アメリカ北部のJCが、イケメン探ししてたら南北戦争に巻き込まれた!

蜂蜜の里

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奴隷解放宣言! そして、ゲティスバーグ

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 アンティータムの戦場から戻ってきたアニーは、自分が変わってしまったように感じていた。

 下宿先に帰ると見慣れた壁紙や、ふわりと漂うカミラの香水の残り香がどこか遠い記憶のように思えた。数日前までは血と泥、悲鳴と祈りの渦巻く戦場にいたことが、夢の中の出来事のようにぼんやりとしている。

 アンティータムの戦場は地獄そのものだった。

 負傷兵の叫び、血の臭い、泥にまみれた地面。アニーとカミラは休む間もなく医療活動に従事した。特にアニーはケイドとの心の交流によって、一時的に勇気を奮い起こしたが、ワシントンD.C.に戻ると戦場での記憶と感情の揺れが彼女の心を重く押しつぶした。

 アニーはふかふかのソファに沈み込み、読んでいない本を膝に置いたまま、窓の外を眺める。友人たちが励ましの言葉をかけても、生返事しか返さない。やがて彼女は
「今日はでかける気になれない」
 とつぶやき、ごろごろと怠けるようになった。

 戦場での過酷な経験がアニーに深い影響を及ぼし、それを隠そうともせず正直に向き合う彼女に、カミラは優しく声をかけた。
「アニー、あなたが動けなくなるのも当然よ」
 言いながらカミラはテーブルに紅茶を置いた。
「でも明日、衛生委員会に顔を出すのを忘れないで。みんな、あなたを待っているわ」

 アニーは膝掛けにくるまりながら、カミラを見上げた。
「わかってる。でも、今は、何もしたくないの」
 カミラは微笑みながら椅子に腰掛ける。
「もう少し、ぐだぐださせて」
 アニーの髪をカミラが軽く撫でた。
「いいわ、今日だけね。最近のあなた、本当にがんばっていたもの。こんな姿も新鮮でいいかもしれないわ」

 その一言にアニーはようやく、くすりと笑うことができた。

「『戦争の経験をした人は、心臓が痛むものだ』と昔パパが言っていたけれど、今ならその意味が少し分かる気がする」

 アニーは「兵士の心臓戦争神経症※」に近い状態に陥っていたのだ。

(※)南北戦争で用いられた言葉。戦場から戻った兵士たちが示す、心臓の痛みや動悸、息切れ、不安感などの身体的症状を指したが、当時はこれが心理的なストレスに起因しているとは分かっておらず、身体疾患と考えられていた。

 そんなアニーをカミラは、むやみに励ますことを避けた。むしろ、彼女が自分のペースで回復できるよう、そっと寄り添うことを心掛けた。
 だがカミラ自身もまた、夜ごと戦場の光景に悩まされていた。それでも、その苦しみを打ち明けたのはエナペーイとの手紙の中だけであり、他の誰にも悟られることはなかった。

 ある日カミラは衛生委員会の集まりで、戦争の終わりに向けてさらなる資金と物資が必要だという話を聞いた。彼女は立ち上がり、冷静ながらも情熱的な演説を行った。

「戦場で命を懸けて戦う勇敢な兵士たちを救えるのは、私たちの献身だけではなく、ここにいる全員の支援と協力です」

 その一言に皆が胸を打たれ、新たな募金活動が始まることになった。
 最初はその活動にすら消極的だったアニーも、次第に参加できるようになり、以前の明るさを取り戻していく兆しを見せ始めた。 

 リンカーン大統領を始めとしたホワイトハウスの関係者たちも、カミラとアニーにさらなる慰問活動を求めることはなかった。
 二人は既にハワード夫人ら衛生委員会と共に、期待を上回る成果を挙げ、国内で広く称賛されていたからである。その名声は「勇敢なヤンキーのレディたち」として海を越え、戦争の影がちらつき始めたヨーロッパにも届き、連邦の国際的な評価を高める一助となっていた。

 そんな中リンカーン大統領は、アンティータムの勝利を受けて奴隷解放宣言《Emancipation Proclamation》を1863年1月1日に行うことを発表していた。この宣言は、欧州諸国の干渉を防ぐ外交手段であると同時に、アメリカに新たな正義の旗印を掲げる歴史的な決断だった。リンカーン大統領にとって、これは「信念と勇気」が試される瞬間だったのだ。

 1862年のクリスマス直前、リンカーン大統領は二人に私的な依頼を託していた。それは、奴隷解放宣言の正式発布の際の北部の象徴として存在して欲しいという内容で、カミラとアニーはフレデリック・ダグラスの地元ニューヨーク州ロチェスターを訪れるという計画を提案し、護衛兵とともに向かった。

 そして迎えた1月1日。ニューヨーク州ロチェスターは冷たい冬の空気に包まれながらも、どこか熱気を帯びた期待感で満ちていた。奴隷解放宣言が正式に発布されるこの日、多くの人々が祝福のために集まっていた。

 簡素ながら厳かな雰囲気の広間には、白人も黒人も肩を寄せ合い、思い思いに祈りや喜びを分かち合っていた。

「今日という日は、我々の闘争の結果であり、そして新たな始まりです!」

 フレデリックの声が広間に響くと、観衆の間からどよめきと拍手が湧き上がった。アニーは手を胸に当て、彼の言葉が持つ深い意味を噛みしめていた。

 自分たちが過ごした苦難の日々、戦場で流した涙、そして希望。

 それら全てが、この瞬間に結晶となって光り輝いているように感じられた。

 ついに、時刻が刻まれる。フレデリックの後ろに掲げられた時計が、正午を指し示した。その瞬間、フレデリックは振り返り、大きく宣言した。

「アメリカ合衆国大統領、エイブラハム・リンカーンによる奴隷解放宣言が、公式に発布されました!」

 場内は歓声と拍手に包まれた。人々は互いに手を取り合い、抱き合い、涙を流している。
 その時、フレデリックが壇上を降りてきた。人々に囲まれながら、彼の視線がアニーとカミラに向けられる。フレデリックは一歩一歩、二人のもとへ近づいてきた。

「カミラ嬢、アニー。あなたたちも、この歴史を共に築いたのです。感謝しています」
 自慢の友人の言葉に、アニーの心は震えた。

 フレデリックが手を差し出すと、カミラがそれをしっかりと握り返した。その横で、アニーもまた、彼の手に触れる。相も変わらず温かく力強い感触が、彼女の心に深く刻まれた。

 アニーはカミラの横顔をそっと盗み見るように眺めた。カミラはどこか遠い場所を見つめているようだった。その視線の先に思い浮かべているのは、きっとエナペーイのことだ、とアニーは思った。

「エナペーイ・トールチーフ。先住民族の解放を命を懸けて目指す、連邦陸軍の若き大佐」 
 新聞記事の見出しをアニーは思い出した。

 1862年9月、リンカーン大統領が「奴隷解放宣言を翌年1月1日から適用する」と発表して以降、エナペーイがカミラに宛てた手紙には、「自由とは、平等とは何か」という問いが繰り返し綴られていた。
 彼にとって奴隷解放宣言は新たな希望を象徴する一方で、リンカーン大統領の先住民族に対する二枚舌をも感じさせる、複雑な感情を抱かせるものなのだとカミラはアニーに語り、アニーも全くの同感だった。

 奴隷解放は、人間の尊厳のための第一歩だった。だがその先には未だ多くの闘いが待ち受けている。彼が守ろうとしているのは自分の部族だけではなく、全ての虐げられた人々の未来だった。

 カミラはふと、静かに息をついた。

「奴隷解放宣言が発布されたことは、エナペーイにとっても大きな意味を持つはずよ。ケイドさんも言っていたでしょう。どんな闘いも、最初は小さな一歩から始まるのだって」
 
 奴隷解放宣言が象徴する新しい時代の幕開け。

 外に出ると、薄曇りの空からわずかに光が差し込んでいた。冷たい空気がアニーの頬を刺して思わず震えるが、カミラと目が合うと二人は小さく微笑み合う。そして次の歩みを共に進めた。

 リンカーン大統領の信念は形となり、北部の士気は大きく高揚した。宣言によって戦争の目的が「連邦の統一」から「奴隷制の廃止」に広がったことで、この内戦はただの領土争いではなく、自由と人間の尊厳を賭けた闘いへと変貌を遂げたのだ!

 だが、現実はなお厳しかった。奴隷解放宣言に反発した南部は一層激昂し、容易に屈する気配を見せなかった。
 1863年もまた、彼女たちにとって激動の年となることは間違いなかった。
 
 奴隷解放宣言の歓声が遠くなり、日々の生活が再び戦争の現実へと引き戻されていった。そんな中、街の空気には少しずつ夏の気配が漂い始めていた。

 6月末のワシントンD.C.は蒸し暑かった。
 奴隷解放宣言から7ヶ月ほど、アンティータムの凄惨な地獄を生き延びてから約9ヶ月半が過ぎていた。戦争の傷跡は町々に深く刻まれ、北も南も未だ疲弊していたが、それでも人々の生活はなんとか続いていた。

 その日、ウェブスター将軍の執務室に一報が入った。将軍の母であり、アニーとカミラにとっては最愛の祖母であるクロエが、死の床にあるという知らせだった。

「そんな……」
 アニーは震える声で言った。クロエはすでに70を超えていたが、それでもその現実を受け入れる準備は全くできていなかった。

「行ってはならん」

 ウェブスター将軍の言葉は冷たく、鋼のように硬かった。アニーとカミラの訴えに耳を貸そうとはしない。

「パパ、どうして!? 私たち、会うことをずっと我慢してきたんだよ。お祖母さまに最後のお別れくらい、言わせてよ!」

「アニー、お前には分からないだろうが、状況は極めて危険だ」
将軍は険しい表情で言い放った。
「君たちは知らなかっただろうが、北軍の裏切り者マグワイアは南軍准将となり、おそらく私とカミラを標的にしている。君たちのお祖母さまのもとに向かうという行動がどれほど危険な結果を招くか、分かっているのか?」

 アニーはその言葉に目を見開き、言葉を失った。冷たい汗が額に滲み、心臓が激しく鼓動を打つのを感じた。

 マグワイア。あの、男。

 あまりにも突拍子もない話に、頭の中が混乱し、恐怖が一気に押し寄せてきた。彼女の目の前で、父の厳しい表情は一層冷たさを増し、まるで自分たちを守るために必死に戦っているかのようだった。

 だが、その恐怖を感じながらも、彼女の心の中で会いたいという気持ちは揺るがなかった。
「でも……」
アニーは声を震わせ、涙が目に浮かんだ。
「お祖母さまに会いたい。どうしても会いたいの!」
「絶対にダメだ、危険すぎる!」

 カミラは静かに父の言葉を受け止めていたが、目を伏せながら静かに言った。
「それでも行きます。お祖母さまにお会いするために」

「カミラ!」
将軍は机を叩き、声を荒げた。
「君の命だけでなく、他の兵士たちの命も危険に晒すことになるのだ!」

カミラは父の激しい声にも動じず、顔を上げた。その目には強い決意が宿っていた。
「お祖母さまは、いつも優しかった。私たちがどんなに困難な状況でも生き抜く力を与えてくれたの。ええ、わがままだとわかっています! アニーを危険にさらすことは私だって本意ではありません。それでも!」

 執務室の重い空気の中、カミラは毅然とした態度で父を見据えた。
「私たちをお祖母さまに会わせてくれないのは、また『政治的な判断』ですか?」

 その一言に、ウェブスター将軍は目を見開いた。

「カミラ、それは」
「お父さま、私もアニーも分かっています。あなたが私たちを守りたいという気持ちは本物です。でも、その気持ちがどれだけ私たちから大切なものを奪ってきたか、考えたことはありますか?」

 ウェブスター将軍は言葉を失ったように口を閉ざす。

 カミラは少し声を落としながら、静かに続けた。
「お母さまと私を引き離した時も、そうだったんでしょうね。政治的判断だ、仕方がない、と」

 その言葉に、将軍の顔が苦悩に歪む。
「ジャスミンを、君たちを守るためだったのだ」

「守るため? 本当にそうだったんですか?」
カミラの声は静かだが、その中に鋭い棘が混ざっていた。
「お母さまからの手紙は、戦争が始まってからしばらくして、届かなくなりました。あなたが差し止めていた。今もお母さまを愛しているのに。そうでしょう?」

 その指摘に、将軍はわずかに肩を震わせた。だが、すぐに視線を伏せ、拳を机に置いた。
「そうだ。私はジャスミンを今も深く愛している。だが、ジャスミンの存在が私たちに……お前たちにどれだけの危険を及ぼすか、分かっているのか?」

 カミラは眉をひそめた。
「東インドの解放運動家だから? お母さまの存在は、あなたにとってそんなに厄介なんですか?」

「厄介だと!?」
将軍の声が荒くなる。
「帰国を決意した彼女はスペイン政府にとって“反逆者”だ。彼女と関わり続けることで、お前に命の危険が及ぶのは避けられない。それを防ぐためには、私は、私はあの時、離婚という決断を下さざるを得なかった!」

 将軍の声が次第に弱まる。その姿に、カミラはかすかに眉を下げた。

「どれだけ愛情を持っていたとしても……手紙というささやかな交流まで引き裂いたお父さまを、ずっと許せませんでした」
 カミラの声は震えていたが、目は父を真っ直ぐに見つめていた。

 その言葉に、ウェブスター将軍は深く息を吐き、椅子に沈み込んだ。
「……私はお前たちを失いたくなかった。ただ、それだけだ」

 カミラは一瞬目を伏せ、やがて静かに言った。
「お祖母さまに会いに行きます。お母さまから受け継いだ信念を持つ者としても、逃げ続けることはできません」

 議論は平行線をたどったが、結局、将軍は折れるしかなかった。カミラとアニーの強い意志に押される形で、20名の精鋭兵を護衛につけることで妥協が成立した。

「馬で夜に移動する。決して目立つな。命を守ることを最優先に考えろ」
 将軍は最後にそう言い渡したが、その目には深い不安が浮かんでいた。

 その夜、二人は月明かりの下で出発した。護衛の兵士たちに囲まれながら、アニーとカミラはそれぞれの思いを胸に馬を走らせた。






 だが、彼女たちが向かうゲティスバーグでは、すでに運命の歯車が動き出していた。それは、二人を待ち受ける新たな試練の幕開けだった。

 その暗雲が、ウェブスター将軍すら知る由もないまま、ゆっくりと近づいていた。
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