転生したらとんでもないトコロをイケメンにされた

餅月ぺたこ

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【番外編】

俺たちが家族になったその後のお話。

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「……この家、やっぱなんか視線を感じるんだよなぁ」

 昼過ぎ。空腹に耐えかねて、軋む腰と気だるい身体を無理やり起こした俺は、第六感をピリピリさせながらキッチンの鍋の、蓋のつまみを掴む。

「オ~プン!」

 もう定番の掛け声となったセリフと共にパカっと開ければ、果たして鍋の中に、新メニューが出現している。

「おぉ……カレーだ!」

 ひとりぼっち生活を経て、ひと月ぶりに目にしたポトフ以外の鍋の中身に、俺は喜び半分、不信感半分。

 飛び上がりたいほど嬉しい気持ちをぐっと抑えて、俺は素早くササッと天井や戸棚の隙間に目をやる。

「異常なし……か」

 やはりこの家のどこにもおかしなところは見当たらない。その事に納得いかない思いで、ひとり首をひねった。

 そう。2日前に三人で再び暮らし始めてから、予想したとおり、家のレベルは順調に上昇し始めたらしく。ついに今日、ポトフから一品増えたのだ。

「前はポトフから10日目にやっとレベルが上がって一品増えたのに、今回はたった2日後……」

 前の経験値が引き継がれたのか、何かブーストが掛かったのか……。

 兎にも角にも。

 この家、絶対俺たちを楽しく見てるよね?

 まあ、それで暮らしが豊かになるのだから良い事なんだけど、なんか自分を切り売りしているというか、なんというか……。
 とにかく生活と性活を誰かにずっとモニタリングされてるようでゾッとするのだが、確証もない。

「……二人が言うように、何も害はないからいいんだけどさぁ」

 それでもすっきりしない、割り切れない気持ちで鍋のカレーをお玉でかき混ぜれば、食欲をそそる良い匂いがキッチンに広がっていく。

 見えないけれど存在し、家中に広がっていくこの香りと同じように、気にしたらどんどん気になってくるこの家のちょっと怖いシステム。この違和感をマティアスとロランに伝えた時のことを、俺は思い返した。

「エッチなことしたら服や新メニューが出る? それで連続ポトフから脱出できるなら、もっと色々してやるし、そんな可愛い話を考えなくても、ムラついたと言えばいつでも抱いてやる。ほら、ベッドに行くぞ」

 と言ったのは昨日の昼間のマティアスで。

「メニューが増えるのはエッチを家に見られたから? なら、その視線にもっとたくさん僕たちのラブラブな姿を見てもらって、美味しい食事を出してもらおうよ。僕、ラムステーキ・帝都の赤ワインソース掛け食べたい。その前に今からカイトを僕のホワイトソース掛けにしてあげる。おいで」

 と言ったのは昨日の夕方のロラン。

「あっ、アン……、ちょ、ちょっと! アッ! 待って……ンンっ、そうじゃなぃ、んーっ、ぷはっ、ンチュ、ん、ん、ンア……んんんっ、やぁーん!」

 あっと言うまに俺の昼間と夕方の記憶が飛び飛びになって、気が付いたら夜の月明かりを浴びながら、湯船に浸かるマティアスの腕の中で、ロランにキスされていた。

「……って、違うッ違う! そんな事を思い出したかったワケじゃなくてッ、もう!」

 俺のバカバカ! と昨日のエッチを反芻してる自分のおでこをぺちぺち叩いて、俺はお皿にご飯とカレーを雑に盛り付ける。

「二人ともー、ご飯の時間だよー。新メニューだよー」

 家に響く俺の声に、海パン一丁になって庭で日光浴してた二人が、躾けられた大型犬のように家に戻ってくる。
 二人が今着用しているのは、いつの間にかクローゼットに入ってた海水パンツなのだが、それが際どいブーメランパンツで、この家が与えてくるチョイスが謎すぎる。

 その誰得な海パンと一緒に用意されていたサングラスをかけ、リビングに入ってくるなり髪をかき上げたマティアスとロランの姿に、俺はまんまと、唇が音もなく勝手に開くのと同時に、持っていたお玉を鍋の中に落としてしまった。筋肉美溢れる二人の高身長マッチョの胸筋と、ピタピタの小さな布地に、窮屈そうに収められた股間の盛り上がり。目のやり場に困っちゃう恋人たちの姿に、惚れ直してヨダレが出そう。

 ふむ。この家、俺も知らない俺のツボを突いてくる。

 案外ご主人思いの、いい家なのかもしれない。

 あっさり懐柔され、その後も過ごしやすい快適な家に引きこもって、不自由ない日々をしばらく過ごしていた俺は、ある日ハッと気がついた。

「俺、新しい世界を、まだぜんっぜん味わってない!」

 せっかく異世界に来たのに、エッチなことしかしてなかったのだ!

 マティアスとロランが、お茶を飲んで突然ソファーから立ち上がった俺を、ポカンと見上げる。

「……なんだ、遠慮せず言ってくれれば、連れて行ってやるのに」

「もうちょっと時間かけたほうかいいかなぁって思ってたんだけど、カイトがそんなに待ってたなんて」

「え……。そ、そうなの?」

 俺を気遣って、二人がタイミングを見計らってくれてたなんて、俺、知らなかった。

「あ、ありがとう。俺のこと、ちゃんと考えてくれてて……へへ、嬉しい」

 あまりにも大事にされて、くすぐったい。

 思わず照れて座り直し、肩をすくめてはにかんだ俺に、ソファに座る二人がジリ、と距離を詰めてきた。

 あ、これ、キスしてくれる間だ。

 肌で感じるって、こういうことなのかな?

 なんて思いながらそっと目をつむったら、唇に柔らかいものが当たってきて。二度三度啄んで、男同士には不似合いなくらい可愛い音を立ててくる。目を閉じてても分かる、最近マティアスがよくしてくれるその啄みに応えて、俺も唇の動きを合わせて彼の唇の先を追いかけた。それを何度か繰り返しているうちに被せるように唇が押し当たってきて、舌で割り開かれると、当然のようにぬるんと熱いものが差し込まれ、口の中をかき混ぜられる。

「ん……、ンッ、ん、深い……ん、ンアッ、っ、ヒァんッ、耳ぃ……!」

 キスだけで軽く済むと思ってた接触が、思いのほか火をつけてしまったみたい。
 さっきまでお茶をしてて、旅行に行きたいって話をしてたはずなのに、舌を絡ませるキスに夢中になってたら、待ちきれなくなったロランに耳たぶを吸われて、べろんと舐め上げられている。
 そのままロランの舌が俺の耳に差し込まれると、鼓膜へダイレクトに届く唾液の絡む音に、背筋がゾクゾクさせられた。
 あっけなく腰の力が抜けてしまい、二人にもたれ掛かって首を反り返すと、左右から首筋に二つの唇が吸い付いてきて、行為は止まらない。ベロベロ舐め上げられたり、チロチロと舌先でいじめられて、それ、好き。たまんない。

 そのまま体勢を変えてリビングの床に転がされ、当然の流れのように着ていたシャツの裾に手が掛けられ捲り上げられると、俺のお腹から胸の上までが空気に晒される。そんな眼下に現れた乳首に、男たちの指先が近づいてきて、肌に触れるか触れないかの場所で円を描いて旋回したり、中心を触らずに、乳輪の周りをくるーり、くるーりと遊び回る時間に焦らされ、俺は腰を捩ってストップをお願いした。

「あ……、ダメぇ、今……乳首……弄らないでぇ……」

「そんなこと言って、キスだけでツンツンに勃ててるのにぃ?」

「期待だけで勃起するなんて、ちんこと同じようになってきたな」

 言葉で責められて、触らないのに弄る時と同じようないやらしい動きをしてみせる指の動きに弄ばれ、二人から熱い視線と息をかけられて……。
 その卑猥な光景に俺がコクンと息を呑んだのが合図になって、二人が同時に突起を摘み上げ、期待したとおりに引っ張り伸ばしてくれた。

「はぁぁん……! いやっ、いやぁッ。きゅむきゅむ、しないでっ、はぅ……ぅ、コスコスも、だめぇっ、……ふぅっん、イキたくなっちゃうから! イキたいのに、ハゥっ、足りないのツラいのっ。ァアン、アンッ、アンッ、だめっ、て、言ってるのにぃ! ど、して、いつも……くぅんッ……二人っ、ハァン、エッチの時っ、ぁっ、仲良すぎなん、だけど!」

 柔らかな膨らみもない男のただの飾りに、執拗に指を絡ませ、すり潰したり、押し潰したりして、俺の足がピンと伸びて震えるまで鳴かせてくる。

 未だに二人ともが相手の国の言葉を頑なに覚えようとしないから、ボディランゲージとアイコンタクトだけが異様にスムーズになってきてるんだけど!

 ダメダメと繰り返す俺の口を、乳首をつまみながらロランがキスで塞いできて、部屋が静かになった代わりに、男だけのくぐもった声と吐息がひたすら続く。
 俺の口の端から溢れた、俺とロランの涎が、首筋を伝って垂れ落ちていくと、それをマティアスが指で掬って、俺の乳首に塗りつければ、最高の潤滑剤となって濃いピンクの粒をコリコリにさせて悦ばせた。

「んうーっ、ン、ン、ウゥン……! んあっ、ハァン……気持ちいい……、ちくび、イィ!」

 こんなにすごいのに、どうしてもイけないことが、もどかしくて辛い。

「さ……触りた……、ふぅ、も、もう、ハッ、ハァ……ン、ちんちん、扱かせ……て」

 呼吸を荒げてズボンを下げようと手を伸ばす俺に、二人の大きな手のひらが邪魔をしてくる。

「やぁッ、手どけて……っ、はやく、はぁっはぁっ、ちんちん、触らせてぇ……ッ」

 男同士なら分かってくれるだろう気持ちで懇願したのに、二人は俺の両手をガッチリと押さえ込んだまま、乳首を弄り続けている。

「そのまま、乳首をちんこだと思っていっぱい感じていろ」

「カイトはちんぽしこしこ好きだよね? ココも同じようにして触ってあげる」

「やぁん! アゥっ、そこ、ちんこじゃ、ハゥッない、もん! ちんぽ、みたいにッ、しこしこじゃ、ンンーッ、イけ、ない、もん!」

 無茶な要求に、頭を振り乱して、腰を揺らして、なんだか涙まで出てくる。

 そうしたら、妙な言葉を二人が言い出した。

「もう少しで、乳首の新しい世界が味わえる」

「乳首でイっちゃう、新しい世界だよ」

 ――は? いや、ちょっと、待って、……待ってよ!

「ねぇ! これどーゆー状況!? 新しい世界って、何のこと!? まさかとは思うけど、二人が連れて行ってくれるの、乳首でイく世界線なの!?」

 なんで、こんなおかしな話になってんの!?

「アッ、ア、ア、いやん! 指先のスピード上げないで! もげちゃう! イく前に、俺の乳首っ、もげて逝っちゃうー!」

「やっぱり指だけじゃ刺激が足りないのか。このドすけべ」

「カイトはほんとにレロレロが、だいしゅきだねっ。僕も好き! いただきまーす!」

「ッ、ひゃああン!! アーッ! こんなに敏感にした乳首に、二人で吸い付かないでぇ! レロレロ、アッ、ずっとレロレロしてるぅ! ハゥッ、やぁん! ふぁッ……。アッそんな……ずっと、されたらァン……ッ。――マ、マティアスの舌しゅごいッ、もっと……涎でベトベトにして! ロランも、もっとエッチにチロチロ舐めてぇ! あんっ、ぺろぺろしてっ、フゥ、アァン、くりくりも、……クゥッ、ぐりぐり、イィ……ッ、はっ、はぁっ、はっ、……イク……ッ、おれ……、二人の舌でッ、乳首舐められてッ、チュパチュパ吸われて……ッ、ちんちんからせーえき出ちゃうっ。やだやだやだ……! ちんちん触ってないのにッ、イクイクイク……っ、アァッ――!!」

 俺の声と同じくらい騒がしく、二人の口が俺の乳首をズロズロブポブポと舐めしゃぶり、射精の瞬間には痛いくらい乳輪ごと吸引された。その吸い上げてる口の中では尖らせた舌先で、乳首をピピピピピンと疲れ知らずで弾き責め続けてくれてる。
 射精だけでは味わえない、深く痺れるような乳首での初めての絶頂に、俺は何度もビクンビクンと身体を硬直させて、履いたままのズボンとパンツの中で思いっきり熱いものを飛ばして汚した。

「カイトのおっぱい、スゴすぎ……」

 腰が震えて動けない俺の肌を撫でながら、ロランが興奮して自分のちんぽをむき出しにする。
 熱を帯び始めたその太い先端の割れ目を、俺の熟れた胸の粒でほじるように擦れば、掠れるような声しか出せない俺を喘がせて、あっと言う間にそそり勃てて反り返らせた。

「次は新しい世界に無事にイけたカイトを味わわさせろ」

 そう言ったマティアスが、俺のズボンとパンツを二個イチで下ろす。服の中でドロドロになって蕩けていた俺のちんちんに、べっとりと付いている白濁。それをマティアスは自分のちんこに塗りつけると、俺の股を割り開いてそのままズブリと蕾に沈めた。

「アァーッ!」

 男の肉棒を咥え慣れた俺の身体が、熱い塊の到来に歓びの声を上げる。
 男同士が繋がっている場所を熱っぽく見つめ、マティアスはゆさゆさと腰を前後させ、お尻の中でカチカチに勃起させると、腰が止まらなくなったのかそのまま速度を上げてバチュバチュと音を鳴らし、気持ちよさそうに叩き込み続けた。

「むぐ……っ、ん、んくっ」

 上の口では、ロランの竿を涎だらけにして咥え、舌を這わせて扱き続ける。
 教え込まれた男の味と熱を、俺はクタクタの身体で、上下の穴で美味そうに貪った。

「ねぇ、俺もカイトのお尻にパンパンしたい」

 マティアスが抜かずの二回戦をしようと、肌に汗を浮かせて腰を振っていたとき、俺の喉に熱いものを注いで、息を弾ませたロランがマティアスにゼスチャーで指をクイクイと伝える。
 それを見て、無言のマティアスはピストンを止めずに考えてる……フリをしているようだ。

「おいっ、言葉ワカリマセーン、じゃないよ! ズルいぞ! 交代しろよ! 腰止めろよ!」

 俺を間に挟んで、見慣れたやりとりが始まった。

「……もうちょっと待ってろ」

 そう伝えろ、とマティアスが面倒くさそうに俺に言う。

「も、ちょっと、アンっ、待ってて、って」

 マティアスはロランを視界から追い出すように寝転がると、俺をロランとの間の壁にして騎乗位で突き上げ始める。

 マティアスに揺すられながら、ロランに背中を向けていると、背後のロランが後ろから俺の両方の乳首を摘んで、くにゅくにゅくにゅくにゅ! ……って揉み込んできた。

「ひゃああ!? アゥっ、やあん、ああああん……ッ」

 乳首の歓びは俺の尻の中のマティアスを力一杯、絞めあげる。

「ぐぅ……ッ」

 突然主導権を奪われ持っていかれそうになって、奥歯を噛んで堪えたマティアスは、「何すんだ」とばかりにズボズボと俺のお尻にお仕置きしてやり返してきた。

「あ゛! あんあんあんあん、ア゛ン!」

 俺を挟んで、二人が、ボディランゲージでやり取りする。

「ほらほら。ココ触ったらカイトは良く締まるでしょー。もっとこの乳首弄ってキツくしてやる~。このこのこの、早くイけ! このこのこのこの……」

「このこのしゅご……っ、おっぱい、そこっ、このこのすきっ、アァッ」

「グっ、くっそ……っ、これでもくらえぇ!」

「んああっ、ああんっ、お尻のッ、奥ぅ! 深いのっ! 強いの、気持ちよすぎて、やぁあん……ッ」

 マティアスが堪えれば堪えるほど、ロランに俺の乳首をこのこのってされて、俺は涎を零して責めらるのを喜んでお尻を絞る。
 ロランの指遣いにメロメロになって、マティアスの反撃のお仕置きに腰の上で跳ね続け、俺だけ茎から精液を飛ばしまくってイかされた。

「あうぅ……、はぁ……はぁ、はぁ……」

 マティアスがイくより、俺が先に力尽きた。

 マティアスの胸板に倒れ込むようにくたりともたれ掛かり、お尻にマティアスの硬い竿を突っ込まれたまま、ロランにその肉棒の挿さる蕾を見せつける格好で、襞の隙間からマティアスの精液を零してる。

 二発目を出したくて堪え続けたマティアスは竿も袋も、血管をビキビキに浮き上がらせて脈打っていた。

 だが、二発目の準備ができているロランの竿だってガチガチに太く腫れていて、溢れる吐息も色気たっぷり臨戦態勢に入っている。

「どうするの? 二人の恋人を同時にこんな状態にしちゃって……」

 ロランの中指が、襞の皺をくすぐってきて、マティアスを食んでいる穴へ強引に差し込んできた。

「アッ」

 思わぬ挿入に、ビクっと怯えた俺を、マティアスが宥めるようにキスしてきて。

 そして、それから、悪魔みたいな事を言った。

「これでまた、新しい世界を味わえるな」

「え……? なに……言って……」

 もう新しい世界は、さっきイけたよ?

 また、て何?

 俺がそう思ったのが先か、リビングのローテーブルの上に半透明の容器が出現したのが先か。

「何……それ……?」

 なんかはちみつを思わせるトロリとしたものがたっぷりと入った、バケツが置いてあった。

「いやさっきまでそんなの無かったよね!? 怖い怖い怖い怖い!!」

 叫ぶ俺より、二人の方がこの家の扱いに慣れていた。

「なるほど。それを使えってことか」

「わぁ、どろんどろんしてる」

「ひゃぁっ、冷たい!」

 ねえ、なんで俺のお尻にそれ垂らしたの?
 なんでロランはちんぽにそれ塗ってるの?
 なんでマティアスは指を俺のお尻の穴に入れて、ちんこと襞の間に隙間作ってんの?

 なんで……なんて、そんなの俺でもこのあと二人が何をしようとしてるか分かっちゃったよ!

「むりむりむりむり! そんなデカいの二本同時とか、死んじゃうぅぅ!」

「死なない。……多分」

「たぶんって言ったぁ! 保証ゼロじゃん! 無責任じゃん!」

「カイト、あんまり襞をパクパクさせてこれ以上煽らないで。興奮してもっと大きくなっちゃう」

「ひぃぃぃ! それ恐怖の痙攣だよ! 食べたいって言ってパクついてるんじゃないから!」

「ふふ。ボディランゲージは得意なほうなんだ。言いにくい事だって、僕にはちゃんと伝わってるから」

「伝わってないよ! 全然ちっとも、これっぽっちも読み取れてないよ! いつもの噛み合わない二人に俺を混ぜないでムグゥ、……んっ、ンア、ぷはっ、マティアス、今キスで有耶無耶にしようとしても誤魔化されないんだからンムム……!」

「ふふ。俺たちが無理やりするワケないよ。ちゃんと、いつかくる日のために、今まで二人でじっくりと準備してきたんだもん……、って聞こえてない慌てるカイト、……んっ、……かぁわいー……あぁ、挿入るッ」

 マティアスが先に沈んでいる俺のお尻の中に、熱い二つ目の雄の塊が内臓を押し退けて挿入ってきた。

「んあぁぁぁ……!」

 エッチポイントで出現した、はちみつみたいなどろどろに手助けされて、俺の身体はマティアスとロランの二人を同時に受け入れている。

「カイト……、すごいなお前……最高」

「あったかくて、柔らかくて、きつく抱きしめてくれて……」

「うぁ……ぁ、ハァ、ハァ、あ……ぁんん……っ」

 特製ローションのおかげなのかなんなのか。
 お腹の中がキツくて苦しいのに、お尻が快楽を拾おうとして、二本の竿を甘く締めつけるように蠢く。

 もうこの訳のわからない状況を、頭で冷静に考えることができなかった。

 身体も頭の中も、熱に浮かされたみたいに思考をやめて、俺は二人の男を搾り取りたくて、マティアスの上で腰を揺する。
 そんな俺に煽られて、マティアスがズンズン突き上げるように律動し、ロランは腰を前後にズパンズパンと力強く打ちつけて欲を滾らせる。
 ビクン、と身体を硬直させて俺が達したのを見届けるまで、二人の激しいピストンは止まらなかった。

 先に一人だけイってしまったホワホワの顔をした俺に、二人から頬にキスされると、まだ出してないロランの竿がズルンと抜かれる。

「んあぁ……」

 抜けてしまった寂しさに、不満げな吐息が零れた俺に、また二人のキスが今度は唇に落ちた。
 そうして宥められながら、立ち上がった二人に腕を引っ張られ、俺も立ち上がる。

「カイト、こっちにおいで。そう。あっち向いて立って?」

「……んっ、あっ、俺、重いのに、だっこする、の?」

 背後に立ったロランに両足を膝裏から抱えて持ち上げられて、マティアスに向かってM字で股を広げて晒す格好にされた。

「もっと飯を食え。軽いからすぐに悪い男に、こんなエッチな体位で尻の穴を丸見えにされるんだぞ」

「あ、やぁぁ……」

 マティアスは俺に忠告しながら、ヌルヌルのローションをバケツから二本の指で掬い取ると、そのまま俺の尻穴に塗り込めてぐぽぐぽと抜き差しを繰り返す。

 そのよく馴染ませた穴の入り口に、ロランが限界の近い腫れた先端を当てがうと、マティアスも同じようにちんこを寄せる。そうして二本の杭に向かって、ロランが俺の尻を下ろした。

「あああっ!」

「くっ、……気持ちいいね、カイト」

「すごいな、これ……っ」

「あっ、おっきい二人の身体に挟まれてっ、背中に、ロランの乳首当たってるの、分か、るよ! マティアスがッ、俺の乳首、摘んでる、のも! ぁアンッ、お尻のナカ、ぎゅうぎゅうで、お腹いっぱいなの! 突いて! 二人で突き上げて、俺をめちゃくちゃに気持ちよくしてぇ……!」

「ご所望とあらば……」

「仰せのままに……ッ」

 身体の前後を分厚い胸板にみっちりと挟まれて、熱くて硬い竿が俺を突き上げる。

「あぁ! ……すごいっ、……ああん!」

「どこまでも、連れて行ってやるッ」

「一緒に、行こう、……っね!」

「うんっ、行くぅ、イくぅっ、……アアッ――!」

「やばい、クッ――!」

「射精るっ、ンン――!」

 三人で昇り詰め、マティアスとロランが俺の奥に最後の一滴まで注ぎきる。
 二人が逞しい太ももを震えさせて満足したタイミングで、ロランが抱えていた俺を持ち上げると、俺のお尻から二本のちんちんが抜けていった。どちらもまだビキビキとして硬そうで、天を向いてて。この後を期待して、弾んで揺れてる。

 そんな二人のいやらしい欲棒を目にしてドキドキしていると、お尻から二人分の白濁が、どろりと湧き出てきて。それをマティアスは正面から顔を近づけてきて見入り、ロランは自分が見やすいように俺を床に下ろしてちんぐり返しの格好にすると、お尻の穴をほじってくる。

「あっ、やだっ、それ! お尻に指ぷちゅぷちゅ入れないで! ロランっ、だめぇ! この格好、めちゃくちゃ恥ずかしいッ!」

 二人の男にお尻を上から覗き込まれて腰を振る俺に、二人は笑みを深める。

「カイト、何をいまさら……」

「ほら、家がまた新しいご褒美くれたよ」

「……へ?」

 そう言われて、首を捻って二人が見てる視線の先を俺も見たら……。

「……な、なんでローションマットがあるんだよ! どんなご褒美だよ! 新メニューじゃないのかよ!」

 ご丁寧にマットは空気が入って膨らみ済みだ。

「ほう。ローションマットっていうのか……」

「さっきのどろどろと一緒に使えそう」

 マティアスが俺の腰を抱えてひょいと持ち上げ、ロランがローションマットをルンルンで抱えてローションバケツを回収する。

 そうして、二人の足はそのまま風呂場へ向かっている。

「ちょ、ちょ、ちょっと! なんで初見のはずなのに正しい使用場所を理解してるの!?」

「わぁ、カイト。お尻振って暴れたら、俺たちが出したのまた垂れてきてるよ」

 ロランに言われて、騒ぐのをやめて慌ててお尻の穴を手で隠す。
 そんな俺に、マティアスがフッと笑ってから、カッコいい顔で見下ろして言った。

「味わいたいんだろ、新しい世界。とことん付き合ってやる」

 ロランもご機嫌で、甘いマスクで柔らかい笑みを向けてくる。

「さあ、カイト。僕たちと新しい世界に出発だ!」

「違うの! 俺の行きたい新しい世界と、二人が見せてくれる世界ちがーう!! う、うわあぁぁ……! あん、あんっ、ローションヌルヌルすりゅのー! ローション乳首しゅごいー! 二人の肌と合わせてとヌルヌル滑るの気持ちイイのっ。ちんちんそんなに扱いちゃらめぇ……ッ。俺のいろんな場所使ってそんなおっきいのしこしこ擦りつけたら、俺もおっきくなっちゃうー!」





 俺たちが家族になったアレコレを、この家のどこかで誰かが見てるなら……。

 元芸人で現イケメン俳優の佐田に「アイツ、幸せに暮らしてるってよ」って伝えておいてください。

【ほんとにおわり】
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