10 / 29
エナペーイさんとダコタ族
しおりを挟む
「ケイドの言う通りだね」
ウェブスター将軍の声に、アニーは振り返る。
「君は軍人になるべきだ。政治家はともかく法律家には向いていない」
エナペーイもウェブスター将軍の方に顔を向けた。
「ケイドとエナペーイは同じ種類の人間だよ。自分の考える正義を貫くためには、法やルールを破ることも厭わない。そんな人間が、法に携わる資格はないと私は思う」
エナペーイさんたちが、法律を破る?そんな、バカな。
一瞬アニーはそう考えたが、エナペーイの顔は真剣だった。
「え……、カミラ」
アニーが思わずカミラに状況を問いかけるように話しかけると、カミラはアニーの手をきゅっと握りしめた。
「……俺たちが奴隷解放運動に関わっていたことをご存知だったのですか」
奴隷解放運動。それはこの間のように演説をする程度のことではなく、逃亡奴隷をかくまうという、れっきとした法律違反行為ということだろうか。
なんて、大胆不敵な。アニーは二人の恐れを知らない勇気におののいた。
「ああ、知ってたよ。だが例え正義だろうと、いや、そうであればこそ、法律を志す者はこそこそと動くのではなく堂々と声をあげて異を唱えるべきだったのではないか。それができないのであれば法という侵しがたい領域を踏みにじることとなると私は思う」
「あなたがおっしゃることは俺も何度も考えた。だが俺が見捨てた瞬間、目の前の者は死ぬ! そんな状況で、法の正義とは何か。この世に普遍的正義が存在するとしたら、目の前で命の危機にさらされる人間を、自分の命をかけて守ること。そう考えて行動したまでです」
「エナペーイ、それが軍人の心だ。お前はここにいる誰よりも、軍人の心を持っている」
ウェブスター将軍の言葉に部屋が静まりかえった。
「騎士道精神、あるいは軍人の心。呼び方は様々だが、大切な人たちが生きるこの合衆国を守るという思い。それこそが私の後任に求める資質なんだ」
「そうして、その資質は俺にもあると将軍は考えてくださっている」
ケイドがエナペーイの手を取った。
「だが俺は自己中心的で、物事を深く考えることも苦手だ。そしてお前が世の中を根本から変えるためには、俺というサラブレッドの上に立つ必要があると思う。エナペーイ、お前ならば少し訓練さえすればウェブスター将軍同様、今後の連邦軍の舵取りも可能だ」
ケイドの手を外したエナペーイは、深いため息をついた。
「将軍は俺に何を望むのですか」
「ミネソタ州に行ってくれ。今あそこでは、まさに暴動が起きようとしている。命を守るというのならば、先住民族たちをお前の力で守れ! 」
エナペーイはすっと指をやり、自分の耳に触れた。そこには銀とターコイズのイヤリングが今日も煌めいていた。
「お前が今動いているように外側から彼らを守ろうとしても、もうどうにもならない。インディアン管理局を連邦軍の名のもと統制管理するのだ。それができるのは、ミネソタ州のダコタ族と深いつながりを持つお前を置いて他にいない」
ふっ、とエナペーイが口端を歪めるような笑みを浮かべた。
「結局はそれだ。どんなに甘言を弄しても、あなたにとって俺は使い勝手のいいインディアンでしかない!」
「お前の恩人であるダコタ族を守れるのだぞ!?」
白熱した空気におびえたアニーは、思わずカミラにしがみついた。アニーの様子に気がついたカミラは、無言でアニーの頬に優しく触れ、少しだけ目を伏せる。どこか遠くを見つめるその瞳は、ほんの一瞬揺れるように見えた。静かな恥じらいと、困惑が入り混じった表情を浮かべているようだった。
「エナペーイさんは少年の頃、義理のご両親のもとから家出してウィスコンシン州からミネソタ州まで川で下ったそうよ。その際、彼を保護したのがダコタ族の方々で、彼らは連邦政府の不手際で餓える直前だったにもかかわらず、冬の食事を分け与えてくださったんですって」
「それで俺は、インディアン管理局を半ば脅してウィスコンシンにいた父へ連絡を取り、父はすぐに地元に呼びかけて食料を集めダコタ族に送り届けました。アニーさん、自分たちが今にも飢えるその時に、縁もゆかりもない子供に無償で食料を譲る、これが正義でなくてなんだと思いますか!? そんな彼らが、今なお飢えで苦しんでいる。カミラさんは政府の不手際と言ったが、それはあまりに優しすぎる言い方だ」
エナペーイの言葉に、カミラがふと下を向いた。その仕草には、わずかに顔を赤らめ、自分を責めるような気持ちが滲み出ていた。
アニーはその姿を見つめながら、心の中で感じた思いを口にする。
「でも、私……確かにエナペーイさんにしかできない仕事なような気がする。インディアン……先住民族の人たちも、エナペーイさんしか信用しないんじゃないかな」
一つの民族を武力でなぶり倒す。アメリカ市民が彼らの土地を奪い取って栄えてきたことを思えば、その意図はおのずと明らかだった。
アニーは、心の中で自分が愛する国の歴史に対する矛盾を感じた。
その時、カミラの表情がわずかに変わる。それは驚きでも怒りでもなく、ただ静かな誇りがこみ上げてきたような、そんな表情だった。そうしてだんだんと浮かんだ微笑みを見た。涙を浮かべながら、彼女はアニーを誇りに思っているという気持ちが伝わってきた。
「アニー……」
カミラの声がかすかに震えていた。アニーはその目に映る姉の笑顔に心が温かくなるのを感じた。
「正しさこそ私たちの武器となる、でしょ? エナペーイさん」
「……条件があります」
そして、ついにエナペーイが折れたことを実感したアニーは、胸の奥から込み上げる喜びを抑えきれなかった。自分がエナペーイに影響を与えたこと、そして姉を失うのではなく、愛する人と素晴らしい兄を手に入れることができたことが、心から嬉しかった。
「カミラさんと婚約をさせてください」
「構わない。むしろ望むところだ」
ウェブスター将軍はあっさりと頷いた。
「私が最高司令官であるうちに婚約をしてくれれば、お前を引き上げる理由にもなる。まずは大佐からだ。あとはミネソタ州で手柄を立ててもらう必要がある」
カミラはその言葉を聞くと、勢いよくウェブスター将軍の元へ駆け寄り、力強く抱きついた。
「……お父さま、ありがとう!」
カミラは嬉しさに満ちた顔で何度も何度も将軍の頬にキスをした。その様子を見守るアニーは、心の中で静かな幸福感を感じていた。隣に立つチャールストン少将と、エナペーイの姿を見つめながら、アニーはふと、手を伸ばして二人を両腕で抱き寄せた。
「これからきっと、私たちみんなに幸せが待っているわね」
アニーの心は温かく満たされていった。どんな困難も乗り越え、これから一緒に歩んでいける喜びが、アニーを包み込んでいた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
その後、アニーたちの預かり知らぬことではあったが。
連邦陸軍大佐となったエナペーイは、北軍の一連隊を率いることとなった。同時に彼は南軍捕虜を利用することを提案し、リンカーン大統領ならびにウェブスター将軍から同意を得るとすぐに各地の捕虜収容キャンプと連絡を取った。
北軍ならびに南軍の収容所は悲惨の一言ではすまされない状況だった。ともに捕虜たちは不衛生さからくる病気や管理不行き届きによる飢えで骨と皮までに痩せ細り、腹部だけが奇妙に膨れ上がるという状態までに追い詰められた者も数えきれないほど存在した。
その中でも、比較的状態がよい捕虜をターゲットとしたエナペーイたちは、捕虜たちに以下を伝えた。
①ミネソタ州のインディアン管理局へ向かうため、北軍連隊とともに南軍の捕虜を同行させたいということ。
②北軍と連邦に敵対しないという書面に署名すること。ただし忠誠の誓いではなくあくまで中立の立場であるということを誓うという、破格の待遇を約束するということ。
③インディアン対策へ駆り出されるということ。
④最長4年間(ただし、戦争が長引けば延長の可能性あり)の奉仕活動で釈放されるということ。
※なお、食事面などの待遇は北軍と同様の扱いとする。
各地の収容所はエナペーイの案を歓迎し、特にリンカーン大統領とも縁の深いイリノイ州にあるキャンプダグラスでは南軍の捕虜の扱いと数ヶ月後に迫る冬支度に苦慮していたとのことで、両手を挙げて賛同したそうである。
なにより、収容所で飢えに苦しんでいた捕虜たちは「忠誠の誓いを求めない」という項目に惹かれたのかそれなりの数が応募し、エナペーイは目的の人数を無事確保することとなった。
南軍の捕虜と北軍の連隊を集めたエナペーイが、真っ先に彼らへ伝えたのは
「インディアンと呼ばれる者たちへの、いかなる先制攻撃や暴行も認めない。もしもそれらが確認された場合は、私自身がインディアンと呼ばれる人間だという私怨をもって、厳正なる処分を下すこととする!」
との言葉だった。
ウェブスター将軍の声に、アニーは振り返る。
「君は軍人になるべきだ。政治家はともかく法律家には向いていない」
エナペーイもウェブスター将軍の方に顔を向けた。
「ケイドとエナペーイは同じ種類の人間だよ。自分の考える正義を貫くためには、法やルールを破ることも厭わない。そんな人間が、法に携わる資格はないと私は思う」
エナペーイさんたちが、法律を破る?そんな、バカな。
一瞬アニーはそう考えたが、エナペーイの顔は真剣だった。
「え……、カミラ」
アニーが思わずカミラに状況を問いかけるように話しかけると、カミラはアニーの手をきゅっと握りしめた。
「……俺たちが奴隷解放運動に関わっていたことをご存知だったのですか」
奴隷解放運動。それはこの間のように演説をする程度のことではなく、逃亡奴隷をかくまうという、れっきとした法律違反行為ということだろうか。
なんて、大胆不敵な。アニーは二人の恐れを知らない勇気におののいた。
「ああ、知ってたよ。だが例え正義だろうと、いや、そうであればこそ、法律を志す者はこそこそと動くのではなく堂々と声をあげて異を唱えるべきだったのではないか。それができないのであれば法という侵しがたい領域を踏みにじることとなると私は思う」
「あなたがおっしゃることは俺も何度も考えた。だが俺が見捨てた瞬間、目の前の者は死ぬ! そんな状況で、法の正義とは何か。この世に普遍的正義が存在するとしたら、目の前で命の危機にさらされる人間を、自分の命をかけて守ること。そう考えて行動したまでです」
「エナペーイ、それが軍人の心だ。お前はここにいる誰よりも、軍人の心を持っている」
ウェブスター将軍の言葉に部屋が静まりかえった。
「騎士道精神、あるいは軍人の心。呼び方は様々だが、大切な人たちが生きるこの合衆国を守るという思い。それこそが私の後任に求める資質なんだ」
「そうして、その資質は俺にもあると将軍は考えてくださっている」
ケイドがエナペーイの手を取った。
「だが俺は自己中心的で、物事を深く考えることも苦手だ。そしてお前が世の中を根本から変えるためには、俺というサラブレッドの上に立つ必要があると思う。エナペーイ、お前ならば少し訓練さえすればウェブスター将軍同様、今後の連邦軍の舵取りも可能だ」
ケイドの手を外したエナペーイは、深いため息をついた。
「将軍は俺に何を望むのですか」
「ミネソタ州に行ってくれ。今あそこでは、まさに暴動が起きようとしている。命を守るというのならば、先住民族たちをお前の力で守れ! 」
エナペーイはすっと指をやり、自分の耳に触れた。そこには銀とターコイズのイヤリングが今日も煌めいていた。
「お前が今動いているように外側から彼らを守ろうとしても、もうどうにもならない。インディアン管理局を連邦軍の名のもと統制管理するのだ。それができるのは、ミネソタ州のダコタ族と深いつながりを持つお前を置いて他にいない」
ふっ、とエナペーイが口端を歪めるような笑みを浮かべた。
「結局はそれだ。どんなに甘言を弄しても、あなたにとって俺は使い勝手のいいインディアンでしかない!」
「お前の恩人であるダコタ族を守れるのだぞ!?」
白熱した空気におびえたアニーは、思わずカミラにしがみついた。アニーの様子に気がついたカミラは、無言でアニーの頬に優しく触れ、少しだけ目を伏せる。どこか遠くを見つめるその瞳は、ほんの一瞬揺れるように見えた。静かな恥じらいと、困惑が入り混じった表情を浮かべているようだった。
「エナペーイさんは少年の頃、義理のご両親のもとから家出してウィスコンシン州からミネソタ州まで川で下ったそうよ。その際、彼を保護したのがダコタ族の方々で、彼らは連邦政府の不手際で餓える直前だったにもかかわらず、冬の食事を分け与えてくださったんですって」
「それで俺は、インディアン管理局を半ば脅してウィスコンシンにいた父へ連絡を取り、父はすぐに地元に呼びかけて食料を集めダコタ族に送り届けました。アニーさん、自分たちが今にも飢えるその時に、縁もゆかりもない子供に無償で食料を譲る、これが正義でなくてなんだと思いますか!? そんな彼らが、今なお飢えで苦しんでいる。カミラさんは政府の不手際と言ったが、それはあまりに優しすぎる言い方だ」
エナペーイの言葉に、カミラがふと下を向いた。その仕草には、わずかに顔を赤らめ、自分を責めるような気持ちが滲み出ていた。
アニーはその姿を見つめながら、心の中で感じた思いを口にする。
「でも、私……確かにエナペーイさんにしかできない仕事なような気がする。インディアン……先住民族の人たちも、エナペーイさんしか信用しないんじゃないかな」
一つの民族を武力でなぶり倒す。アメリカ市民が彼らの土地を奪い取って栄えてきたことを思えば、その意図はおのずと明らかだった。
アニーは、心の中で自分が愛する国の歴史に対する矛盾を感じた。
その時、カミラの表情がわずかに変わる。それは驚きでも怒りでもなく、ただ静かな誇りがこみ上げてきたような、そんな表情だった。そうしてだんだんと浮かんだ微笑みを見た。涙を浮かべながら、彼女はアニーを誇りに思っているという気持ちが伝わってきた。
「アニー……」
カミラの声がかすかに震えていた。アニーはその目に映る姉の笑顔に心が温かくなるのを感じた。
「正しさこそ私たちの武器となる、でしょ? エナペーイさん」
「……条件があります」
そして、ついにエナペーイが折れたことを実感したアニーは、胸の奥から込み上げる喜びを抑えきれなかった。自分がエナペーイに影響を与えたこと、そして姉を失うのではなく、愛する人と素晴らしい兄を手に入れることができたことが、心から嬉しかった。
「カミラさんと婚約をさせてください」
「構わない。むしろ望むところだ」
ウェブスター将軍はあっさりと頷いた。
「私が最高司令官であるうちに婚約をしてくれれば、お前を引き上げる理由にもなる。まずは大佐からだ。あとはミネソタ州で手柄を立ててもらう必要がある」
カミラはその言葉を聞くと、勢いよくウェブスター将軍の元へ駆け寄り、力強く抱きついた。
「……お父さま、ありがとう!」
カミラは嬉しさに満ちた顔で何度も何度も将軍の頬にキスをした。その様子を見守るアニーは、心の中で静かな幸福感を感じていた。隣に立つチャールストン少将と、エナペーイの姿を見つめながら、アニーはふと、手を伸ばして二人を両腕で抱き寄せた。
「これからきっと、私たちみんなに幸せが待っているわね」
アニーの心は温かく満たされていった。どんな困難も乗り越え、これから一緒に歩んでいける喜びが、アニーを包み込んでいた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
その後、アニーたちの預かり知らぬことではあったが。
連邦陸軍大佐となったエナペーイは、北軍の一連隊を率いることとなった。同時に彼は南軍捕虜を利用することを提案し、リンカーン大統領ならびにウェブスター将軍から同意を得るとすぐに各地の捕虜収容キャンプと連絡を取った。
北軍ならびに南軍の収容所は悲惨の一言ではすまされない状況だった。ともに捕虜たちは不衛生さからくる病気や管理不行き届きによる飢えで骨と皮までに痩せ細り、腹部だけが奇妙に膨れ上がるという状態までに追い詰められた者も数えきれないほど存在した。
その中でも、比較的状態がよい捕虜をターゲットとしたエナペーイたちは、捕虜たちに以下を伝えた。
①ミネソタ州のインディアン管理局へ向かうため、北軍連隊とともに南軍の捕虜を同行させたいということ。
②北軍と連邦に敵対しないという書面に署名すること。ただし忠誠の誓いではなくあくまで中立の立場であるということを誓うという、破格の待遇を約束するということ。
③インディアン対策へ駆り出されるということ。
④最長4年間(ただし、戦争が長引けば延長の可能性あり)の奉仕活動で釈放されるということ。
※なお、食事面などの待遇は北軍と同様の扱いとする。
各地の収容所はエナペーイの案を歓迎し、特にリンカーン大統領とも縁の深いイリノイ州にあるキャンプダグラスでは南軍の捕虜の扱いと数ヶ月後に迫る冬支度に苦慮していたとのことで、両手を挙げて賛同したそうである。
なにより、収容所で飢えに苦しんでいた捕虜たちは「忠誠の誓いを求めない」という項目に惹かれたのかそれなりの数が応募し、エナペーイは目的の人数を無事確保することとなった。
南軍の捕虜と北軍の連隊を集めたエナペーイが、真っ先に彼らへ伝えたのは
「インディアンと呼ばれる者たちへの、いかなる先制攻撃や暴行も認めない。もしもそれらが確認された場合は、私自身がインディアンと呼ばれる人間だという私怨をもって、厳正なる処分を下すこととする!」
との言葉だった。
0
あなたにおすすめの小説
靴屋の娘と三人のお兄様
こじまき
恋愛
靴屋の看板娘だったデイジーは、母親の再婚によってホークボロー伯爵令嬢になった。ホークボロー伯爵家の三兄弟、長男でいかにも堅物な軍人のアレン、次男でほとんど喋らない魔法使いのイーライ、三男でチャラい画家のカラバスはいずれ劣らぬキラッキラのイケメン揃い。平民出身のにわか伯爵令嬢とお兄様たちとのひとつ屋根の下生活。何も起こらないはずがない!?
※小説家になろうにも投稿しています。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる