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第31話 鍵完成
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シュヴァインは背中からハンマーを取り出し肩で担ぐように構える。兵士二人は持っていた槍の先端をJに向け左右に動く。Jから見て向かって右手の警備兵が槍を構え突進してくる。Jはそれを右手でいなし、パリングスルーを決め、警備兵の体勢が崩れたところにハンマーで背中を強打した。警備兵は玄関扉まで吹き飛び気絶する。がら空きになったであろうJの背中に向かって向かって左の兵が突進してくるが、Jは後ろを見ることなく右へのサイドステップで槍をよけ、再び体を回転させて今度は兵士の胸部を打ち上げる。兵士はそのまま天井へぶつかり地面へ落下。気絶した。兵士二人が伸びている間にシュヴァインはゆっくりとハンマーを構え近づいてくる。
――ハンマー対決ね。
Jは前転ローリングでシュヴァインに近づき、シュヴァインはハンマーを振り上げる。Jはシュヴァインが振り下ろすよりも早くシュヴァインの頭部めがけてハンマーを叩きつけた。シュヴァインは後方へ大きく吹き飛び、ロータリー中央の噴水に激突する。
シュヴァインはハンマーを支えに起き上がろうとするが、Jはそのままシュヴァインに突撃し起き上がろうとするシュヴァインの腹部にハンマーを叩きこむ。
「うぐふぅッ!」
シュヴァインの体がボヨンと跳ね、空中に跳ねる。Jは攻撃の反動で後ろにのけぞる。
――すごい脂肪ね。
その間にシュヴァインは立ち上がりハンマーを回転させハンマー投げのようにぐるぐると回ってJに突っ込んでくる。Jはそれをシュヴァインに向かってローリングし、ローリングの無敵時間を利用してハンマーの回転をすり抜ける。そして反対側に着地するとすぐに振り返り、するとまだ回転を続けてこちらへ突っ込んでくるシュヴァインに向かってふたたびローリングで回避を行う。
――あとこれを1往復。そしたら終わりだ。
Jがシュヴァインの攻撃をかわし終わると、シュヴァインは肩で息をするようにハンマーを杖代わりに呼吸を荒げている。
Jは動きが止まったシュヴァインめがけ、シュヴァインが行った攻撃と同じようにハンマーを水平回転させシュヴァインの顔面に突撃し勢いよく叩きつけた。シュヴァインは吹き飛び玄関のバルコニーを支える柱に激突し気絶する。Jはシュヴァインの胸元から鍵のパーツを頂き、玄関から中に入っていった。
玄関に入り、ホールを抜け、大広間へ抜ける。大広間のバルコニー下を抜け、大扉の手前まで移動した。大扉手前には槍を持った兵士2人が両脇を固めており、Jはカルトゥムの壺から石ころを取り出し、近いほうの警備兵の頭に軽く命中させる。石を当てられた警備兵は異変を察知し、Jの方へ近づいてくる。Jは他の人に気づかれないように警備兵を隠れていた物陰に引きずり込み締め落とした。階段下では使用人や貴族たちが団らんしているため、見つかってしまっては警備兵を呼ばれて戦闘になり時間を食ってしまう。何より今いる目の前の大扉にも鍵が掛けられてしまうため、非常に厄介だ。扉手前にいる警備兵に見つからないように、Jは素早く大扉を開け中の通路に入っていく。
通路を進んでいくと、奥の扉から鍵を持ったグルニ家の使用人の最後の一人、『マヤレ』が出てきた。マヤレはこちらに気が付くとドシンドシンと足音を立てて近づいてくる。
「ヌゥ!お前は客じゃねぇな!そんなかっこのやつが客であるわけねぇ!それにここは立ち入り禁止だ!外の警備兵共は何をやってる!」
マヤレはJのすぐ目の前に立ちふさがると大きく右拳を振り上げ、Jめがけて振り下ろした。
Jはそれをバックステップで躱す。拳が地面にめり込みその形で凹んでいる。拳をずぼっと凹みから引き抜き、腰を落として左手を前で開き、右こぶしを顔近くで握り構え、臨戦態勢に入る。
「お客様なら申し訳ねぇ。今すぐ引き返してくれ。お客でないなら引き返す必要はねぇ。ここで死んでくれ。」
Jは2回バックステップをして背中を扉に接着する。
マヤレは腰を落としたまま右足で地面を蹴り、一気に間合いを詰める。そして左ジャブを2発撃ち右ストレートをJの顔にお見舞いする。Jはジャブを2発右手で払い右ストレートは首を横に振り躱した。Jの背後の扉に拳がめり込み壁が揺れる。Jはマヤレの巨体を左脇から潜り抜け背後に周り一番奥まで移動する。そしてカルトゥムが背負っているドールハウスからタラサを呼び出した。
「タラサ、出てきてくれ。」
「呼んだー?よいしょッとぉ!」
ドールハウスから光の粒子が飛び出してくる。光の粒子はすぐにタラサの姿を形づくり、タラサとなった。
「タラサ、爆砕弾を!」
「了解!」
Jはマヤレにターゲットを合わせてタラサに『爆砕弾(伝)』を打ち込む。
「ぶびやぁあ!」
マヤレに弾が命中し爆発する。マヤレが後ろに吹き飛ばされ焦げ付く。
マヤレの体力ゲージとその下にある体力ゲージが減少するのが見える。
――大丈夫?死んじゃわない?
――体力ゲージが空にならない限り死亡扱いにはならない。体力ゲージと一緒に体力ゲージも減少しているだろ?
マヤレは一本道になっている通路をJとタラサに向かって愚直に進んでくる。Jはタラサに指示を出して、マヤレに『爆砕弾(伝)』を一定時間ごとに撃ち続けた。
マヤレが近づきタラサが撃ち、後方へ吹き飛ぶ。それが数度繰り返されJがハンマーを構えマヤレに近づき、顔面に向かってハンマーを叩き下ろし、マヤレの体力ゲージが0になる。体力ゲージもとい生命力ゲージは0になっていない。
――この戦法他の2人の時に使えなかったの?
――一本道のところでしか使えない。吹っ飛ぶ方向が一定じゃないからな。
Jはマヤレの首かささげてある鍵パーツを取り外し今まで手に入れた2本の鍵パーツと合成する。すると『宝物庫の鍵』が完成した。
――ハンマー対決ね。
Jは前転ローリングでシュヴァインに近づき、シュヴァインはハンマーを振り上げる。Jはシュヴァインが振り下ろすよりも早くシュヴァインの頭部めがけてハンマーを叩きつけた。シュヴァインは後方へ大きく吹き飛び、ロータリー中央の噴水に激突する。
シュヴァインはハンマーを支えに起き上がろうとするが、Jはそのままシュヴァインに突撃し起き上がろうとするシュヴァインの腹部にハンマーを叩きこむ。
「うぐふぅッ!」
シュヴァインの体がボヨンと跳ね、空中に跳ねる。Jは攻撃の反動で後ろにのけぞる。
――すごい脂肪ね。
その間にシュヴァインは立ち上がりハンマーを回転させハンマー投げのようにぐるぐると回ってJに突っ込んでくる。Jはそれをシュヴァインに向かってローリングし、ローリングの無敵時間を利用してハンマーの回転をすり抜ける。そして反対側に着地するとすぐに振り返り、するとまだ回転を続けてこちらへ突っ込んでくるシュヴァインに向かってふたたびローリングで回避を行う。
――あとこれを1往復。そしたら終わりだ。
Jがシュヴァインの攻撃をかわし終わると、シュヴァインは肩で息をするようにハンマーを杖代わりに呼吸を荒げている。
Jは動きが止まったシュヴァインめがけ、シュヴァインが行った攻撃と同じようにハンマーを水平回転させシュヴァインの顔面に突撃し勢いよく叩きつけた。シュヴァインは吹き飛び玄関のバルコニーを支える柱に激突し気絶する。Jはシュヴァインの胸元から鍵のパーツを頂き、玄関から中に入っていった。
玄関に入り、ホールを抜け、大広間へ抜ける。大広間のバルコニー下を抜け、大扉の手前まで移動した。大扉手前には槍を持った兵士2人が両脇を固めており、Jはカルトゥムの壺から石ころを取り出し、近いほうの警備兵の頭に軽く命中させる。石を当てられた警備兵は異変を察知し、Jの方へ近づいてくる。Jは他の人に気づかれないように警備兵を隠れていた物陰に引きずり込み締め落とした。階段下では使用人や貴族たちが団らんしているため、見つかってしまっては警備兵を呼ばれて戦闘になり時間を食ってしまう。何より今いる目の前の大扉にも鍵が掛けられてしまうため、非常に厄介だ。扉手前にいる警備兵に見つからないように、Jは素早く大扉を開け中の通路に入っていく。
通路を進んでいくと、奥の扉から鍵を持ったグルニ家の使用人の最後の一人、『マヤレ』が出てきた。マヤレはこちらに気が付くとドシンドシンと足音を立てて近づいてくる。
「ヌゥ!お前は客じゃねぇな!そんなかっこのやつが客であるわけねぇ!それにここは立ち入り禁止だ!外の警備兵共は何をやってる!」
マヤレはJのすぐ目の前に立ちふさがると大きく右拳を振り上げ、Jめがけて振り下ろした。
Jはそれをバックステップで躱す。拳が地面にめり込みその形で凹んでいる。拳をずぼっと凹みから引き抜き、腰を落として左手を前で開き、右こぶしを顔近くで握り構え、臨戦態勢に入る。
「お客様なら申し訳ねぇ。今すぐ引き返してくれ。お客でないなら引き返す必要はねぇ。ここで死んでくれ。」
Jは2回バックステップをして背中を扉に接着する。
マヤレは腰を落としたまま右足で地面を蹴り、一気に間合いを詰める。そして左ジャブを2発撃ち右ストレートをJの顔にお見舞いする。Jはジャブを2発右手で払い右ストレートは首を横に振り躱した。Jの背後の扉に拳がめり込み壁が揺れる。Jはマヤレの巨体を左脇から潜り抜け背後に周り一番奥まで移動する。そしてカルトゥムが背負っているドールハウスからタラサを呼び出した。
「タラサ、出てきてくれ。」
「呼んだー?よいしょッとぉ!」
ドールハウスから光の粒子が飛び出してくる。光の粒子はすぐにタラサの姿を形づくり、タラサとなった。
「タラサ、爆砕弾を!」
「了解!」
Jはマヤレにターゲットを合わせてタラサに『爆砕弾(伝)』を打ち込む。
「ぶびやぁあ!」
マヤレに弾が命中し爆発する。マヤレが後ろに吹き飛ばされ焦げ付く。
マヤレの体力ゲージとその下にある体力ゲージが減少するのが見える。
――大丈夫?死んじゃわない?
――体力ゲージが空にならない限り死亡扱いにはならない。体力ゲージと一緒に体力ゲージも減少しているだろ?
マヤレは一本道になっている通路をJとタラサに向かって愚直に進んでくる。Jはタラサに指示を出して、マヤレに『爆砕弾(伝)』を一定時間ごとに撃ち続けた。
マヤレが近づきタラサが撃ち、後方へ吹き飛ぶ。それが数度繰り返されJがハンマーを構えマヤレに近づき、顔面に向かってハンマーを叩き下ろし、マヤレの体力ゲージが0になる。体力ゲージもとい生命力ゲージは0になっていない。
――この戦法他の2人の時に使えなかったの?
――一本道のところでしか使えない。吹っ飛ぶ方向が一定じゃないからな。
Jはマヤレの首かささげてある鍵パーツを取り外し今まで手に入れた2本の鍵パーツと合成する。すると『宝物庫の鍵』が完成した。
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