217 / 643
魔女の相手の条件
しおりを挟む
驚く俺に対して、年に似合わず艶笑を浮かべるアネカネ。
「そんなに驚かなくても。お姉ちゃんの従僕と言う事は、私たちは家族も同然でしょう? なら、本当の家族になっても良いと思うのよ」
理屈に無理があり過ぎじゃなかろうか?
「従僕って、主人より一段下なんじゃないんですか?」
俺はそう思ってバヨネッタさんに接してきた。少なくとも公的な場ではバヨネッタさんを立てるように振る舞ってきたつもりだ。
「まあ、その心持ちは大事よ。でも魔女は貴族でもないしね。従僕との婚姻は否定されていないわよ」
それはそうなのかも知れないけど……。
「それとも私じゃ駄目かしら?」
可愛く小首を傾げるアネカネに対して、
「駄目じゃありません!」
と返したのはタカシだった。
「ああそう。私、力のない男に興味ないから」
その口撃にバッサリ斬られたタカシは、「やられた~」とでも言いそうなオーバーリアクションで円卓に突っ伏した。何やっているんだか。それにしても、力のある男、ねえ。
「魔女の性とでも言うべきかしら。魔女は自身のつがいとして、力のある男を求める傾向にあるのよ。力と言っても武力だけじゃないわよ」
「そうなの?」
「ええ。力と言っても色々あるもの。もちろん武力や知力も魅力的だけど、権力や財力なんかも良いわよねえ」
アネカネは手を組んでうっとりと語る。確かに、オラコラさんは権力者であるマリジール公と恋人関係だしなあ。バヨネッタさんは財団トップのオルさんといる。いや、バヨネッタさんとオルさんはそんな関係っぽくはないなあ。
「はい! 魅力と言うなら俺でも良いと思います!」
手を挙げるタカシ。それに対して冷ややかな視線を送るアネカネ。それだけでタカシは再び円卓に突っ伏したのだった。
「まあ、タカシじゃないけど、武力で言うなら、シンヤでも良いんじゃないか? 何せ勇者だからな」
俺にいきなり指名されて驚くシンヤ。アネカネはちらりとシンヤを見遣るが、すぐに俺の方に視線を戻した。
「駄目ね。貧乏臭い匂いがするわ」
鋭いな。シンヤ、肩を落とすなよ。十七歳にしては普通より稼いでいるって。
「それで、どうなの? 私って魅力的だと思わない?」
確かにアネカネは魅力的だと思う。美人であるバヨネッタさんを幼くしたようなその容貌は、美人さの中に可愛らしさが窺えた。こんな子と付き合えたなら。とも思わなくはないが、いきなり結婚ときては手が出ないのも当然だろう。
「迷う事なんてないでしょう? 私と結婚出来れば、幸せな結婚生活が待っているのよ?」
「幸せな結婚生活?」
疑問に思う俺に対して、口角を上げるアネカネ。
「男女のソレよ」
うわあ、清々しいくらい直球だなあこの子。ここまで直球で来られると、逆に興味が湧いてくる。
「お姉ちゃんは魔女修行の途中で家出したからアレだけど、私は違うわ。私は一通り魔女の修行を終えているの。その中には、男を虜にする技法もあるのよ」
へえ。そんなものも修行するのか。…………修行風景を想像すると、なんか悶々としてしまう。
「気になる?」
目を細めてアネカネが尋ねてきた。俺はその妖しい視線に耐え切れず目を逸らす。
「仕方ないわねえ。ちょっとだけ見せてあげるわ」
俺は何も言っていないのだが、アネカネは何を察したのか、自身の『空間庫』からココロの実と言う、さくらんぼに似た細い茎のある果実を取り出した。そしてそれを茎ごと口の中に含むアネカネ。
そして口の中でしばらくモゴモゴしていると、ペイと吐き出されるココロの実。するとその茎が見事に一つ結びに結ばれて出てきた。
「どう? 凄いでしょう? ……ってあれ?」
俺たち三人はその場で脱力していた。
「あれ? これ凄い事なのよ? さてはこの凄さが分からないのね?」
ともう一度ココロの実を取り出したアネカネから、その実を取り上げると、俺たち三人はそれを口に入れ、モゴモゴした後に吐き出した。そして三つとも茎が一つ結びにされている事に、驚くアネカネ。
「嘘でしょ!? 何で出来るの!?」
「中学の頃、ええっと学校で流行ったんだよ。これが出来るとキスが上手くなるって。だから俺たち口ん中血だらけにしながらこれ覚えたんだ。まあ、使う機会はなかったけど」
「俺はあるぞ」
と反論するタカシは置いておいて、俺の眼前でズシンと落ち込んでいるアネカネはどうしたものか。きっとアネカネ的には、男を落とす必殺の一撃だったのだろうけど、俺には通じなかったようだ。
「ふ、ふふふふふふふふふ……」
?
「やるわね! この技をカウンターで返してきたのはハルアキが初めてよ!」
頬を染めている事から、相当恥ずかしいようだ。
「益々欲しくなってきたわ! ハルアキ! 私と結婚しなさい!」
「駄目よ」
そこに声を掛けてきたのは、バヨネッタさんだった。部屋の扉に寄りかかりながら、腕を組んでアネカネを睨んでいた。
「お姉ちゃん!?」
「バヨネッタさん。会議はもう良いんですか?」
俺の言葉は無視してズンズンと室内に入ってきたバヨネッタさんは、俺の横で怯えるアネカネの耳を引っ張ると、
「私がいない間に、何を馬鹿な事をしているのよ?」
その耳に言い聞かせるように叱りつけた。
「別に、馬鹿な事じゃないし。本気だし」
目を逸らすアネカネに、嘆息しながら睨みつけるバヨネッタさん。バヨネッタさんの視線に耐え兼ねたアネカネは、スススと音もなく扉の方へと逃げていく。
「今日はこのくらいにしておいてあげるけれど、私は諦めないからね!」
そんな捨て台詞を残して、アネカネは部屋を後にするのだった。
「妹さんに意地悪ですね」
「あれくらいで懲りるあの子じゃないわ」
確かに。また現れそうな気はする。
「それで、どうかしたんですか?」
バヨネッタさんはリットーさんや三公、シンヤ以外の勇者パーティと会議をしていたと思ったが。
「私たちは、一度パジャンに行くわよ」
まあ、予想は出来ていたけどね。
「性急ですね」
「行って帰ってくるだけよ。エルルランドの使者を、パジャンの首都まで送り届けるの」
成程。これを機にパジャンと友好関係を結びたいエルルランドだけど、デレダ迷宮を踏破出来る有力な実力者は、ウルドゥラに殺されてしまったからなあ。となると次善の策としてバヨネッタさんやリットーさんに同行を頼むのは当然か。
「どんなお宝を要求したんですか?」
俺の問いに、バヨネッタさんは笑みを見せるのみだった。
「そんなに驚かなくても。お姉ちゃんの従僕と言う事は、私たちは家族も同然でしょう? なら、本当の家族になっても良いと思うのよ」
理屈に無理があり過ぎじゃなかろうか?
「従僕って、主人より一段下なんじゃないんですか?」
俺はそう思ってバヨネッタさんに接してきた。少なくとも公的な場ではバヨネッタさんを立てるように振る舞ってきたつもりだ。
「まあ、その心持ちは大事よ。でも魔女は貴族でもないしね。従僕との婚姻は否定されていないわよ」
それはそうなのかも知れないけど……。
「それとも私じゃ駄目かしら?」
可愛く小首を傾げるアネカネに対して、
「駄目じゃありません!」
と返したのはタカシだった。
「ああそう。私、力のない男に興味ないから」
その口撃にバッサリ斬られたタカシは、「やられた~」とでも言いそうなオーバーリアクションで円卓に突っ伏した。何やっているんだか。それにしても、力のある男、ねえ。
「魔女の性とでも言うべきかしら。魔女は自身のつがいとして、力のある男を求める傾向にあるのよ。力と言っても武力だけじゃないわよ」
「そうなの?」
「ええ。力と言っても色々あるもの。もちろん武力や知力も魅力的だけど、権力や財力なんかも良いわよねえ」
アネカネは手を組んでうっとりと語る。確かに、オラコラさんは権力者であるマリジール公と恋人関係だしなあ。バヨネッタさんは財団トップのオルさんといる。いや、バヨネッタさんとオルさんはそんな関係っぽくはないなあ。
「はい! 魅力と言うなら俺でも良いと思います!」
手を挙げるタカシ。それに対して冷ややかな視線を送るアネカネ。それだけでタカシは再び円卓に突っ伏したのだった。
「まあ、タカシじゃないけど、武力で言うなら、シンヤでも良いんじゃないか? 何せ勇者だからな」
俺にいきなり指名されて驚くシンヤ。アネカネはちらりとシンヤを見遣るが、すぐに俺の方に視線を戻した。
「駄目ね。貧乏臭い匂いがするわ」
鋭いな。シンヤ、肩を落とすなよ。十七歳にしては普通より稼いでいるって。
「それで、どうなの? 私って魅力的だと思わない?」
確かにアネカネは魅力的だと思う。美人であるバヨネッタさんを幼くしたようなその容貌は、美人さの中に可愛らしさが窺えた。こんな子と付き合えたなら。とも思わなくはないが、いきなり結婚ときては手が出ないのも当然だろう。
「迷う事なんてないでしょう? 私と結婚出来れば、幸せな結婚生活が待っているのよ?」
「幸せな結婚生活?」
疑問に思う俺に対して、口角を上げるアネカネ。
「男女のソレよ」
うわあ、清々しいくらい直球だなあこの子。ここまで直球で来られると、逆に興味が湧いてくる。
「お姉ちゃんは魔女修行の途中で家出したからアレだけど、私は違うわ。私は一通り魔女の修行を終えているの。その中には、男を虜にする技法もあるのよ」
へえ。そんなものも修行するのか。…………修行風景を想像すると、なんか悶々としてしまう。
「気になる?」
目を細めてアネカネが尋ねてきた。俺はその妖しい視線に耐え切れず目を逸らす。
「仕方ないわねえ。ちょっとだけ見せてあげるわ」
俺は何も言っていないのだが、アネカネは何を察したのか、自身の『空間庫』からココロの実と言う、さくらんぼに似た細い茎のある果実を取り出した。そしてそれを茎ごと口の中に含むアネカネ。
そして口の中でしばらくモゴモゴしていると、ペイと吐き出されるココロの実。するとその茎が見事に一つ結びに結ばれて出てきた。
「どう? 凄いでしょう? ……ってあれ?」
俺たち三人はその場で脱力していた。
「あれ? これ凄い事なのよ? さてはこの凄さが分からないのね?」
ともう一度ココロの実を取り出したアネカネから、その実を取り上げると、俺たち三人はそれを口に入れ、モゴモゴした後に吐き出した。そして三つとも茎が一つ結びにされている事に、驚くアネカネ。
「嘘でしょ!? 何で出来るの!?」
「中学の頃、ええっと学校で流行ったんだよ。これが出来るとキスが上手くなるって。だから俺たち口ん中血だらけにしながらこれ覚えたんだ。まあ、使う機会はなかったけど」
「俺はあるぞ」
と反論するタカシは置いておいて、俺の眼前でズシンと落ち込んでいるアネカネはどうしたものか。きっとアネカネ的には、男を落とす必殺の一撃だったのだろうけど、俺には通じなかったようだ。
「ふ、ふふふふふふふふふ……」
?
「やるわね! この技をカウンターで返してきたのはハルアキが初めてよ!」
頬を染めている事から、相当恥ずかしいようだ。
「益々欲しくなってきたわ! ハルアキ! 私と結婚しなさい!」
「駄目よ」
そこに声を掛けてきたのは、バヨネッタさんだった。部屋の扉に寄りかかりながら、腕を組んでアネカネを睨んでいた。
「お姉ちゃん!?」
「バヨネッタさん。会議はもう良いんですか?」
俺の言葉は無視してズンズンと室内に入ってきたバヨネッタさんは、俺の横で怯えるアネカネの耳を引っ張ると、
「私がいない間に、何を馬鹿な事をしているのよ?」
その耳に言い聞かせるように叱りつけた。
「別に、馬鹿な事じゃないし。本気だし」
目を逸らすアネカネに、嘆息しながら睨みつけるバヨネッタさん。バヨネッタさんの視線に耐え兼ねたアネカネは、スススと音もなく扉の方へと逃げていく。
「今日はこのくらいにしておいてあげるけれど、私は諦めないからね!」
そんな捨て台詞を残して、アネカネは部屋を後にするのだった。
「妹さんに意地悪ですね」
「あれくらいで懲りるあの子じゃないわ」
確かに。また現れそうな気はする。
「それで、どうかしたんですか?」
バヨネッタさんはリットーさんや三公、シンヤ以外の勇者パーティと会議をしていたと思ったが。
「私たちは、一度パジャンに行くわよ」
まあ、予想は出来ていたけどね。
「性急ですね」
「行って帰ってくるだけよ。エルルランドの使者を、パジャンの首都まで送り届けるの」
成程。これを機にパジャンと友好関係を結びたいエルルランドだけど、デレダ迷宮を踏破出来る有力な実力者は、ウルドゥラに殺されてしまったからなあ。となると次善の策としてバヨネッタさんやリットーさんに同行を頼むのは当然か。
「どんなお宝を要求したんですか?」
俺の問いに、バヨネッタさんは笑みを見せるのみだった。
11
あなたにおすすめの小説
人生初めての旅先が異世界でした!? ~ 元の世界へ帰る方法探して異世界めぐり、家に帰るまでが旅行です。~(仮)
葵セナ
ファンタジー
主人公 39歳フリーターが、初めての旅行に行こうと家を出たら何故か森の中?
管理神(神様)のミスで、異世界転移し見知らぬ森の中に…
不思議と持っていた一枚の紙を読み、元の世界に帰る方法を探して、異世界での冒険の始まり。
曖昧で、都合の良い魔法とスキルでを使い、異世界での冒険旅行? いったいどうなる!
ありがちな異世界物語と思いますが、暖かい目で見てやってください。
初めての作品なので誤字 脱字などおかしな所が出て来るかと思いますが、御容赦ください。(気が付けば修正していきます。)
ステータスも何処かで見たことあるような、似たり寄ったりの表示になっているかと思いますがどうか御容赦ください。よろしくお願いします。
異世界に転移した僕、外れスキルだと思っていた【互換】と【HP100】の組み合わせで最強になる
名無し
ファンタジー
突如、異世界へと召喚された来栖海翔。自分以外にも転移してきた者たちが数百人おり、神父と召喚士から並ぶように指示されてスキルを付与されるが、それはいずれもパッとしなさそうな【互換】と【HP100】という二つのスキルだった。召喚士から外れ認定され、当たりスキル持ちの右列ではなく、外れスキル持ちの左列のほうに並ばされる来栖。だが、それらは組み合わせることによって最強のスキルとなるものであり、来栖は何もない状態から見る見る成り上がっていくことになる。
レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされたが大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界に転移した山田(やまだ) 無二(むに)はポーターの仕事をして早6年。
おっさんになってからも、冒険者になれずくすぶっていた。
ある日、モンスター無限増殖装置を誤って作動させたパーティは無二を囮にして逃げ出す。
落とし穴にも落とされ絶体絶命の無二。
機転を利かせ助かるも、そこはダンジョンボスの扉の前。
覚悟を決めてボスに挑む無二。
通販能力でからくも勝利する。
そして、ダンジョンコアの魔力を吸出し大幅レベルアップ。
アンデッドには聖水代わりに殺菌剤、光魔法代わりに紫外線ライト。
霧のモンスターには掃除機が大活躍。
異世界モンスターを現代製品の通販で殴る快進撃が始まった。
カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載しております。
独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活
髙龍
ファンタジー
MMORPGで念願のアイテムを入手した次の瞬間大量の水に押し流され無念の中生涯を終えてしまう。
しかし神は彼を見捨てていなかった。
そんなにゲームが好きならと手にしたステータスとアイテムを持ったままゲームに似た世界に転生させてやろうと。
これは俺TUEEEしながら異世界に新しい風を巻き起こす一人の男の物語。
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
ペーパードライバーが車ごと異世界転移する話
ぐだな
ファンタジー
車を買ったその日に事故にあった島屋健斗(シマヤ)は、どういう訳か車ごと異世界へ転移してしまう。
異世界には剣と魔法があるけれど、信号機もガソリンも無い!危険な魔境のど真ん中に放り出された島屋は、とりあえずカーナビに頼るしかないのだった。
「目的地を設定しました。ルート案内に従って走行してください」
異世界仕様となった車(中古車)とペーパードライバーの運命はいかに…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる