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アリナの語り1 アリナ視点
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ジアーノンを倒したが、一つだけ懸念点があった……彼には共犯者がいた可能性がある……それに……どうしてあんなことをしたのか理由がわかってない……
私とゼロスは、城にことの顛末を報告した後、独自に調査に動いていた……そして私はジアーノンが追っていたある黙示録の存在を知ってしまう……
「なるほど……ガルディアの黙示録か……俺の方でも情報を掴んだぞ……ジアーノンの協力者に会ってきた……」
「協力者、やはり味方がいたのね」
「まあ、協力者というか……ジアーノン本人だがな」
「なんですって! どういうこと?」
あまりの話に、私は驚いて聞き直した。
「ジアーノンは魔神と融合した時、体のバランスをとる為に体を二つに分けたそうだ……俺たちが倒したのはその半身だとよ……」
「なんてことなの……それでゼロス、あなた、そいつをどうしたの……」
「酒を一緒に飲んで、話を聞いて帰ってきた……」
「そんな……また何するかわからないわよ……」
「まあ聞けよ、奴の話が面白くてな、倒す気が失せたんだよ」
「どんな話よ……」
それは神剣の真の正体の話であった……
「まさか……この神剣が魔王の根だなんて……」
「嘘ではなさそうだ、それが証拠に六英雄は昔から短命だ」
「確かにそんな噂は聞いたことあるけど……それだけであのジアーノンを全面的に信じるのは無理があるわ……」
「奴が言うにはガルディアの黙示録を見れば信じるだろうよと言っていたが……」
「そう……ではそれを拝見しましょう、ガルディアの黙示録は王立博物館の地下に眠っているって話よ……」
「アリナ、どこでその話を聞いたんだ」
「追放された王宮魔導師がお金に困ってたから少しお金をあげたの、そしたらペラペラ喋ってくれたわ」
「なるほどな……」
こうして、私とゼロスは王立博物館へと忍び込み、隠された地下へと入り、ガルディアの黙示録を手に入れた……
そこに書かれていたことは想像以上の内容であった……
「おい……これを読めば、神剣が魔王の一部って話なんて小さい問題だと思うぞ……」
ゼロスの読書感想は聞かないで、私も黙示録を読んだ……読めば読むほど体が震えてくる……
「王族は魔王の眷属……しかも六英雄は魔王への餌だって言うこと……ふざけてる!」
「このままだと俺たち、魔王の餌にされて殺されるな……」
「……王……絶対に許さない……」
「まあ、王は殺すとして、どうする、俺はこのまま魔王の栄養になって死ぬ気はねえぞ」
「私もそれは御免こうむりたいわ……」
「だったら手は一つだな……」
「そうね……今更神剣を捨てても意味がないようだし……魔王の封印を解いて自由になるしかないみたいね」
「そのあとはどうするんだ……」
「復活した魔王を倒す……そして完全な自由を手に入れるのよ」
「だな、それが一番だな……しかし、人ではなくなるかもしれんぞ」
「それでも生と自由を選択するわ」
「よし、それじゃ、それで行こう、具体的に動くとして……まずは六英雄を全員仲間に引き入れないとな」
「メイフィルはこの話をすれば100%こちらに付くわね」
「だな、あいつはそう言う奴だ」
「ジアーノンも問題ない……」
「これは元々あいつの目的だからな、断る理由はねえだろ」
「問題はシュヴァルツとラーオーク……」
「あいつらか……二人とも気分屋だからな……女好きだからアリナの話なら聞くんじゃねえか」
「……それじゃダメ……100%……絶対にこちらに付くと確信しないと話はできないわ……」
「そうだな……だとするとゆっくり説得していくしかねえな……」
私は悩んだ末、女の武器を使うことを覚悟した……
「……ゼロス……あなたにも、もう体を許してないけど……この計画で、私はシュヴァルツとラーオークと寝るかもしれない……」
「なるほどな、深い関係になるのか……」
「嫌だけど……この計画に少しの不安もあってはいけないわ……」
「わかった……仕方ねえな……全てうまくいったらあの二人、殴ってやる」
こうして私とゼロスの、魔王復活の計画が進むことになった……
私とゼロスは、城にことの顛末を報告した後、独自に調査に動いていた……そして私はジアーノンが追っていたある黙示録の存在を知ってしまう……
「なるほど……ガルディアの黙示録か……俺の方でも情報を掴んだぞ……ジアーノンの協力者に会ってきた……」
「協力者、やはり味方がいたのね」
「まあ、協力者というか……ジアーノン本人だがな」
「なんですって! どういうこと?」
あまりの話に、私は驚いて聞き直した。
「ジアーノンは魔神と融合した時、体のバランスをとる為に体を二つに分けたそうだ……俺たちが倒したのはその半身だとよ……」
「なんてことなの……それでゼロス、あなた、そいつをどうしたの……」
「酒を一緒に飲んで、話を聞いて帰ってきた……」
「そんな……また何するかわからないわよ……」
「まあ聞けよ、奴の話が面白くてな、倒す気が失せたんだよ」
「どんな話よ……」
それは神剣の真の正体の話であった……
「まさか……この神剣が魔王の根だなんて……」
「嘘ではなさそうだ、それが証拠に六英雄は昔から短命だ」
「確かにそんな噂は聞いたことあるけど……それだけであのジアーノンを全面的に信じるのは無理があるわ……」
「奴が言うにはガルディアの黙示録を見れば信じるだろうよと言っていたが……」
「そう……ではそれを拝見しましょう、ガルディアの黙示録は王立博物館の地下に眠っているって話よ……」
「アリナ、どこでその話を聞いたんだ」
「追放された王宮魔導師がお金に困ってたから少しお金をあげたの、そしたらペラペラ喋ってくれたわ」
「なるほどな……」
こうして、私とゼロスは王立博物館へと忍び込み、隠された地下へと入り、ガルディアの黙示録を手に入れた……
そこに書かれていたことは想像以上の内容であった……
「おい……これを読めば、神剣が魔王の一部って話なんて小さい問題だと思うぞ……」
ゼロスの読書感想は聞かないで、私も黙示録を読んだ……読めば読むほど体が震えてくる……
「王族は魔王の眷属……しかも六英雄は魔王への餌だって言うこと……ふざけてる!」
「このままだと俺たち、魔王の餌にされて殺されるな……」
「……王……絶対に許さない……」
「まあ、王は殺すとして、どうする、俺はこのまま魔王の栄養になって死ぬ気はねえぞ」
「私もそれは御免こうむりたいわ……」
「だったら手は一つだな……」
「そうね……今更神剣を捨てても意味がないようだし……魔王の封印を解いて自由になるしかないみたいね」
「そのあとはどうするんだ……」
「復活した魔王を倒す……そして完全な自由を手に入れるのよ」
「だな、それが一番だな……しかし、人ではなくなるかもしれんぞ」
「それでも生と自由を選択するわ」
「よし、それじゃ、それで行こう、具体的に動くとして……まずは六英雄を全員仲間に引き入れないとな」
「メイフィルはこの話をすれば100%こちらに付くわね」
「だな、あいつはそう言う奴だ」
「ジアーノンも問題ない……」
「これは元々あいつの目的だからな、断る理由はねえだろ」
「問題はシュヴァルツとラーオーク……」
「あいつらか……二人とも気分屋だからな……女好きだからアリナの話なら聞くんじゃねえか」
「……それじゃダメ……100%……絶対にこちらに付くと確信しないと話はできないわ……」
「そうだな……だとするとゆっくり説得していくしかねえな……」
私は悩んだ末、女の武器を使うことを覚悟した……
「……ゼロス……あなたにも、もう体を許してないけど……この計画で、私はシュヴァルツとラーオークと寝るかもしれない……」
「なるほどな、深い関係になるのか……」
「嫌だけど……この計画に少しの不安もあってはいけないわ……」
「わかった……仕方ねえな……全てうまくいったらあの二人、殴ってやる」
こうして私とゼロスの、魔王復活の計画が進むことになった……
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