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魔法陣を作ってみよう
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インクを買ってきて、そこに粉々にした魔石を混ぜ込んでも良かったのだが、ネットで調べてみると、インクと言うか墨汁は意外と簡単に自作出来るようだ。なので折角だから墨汁を自作してみる。
墨汁作りに必要なのは炭と水とニカワ。ニカワってなんだ? ああ、ノリの事ね。普通のノリじゃ駄目なの? それでも出来るようだ。だが今回はニカワ液と言う物を使う事にする。乾燥しているニカワは熱湯で溶かさないといけないからね。
まず、炭をポリ袋に入れてハンマーで叩いて粉々にする。
ドンッ!
うおっ!? 自室の机でやったが、思った以上の衝撃音だ。
「ハルアキ何してるの?」
うるさ過ぎて母がやって来た。
「いや、なんでもないなんでもない。ちょっとペンケース落とした時に足ぶつけちゃって」
俺は痛くもない足を擦る。
「そう? 気を付けなさいね?」
そう言ってドアを閉める母。危ない危ない。この作業は自室では出来ないな。
俺は炭の入ったポリ袋とハンマーを持って異世界に向かった。
タープにぶら提げてあるランタンの灯りを点け、折りたたんでおいたローテーブルを組み立てる。その上に炭とハンマーを置くと、地面に折りたたみ式の一人用座布団を敷いてその上に座る。
ふむ。なんだかんだ異世界も物が増えてきたな。などと思いながら俺はハンマーを振り上げてポリ袋の中の炭を叩く。
二十分は叩いたんじゃないだろうか。腕がダルい。まあ、お陰で炭は粉々だが。これを更に粉々にする為、すり鉢に移してすりこ木でする。
「ぬおおおおおおっ!!」
意外と力作業だな。
粉々になったと思ったら、水を少しずつ足していき……、う~ん、サラッサラだな。炭の粉と水が分離してるし。ああ、これでまとまるようにノリを加えるのか。
ニカワ液を少しずつ加えていく。おお! なんかドロドロに固まっていく! 固まっていく? 固めちゃ駄目だろ! 俺は水を加える。ああ、またベチャベチャだ。ニカワ液をほんの少し加えて……。
出来た……。なんか、凄く大量に。こんなにいらない。自室に戻った俺は、筆で何か書いてみる。……薄い。限りなく透明に近い黒だ。失敗だな。
もう一度作ってみる。今度は失敗せずに墨汁が作れた。ふう。ここに粉々にした魔石を加えるのか。
本日三度目の崖下。
「うおおおおおおおおっ!!」
ポリ袋の中に二十個程のカエルの魔石を入れて、俺はハンマーで粉々に砕いていった。その後すり鉢に移し、すりこ木で更に粉々。
出来た魔石の粉!
これを墨汁と混ぜて、と。おお! 魔石の粉を混ぜた事で、墨汁が緑色にキラキララメラメだ! 完成! 魔石墨汁!
ってこれで終わりじゃなかった。ここまでしたんだから、魔法が使えるようになれば良いんだけど。
俺は筆を墨汁に付けると、ノートに桂木翔真の手袋に描かれていたような円に五芒星を描く。
「さてさて、それでは……『火よ!』」
……何も起きない。あれ? 何がおかしいんだ?
俺は次のページに同じく円と五芒星を描き、「『光よ!』」と唱えてみる。……が何も起きない。
マジかー……。今度はここで足踏みかよ。世の中って、一朝一夕ではいかないなあ。
魔石の入った墨汁をインク程度まで濃くして、ガラスの小瓶に移し保管する。使用する時にはその小瓶にマンガ家なんかが使う、つけペンをつけて使用する。
つけペンは扱いにコツがいるが、それは早くに慣れた。
一週間その魔石インクで魔法陣を描きまくって分かった事がある。
ただの円を描いて呪文を唱えると、ポッと一瞬火が出現する。
五芒星だけを描いて呪文を唱えても起動する。
三角形や四角形でも起動する。
だが、円に五芒星を描いても魔法は起動しなかった。
『どう思う?』
タカシにDMで相談に乗ってもらった。
『どうって言われてもな。丸、三角、四角、星形。なんか単純だと魔法が発動するとか?』
『それだと桂木翔真の魔法陣が円に五芒星である説明がつかない』
『あれも簡単じゃん。こう、一筆書きでサササッとさ』
はあ。助言を乞う立場ながら、嘆息が漏れる。なんだよ一筆書きでサササッとか。……いや、まてよ。
『タカシありがとう!』
俺はそうDMを締めると、スマホを置いて机に向かう。魔石インクの入った小瓶の蓋を開け、つけペンにインクを浸すと、ノートに円と五芒星を描く。今度はタカシが言っていたように一筆書きで。
「さてと、『火よ!』」
魔法陣を描き終わった俺は、魔法陣に意識を集中させて呪文を唱える。するとどうだろう。ボッと、円や三角などの簡単な魔法陣で呪文を唱えた時より、強い火が出現したではないか。
これはつまり、魔法陣を描く時は一筆書きでなければならない。と言う確かな証明だろう。
俺はその後も魔法陣を書き殴った。
そして分かった事がある。
まず、魔法陣は一筆書きでなければならない。しかも始点と終点が一致していないといけない。つまり、円なら良いが、棒線のように、始点と終点が違うものでは発動しなかった。
そして魔法陣は正確である方が良い。出来るなら、下書きしたり定規やコンパスなどを使って正確に描いた魔法陣の方が、フリーハンドで描いた歪んでいる魔法陣より威力が高い。
そして魔法陣は複雑な方が威力が高い。円の中に三角形を描いたものより、四角形、それより五芒星の方が魔法の威力は上がった。そして六芒星を一筆書きで描いたものの方が五芒星より威力が上だ。
そして線を重ねると魔法の威力が下がる。俺は重ねた方が威力が上がると思って、線を二重三重にして描いた事が何度かあったが、そうすると目に見えて威力が落ちる。円の中に図形を描く時も、出来るだけ他の線と接触しないように描くのがコツになりそうだ。
と言う訳で、円の中に五芒星、その五芒星の中に逆五芒星を描いたものをノートを描いてみた。
「ふう……、『光よ!』」
カッ、と目を開けていられない程に眩しい光が魔法陣の上で顕現する。眩しさに目を瞑ったのはどれくらいだっただろうか。一分は続いたと思う。
「ふう。火じゃなくて光にしたのは正解だったな。火だったら確実に火事になってた」
俺は目をぱちくりさせるが、まだ目を閉じた時にまぶたの裏に残像が残る。
まあ、いいや。これであのトンネルの先の硬い岩盤も、攻略の糸口が見えてきたと言うものだ。
墨汁作りに必要なのは炭と水とニカワ。ニカワってなんだ? ああ、ノリの事ね。普通のノリじゃ駄目なの? それでも出来るようだ。だが今回はニカワ液と言う物を使う事にする。乾燥しているニカワは熱湯で溶かさないといけないからね。
まず、炭をポリ袋に入れてハンマーで叩いて粉々にする。
ドンッ!
うおっ!? 自室の机でやったが、思った以上の衝撃音だ。
「ハルアキ何してるの?」
うるさ過ぎて母がやって来た。
「いや、なんでもないなんでもない。ちょっとペンケース落とした時に足ぶつけちゃって」
俺は痛くもない足を擦る。
「そう? 気を付けなさいね?」
そう言ってドアを閉める母。危ない危ない。この作業は自室では出来ないな。
俺は炭の入ったポリ袋とハンマーを持って異世界に向かった。
タープにぶら提げてあるランタンの灯りを点け、折りたたんでおいたローテーブルを組み立てる。その上に炭とハンマーを置くと、地面に折りたたみ式の一人用座布団を敷いてその上に座る。
ふむ。なんだかんだ異世界も物が増えてきたな。などと思いながら俺はハンマーを振り上げてポリ袋の中の炭を叩く。
二十分は叩いたんじゃないだろうか。腕がダルい。まあ、お陰で炭は粉々だが。これを更に粉々にする為、すり鉢に移してすりこ木でする。
「ぬおおおおおおっ!!」
意外と力作業だな。
粉々になったと思ったら、水を少しずつ足していき……、う~ん、サラッサラだな。炭の粉と水が分離してるし。ああ、これでまとまるようにノリを加えるのか。
ニカワ液を少しずつ加えていく。おお! なんかドロドロに固まっていく! 固まっていく? 固めちゃ駄目だろ! 俺は水を加える。ああ、またベチャベチャだ。ニカワ液をほんの少し加えて……。
出来た……。なんか、凄く大量に。こんなにいらない。自室に戻った俺は、筆で何か書いてみる。……薄い。限りなく透明に近い黒だ。失敗だな。
もう一度作ってみる。今度は失敗せずに墨汁が作れた。ふう。ここに粉々にした魔石を加えるのか。
本日三度目の崖下。
「うおおおおおおおおっ!!」
ポリ袋の中に二十個程のカエルの魔石を入れて、俺はハンマーで粉々に砕いていった。その後すり鉢に移し、すりこ木で更に粉々。
出来た魔石の粉!
これを墨汁と混ぜて、と。おお! 魔石の粉を混ぜた事で、墨汁が緑色にキラキララメラメだ! 完成! 魔石墨汁!
ってこれで終わりじゃなかった。ここまでしたんだから、魔法が使えるようになれば良いんだけど。
俺は筆を墨汁に付けると、ノートに桂木翔真の手袋に描かれていたような円に五芒星を描く。
「さてさて、それでは……『火よ!』」
……何も起きない。あれ? 何がおかしいんだ?
俺は次のページに同じく円と五芒星を描き、「『光よ!』」と唱えてみる。……が何も起きない。
マジかー……。今度はここで足踏みかよ。世の中って、一朝一夕ではいかないなあ。
魔石の入った墨汁をインク程度まで濃くして、ガラスの小瓶に移し保管する。使用する時にはその小瓶にマンガ家なんかが使う、つけペンをつけて使用する。
つけペンは扱いにコツがいるが、それは早くに慣れた。
一週間その魔石インクで魔法陣を描きまくって分かった事がある。
ただの円を描いて呪文を唱えると、ポッと一瞬火が出現する。
五芒星だけを描いて呪文を唱えても起動する。
三角形や四角形でも起動する。
だが、円に五芒星を描いても魔法は起動しなかった。
『どう思う?』
タカシにDMで相談に乗ってもらった。
『どうって言われてもな。丸、三角、四角、星形。なんか単純だと魔法が発動するとか?』
『それだと桂木翔真の魔法陣が円に五芒星である説明がつかない』
『あれも簡単じゃん。こう、一筆書きでサササッとさ』
はあ。助言を乞う立場ながら、嘆息が漏れる。なんだよ一筆書きでサササッとか。……いや、まてよ。
『タカシありがとう!』
俺はそうDMを締めると、スマホを置いて机に向かう。魔石インクの入った小瓶の蓋を開け、つけペンにインクを浸すと、ノートに円と五芒星を描く。今度はタカシが言っていたように一筆書きで。
「さてと、『火よ!』」
魔法陣を描き終わった俺は、魔法陣に意識を集中させて呪文を唱える。するとどうだろう。ボッと、円や三角などの簡単な魔法陣で呪文を唱えた時より、強い火が出現したではないか。
これはつまり、魔法陣を描く時は一筆書きでなければならない。と言う確かな証明だろう。
俺はその後も魔法陣を書き殴った。
そして分かった事がある。
まず、魔法陣は一筆書きでなければならない。しかも始点と終点が一致していないといけない。つまり、円なら良いが、棒線のように、始点と終点が違うものでは発動しなかった。
そして魔法陣は正確である方が良い。出来るなら、下書きしたり定規やコンパスなどを使って正確に描いた魔法陣の方が、フリーハンドで描いた歪んでいる魔法陣より威力が高い。
そして魔法陣は複雑な方が威力が高い。円の中に三角形を描いたものより、四角形、それより五芒星の方が魔法の威力は上がった。そして六芒星を一筆書きで描いたものの方が五芒星より威力が上だ。
そして線を重ねると魔法の威力が下がる。俺は重ねた方が威力が上がると思って、線を二重三重にして描いた事が何度かあったが、そうすると目に見えて威力が落ちる。円の中に図形を描く時も、出来るだけ他の線と接触しないように描くのがコツになりそうだ。
と言う訳で、円の中に五芒星、その五芒星の中に逆五芒星を描いたものをノートを描いてみた。
「ふう……、『光よ!』」
カッ、と目を開けていられない程に眩しい光が魔法陣の上で顕現する。眩しさに目を瞑ったのはどれくらいだっただろうか。一分は続いたと思う。
「ふう。火じゃなくて光にしたのは正解だったな。火だったら確実に火事になってた」
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まあ、いいや。これであのトンネルの先の硬い岩盤も、攻略の糸口が見えてきたと言うものだ。
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『ノベマ! 異世界ファンタジー:8位(2025/04/22)』
※別サイトにも掲載しています。
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