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第55話 追われると逃げたくなるのは本能である
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ザワザワザワ……――――。
一ヶ月ぶりに俺が教室に入ると、それまで騒がしかった室内が唐突に静まりかえった。
え? なに? 恐いんだけど?!
俺に注がれる視線、視線、視線……
クラスのほとんどを占める貴族連中が、いつものように忌避したり蔑んだりするのではなく、好奇心と恐ろしいものを見るのが混ざったような奇妙な目でこっちを見ている。
まるで檻に入った猛獣にでもなったような気分だ。
そんな異様な雰囲気の中で話しかけてくれるのはやはり親友たるアイツだった。
「フォー、今日から復帰かい?」
「ああ、リスランテ、久しぶり。復帰早々素晴らしい学友たちの反応に泣きそうだよ」
半ば以上本音を込めた俺の愚痴に、リスは苦笑しながら肩をすくめる。
「先日の皇宮でのことは結構噂になってるからね。帝都に居る貴族は全員出席したみたいだし、建前上は学院に通っている間の実家との交流は制限されているけど目を盗んで帝都内の屋敷に帰っている人は多いから、親から話を聞いたみたいだよ」
マジですか。そうですか……
「天災としか表現のしようがないのが竜っていう存在だからね。そんな相手にほとんど犠牲を出さずに討伐したんだからね。今じゃあフォーのことを竜殺しって呼んでるみたいだよ」
勘弁してくれ。
あれは帝国軍が翼を射貫いて地面にたたき落としたし、その後も崖上から攻撃してくれて、狩人たちも重量系の武器で削ったからこそトドメを刺すことができたんだし。
俺だけが注目されるのは違うだろって思うのよ。
「街を襲っていた火竜をフォー一人で追い払って、討伐戦でも40リードの崖上から飛び降りてトドメを刺したんでしょ? 間違ってないよ」
「あぁぁ、また婚活に不安要素が増えたぁ」
ただでさえ野蛮な辺境の跡取りなんて言われて令嬢たちから敬遠されてるのに、余計な二つ名なんて付いたら寄ってくるのは別の思惑がある貴族の息が掛かったのしか近づいてこなくなる。
ただでさえ見通しが暗いのにお先真っ暗になるなんて予定外もいいところだ。
「あっ! フォーディルト、来たんだね! スッゴいねぇ、このところ君の話で持ちきりだよ。強い強いとは思ってたけど、まさか竜まで討伐するなんてね。竜殺しが友人なんて僕も鼻が高い、い、痛たたたたぁ!」
自分がやったわけでもないのに得意そうに鼻を膨らませるボーデッツの顔面を掴んでほんのちょっと力を込めると途端に悲鳴を上げる。
俺としては今回の火竜討伐はとても誇れるようなものじゃなく、むしろ後味の悪い思いしかしていない。
「まぁ、しばらくすれば周りの態度も落ち着くと思うよ。ただ、これから先、フォーの結婚相手は皇帝陛下から口だしされるかもね。今回のことも色々と裏がありそうだし、火竜を倒せるような武力を持つ家と、下手な貴族が繋がるのは見過ごせないだろうから」
「さらに障害が増えた?!」
俺の悲鳴にリスが声を出して笑う。
チクショウ、楽しそうにしやがって。
「でも、モクモス子爵令嬢はどうするんだい? 今回のことでかなり恩を感じていると思うけど」
……そうなんだよなぁ。
あの謁見の間で再会して以来、彼女のことも俺の頭を悩ませているのだ。
「フォーディルト様!」
前半の授業が終わり、食事に行こうと部屋を出た俺とリス、ボーデッツの前に現れたのはモクモス子爵令嬢エリウィールさん。
学年が違うので彼女の教室とここは結構離れているはずなのだけど、授業が終わったばかりで教室の前に居るのは何故なのだろうか。
帝都に戻ってきてからまだ3日しか経っていないけど、昨日までは留守にしていた間のレスタール領の仕事の状況を文官さんに聞いたり、俺の決済が必要な書類の処理で時間を取られて居たのだ。
で、エリウィール嬢は学院があるはずなのに俺につきっきりでお茶や軽食を用意したり、雑務を手伝おうとしたりしてきた。
火竜の件で恩に感じてくれているのはわかるし、少しでも借りを返そうとモクモス子爵から言い含められているのだろうというのも理解している。
その事自体は別に良いのだ。というか仕方がないわけで。
ただ、その、ちょっとばかし距離が近いというか、俺の服の裾を摘まんだり、指先に触れてきたりと、どこか媚びるような態度が気になってしまう。
動機が恩義なのかどうなのかはわからないけど、今現在、俺に対して愛情とかそういうのが無いのくらいは女性に縁遠い俺にもわかっている。
……期待していないわけではないけども。
火竜騒動の前、休み明けの令嬢に妙に注目されていたことが頭をよぎる。
レスタールの狩人にとって、あの火竜は確かに強大ではあったけど、狩れないほどの相手ではなかった。相応の準備と人数、場所さえ選べば犠牲を出さずに飯の種にすることができるだろう。
ただ、狩人の流儀として、妊娠や子育て中の獲物は狩らない。もちろん襲われれば応戦せざるを得ないけど、あくまで追い払うだけだ。
それはともかく、その程度の相手とはいえ帝国貴族たちにとってはそれを討伐できる武力というのは絶対に敵にしたくないだろうし、味方に引き入れられるならどんな手でもつかう。らしい。
なので、どうしてもエリウィール嬢の態度の裏を考えてしまって、素直に彼女と仲を深める気にならない。
「えっと、エリウィール嬢、どうしてここに?」
「はい。学年が違うのが残念ではありますけれど、学院でも可能な限りフォーディルト様の傍でお手伝いをさせていただきたいのです。駄目でしょうか」
上目遣いでそんなことを言われると非常に断りづらい。
「……あざとい」
リスもボソッとそういうこと言うのは止めて。
「いや、俺はお坊ちゃんじゃないので別にお世話とか必要なくて」
「駄目、ですか?」
「えっと、その、できれば普通の距離感で少しずつ仲良くなっていけたらなぁって」
背中にビッショリと冷たい汗を流しながら遠慮がちにそう言うと、エリウィール嬢は少し困ったように眉を寄せた後、静々と頭を下げた。
「殿方に気を使わせてしまっては淑女失格ですわね。わかりましたフォーディルト様のご意志に従います。ですが、わたくしにできることがあれば何なりと申しつけください」
「あ、はい」
思いのほかあっさりと引き下がってくれたので間の抜けた返事しかできなかった俺にもう一度頭を下げてエリウィール嬢は立ち去っていった。
別れ際、笑みを見せてくれたので気を悪くしたわけではないようだけど。
「いいの? せっかくフォーの望む条件に合う令嬢が向こうから寄ってきてくれたのに。こんなチャンス二度とないかもしれないよ」
ボーデッツが失礼なことを言いながら俺の脇腹を肘で小突いてくる。
「いや、まぁ、確かにそうなんだけど、あれだけグイグイ来られると恐いというか」
俺のへたれた言葉に、心底呆れたと大げさな溜め息を吐かれてしまう。
だってしょうがないじゃないか。
これまでは俺がどんなにアプローチしても逃げられるか悲鳴を上げられるか罵倒されるかだったのに、ごくたまに良い感じになっても結局いつの間にか引かれたり怯えられたりして駄目だったのだ。
向こうから来られるのに慣れていなさすぎてどうしたら良いのかわからないのだもの。
「まぁ良いじゃないの? フォーがそっち方面にヘタレなのは元からだし。それに、彼女はモクモス子爵家で貴族派筆頭のコーリアス侯爵の寄子だから裏側とかも考えなきゃいけないしね」
リスまでが辛辣だ。
そんなに俺って女性関係ダメダメだったっけ?
それはともかく、やっぱり他の高位貴族とかの関係まで考えなきゃいけないとなると、ますます婚活が難しくなるんだけど。
「その話は聞いたけど、結局今回はコーリアス侯爵と不仲のフォルス宰相閣下とカシュエス元帥が動いたから火竜討伐ができたんですよね? モクモス子爵とコーリアス侯爵の関係は大丈夫なんですか?」
「どうだろうね。いくら侯爵の力じゃどうにもできなかったといっても寄子が自分の頭を飛び越えて帝都に助けを求めたわけだし、内心面白くは思っていないだろうね。エリウィール嬢があれだけ積極的にフォーに近づいて来てるのはモクモス子爵の意向もあるんじゃないかな」
「あぁ、さすがに火竜を無傷で倒せるような相手を味方に付けたら手出しができないどころか、むしろ貴族派にとっては大殊勲でしょうし」
……止めて。俺にそんな世知辛い貴族の現実を突きつけないで。
もう諦めてどこかの商家とか平民の女の子を視野に入れた方が良いのかなぁ。
一ヶ月ぶりに俺が教室に入ると、それまで騒がしかった室内が唐突に静まりかえった。
え? なに? 恐いんだけど?!
俺に注がれる視線、視線、視線……
クラスのほとんどを占める貴族連中が、いつものように忌避したり蔑んだりするのではなく、好奇心と恐ろしいものを見るのが混ざったような奇妙な目でこっちを見ている。
まるで檻に入った猛獣にでもなったような気分だ。
そんな異様な雰囲気の中で話しかけてくれるのはやはり親友たるアイツだった。
「フォー、今日から復帰かい?」
「ああ、リスランテ、久しぶり。復帰早々素晴らしい学友たちの反応に泣きそうだよ」
半ば以上本音を込めた俺の愚痴に、リスは苦笑しながら肩をすくめる。
「先日の皇宮でのことは結構噂になってるからね。帝都に居る貴族は全員出席したみたいだし、建前上は学院に通っている間の実家との交流は制限されているけど目を盗んで帝都内の屋敷に帰っている人は多いから、親から話を聞いたみたいだよ」
マジですか。そうですか……
「天災としか表現のしようがないのが竜っていう存在だからね。そんな相手にほとんど犠牲を出さずに討伐したんだからね。今じゃあフォーのことを竜殺しって呼んでるみたいだよ」
勘弁してくれ。
あれは帝国軍が翼を射貫いて地面にたたき落としたし、その後も崖上から攻撃してくれて、狩人たちも重量系の武器で削ったからこそトドメを刺すことができたんだし。
俺だけが注目されるのは違うだろって思うのよ。
「街を襲っていた火竜をフォー一人で追い払って、討伐戦でも40リードの崖上から飛び降りてトドメを刺したんでしょ? 間違ってないよ」
「あぁぁ、また婚活に不安要素が増えたぁ」
ただでさえ野蛮な辺境の跡取りなんて言われて令嬢たちから敬遠されてるのに、余計な二つ名なんて付いたら寄ってくるのは別の思惑がある貴族の息が掛かったのしか近づいてこなくなる。
ただでさえ見通しが暗いのにお先真っ暗になるなんて予定外もいいところだ。
「あっ! フォーディルト、来たんだね! スッゴいねぇ、このところ君の話で持ちきりだよ。強い強いとは思ってたけど、まさか竜まで討伐するなんてね。竜殺しが友人なんて僕も鼻が高い、い、痛たたたたぁ!」
自分がやったわけでもないのに得意そうに鼻を膨らませるボーデッツの顔面を掴んでほんのちょっと力を込めると途端に悲鳴を上げる。
俺としては今回の火竜討伐はとても誇れるようなものじゃなく、むしろ後味の悪い思いしかしていない。
「まぁ、しばらくすれば周りの態度も落ち着くと思うよ。ただ、これから先、フォーの結婚相手は皇帝陛下から口だしされるかもね。今回のことも色々と裏がありそうだし、火竜を倒せるような武力を持つ家と、下手な貴族が繋がるのは見過ごせないだろうから」
「さらに障害が増えた?!」
俺の悲鳴にリスが声を出して笑う。
チクショウ、楽しそうにしやがって。
「でも、モクモス子爵令嬢はどうするんだい? 今回のことでかなり恩を感じていると思うけど」
……そうなんだよなぁ。
あの謁見の間で再会して以来、彼女のことも俺の頭を悩ませているのだ。
「フォーディルト様!」
前半の授業が終わり、食事に行こうと部屋を出た俺とリス、ボーデッツの前に現れたのはモクモス子爵令嬢エリウィールさん。
学年が違うので彼女の教室とここは結構離れているはずなのだけど、授業が終わったばかりで教室の前に居るのは何故なのだろうか。
帝都に戻ってきてからまだ3日しか経っていないけど、昨日までは留守にしていた間のレスタール領の仕事の状況を文官さんに聞いたり、俺の決済が必要な書類の処理で時間を取られて居たのだ。
で、エリウィール嬢は学院があるはずなのに俺につきっきりでお茶や軽食を用意したり、雑務を手伝おうとしたりしてきた。
火竜の件で恩に感じてくれているのはわかるし、少しでも借りを返そうとモクモス子爵から言い含められているのだろうというのも理解している。
その事自体は別に良いのだ。というか仕方がないわけで。
ただ、その、ちょっとばかし距離が近いというか、俺の服の裾を摘まんだり、指先に触れてきたりと、どこか媚びるような態度が気になってしまう。
動機が恩義なのかどうなのかはわからないけど、今現在、俺に対して愛情とかそういうのが無いのくらいは女性に縁遠い俺にもわかっている。
……期待していないわけではないけども。
火竜騒動の前、休み明けの令嬢に妙に注目されていたことが頭をよぎる。
レスタールの狩人にとって、あの火竜は確かに強大ではあったけど、狩れないほどの相手ではなかった。相応の準備と人数、場所さえ選べば犠牲を出さずに飯の種にすることができるだろう。
ただ、狩人の流儀として、妊娠や子育て中の獲物は狩らない。もちろん襲われれば応戦せざるを得ないけど、あくまで追い払うだけだ。
それはともかく、その程度の相手とはいえ帝国貴族たちにとってはそれを討伐できる武力というのは絶対に敵にしたくないだろうし、味方に引き入れられるならどんな手でもつかう。らしい。
なので、どうしてもエリウィール嬢の態度の裏を考えてしまって、素直に彼女と仲を深める気にならない。
「えっと、エリウィール嬢、どうしてここに?」
「はい。学年が違うのが残念ではありますけれど、学院でも可能な限りフォーディルト様の傍でお手伝いをさせていただきたいのです。駄目でしょうか」
上目遣いでそんなことを言われると非常に断りづらい。
「……あざとい」
リスもボソッとそういうこと言うのは止めて。
「いや、俺はお坊ちゃんじゃないので別にお世話とか必要なくて」
「駄目、ですか?」
「えっと、その、できれば普通の距離感で少しずつ仲良くなっていけたらなぁって」
背中にビッショリと冷たい汗を流しながら遠慮がちにそう言うと、エリウィール嬢は少し困ったように眉を寄せた後、静々と頭を下げた。
「殿方に気を使わせてしまっては淑女失格ですわね。わかりましたフォーディルト様のご意志に従います。ですが、わたくしにできることがあれば何なりと申しつけください」
「あ、はい」
思いのほかあっさりと引き下がってくれたので間の抜けた返事しかできなかった俺にもう一度頭を下げてエリウィール嬢は立ち去っていった。
別れ際、笑みを見せてくれたので気を悪くしたわけではないようだけど。
「いいの? せっかくフォーの望む条件に合う令嬢が向こうから寄ってきてくれたのに。こんなチャンス二度とないかもしれないよ」
ボーデッツが失礼なことを言いながら俺の脇腹を肘で小突いてくる。
「いや、まぁ、確かにそうなんだけど、あれだけグイグイ来られると恐いというか」
俺のへたれた言葉に、心底呆れたと大げさな溜め息を吐かれてしまう。
だってしょうがないじゃないか。
これまでは俺がどんなにアプローチしても逃げられるか悲鳴を上げられるか罵倒されるかだったのに、ごくたまに良い感じになっても結局いつの間にか引かれたり怯えられたりして駄目だったのだ。
向こうから来られるのに慣れていなさすぎてどうしたら良いのかわからないのだもの。
「まぁ良いじゃないの? フォーがそっち方面にヘタレなのは元からだし。それに、彼女はモクモス子爵家で貴族派筆頭のコーリアス侯爵の寄子だから裏側とかも考えなきゃいけないしね」
リスまでが辛辣だ。
そんなに俺って女性関係ダメダメだったっけ?
それはともかく、やっぱり他の高位貴族とかの関係まで考えなきゃいけないとなると、ますます婚活が難しくなるんだけど。
「その話は聞いたけど、結局今回はコーリアス侯爵と不仲のフォルス宰相閣下とカシュエス元帥が動いたから火竜討伐ができたんですよね? モクモス子爵とコーリアス侯爵の関係は大丈夫なんですか?」
「どうだろうね。いくら侯爵の力じゃどうにもできなかったといっても寄子が自分の頭を飛び越えて帝都に助けを求めたわけだし、内心面白くは思っていないだろうね。エリウィール嬢があれだけ積極的にフォーに近づいて来てるのはモクモス子爵の意向もあるんじゃないかな」
「あぁ、さすがに火竜を無傷で倒せるような相手を味方に付けたら手出しができないどころか、むしろ貴族派にとっては大殊勲でしょうし」
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