグは
俺と守護者の3人が抵抗したからだと推測してしたからだ

「城ヶ崎くん、この国に協力してくれない?」

「断る」

天正の問いに俺は即答した

「何でだ?身の安全も保証するぞ?」

「私は、戦争自体が嫌いだからです。協力しなかった
人は、俺のほかにもいるでしょう?」

王様の問いに、俺は前の世界にいた経験にそくして
言う

「確かに、戦争に協力しなかった者もいたが…、
わかった、協力が出来ないならある程度訓練してから
王城を出て行ってもらうことになるがいいかの?」

俺は、王様の提案に頷く

「わかった、大体1ヶ月は居てもらう、召喚したのに
死んでもらったら寝覚めが悪いからのな」

(この王様は、良識派の人間みたいだな。こんな人が
戦争を起こさないといけない理由は、おそらく古くから続くものか他の勢力に関係しているんだろう)

俺は、王様の心遣いに感銘を受けていた

ここから、俺の第二の異世界人生が始まる

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