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~一章〜
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鳥の鳴き声が聞こえる。
「あー、もう朝か」
学校があるということを考えるだけで憂鬱になりそうなのに、最近は暑さが去年より高くなっているとニュース番組でよく見る
「お兄ちゃん起きて!」
近くから妹の声が聞こえる。
「起きなさいってば!」
「ぐっ!?」
急な衝撃が腹に来て素っ頓狂な声が上がってしまう
「起きたから凛そこをどけ、お兄ちゃん起きられないでしょ」
馬乗りにされるのは妹ではなく、付き合った女子にされたいものだ。
「もう!お兄ちゃんが起きないのが悪いんだよ!」
そんなことを言いながら凛は俺の上から降りてドアの方に行く。
「ご飯出来てるから早く来てね!遅刻しちゃうよ!」
俺の家は、一軒家に住んでいるが、両親は仕事で海外へ行っているため家にいるのは俺と凛の2人だけだ。
遅刻なんて単語を聞いてから目が覚めてしまった。その単語は反則でしょう?ベットの上にいても何も始まらないので、とりあえず着替えて下に向かう。
下に行くと、テーブルの上にご飯と味噌汁と焼き魚に卵焼きという料理が用意してあった
「ほら、さっさと食べて学校に行こう」
椅子に座りながら凛が早く座れと目でこっちを見てくる。
気だるけな目をしながら椅子に座る
「「いただきます」」
そこからはちょっとした話しをしながら朝食を食べた。
「「ごちそうさまでした」」
食べ終わると凛は洗面所の方へ向かった。
朝食は準備してもらったから食器は片付けるとしますかね
いや、それにしてもなんだか不思議な気分だ。
どんな夢だったかは、既に思い出せないが、とても変な夢だったのは覚えている。
ただ一つだけ覚えていることがある、誰かが泣いていたような気がする、悲しいような、嬉しいような表情をしていた。あれは一体誰だったのだろうか。
それにしても、夢というものはなぜ忘れてしまうのか、普通なら目覚める直前までに見ていた夢は覚えているものだが、今回はどうだったのだろう? よく思い出せない、いつもなら忘れてしまうなら大した事ではないのだろうと諦めるのだが、今回はそうならないで、思い出そうとしている。
そんなことを考えていると
「あー!お兄ちゃん!今日転校生が来るって先生達が話してたよー」
転校生か?四月の中旬だが珍しいのだろうか?そんなことを思いながら
「ほう、何年生かわかるのか?」
聞き返すと、凛は、んー?と手を顎に当てて思い出したように、あっ!というと
「忘れちゃった!」
と元気に言った
「それだけの元気があるなら今日の学校も楽しく過ごせそうだな」
忘れてしまったことは仕方がない、人は忘れる生き物なのだ、それでは俺も歯を磨いてから学校に行くとするか。
ちなみに、俺と凛は一歳差の兄妹で兄妹揃って、水嶋高校に通っている。俺が二年生で凛が1年生だ。
家からは自転車で通っているが、歩きで行ってもすぐに着くだろう。
「俺は先に行くから家の鍵閉めておいてくれ」
凛に伝えて玄関に向かう。
「わかったー、私もすぐに行くから」
それを聞いてから家を出て自転車に乗る。
自転車に乗っている時は特に何を考えるでもなく、事故をしないように気を付けながら学校へ向かう。
学校に着いて、自転車を駐輪場に停めて、昇降口へ向かおうとすると後ろから。
「よっ!朱おはよう」
「おう、兎槻おはよ」
兎槻 玲空は中学の頃からの友達で、よく飯を食べに行ったり、ゲーセンに行ったりして遊んでいる。
「あれ?凛ちゃんは?休みか?」
「いや、俺が先に出てきただけだよ」
「そういうことか、いつも遅刻ギリギリに学校に来ているお前が先に来ているのが珍しいから、凛ちゃんも来ているのかと思っていたよ」
失礼な。口には出さずに心の中で思っておく
「早く、クラスに行こうぜ。SHRまで俺は寝たいんだ」
「朱のそういうところは昔から変わらないよな」
そんなことを話しながらクラスへ向かう。兎槻とは同じクラスで、兎槻の席は通路側だが俺の苗字は光雅だから窓側の席なのだ。寝るにはちょうどよく日差しが気持ちいい。
教室に着くと俺は兎槻と別れ真っ先に自分の席に向かい寝る姿勢になる。そして、瞼が重くなってくる。
いつもよりも眠くなるのが早いな
そんなことを思っているうちに意識が重くなってくる。
あー、これ熟睡する時と同じ感覚だ
そんなことを考えると意識は闇へと引きずり込まれる。
「あー、もう朝か」
学校があるということを考えるだけで憂鬱になりそうなのに、最近は暑さが去年より高くなっているとニュース番組でよく見る
「お兄ちゃん起きて!」
近くから妹の声が聞こえる。
「起きなさいってば!」
「ぐっ!?」
急な衝撃が腹に来て素っ頓狂な声が上がってしまう
「起きたから凛そこをどけ、お兄ちゃん起きられないでしょ」
馬乗りにされるのは妹ではなく、付き合った女子にされたいものだ。
「もう!お兄ちゃんが起きないのが悪いんだよ!」
そんなことを言いながら凛は俺の上から降りてドアの方に行く。
「ご飯出来てるから早く来てね!遅刻しちゃうよ!」
俺の家は、一軒家に住んでいるが、両親は仕事で海外へ行っているため家にいるのは俺と凛の2人だけだ。
遅刻なんて単語を聞いてから目が覚めてしまった。その単語は反則でしょう?ベットの上にいても何も始まらないので、とりあえず着替えて下に向かう。
下に行くと、テーブルの上にご飯と味噌汁と焼き魚に卵焼きという料理が用意してあった
「ほら、さっさと食べて学校に行こう」
椅子に座りながら凛が早く座れと目でこっちを見てくる。
気だるけな目をしながら椅子に座る
「「いただきます」」
そこからはちょっとした話しをしながら朝食を食べた。
「「ごちそうさまでした」」
食べ終わると凛は洗面所の方へ向かった。
朝食は準備してもらったから食器は片付けるとしますかね
いや、それにしてもなんだか不思議な気分だ。
どんな夢だったかは、既に思い出せないが、とても変な夢だったのは覚えている。
ただ一つだけ覚えていることがある、誰かが泣いていたような気がする、悲しいような、嬉しいような表情をしていた。あれは一体誰だったのだろうか。
それにしても、夢というものはなぜ忘れてしまうのか、普通なら目覚める直前までに見ていた夢は覚えているものだが、今回はどうだったのだろう? よく思い出せない、いつもなら忘れてしまうなら大した事ではないのだろうと諦めるのだが、今回はそうならないで、思い出そうとしている。
そんなことを考えていると
「あー!お兄ちゃん!今日転校生が来るって先生達が話してたよー」
転校生か?四月の中旬だが珍しいのだろうか?そんなことを思いながら
「ほう、何年生かわかるのか?」
聞き返すと、凛は、んー?と手を顎に当てて思い出したように、あっ!というと
「忘れちゃった!」
と元気に言った
「それだけの元気があるなら今日の学校も楽しく過ごせそうだな」
忘れてしまったことは仕方がない、人は忘れる生き物なのだ、それでは俺も歯を磨いてから学校に行くとするか。
ちなみに、俺と凛は一歳差の兄妹で兄妹揃って、水嶋高校に通っている。俺が二年生で凛が1年生だ。
家からは自転車で通っているが、歩きで行ってもすぐに着くだろう。
「俺は先に行くから家の鍵閉めておいてくれ」
凛に伝えて玄関に向かう。
「わかったー、私もすぐに行くから」
それを聞いてから家を出て自転車に乗る。
自転車に乗っている時は特に何を考えるでもなく、事故をしないように気を付けながら学校へ向かう。
学校に着いて、自転車を駐輪場に停めて、昇降口へ向かおうとすると後ろから。
「よっ!朱おはよう」
「おう、兎槻おはよ」
兎槻 玲空は中学の頃からの友達で、よく飯を食べに行ったり、ゲーセンに行ったりして遊んでいる。
「あれ?凛ちゃんは?休みか?」
「いや、俺が先に出てきただけだよ」
「そういうことか、いつも遅刻ギリギリに学校に来ているお前が先に来ているのが珍しいから、凛ちゃんも来ているのかと思っていたよ」
失礼な。口には出さずに心の中で思っておく
「早く、クラスに行こうぜ。SHRまで俺は寝たいんだ」
「朱のそういうところは昔から変わらないよな」
そんなことを話しながらクラスへ向かう。兎槻とは同じクラスで、兎槻の席は通路側だが俺の苗字は光雅だから窓側の席なのだ。寝るにはちょうどよく日差しが気持ちいい。
教室に着くと俺は兎槻と別れ真っ先に自分の席に向かい寝る姿勢になる。そして、瞼が重くなってくる。
いつもよりも眠くなるのが早いな
そんなことを思っているうちに意識が重くなってくる。
あー、これ熟睡する時と同じ感覚だ
そんなことを考えると意識は闇へと引きずり込まれる。
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