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不慮の事故
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俺は今逃げている。超逃げている
「ハッ、ハッ、ハッ」
と、言われてもなんのことかわからない読者のためにことの説明をしようーー
ーー俺、一ノ瀬拓郎は今日学校から帰る途中でいつも金をせがんでくる不良にばったり出くわしてしまった。しかも人通りの少ないところでだ。
「お!たろーくーん、ちょっとこっち来いよ」
最悪だ、とにかく逃げなきゃ、
俺はそう思い、小走りで走ったのだが、
「ねぇ、どこに行くの?」
とすぐ追いつかれ無理矢理路地裏へと連れていかれた。そして、
「今さゲーセンで金使っちゃってさ、ちょっとだけ貸して!」
と人差し指を立てて一言。もちろん百円や千円でもなく一万円だ。しかもいつも返してくれない。そしていつもなら了承するのだが何故か今日の俺は違った。
「いやです」
断ったのだ。当たり前といったら当たり前なのだが……
それに今日はそんな大金は持っていなかった。
「ん?今なんて言ったか聞こえなかったなぁ?」
と言う不良に再度
「だからお金は貸せません!」
と少し強く言った。すると
「え?お前調子乗ってんの?」
と言い俺の胸ぐらを掴み、思いっきり殴ってきた。命の危険を感じた俺はすぐさま立ち上がり全力疾走しーー
ーーそして今に至る。もうかれこれ20分くらい路地裏を走っていたのでもうヘトヘトだ。もう歩こうかとも考えた、が油断は禁物まだ不良が追ってきているかも知れない。
「ハッ、ハッ、ハッ、………ッ!?」
無我夢中に走っていたら路地裏の出口が見えてきた。
「よし……ラストスパートだッ…」
と駅伝最終区の残り一キロ並みの走りをする。残り50m、30m、10m……そしてやっとのこと路地裏を出て大通りに出た。
その瞬間……
「キキーッ、ガン!………」
トラックと衝突した。
「ハッ、ハッ、ハッ」
と、言われてもなんのことかわからない読者のためにことの説明をしようーー
ーー俺、一ノ瀬拓郎は今日学校から帰る途中でいつも金をせがんでくる不良にばったり出くわしてしまった。しかも人通りの少ないところでだ。
「お!たろーくーん、ちょっとこっち来いよ」
最悪だ、とにかく逃げなきゃ、
俺はそう思い、小走りで走ったのだが、
「ねぇ、どこに行くの?」
とすぐ追いつかれ無理矢理路地裏へと連れていかれた。そして、
「今さゲーセンで金使っちゃってさ、ちょっとだけ貸して!」
と人差し指を立てて一言。もちろん百円や千円でもなく一万円だ。しかもいつも返してくれない。そしていつもなら了承するのだが何故か今日の俺は違った。
「いやです」
断ったのだ。当たり前といったら当たり前なのだが……
それに今日はそんな大金は持っていなかった。
「ん?今なんて言ったか聞こえなかったなぁ?」
と言う不良に再度
「だからお金は貸せません!」
と少し強く言った。すると
「え?お前調子乗ってんの?」
と言い俺の胸ぐらを掴み、思いっきり殴ってきた。命の危険を感じた俺はすぐさま立ち上がり全力疾走しーー
ーーそして今に至る。もうかれこれ20分くらい路地裏を走っていたのでもうヘトヘトだ。もう歩こうかとも考えた、が油断は禁物まだ不良が追ってきているかも知れない。
「ハッ、ハッ、ハッ、………ッ!?」
無我夢中に走っていたら路地裏の出口が見えてきた。
「よし……ラストスパートだッ…」
と駅伝最終区の残り一キロ並みの走りをする。残り50m、30m、10m……そしてやっとのこと路地裏を出て大通りに出た。
その瞬間……
「キキーッ、ガン!………」
トラックと衝突した。
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