のほほん素材日和 ~草原と森のんびり生活~

みなと劉

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第三章 二人と一匹ののほほん生活

第25話: 電車旅の提案

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 ある日の午後、庭でのんびりと過ごしていたフィオとイマーシュ。ポポは庭の隅で日向ぼっこをしていたが、イマーシュが思い立ったように口を開いた。
「フィオ、そろそろ少し遠出をしてみないか?」

 フィオは驚いたように顔を上げる。
「遠出?どういうこと?」

 イマーシュは手元のコーヒーカップを置きながら説明を始めた。
「このところギルドの仕事や素材の売却で、それなりに貯金ができてきた。だから、7泊8日の電車旅に出てみようと思ってな。」

 その言葉にフィオの目が輝いた。
「電車旅!面白そう!どこに行くの?」
「まだ決めてないが、ルートを調べて自然が多い場所や、温泉のある町を巡るのもいいだろう。のんびり景色を楽しみながら過ごせる旅にしようと思ってる。」

 フィオは興奮を抑えきれず、椅子から立ち上がった。
「それ、最高!私、絶対行きたい!」

 その様子を見ていたポポも、耳をピクピクさせながら跳ね回り始めた。しっぽを大きく振り、ぴょんぴょんと庭を走り回る。
「ポポも大喜びみたいだね!」フィオが笑顔で言うと、イマーシュも苦笑しながら頷いた。
「あいつが一番楽しみにしてるかもな。」

 二人と一匹は、次の数時間をかけて電車旅の計画を立て始めた。イマーシュは地図を広げ、フィオと相談しながら目的地を決める。リンダムの町から出発し、湖や山のある地域を巡り、最後には温泉のある小さな村でゆっくりと過ごすプランに決まった。

「これなら、毎日違う景色が楽しめるね!」フィオはノートにルートを書き込みながら嬉しそうに言った。
「電車の中では軽食や飲み物を準備しておいたほうがいいな。ポポの分もな。」イマーシュはしっかりとした表情で話す。

 出発までの数日は準備に追われることになるだろうが、それすらも楽しい予感がした。フィオとポポの期待に満ちた顔を見て、イマーシュはふと微笑む。

「旅を楽しみにしてるのはお前らだけじゃない。俺も久しぶりにのんびりしてみたくなったんだ。」
「そう言ってくれると嬉しいな。イマーシュ、準備は任せてね!」

 こうして、3人の電車旅の計画が本格的に動き出した。非日常の冒険が、もうすぐ始まろうとしていた。

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