三角の恋

桜田 優

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最終章 終わりそして始まり

5話 思い(キム編後編)

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きむ「………」
桜「落ち着いた?」
きむ「うん…」
桜「…あのさ、さっきの話だけど
     たぶんきむ姉さんなら大丈夫だよ
     きっといけるよ!」
きむ「…ほんと?」
桜「うん!」
きむ「…………頑張ってみる」
桜「うん!」

そして次の日の放課後の体育館の裏

nemu「…」
きむになんか呼び出されて来たけどすごいモジモジしてる…
きむ「あのね……nemuくん?」
nemu「なに?
            どうしたの?」
きむ「ずっと前から言おうか迷ってたんだけど」
nemu「うん」
なんだろう
勉強とかの事かな?
きむ「えーと……
          nemu君のことが……」
nemu「…」
きむ「好きなの!」
nemu「え?」
きむ「ずっと前から、nemu君のことが好きなの!
          もし良かったら、もし良かったら私と付き合ってください!」
驚いたな…
まさかきむから、こんな事が言われるとは…
でも、俺には…
nemu「…きむ?」
きむ「…」
nemu「その、ごめんよ
             きむと付き合うことは出来ない」
きむ「……………だよね」
その答えを聞いて泣き始めてしまい
nemu「!
            きむ…」
きむ「そう…だよね…
         もこが…………好きなんだもんね…」
nemu「………」
きむ「…なんか…ごめんね」
走って行ってしまう
nemu「…」

そしていつも行ってる喫茶店にて
桜「…きむ姉さん?」
きむ「…」
桜「大丈夫?」
きむ「…」
桜「泣いてちゃ分からないよ」
きむ「…られた」
桜「え?」
きむ「ふられた」
桜「そっか……」
きむ「…」
桜「……きむ姉さん?
     そういうこともあるよ…」
きむ「うん…」
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