287 / 643
第二階層?
しおりを挟む
上階に着くと、そこは薄暗い教会の中だった。大聖堂と呼んで差し支えない大きさの、伽藍堂とした場所で、壁面や天井は天使の絵で彩られていた。
「誰もいませんね?」
俺たちが上に上がってきた事は、アンゲルスタも知っているだろうに、何も仕掛けてこないのが、逆に怖く感じるな。そう思ったのも一瞬だった。
「囲まれているわね」
バヨネッタさんの言に首肯する。全合一で鋭敏になった共感覚が、この大聖堂を囲むように、魔物たちが配置されてるのを感じ取ったのだ。
「倒さないと駄目、ですかね?」
こんな場所で魔物たちの相手をしている暇はないのだ。出来ればさっさと上階に進みたい。
「駄目だろうな」
俺の呟きに返答してくれたのは、武田さんだった。
「どうやらこの階段は、この階までしか来れない仕様らしい。次の階に行きたいなら、他の階段を探す必要があるようだ」
その答えに溜息が出る。
「何でそんな面倒臭い仕様になっているんですか?」
「自陣を敵軍が攻め難いように作るのは当然だろう」
とゼラン仙者に言われてしまった。それは全くその通りなのだろう。これを聞いて俺が思い出したのは、テレビ局は複雑な造りをしていると言う話だ。何でもテロなどで悪用されないように、入り組んだ造りにされているのだとか。まあ、テレビ局に行った事がないから、本当かどうかは分からないが。
「じゃあ、出ますか」
俺たちは何を恥じる事もないので、通路を通って大聖堂の正面入口から堂々と出る事にした。
「それにしても、何で俺たちごとここを壊さないんですかね?」
その方が手っ取り早く俺たちを始末出来ると思うのだが。
「壊さないんじゃなく、壊せないのよ」
と横のバヨネッタさんが口にする。
「壊せない、ですか?」
「階段で上階と下階が繋がっていると言う事は、この塔は初めからそう言った仕組みで作られているのよ。だからこの建物も階段も塔の一部で、壊せば塔自体に深刻な影響を与えかねないんでしょうね。だから壊せない」
成程。
「つまり、俺たちがこの階で探すべき場所は、この大聖堂と同じように、魔物たちが襲ってこない、壊そうとしない場所。と言う事ですね」
バヨネッタさんが首肯する。どうやら合っているようだ。それなら簡単だろう。そう思って俺は、ヤスさんとサブさんが開いた扉から外へと出た。
「何だこりゃ?」
俺の考えが甘かった。塔内部だから、広さはそれ程でもないだろうと軽く見ていたのだが、俺の視界に飛び込んできたそれは、そこらの街と変わらない街並みだった。塔内部だと言うのにビルが建ち並び、上を見上げれば夜空まであり、天頂には月まで見える、何ここ、別世界かな? 下手すれば外の街と同じくらい広いぞ。マジか!? だとしたら直径十キロメートルはある事になる。
「ギシャアッ!!」
が、そんな事に現を抜かしている場合ではなかった。空からガーゴイルのような、背中に羽根を生やした悪魔のような魔物が、早速襲い掛かってきたからだ。それだけではない。地上は数々の魔物たちで埋め尽くされ、俺たちが出てきたのを、待ってました! と言わんばかりによだれを垂らして押し寄せてくる。
だがそれは俺たちにとっては物の数に入らない。鎧袖一触とは正にこの事を言うのだろう。皆が皆、己の武器でもって魔物たちを蹴散らしていく。
「『粗製乱造』で増やした魔物たちですかね」
「そうだろうな。いくら倒しても、経験値が入らない」
そう愚痴をこぼすのは武田さんだ。
「いや、武田さん、俺の後ろに隠れて戦っていないじゃないですか」
「今の俺に戦闘力を期待するな!」
それはそうなんですけど。
「ハルアキ! セクシーマンの世話は勇者たちに任せて、私たちは空から次の階段を探すわよ!」
バヨネッタさんに命令されては断る訳にはいかない。俺はしがみつく武田さんを振り払い、バイバイすると、アニンを黒い翼に変化させて広いこの階層へと飛翔する。
「では私はこちらへ行こう!」
「では私はこっちへ」
「私はあっちへ行くわ」
空を飛べる組のリットーさん、ゼラン仙者、バヨネッタさん、そして俺は、四方へと別れ、それぞれ次の階段を探す。
「しかし本当に広いな」
『そうだな』
こう言う時、感覚が二倍あると言うのは有利なのだろうな。アニンと二人で、第二階層? の広大なフロア探索を開始する。
もしもこの写真を見せたところで、誰もこれが塔の内部だとは信じないだろうなあ。と『粗製乱造』で増やされたガーゴイルや飛竜たちを屠りながら、俺は第二階層を探索していた。
空も地上も魔物たちで溢れかえり、少し進むのも、それらを掻き分けながらでなければいけない。その煩わしさにイライラしながらも、意識は地上に向けられる。
どうやら魔物たちへの命令は簡単なもので、あの大聖堂さえ攻撃しなければ、何をしても問題ないとされているようで、ビルや家を壊して回っていた。これなら、壊していない場所を探すと言うのは簡単かも知れないな。
そう思っていたが、第二階層は広い。更にどんどんと魔物たちが投入されて、視界が魔物で埋め尽くされていく。これでは探索どころではないな。
『先に『粗製乱造』を乱発している者を仕留めた方が早いのではないか?』
「だな」
アニンの進言を素直に受け止め、俺は探す相手を、次の階層への階段から、『粗製乱造』の使い手へと切り替えた。
『粗製乱造』の使い手を探すのは簡単だ。魔物の多い方多い方へとあえて突き進めば、その先にいるのだから。
「見付けた!」
大聖堂から二キロと言ったところだろうか? 緑溢れる広い公園の芝生の広場で、中央に魔物を配置し、軍服を着た十人が、どんどんと魔物を増やしていた。
「なんか、すんげえスピードで魔物が増えていっているんだけど?」
『相当レベルの高い使い手が固まっているのだろう』
だろうね。これは探索相手をこっちに切り替えて正解だったな。とりあえず、こんな戦場で姿を晒しているんだ。死ぬ覚悟はあるのだろうから、死んでくれ。
俺は右手にアニンの黒剣生み出すと、それを握り締め、軍人たちを急襲する。
ガキンッ!!
しかしアニンの黒剣は、一人の軍人の首を刎ねる前に、何者かの横槍によって止められた。
「悪いな小僧! こいつらを殺らせないのが、俺に与えられた命令なんでな!」
二メートルはあろうかと言う軍服のその男は、自身の身長と比肩する大きな剣で、アニンの黒剣を受け止めたのだった。
「誰もいませんね?」
俺たちが上に上がってきた事は、アンゲルスタも知っているだろうに、何も仕掛けてこないのが、逆に怖く感じるな。そう思ったのも一瞬だった。
「囲まれているわね」
バヨネッタさんの言に首肯する。全合一で鋭敏になった共感覚が、この大聖堂を囲むように、魔物たちが配置されてるのを感じ取ったのだ。
「倒さないと駄目、ですかね?」
こんな場所で魔物たちの相手をしている暇はないのだ。出来ればさっさと上階に進みたい。
「駄目だろうな」
俺の呟きに返答してくれたのは、武田さんだった。
「どうやらこの階段は、この階までしか来れない仕様らしい。次の階に行きたいなら、他の階段を探す必要があるようだ」
その答えに溜息が出る。
「何でそんな面倒臭い仕様になっているんですか?」
「自陣を敵軍が攻め難いように作るのは当然だろう」
とゼラン仙者に言われてしまった。それは全くその通りなのだろう。これを聞いて俺が思い出したのは、テレビ局は複雑な造りをしていると言う話だ。何でもテロなどで悪用されないように、入り組んだ造りにされているのだとか。まあ、テレビ局に行った事がないから、本当かどうかは分からないが。
「じゃあ、出ますか」
俺たちは何を恥じる事もないので、通路を通って大聖堂の正面入口から堂々と出る事にした。
「それにしても、何で俺たちごとここを壊さないんですかね?」
その方が手っ取り早く俺たちを始末出来ると思うのだが。
「壊さないんじゃなく、壊せないのよ」
と横のバヨネッタさんが口にする。
「壊せない、ですか?」
「階段で上階と下階が繋がっていると言う事は、この塔は初めからそう言った仕組みで作られているのよ。だからこの建物も階段も塔の一部で、壊せば塔自体に深刻な影響を与えかねないんでしょうね。だから壊せない」
成程。
「つまり、俺たちがこの階で探すべき場所は、この大聖堂と同じように、魔物たちが襲ってこない、壊そうとしない場所。と言う事ですね」
バヨネッタさんが首肯する。どうやら合っているようだ。それなら簡単だろう。そう思って俺は、ヤスさんとサブさんが開いた扉から外へと出た。
「何だこりゃ?」
俺の考えが甘かった。塔内部だから、広さはそれ程でもないだろうと軽く見ていたのだが、俺の視界に飛び込んできたそれは、そこらの街と変わらない街並みだった。塔内部だと言うのにビルが建ち並び、上を見上げれば夜空まであり、天頂には月まで見える、何ここ、別世界かな? 下手すれば外の街と同じくらい広いぞ。マジか!? だとしたら直径十キロメートルはある事になる。
「ギシャアッ!!」
が、そんな事に現を抜かしている場合ではなかった。空からガーゴイルのような、背中に羽根を生やした悪魔のような魔物が、早速襲い掛かってきたからだ。それだけではない。地上は数々の魔物たちで埋め尽くされ、俺たちが出てきたのを、待ってました! と言わんばかりによだれを垂らして押し寄せてくる。
だがそれは俺たちにとっては物の数に入らない。鎧袖一触とは正にこの事を言うのだろう。皆が皆、己の武器でもって魔物たちを蹴散らしていく。
「『粗製乱造』で増やした魔物たちですかね」
「そうだろうな。いくら倒しても、経験値が入らない」
そう愚痴をこぼすのは武田さんだ。
「いや、武田さん、俺の後ろに隠れて戦っていないじゃないですか」
「今の俺に戦闘力を期待するな!」
それはそうなんですけど。
「ハルアキ! セクシーマンの世話は勇者たちに任せて、私たちは空から次の階段を探すわよ!」
バヨネッタさんに命令されては断る訳にはいかない。俺はしがみつく武田さんを振り払い、バイバイすると、アニンを黒い翼に変化させて広いこの階層へと飛翔する。
「では私はこちらへ行こう!」
「では私はこっちへ」
「私はあっちへ行くわ」
空を飛べる組のリットーさん、ゼラン仙者、バヨネッタさん、そして俺は、四方へと別れ、それぞれ次の階段を探す。
「しかし本当に広いな」
『そうだな』
こう言う時、感覚が二倍あると言うのは有利なのだろうな。アニンと二人で、第二階層? の広大なフロア探索を開始する。
もしもこの写真を見せたところで、誰もこれが塔の内部だとは信じないだろうなあ。と『粗製乱造』で増やされたガーゴイルや飛竜たちを屠りながら、俺は第二階層を探索していた。
空も地上も魔物たちで溢れかえり、少し進むのも、それらを掻き分けながらでなければいけない。その煩わしさにイライラしながらも、意識は地上に向けられる。
どうやら魔物たちへの命令は簡単なもので、あの大聖堂さえ攻撃しなければ、何をしても問題ないとされているようで、ビルや家を壊して回っていた。これなら、壊していない場所を探すと言うのは簡単かも知れないな。
そう思っていたが、第二階層は広い。更にどんどんと魔物たちが投入されて、視界が魔物で埋め尽くされていく。これでは探索どころではないな。
『先に『粗製乱造』を乱発している者を仕留めた方が早いのではないか?』
「だな」
アニンの進言を素直に受け止め、俺は探す相手を、次の階層への階段から、『粗製乱造』の使い手へと切り替えた。
『粗製乱造』の使い手を探すのは簡単だ。魔物の多い方多い方へとあえて突き進めば、その先にいるのだから。
「見付けた!」
大聖堂から二キロと言ったところだろうか? 緑溢れる広い公園の芝生の広場で、中央に魔物を配置し、軍服を着た十人が、どんどんと魔物を増やしていた。
「なんか、すんげえスピードで魔物が増えていっているんだけど?」
『相当レベルの高い使い手が固まっているのだろう』
だろうね。これは探索相手をこっちに切り替えて正解だったな。とりあえず、こんな戦場で姿を晒しているんだ。死ぬ覚悟はあるのだろうから、死んでくれ。
俺は右手にアニンの黒剣生み出すと、それを握り締め、軍人たちを急襲する。
ガキンッ!!
しかしアニンの黒剣は、一人の軍人の首を刎ねる前に、何者かの横槍によって止められた。
「悪いな小僧! こいつらを殺らせないのが、俺に与えられた命令なんでな!」
二メートルはあろうかと言う軍服のその男は、自身の身長と比肩する大きな剣で、アニンの黒剣を受け止めたのだった。
11
あなたにおすすめの小説
人生初めての旅先が異世界でした!? ~ 元の世界へ帰る方法探して異世界めぐり、家に帰るまでが旅行です。~(仮)
葵セナ
ファンタジー
主人公 39歳フリーターが、初めての旅行に行こうと家を出たら何故か森の中?
管理神(神様)のミスで、異世界転移し見知らぬ森の中に…
不思議と持っていた一枚の紙を読み、元の世界に帰る方法を探して、異世界での冒険の始まり。
曖昧で、都合の良い魔法とスキルでを使い、異世界での冒険旅行? いったいどうなる!
ありがちな異世界物語と思いますが、暖かい目で見てやってください。
初めての作品なので誤字 脱字などおかしな所が出て来るかと思いますが、御容赦ください。(気が付けば修正していきます。)
ステータスも何処かで見たことあるような、似たり寄ったりの表示になっているかと思いますがどうか御容赦ください。よろしくお願いします。
異世界に転移した僕、外れスキルだと思っていた【互換】と【HP100】の組み合わせで最強になる
名無し
ファンタジー
突如、異世界へと召喚された来栖海翔。自分以外にも転移してきた者たちが数百人おり、神父と召喚士から並ぶように指示されてスキルを付与されるが、それはいずれもパッとしなさそうな【互換】と【HP100】という二つのスキルだった。召喚士から外れ認定され、当たりスキル持ちの右列ではなく、外れスキル持ちの左列のほうに並ばされる来栖。だが、それらは組み合わせることによって最強のスキルとなるものであり、来栖は何もない状態から見る見る成り上がっていくことになる。
レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされたが大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界に転移した山田(やまだ) 無二(むに)はポーターの仕事をして早6年。
おっさんになってからも、冒険者になれずくすぶっていた。
ある日、モンスター無限増殖装置を誤って作動させたパーティは無二を囮にして逃げ出す。
落とし穴にも落とされ絶体絶命の無二。
機転を利かせ助かるも、そこはダンジョンボスの扉の前。
覚悟を決めてボスに挑む無二。
通販能力でからくも勝利する。
そして、ダンジョンコアの魔力を吸出し大幅レベルアップ。
アンデッドには聖水代わりに殺菌剤、光魔法代わりに紫外線ライト。
霧のモンスターには掃除機が大活躍。
異世界モンスターを現代製品の通販で殴る快進撃が始まった。
カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載しております。
独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活
髙龍
ファンタジー
MMORPGで念願のアイテムを入手した次の瞬間大量の水に押し流され無念の中生涯を終えてしまう。
しかし神は彼を見捨てていなかった。
そんなにゲームが好きならと手にしたステータスとアイテムを持ったままゲームに似た世界に転生させてやろうと。
これは俺TUEEEしながら異世界に新しい風を巻き起こす一人の男の物語。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
ペーパードライバーが車ごと異世界転移する話
ぐだな
ファンタジー
車を買ったその日に事故にあった島屋健斗(シマヤ)は、どういう訳か車ごと異世界へ転移してしまう。
異世界には剣と魔法があるけれど、信号機もガソリンも無い!危険な魔境のど真ん中に放り出された島屋は、とりあえずカーナビに頼るしかないのだった。
「目的地を設定しました。ルート案内に従って走行してください」
異世界仕様となった車(中古車)とペーパードライバーの運命はいかに…
捨てられた貴族六男、ハズレギフト『家電量販店』で僻地を悠々開拓する。~魔改造し放題の家電を使って、廃れた土地で建国目指します~
荒井竜馬@書籍発売中
ファンタジー
ある日、主人公は前世の記憶を思いだし、自分が転生者であることに気がつく。転生先は、悪役貴族と名高いアストロメア家の六男だった。しかし、メビウスは前世でアニメやラノベに触れていたので、悪役転生した場合の身の振り方を知っていた。『悪役転生ものということは、死ぬ気で努力すれば最強になれるパターンだ!』そう考えて死ぬ気で努力をするが、チート級の力を身につけることができなかった。
それどころか、授かったギフトが『家電量販店』という理解されないギフトだったせいで、一族から追放されてしまい『死地』と呼ばれる場所に捨てられてしまう。
「……普通、十歳の子供をこんな場所に捨てるか?」
『死地』と呼ばれる何もない場所で、メビウスは『家電量販店』のスキルを使って生き延びることを決意する。
しかし、そこでメビウスは自分のギフトが『死地』で生きていくのに適していたことに気がつく。
家電を自在に魔改造して『家電量販店』で過ごしていくうちに、メビウスは周りから天才発明家として扱われ、やがて小国の長として建国を目指すことになるのだった。
メビウスは知るはずがなかった。いずれ、自分が『機械仕掛けの大魔導士』と呼ばれ存在になるなんて。
努力しても最強になれず、追放先に師範も元冒険者メイドもついてこず、領地どころかどの国も管理していない僻地に捨てられる……そんな踏んだり蹴ったりから始まる領地(国家)経営物語。
『ノベマ! 異世界ファンタジー:8位(2025/04/22)』
※別サイトにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる