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傲慢(後編)
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シンヤの問いに、トモノリが一つ頷いて話を続けた。
「まず、俺たち魔王の案では、世界を『魂の世界』と『物質の世界』の二つに分ける事から始める」
『魂の世界』と言うのが、魂のプールの改良版の事だろう想像はつく。『物質の世界』と言うのは現実世界の事だろう。
「それって、分ける意味あるのか?」
「大いにある。なあ? 赤ん坊としてこの世界に生を受けて、いきなり人生と言う一度きりのサバイバルをさせられるなんて、理不尽だと思わないか?」
? 話が掴めん。
「つまりさ、俺たちの人生には助走が必要だと思うんだ。チュートリアルと言った方が分かり易いかな」
うん? まあ、言いたい事はなんとなく分かってきたかな?
「それと『魂の世界』と『物質の世界』を分ける話は繋がるのか?」
首肯するトモノリ。
「だから、『魂の世界』で『物質の世界』のチュートリアルを体験し、それから『物質の世界』に出るべきなんじゃないか。って話だよ」
成程ね。それなら『物質の世界』に出ても、チュートリアルを終えているから、ある程度やっていけるな。そこにチュートリアルでの個人努力が加算されるのか。
「いや、そんな上手くいかねえだろ」
思わず本音が口を出てしまった。
「そうね。チュートリアルは所詮チュートリアルだもの。それが『物質の世界』に行っても、百パーセント通用するとは思えないわ。それに、チュートリアルで挫折した魂たちはどうするつもりなの?」
ナイス浅野! 俺もそう言いたかった! これに対して、トモノリが一瞬暗い笑顔を見せた気がした。すぐにいつもの糸目に戻ったけど。
「大丈夫。なんで俺たち魔王が、二つの世界を同時に侵攻しようとしていると思っているんだ? 『物質の世界』のモードを選べるようにじゃないか。俺たち六人の魔王の力を使えば、二つの世界を六分割する事が可能だと分かっている。つまり『物質の世界』も、甘々なイージーモードから、超激ムズなナイトメアモードまで創れるって事さ」
成程ね。胡散臭えな。
「そうまでして分割する意味あんのか?」
俺は自分でも自覚する程、目を細めてトモノリを見遣るが、本物の糸目には敵わないらしく、トモノリに動揺は見られない。
「新たな世界の統治者として、無用な争いの種は小さな内に潰しておこうってだけだよ」
どうだかなあ。
「その新しい世界って、モードは自分で切り替えられるのか?」
タカシが素朴な疑問を口にする。
「う~ん。残念だけど、そこまでの機能は付けられないかな」
「じゃあ、イージーモードとナイトメアモードで、得られるものの違いってなんだ? 普通に考えたら皆イージーモードが良い訳で、そこでウハウハな生活が出来るなら、誰もハードとかナイトメアとか選ばないと思うぞ?」
タカシってたまに鋭い事言うよな。これにはトモノリも一瞬動きが止まった。
「驚いたな。ここにツッコんでくるのは、浅野かハルアキだと思っていたんだけどな」
言いながら頭を掻くトモノリ。
「もちろん、イージーモードとナイトメアモードでは、得られる幸福値が違ってくる。言ってしまえば、イージーモードは波の穏やかなローリスクローリターンな世界。ナイトメアモードは波の激しいハイリスクハイリターンな世界だ」
う~ん、それで途中でモードチェンジが出来ないとなってくると、最初のモード選びが肝心になってくるか?
「ちなみにその世界にも、スキルとかあるのか?」
タカシの質問に、トモノリは首肯だけで答えた。だが良い質問だ。となると、ユニークスキルは確実に存在するだろう。トモノリの提唱する『物質の世界』がどんなものなのかは、まだ朧げだが、ユニークスキルが存在するとなると、数量限定のものが存在すると言う事だ。そうなると、『魂の世界』で熟考するより、思い切って『物質の世界』に出た方が旨味が多いんじゃないかと思えてくる。上手いな、トモノリ。
「でもそれなら、既に現実の世界にスキルは実装されている。地球には天賦の塔もあるしな」
「あれはなあ。まさか運営があんな手でくるとは俺も思わなかったわ。でも、現実じゃあモードは選べないだろう?」
まあ、そうかも知れないな。
「そうかも知れないな、か?」
内心を読まれてドキッとしてしまった。
「強くなっちまったなあ、ハルアキ」
「どう言う意味だよ?」
少し語気が強くなっている自分に、自分で驚いた。
「そのままさ。お前がこの現実を受け入れられているのは、お前がある程度強くなっているからだ。もしお前が今でもレベル一で、周りが何でも知っているような、何でもこなせるような、強者ばかりのところに放り込まれたと想像してみろよ? すぐに、人生やり直したい。って思うだろうさ」
そう、だろうか? そうかも知れない。俺は知らず知らずの内に、強くなって傲慢になっていたのだろうか? もしかしたら俺も今の地球に適合出来ず、落伍者になっていた道もあったかも知れない。
「魔王様は口喧嘩もお得意なのね?」
浅野が呆れ声で間に割って入ってきた。トモノリが、まるでここからが本番だとでも言うように、パソコンの向こうの浅野を見詰める。
「私としては、人生にはどんなモードがあるか。よりも、その人生を終えた後の方が気になるわね」
そこ、気になるか?
「楽しい人生だったなら、それで良いじゃないか」
ふむ。トモノリが誤魔化すって事は、何かあるのか。
「『魂の世界』の段階で意識があると言う事は、死んだ後も意識が残るのよね?」
ああ、そうなるのか。
「え、でも、死んだら魂のプールみたいに『魂の世界』に戻ってくるんじゃないのか?」
「それじゃあ魔王に全く旨味がないじゃない。こんな事をしでかす六人が、ただ世界が発展していくのを眺める趣味でも持っているとでも?」
…………確かに。魔王と言うにはおとなし過ぎる。
「つまり、死んだ魂にこそ、旨味があると?」
首肯する浅野。
「魂とは記録媒体よ。生まれてから死ぬまでの全てが魂には刻まれているわ。それが『魂の世界』からともなると更に増える」
ふむ。
「その全てが死後、魔王の手中にあるとなると、どうなるか」
そう言えば、ドミニクも魂のプールから力を得ていたな。
「なに、俺たちが与えた人生で得た分を回収するだけさ。初期魂の分は『魂の世界』に戻すさ」
それなら……ってならないよ! 人生を食われるのって痛いのかなあ。浅野が直々に注意勧告してくるくらいだもんなあ。それは中々、厳しいなあ。ちらりとトモノリを見ても、糸目で笑っているだけだ。
「まず、俺たち魔王の案では、世界を『魂の世界』と『物質の世界』の二つに分ける事から始める」
『魂の世界』と言うのが、魂のプールの改良版の事だろう想像はつく。『物質の世界』と言うのは現実世界の事だろう。
「それって、分ける意味あるのか?」
「大いにある。なあ? 赤ん坊としてこの世界に生を受けて、いきなり人生と言う一度きりのサバイバルをさせられるなんて、理不尽だと思わないか?」
? 話が掴めん。
「つまりさ、俺たちの人生には助走が必要だと思うんだ。チュートリアルと言った方が分かり易いかな」
うん? まあ、言いたい事はなんとなく分かってきたかな?
「それと『魂の世界』と『物質の世界』を分ける話は繋がるのか?」
首肯するトモノリ。
「だから、『魂の世界』で『物質の世界』のチュートリアルを体験し、それから『物質の世界』に出るべきなんじゃないか。って話だよ」
成程ね。それなら『物質の世界』に出ても、チュートリアルを終えているから、ある程度やっていけるな。そこにチュートリアルでの個人努力が加算されるのか。
「いや、そんな上手くいかねえだろ」
思わず本音が口を出てしまった。
「そうね。チュートリアルは所詮チュートリアルだもの。それが『物質の世界』に行っても、百パーセント通用するとは思えないわ。それに、チュートリアルで挫折した魂たちはどうするつもりなの?」
ナイス浅野! 俺もそう言いたかった! これに対して、トモノリが一瞬暗い笑顔を見せた気がした。すぐにいつもの糸目に戻ったけど。
「大丈夫。なんで俺たち魔王が、二つの世界を同時に侵攻しようとしていると思っているんだ? 『物質の世界』のモードを選べるようにじゃないか。俺たち六人の魔王の力を使えば、二つの世界を六分割する事が可能だと分かっている。つまり『物質の世界』も、甘々なイージーモードから、超激ムズなナイトメアモードまで創れるって事さ」
成程ね。胡散臭えな。
「そうまでして分割する意味あんのか?」
俺は自分でも自覚する程、目を細めてトモノリを見遣るが、本物の糸目には敵わないらしく、トモノリに動揺は見られない。
「新たな世界の統治者として、無用な争いの種は小さな内に潰しておこうってだけだよ」
どうだかなあ。
「その新しい世界って、モードは自分で切り替えられるのか?」
タカシが素朴な疑問を口にする。
「う~ん。残念だけど、そこまでの機能は付けられないかな」
「じゃあ、イージーモードとナイトメアモードで、得られるものの違いってなんだ? 普通に考えたら皆イージーモードが良い訳で、そこでウハウハな生活が出来るなら、誰もハードとかナイトメアとか選ばないと思うぞ?」
タカシってたまに鋭い事言うよな。これにはトモノリも一瞬動きが止まった。
「驚いたな。ここにツッコんでくるのは、浅野かハルアキだと思っていたんだけどな」
言いながら頭を掻くトモノリ。
「もちろん、イージーモードとナイトメアモードでは、得られる幸福値が違ってくる。言ってしまえば、イージーモードは波の穏やかなローリスクローリターンな世界。ナイトメアモードは波の激しいハイリスクハイリターンな世界だ」
う~ん、それで途中でモードチェンジが出来ないとなってくると、最初のモード選びが肝心になってくるか?
「ちなみにその世界にも、スキルとかあるのか?」
タカシの質問に、トモノリは首肯だけで答えた。だが良い質問だ。となると、ユニークスキルは確実に存在するだろう。トモノリの提唱する『物質の世界』がどんなものなのかは、まだ朧げだが、ユニークスキルが存在するとなると、数量限定のものが存在すると言う事だ。そうなると、『魂の世界』で熟考するより、思い切って『物質の世界』に出た方が旨味が多いんじゃないかと思えてくる。上手いな、トモノリ。
「でもそれなら、既に現実の世界にスキルは実装されている。地球には天賦の塔もあるしな」
「あれはなあ。まさか運営があんな手でくるとは俺も思わなかったわ。でも、現実じゃあモードは選べないだろう?」
まあ、そうかも知れないな。
「そうかも知れないな、か?」
内心を読まれてドキッとしてしまった。
「強くなっちまったなあ、ハルアキ」
「どう言う意味だよ?」
少し語気が強くなっている自分に、自分で驚いた。
「そのままさ。お前がこの現実を受け入れられているのは、お前がある程度強くなっているからだ。もしお前が今でもレベル一で、周りが何でも知っているような、何でもこなせるような、強者ばかりのところに放り込まれたと想像してみろよ? すぐに、人生やり直したい。って思うだろうさ」
そう、だろうか? そうかも知れない。俺は知らず知らずの内に、強くなって傲慢になっていたのだろうか? もしかしたら俺も今の地球に適合出来ず、落伍者になっていた道もあったかも知れない。
「魔王様は口喧嘩もお得意なのね?」
浅野が呆れ声で間に割って入ってきた。トモノリが、まるでここからが本番だとでも言うように、パソコンの向こうの浅野を見詰める。
「私としては、人生にはどんなモードがあるか。よりも、その人生を終えた後の方が気になるわね」
そこ、気になるか?
「楽しい人生だったなら、それで良いじゃないか」
ふむ。トモノリが誤魔化すって事は、何かあるのか。
「『魂の世界』の段階で意識があると言う事は、死んだ後も意識が残るのよね?」
ああ、そうなるのか。
「え、でも、死んだら魂のプールみたいに『魂の世界』に戻ってくるんじゃないのか?」
「それじゃあ魔王に全く旨味がないじゃない。こんな事をしでかす六人が、ただ世界が発展していくのを眺める趣味でも持っているとでも?」
…………確かに。魔王と言うにはおとなし過ぎる。
「つまり、死んだ魂にこそ、旨味があると?」
首肯する浅野。
「魂とは記録媒体よ。生まれてから死ぬまでの全てが魂には刻まれているわ。それが『魂の世界』からともなると更に増える」
ふむ。
「その全てが死後、魔王の手中にあるとなると、どうなるか」
そう言えば、ドミニクも魂のプールから力を得ていたな。
「なに、俺たちが与えた人生で得た分を回収するだけさ。初期魂の分は『魂の世界』に戻すさ」
それなら……ってならないよ! 人生を食われるのって痛いのかなあ。浅野が直々に注意勧告してくるくらいだもんなあ。それは中々、厳しいなあ。ちらりとトモノリを見ても、糸目で笑っているだけだ。
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