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第三章 二人と一匹ののほほん生活
第23話: ガーデニング開始
しおりを挟む翌日、二人と一匹はさっそくガーデニングに取りかかることにした。朝日が昇り始める中、庭には購入したプランターや土、ハーブの種が整然と並べられている。
「よし、今日は植えるところまでやるぞ。」とフィオが意気込んで言う。
「はしゃぎすぎるなよ。手間がかかるんだから。」イマーシュは少し笑いながら、プランターを一つ持ち上げた。
フィオはまず、プランターの底に小石を敷いて水はけを良くする準備を始めた。イマーシュもそれを真似しながら、時折フィオの動きをちらりと見て確認する。ポポは好奇心旺盛に二人の周りをうろうろしながら、土の袋に鼻を突っ込もうとしていた。
「ポポ、だめだよ、それは食べ物じゃないの!」とフィオが注意すると、ポポは不満そうな顔をしながらも少し離れた場所に座り込んだ。
プランターの準備が終わると、二人はそれぞれの役割を分担した。フィオは土を入れ、ハーブや花の種を丁寧に植えていく。一方、イマーシュは周囲の雑草を取り除き、作業しやすいスペースを確保していた。
「イマーシュ、ハーブの名前覚えられる?」
「バジル、ローズ……なんとか、あと何だ?」
「ローズマリーね。それとタイムも。」フィオが笑いながら教えると、イマーシュは「難しい名前だな」と少し苦笑いを浮かべた。
作業が進むにつれ、庭には少しずつ生命の息吹が感じられるようになった。プランターに整然と並べられた土と種は、やがて育つ緑の景色を想像させる。
「これでひとまず完成だね!」フィオが満足そうに言うと、イマーシュも「悪くないな。これからどう育つか楽しみだ。」と頷いた。
二人は作業後の汚れた手を洗いながら、庭を眺めて一息ついた。ポポはいつの間にかプランターの近くで寝そべっており、その姿に二人は微笑む。
夕方、簡単な夕食を取った後、フィオは外に出てプランターをもう一度眺めた。
「ちゃんと育つかな……。」少し心配そうに呟く彼女に、イマーシュは「お前が世話をするなら大丈夫だろう。」と言い、肩を軽く叩いた。
フィオはその言葉に励まされ、小さく笑みを浮かべた。こうして二人と一匹のガーデニング生活が本格的にスタートしたのだった。
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