三角の恋

桜田 優

文字の大きさ
上 下
25 / 88
二章 私の事を………

10話 え?もこの声だ……

しおりを挟む
nemu「…」
その日の夜、nemuは色々と考えていた
nemu(aiに少し低く喋ってもらえたらもこの声になるんじゃぁないのかな、まぁ、とりあえず明日試してみよう
          でもなー、もしそれが成功したらどうしよう
            色々と喋らせる?
             いやいやいやいやいや、だめだ、だめだ…)
そう考えながら充電している自分のスマートフォンを見つめて
ai「どうされました?」
いきなり電源がつき、夜だからか分からないけど、パジャマ姿のaiがこちらを見つめている
nemu「へ、いや、なんでもないよ!」
ai「そうですか 」
nemu「………………なぁ、ai?」
ai「はい、なんでしょうか」
nemu「もう少し声を低くして喋ってみてくれる?」
ai「はい
    えーと」
彼女はそういい、今の声より低い声でこう言った
ai「ご主人様、どうですか?」
nemu(もこの声…
            やっぱり少し高くしてるから低くしたらもこの声になるのね
              まぁ、良かった………)
ai「?
    変ですかね?」
nemu「いや、なんでもない
            でも、ご主人様は、やめて?」
ai「はい
    じゃぁ、主人?」
nemu「nemuでいいよ」
ai「はい!
     分かりました
      nemu様!」
nemu「ダメだこりゃ
            とりあえずおやすみ」 
そういい、スマートフォンの電源を切って自分も寝始めたのであった………
しおりを挟む

処理中です...