535 / 643
連絡役
しおりを挟む
「やっぱりアルティニン廟とは壁の質が違うな」
ジオの執務室に現れたワープゲートを通り、やって来たのは見覚えのある材質で造られた通路。流石にここがペッグ回廊の地下一階って事はないだろうが、さっさと勇者一行を探さなければ。と俺が『有頂天』を全開にしてこのフロアの現状を探ると、すぐに魔物とは違う反応があった。どうやら向こうもこちらに気付いたらしく、こちらに向かって行動を始めた。カヌスはありがたくもシンヤたちがいるフロアにワープゲートを繋げてくれたらしい。
「これは動かない方が良いな」
独り言ちりながら、俺は通路の角から現れた、毛がウニのように尖った猿たちをアニンの曲剣で屠っていく。
「やっぱりハルアキか!?」
猿やら鎧武者やら鵺のようなキメラやらを相手にしていたら、走ってこちらに合流してくるシンヤたち勇者一行。
「よ! 来てくれたか友よ! とりあえず話は後で、この魔物たちの相手を手伝ってくれ!」
軽口を叩く俺の言葉に動揺しながらも、乱戦状態になっている現状を打開する為、シンヤたちは魔物たちを倒していってくれるのだった。
「で? どう言う事だよ?」
魔物たちを一通り倒し、俺が『聖結界』を発動させて全員人心地ついたところで、シンヤが俺の後ろに見える通路の突き当たりのワープゲートを視界の隅に見据えながら、俺に説明するよう半眼を向けてくる。器用だな。
「いやあ、こっちはこっちで色々あってな。リットーさんの力を借りようと思って」
「私の!?」
驚いて声を上げるリットーさん。まあ、状況が分からず自分の名を出されたら、誰でもそうなるよね。
「ええ。今、俺たちのパーティにダイザーロくんとカッテナさんと言う二人の面子がいるんですけど、二人に『全合一』を覚えさせて欲しいんです」
「いきなり現れて、ずいぶん勝手な要求ね?」
ラズゥさんが俺を睨みながら正論で返してくる。
「こっちは今、地下九十九階なんだ。そこでリットー様にパーティから抜けられるのはキツいな」
とこれはヤスさん。と言うかもう地下九十九階まで来ているのか。早いな。そりゃあ全員『有頂天』を使えるとなれば、攻略速度も早くなるか。しかしそれなら、
「良かった」
「良かった? 何が?」
サブさんが尋ねてきた。
「まだ地下界に行っていなくて。ですよ」
「それだと、まるでオレたちを、地下界に行かせたくない。と言っているようなものだぞ?」
とゴウマオさんが半眼を向けてくる。
「そう言う訳ではないんですけど、魔石の採掘やら地下界の開発はストップするように各国に掛け合ってください」
「は? どうしてよ? 魔王軍との戦いまでもう時間がないのよ? 早々に開発に着手しないと、準備不足で魔王軍との戦いに負ける事になるわよ?」
当然の疑問を俺に向けてくるラズゥさん。他の面々も疑問顔だ。
「その説明の為にも、俺がここにやって来たんです」
「地下界が大魔王の支配領域で、複数の魔王が分割して領土を支配している!?」
素っ頓狂な声を上げるラズゥさん。他の面々も声こそ上げなかったが、顔はラズゥさんと同じく驚きで固まっている。
「誰よ! そんな胡散臭い偽情報をあなたたちに吹き込んだのは!」
意気込むラズゥさんが詰め寄ってくるのを、手で制しながら、
「カヌスです」
と俺は冷静に事実を述べる。これにキョトンとなる勇者一行。まあ、信じられないよね。
「ハルアキ……」
シンヤの目が、言外に馬鹿も休み休み言え。と物語っていた。
「そうだな。俺だってそっちの立場だったら信じないよ。でも事実で、あいつは、カヌスは己を初代魔王と宣ったんだ」
更なる爆弾情報に、勇者一行が黙り込む。信じられないのか、信じたくないないのか。多分両方だろう。
「ただ、考えてもみろ。世界中にダンジョンを造り出すって事は、それだけの魔力とそれが出来るだけのスキルを超えた能力を有していると言う事であり、西大陸にいるはずの俺を、東大陸のここまでワープゲートで簡単に移動させられるだけの実力を持っているって話だからな」
俺の言葉を聞き、皆の視線が俺が通ってきたワープゲートに注がれた。いくら『有頂天』の領域にまで達したからと言って、西大陸と東大陸でピンポイントでワープゲートを造るのは至難の業である事は、シンヤたちでも理解出来る事実だ。
「一旦、……一旦それが本当だとして、何故そのカヌスはハルアキたちに有利になるような行動をするんだ?」
シンヤからの疑問。それは俺も思っていた。魔王であるなら、現代の魔王であるノブナガに味方してもおかしくないのに、まるで俺たちを鍛え上げるような行動をしている。おかしな話だ。裏があると考えても当然だろう。
「さあ。俺にも、シンヤにも、魔王の真意は分からない。だろ?」
俺はそう言ってシンヤの目をジッと見た。そう。魔王の真意は分からない。二年前まで友達として仲良くやっていたと思っていたトモノリが、俺たちの前に魔王として立ち塞がっているのだ。他の魔王の真意なんて分かる訳ない。
「…………分かった。リットーさんにはそっちに行って貰う」
「ちょっ!? シンヤ、本気なの!?」
シンヤの発言にラズゥさんが慌てている。
「ああ。リットーさんにはハルアキたちの方に行って貰い、俺たちはここで一旦引き返して、ハルアキからもたらされたこの情報を、各国に伝えよう」
「偽情報かも知れない。それを分かったうえでパーティメンバーを一人離脱させ、更には一旦引き返す。我々にはそんなに余裕はないぞ」
シンヤに対して、冷静に問い掛けるヤスさん。
「確かに余裕はない。でももし本当に地下界が違う魔王の領土なのだとしたら、そこでの行動は慎重にしなければならないし、下手をしたら、地下界で魔石採掘に従事する事になる多くの人たちの命が奪われる事になるんだ。この情報は持ち帰る価値がある」
シンヤの固い意志を感じ取ったのか、勇者一行は嘆息をこぼす。まあ、折角地下九十九階まで来たのに、地下九十階のワープゲートまで逆戻りしないといけないんだもんなあ。しかも次はペッグ回廊の最下層だ。そりゃあ、やるせなさに項垂れもするだろう。
「それじゃあ、私はハルアキのパーティに合流する! それで良いな!?」
「はい。よろしくお願いします」
既に自身が何をすべきか理解し立ち上がるリットーさんと、それを力なく浮かべた笑顔で見送るシンヤ。
「ここまで来てすみません」
「いや、ハルアキの言葉が本当なら、間に合って良かった! と言うべきだろう! このまま地下百階を突破してワープゲートを開き、採掘関係者を地下界に招いていたら、どうなっていたか!」
そう言ってくれるリットーさんは、やはり優しい騎士だな。
「じゃあ悪いがシンヤ、リットーさんを連れていくな」
「ああ、こっちこそ情報ありがとう。下手したら大量の死者が出ていたところだ」
俺はシンヤと軽く会話を交わすと、リットーさんと連れ立って入ってきたワープゲートに戻っていったのだった。
ジオの執務室に現れたワープゲートを通り、やって来たのは見覚えのある材質で造られた通路。流石にここがペッグ回廊の地下一階って事はないだろうが、さっさと勇者一行を探さなければ。と俺が『有頂天』を全開にしてこのフロアの現状を探ると、すぐに魔物とは違う反応があった。どうやら向こうもこちらに気付いたらしく、こちらに向かって行動を始めた。カヌスはありがたくもシンヤたちがいるフロアにワープゲートを繋げてくれたらしい。
「これは動かない方が良いな」
独り言ちりながら、俺は通路の角から現れた、毛がウニのように尖った猿たちをアニンの曲剣で屠っていく。
「やっぱりハルアキか!?」
猿やら鎧武者やら鵺のようなキメラやらを相手にしていたら、走ってこちらに合流してくるシンヤたち勇者一行。
「よ! 来てくれたか友よ! とりあえず話は後で、この魔物たちの相手を手伝ってくれ!」
軽口を叩く俺の言葉に動揺しながらも、乱戦状態になっている現状を打開する為、シンヤたちは魔物たちを倒していってくれるのだった。
「で? どう言う事だよ?」
魔物たちを一通り倒し、俺が『聖結界』を発動させて全員人心地ついたところで、シンヤが俺の後ろに見える通路の突き当たりのワープゲートを視界の隅に見据えながら、俺に説明するよう半眼を向けてくる。器用だな。
「いやあ、こっちはこっちで色々あってな。リットーさんの力を借りようと思って」
「私の!?」
驚いて声を上げるリットーさん。まあ、状況が分からず自分の名を出されたら、誰でもそうなるよね。
「ええ。今、俺たちのパーティにダイザーロくんとカッテナさんと言う二人の面子がいるんですけど、二人に『全合一』を覚えさせて欲しいんです」
「いきなり現れて、ずいぶん勝手な要求ね?」
ラズゥさんが俺を睨みながら正論で返してくる。
「こっちは今、地下九十九階なんだ。そこでリットー様にパーティから抜けられるのはキツいな」
とこれはヤスさん。と言うかもう地下九十九階まで来ているのか。早いな。そりゃあ全員『有頂天』を使えるとなれば、攻略速度も早くなるか。しかしそれなら、
「良かった」
「良かった? 何が?」
サブさんが尋ねてきた。
「まだ地下界に行っていなくて。ですよ」
「それだと、まるでオレたちを、地下界に行かせたくない。と言っているようなものだぞ?」
とゴウマオさんが半眼を向けてくる。
「そう言う訳ではないんですけど、魔石の採掘やら地下界の開発はストップするように各国に掛け合ってください」
「は? どうしてよ? 魔王軍との戦いまでもう時間がないのよ? 早々に開発に着手しないと、準備不足で魔王軍との戦いに負ける事になるわよ?」
当然の疑問を俺に向けてくるラズゥさん。他の面々も疑問顔だ。
「その説明の為にも、俺がここにやって来たんです」
「地下界が大魔王の支配領域で、複数の魔王が分割して領土を支配している!?」
素っ頓狂な声を上げるラズゥさん。他の面々も声こそ上げなかったが、顔はラズゥさんと同じく驚きで固まっている。
「誰よ! そんな胡散臭い偽情報をあなたたちに吹き込んだのは!」
意気込むラズゥさんが詰め寄ってくるのを、手で制しながら、
「カヌスです」
と俺は冷静に事実を述べる。これにキョトンとなる勇者一行。まあ、信じられないよね。
「ハルアキ……」
シンヤの目が、言外に馬鹿も休み休み言え。と物語っていた。
「そうだな。俺だってそっちの立場だったら信じないよ。でも事実で、あいつは、カヌスは己を初代魔王と宣ったんだ」
更なる爆弾情報に、勇者一行が黙り込む。信じられないのか、信じたくないないのか。多分両方だろう。
「ただ、考えてもみろ。世界中にダンジョンを造り出すって事は、それだけの魔力とそれが出来るだけのスキルを超えた能力を有していると言う事であり、西大陸にいるはずの俺を、東大陸のここまでワープゲートで簡単に移動させられるだけの実力を持っているって話だからな」
俺の言葉を聞き、皆の視線が俺が通ってきたワープゲートに注がれた。いくら『有頂天』の領域にまで達したからと言って、西大陸と東大陸でピンポイントでワープゲートを造るのは至難の業である事は、シンヤたちでも理解出来る事実だ。
「一旦、……一旦それが本当だとして、何故そのカヌスはハルアキたちに有利になるような行動をするんだ?」
シンヤからの疑問。それは俺も思っていた。魔王であるなら、現代の魔王であるノブナガに味方してもおかしくないのに、まるで俺たちを鍛え上げるような行動をしている。おかしな話だ。裏があると考えても当然だろう。
「さあ。俺にも、シンヤにも、魔王の真意は分からない。だろ?」
俺はそう言ってシンヤの目をジッと見た。そう。魔王の真意は分からない。二年前まで友達として仲良くやっていたと思っていたトモノリが、俺たちの前に魔王として立ち塞がっているのだ。他の魔王の真意なんて分かる訳ない。
「…………分かった。リットーさんにはそっちに行って貰う」
「ちょっ!? シンヤ、本気なの!?」
シンヤの発言にラズゥさんが慌てている。
「ああ。リットーさんにはハルアキたちの方に行って貰い、俺たちはここで一旦引き返して、ハルアキからもたらされたこの情報を、各国に伝えよう」
「偽情報かも知れない。それを分かったうえでパーティメンバーを一人離脱させ、更には一旦引き返す。我々にはそんなに余裕はないぞ」
シンヤに対して、冷静に問い掛けるヤスさん。
「確かに余裕はない。でももし本当に地下界が違う魔王の領土なのだとしたら、そこでの行動は慎重にしなければならないし、下手をしたら、地下界で魔石採掘に従事する事になる多くの人たちの命が奪われる事になるんだ。この情報は持ち帰る価値がある」
シンヤの固い意志を感じ取ったのか、勇者一行は嘆息をこぼす。まあ、折角地下九十九階まで来たのに、地下九十階のワープゲートまで逆戻りしないといけないんだもんなあ。しかも次はペッグ回廊の最下層だ。そりゃあ、やるせなさに項垂れもするだろう。
「それじゃあ、私はハルアキのパーティに合流する! それで良いな!?」
「はい。よろしくお願いします」
既に自身が何をすべきか理解し立ち上がるリットーさんと、それを力なく浮かべた笑顔で見送るシンヤ。
「ここまで来てすみません」
「いや、ハルアキの言葉が本当なら、間に合って良かった! と言うべきだろう! このまま地下百階を突破してワープゲートを開き、採掘関係者を地下界に招いていたら、どうなっていたか!」
そう言ってくれるリットーさんは、やはり優しい騎士だな。
「じゃあ悪いがシンヤ、リットーさんを連れていくな」
「ああ、こっちこそ情報ありがとう。下手したら大量の死者が出ていたところだ」
俺はシンヤと軽く会話を交わすと、リットーさんと連れ立って入ってきたワープゲートに戻っていったのだった。
10
あなたにおすすめの小説
異世界に転移した僕、外れスキルだと思っていた【互換】と【HP100】の組み合わせで最強になる
名無し
ファンタジー
突如、異世界へと召喚された来栖海翔。自分以外にも転移してきた者たちが数百人おり、神父と召喚士から並ぶように指示されてスキルを付与されるが、それはいずれもパッとしなさそうな【互換】と【HP100】という二つのスキルだった。召喚士から外れ認定され、当たりスキル持ちの右列ではなく、外れスキル持ちの左列のほうに並ばされる来栖。だが、それらは組み合わせることによって最強のスキルとなるものであり、来栖は何もない状態から見る見る成り上がっていくことになる。
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
人生初めての旅先が異世界でした!? ~ 元の世界へ帰る方法探して異世界めぐり、家に帰るまでが旅行です。~(仮)
葵セナ
ファンタジー
主人公 39歳フリーターが、初めての旅行に行こうと家を出たら何故か森の中?
管理神(神様)のミスで、異世界転移し見知らぬ森の中に…
不思議と持っていた一枚の紙を読み、元の世界に帰る方法を探して、異世界での冒険の始まり。
曖昧で、都合の良い魔法とスキルでを使い、異世界での冒険旅行? いったいどうなる!
ありがちな異世界物語と思いますが、暖かい目で見てやってください。
初めての作品なので誤字 脱字などおかしな所が出て来るかと思いますが、御容赦ください。(気が付けば修正していきます。)
ステータスも何処かで見たことあるような、似たり寄ったりの表示になっているかと思いますがどうか御容赦ください。よろしくお願いします。
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされたが大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界に転移した山田(やまだ) 無二(むに)はポーターの仕事をして早6年。
おっさんになってからも、冒険者になれずくすぶっていた。
ある日、モンスター無限増殖装置を誤って作動させたパーティは無二を囮にして逃げ出す。
落とし穴にも落とされ絶体絶命の無二。
機転を利かせ助かるも、そこはダンジョンボスの扉の前。
覚悟を決めてボスに挑む無二。
通販能力でからくも勝利する。
そして、ダンジョンコアの魔力を吸出し大幅レベルアップ。
アンデッドには聖水代わりに殺菌剤、光魔法代わりに紫外線ライト。
霧のモンスターには掃除機が大活躍。
異世界モンスターを現代製品の通販で殴る快進撃が始まった。
カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載しております。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活
髙龍
ファンタジー
MMORPGで念願のアイテムを入手した次の瞬間大量の水に押し流され無念の中生涯を終えてしまう。
しかし神は彼を見捨てていなかった。
そんなにゲームが好きならと手にしたステータスとアイテムを持ったままゲームに似た世界に転生させてやろうと。
これは俺TUEEEしながら異世界に新しい風を巻き起こす一人の男の物語。
捨てられた貴族六男、ハズレギフト『家電量販店』で僻地を悠々開拓する。~魔改造し放題の家電を使って、廃れた土地で建国目指します~
荒井竜馬@書籍発売中
ファンタジー
ある日、主人公は前世の記憶を思いだし、自分が転生者であることに気がつく。転生先は、悪役貴族と名高いアストロメア家の六男だった。しかし、メビウスは前世でアニメやラノベに触れていたので、悪役転生した場合の身の振り方を知っていた。『悪役転生ものということは、死ぬ気で努力すれば最強になれるパターンだ!』そう考えて死ぬ気で努力をするが、チート級の力を身につけることができなかった。
それどころか、授かったギフトが『家電量販店』という理解されないギフトだったせいで、一族から追放されてしまい『死地』と呼ばれる場所に捨てられてしまう。
「……普通、十歳の子供をこんな場所に捨てるか?」
『死地』と呼ばれる何もない場所で、メビウスは『家電量販店』のスキルを使って生き延びることを決意する。
しかし、そこでメビウスは自分のギフトが『死地』で生きていくのに適していたことに気がつく。
家電を自在に魔改造して『家電量販店』で過ごしていくうちに、メビウスは周りから天才発明家として扱われ、やがて小国の長として建国を目指すことになるのだった。
メビウスは知るはずがなかった。いずれ、自分が『機械仕掛けの大魔導士』と呼ばれ存在になるなんて。
努力しても最強になれず、追放先に師範も元冒険者メイドもついてこず、領地どころかどの国も管理していない僻地に捨てられる……そんな踏んだり蹴ったりから始まる領地(国家)経営物語。
『ノベマ! 異世界ファンタジー:8位(2025/04/22)』
※別サイトにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる