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80話

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すると、関羽が答えた。
「この城は現在封鎖されているのです」
関羽は俺に説明をする。
城の兵士たちは、突然の侵入者の報告を受けた。そこで、兵士たちが警戒態勢に入ったのだという。そのため、曹操に会うことも出来ず、今の状況になってしまったようだ。
劉備たちは、城内に入ることが出来なかったようだ。俺は、このまま曹操の元へ行くことにした。
俺は関羽たちに話しかけた。
「それじゃあ、俺は先に行かせてもらうよ」
俺の言葉に対して、関羽が反応した。
「危険です」
俺に向かって忠告をしてくれたようだ。俺は劉備に向かって質問をした。
「曹操のところに行くには、どこかで曹操の指示を仰ぐ必要がありますよね?例えば、誰かと連絡を取るとか……」
俺が質問をした後、劉備はすぐに返事をした。
「私が案内します」
俺は、劉備にお願いをした。
「すみませんが、よろしくお願いいたします」
こうして、俺は劉備と共に曹操の元へ向かうことになった。
俺と劉備と関羽と張飛は曹操の城に潜入することになった。俺は劉備に質問をした。
「ところで、何故この場所を封鎖しているのでしょうか?何かあったのですか?」
俺の質問に劉備は答える。
「私もよくわからないんだ」
劉備は少し考えた後、話し始めた。
俺が最初に曹操の元にたどり着いた時、既に曹操は死んでいた。その時、俺と呂布は戦わなかったらしい。その後、呂布が呂布軍と合流して、曹操軍の残党と激しい戦いを繰り広げたそうだ。
しかし、戦いに勝利した呂布軍は曹操の死をきっかけに、辺りを探してみる
(これは魔物の爪痕?なぜこの世界に魔物が?まあ、いい採取しておいて俺の世界ランダマイズのカリス博士に送っておくか)
徐栄が近くにいたので劉備と一緒に奥へと進んでみる。そこに、宝箱を発見した。
罠があるかも知れないから、一応確認しておく。
中には手紙が入っていた。内容はこんな感じだ。
「君に贈り物を贈らせて貰った。この世界で役立てて貰えると嬉しい。あとは自由にしなさい。私はもう疲れたので、ゆっくり休ませて貰う。最後にありがとう」
とりあえず中身だけ見ておこうと思い、中を見ると。そこには大量の金が詰まっていた。そしてその中に一枚の手紙があった。
「君に一つ頼みがある。この世界を救ってくれ。私はこの世界の神ではないが。君に力を貸して上げたい。頼むよ」
そう書かれていたので。俺の出来る範囲でなら助けようと思った。
この世界に魔物が現れる原因を突き止めなければならないからな。そう思い、魔物の討伐をしながら、原因を探していると。
魔物の爪痕を見つけた。
そこの近くには、死体が転がっていた。その近くにあった剣を見てみると。
これが俺の武器になるのか。
そう思って、剣を持ち上げると。
急に体が光だし、気が付けばここにいたというわけだ。
俺の話を聞き終えると、関羽が話し掛けて来た。
「では、あなたはこの世界を救う為に召喚された勇者様という事ですね?」
俺が、勇者?そんな訳ないだろ。俺は普通の人間だ。だがもしかしたらそうなのかも知れん。
まあ、それはいいとして関羽と劉備に質問をしてみた。
この二人は本当に信用できるのか。それを知るために聞いてみることにした。
劉備が答える。
「もちろんだよ」
関羽が答える。
「えぇ、私の命に代えてもお守り致します」
よし、大丈夫だろう。俺も二人を守るように頑張ろう。
俺は劉備に質問をした。
「あのー、劉備」
劉備は俺に返事をした。
「何だい?」
俺は劉備に質問をした。
「関羽たちってどんな関係なんですか?」
劉備は関羽たちの方を見ながら、答えた。
「三人とも、同じ村で育った幼なじみなんだ」
関羽が劉備に話しかける。
「そろそろ行きましょうか」
劉備は関羽に向かって返事をした。
そして、蜀へと帰った俺たちは許昌での出来事を他のもの達に話した。
夏侯惇と夏侯淵が曹操の話を聞いて泣き出した。関羽たちが帰ってきたので、劉備たちは喜んだ。
また、関羽たちは俺たちにお礼を言いに来た。
俺たちは城に戻った後に、宴会を開くことにした。
みんなで楽しく騒いだ後は、各自の部屋に戻り休むことにした。
次の日になり、俺たちは関羽たちと一緒に街へと出かけることにする。関羽たちと街へ行った俺たちは、あるお店を見つける。そのお店の名前は、「桃源郷」だ。
俺は、関羽たちに意見を求める。
「関羽、このお店が気にならないか?」
関羽はお店の方に目をやりながら言った。
「はい、とても良いお店でございますね」
劉備はお店を指差しながら言った。
「ここは?」
関羽は劉備に説明する。「ここは我々が拠点としている場所なのです」
劉備もお店の方に目を向ける。
「そうなんだ」
関羽が劉備に向かって話す。
「入ってみますか?」
劉備が関羽に向かって言う。
「うん」
俺たちが店内に入ると、店員さんが出迎えてくれた。
俺は、関羽に向かって質問をする。
「ここのおすすめは何ですか?」
関羽が俺に向かって答える。
「ここの地酒が美味しいですよ」
俺は地酒を注文した。
しばらくして、地酒が運ばれてきた。
俺は、一口飲んでみる。
これはうまい!かなり上質なお酒のようだ。俺は、どんどんお酒を飲み進めていった。
しばらくすると、関羽と張飛が俺のところにやって来た。
どうやら、酔ってしまったようだ。
関羽と張飛は俺の方を見て話しかけてくる。
「呂布殿!飲み過ぎですぞ」
関羽と張飛は俺を部屋まで送ってくれることになった。
俺は関羽と張飛に支えられて、自分の部屋に戻ろうとしたその時、誰かにぶつかったようだ。
俺は謝った。
「すみません!」
俺が前を見ると、そこには劉備がいた。
劉備は俺に話しかける。
「呂布、大丈夫かい?凄く酔っているみたいだけど?」
「らいろうぶよ。るび」
呂律が回らない。これはヤバいな。
劉備が俺を支えてくれる。
俺は劉備にお礼を言う。
「りがとう」
俺は劉備と共に、関羽達に連れられて部屋に戻るのであった。
俺は、劉備と一緒に関羽と張飛に連れられ、部屋へと戻った。
部屋に着くなり、俺をベッドに寝かせ
劉備が俺に覆い被さる。関羽は俺のズボンに手をかける。劉備は、そのままパンツごと脱がせた。
関羽は、俺のモノを握り始めた。
「……あん」
関羽は俺の耳元で囁いた。
「私に任せてください」
そう言って、関羽は俺のモノを口に含んだ。
舌で舐め回すように、俺のモノを刺激していく。
俺の身体はビクビクと震えている。
劉備は俺のおまんこを舐める。ペロッペロッ。
「……いや……あん」
俺の喘ぎ声が止まらずにいる。
関羽は俺の乳首を吸ったり噛んだりする。
チュウッ 俺の胸の先がピンと立っている。
劉備は俺のクリトリスを刺激する。
グリッグリッ 俺の頭の中で何かが弾けたような感覚に襲われる。
その瞬間、俺は果ててしまった。
劉備が俺のおまんこから口を離す
関羽が自分のモノを俺のおまんこに挿入した。ズブブッ 俺は、関羽と合体したのだ。
関羽が激しく腰を振る。パンッパンッという音が響き渡る。
俺は快楽に溺れていた。
関羽が絶頂を迎え、精液が発射される。
ドピュッドピュー 俺は関羽から放たれた液体を受け入れた。
その後、関羽は俺の隣で眠っていた。
劉備は自分の部屋に戻っていった。
翌朝、目が覚めた俺は劉備が作ってくれた朝食を食べてから、出掛ける準備をした。
俺は、劉備に挨拶をして城を出た。
俺は、関羽と一緒に街の中を歩き回る。
歩いていると、とある場所にたどり着いた。そこは闘技場だ。どうやら、ここで大会があるらしい。俺は受付に行き手続きをした。そして会場に入る。
俺はこの大会に出ることに決めた。優勝賞金がかなり高額な上に、賞品もあるからだ。それにしても、参加者が少ないなー。まあ、そんなことはいいか。俺が出場する競技が決まった。
武器を使って、相手を気絶させるか降参させれば勝ちだ。早速、試合が始まるようだ。まずは第一回戦。
対戦相手は斧を持ったおじさんだった。
試合開始と同時に俺は走り出す。相手もこちらに走ってくる。
相手が振り下ろしてきたところを俺は避け、剣を振り上げる。
ザシュ 相手の肩に切り傷ができた。だが致命傷ではない。続けて俺は攻撃をする。横斬りをする。
ザンッ 今度は腹に当たった。相手にダメージを与えたものの、そこまで深くはない。続いて俺は攻撃をする。突きを繰り出す。ザクッ 見事に決まった。だがまだ倒れない。相手は俺に向かって殴りかかってきた。俺はそれを避け、後ろ回り蹴りを繰り出した。
グシャ 相手は倒れた。どうやら気を失ったようだ。俺は勝ったようだ。
第二回戦が始まった。俺が出る種目は槍使いの男との勝負である。
お互いに距離を取り、構える。先に動いたのは俺の方だ。一気に距離を詰めて攻撃をする。ザシュ 見事に命中し、男は倒れた。俺は勝利した。
第三回戦、俺は刀を使う男と戦うことになった。この男の実力はかなりのものだ。俺の直感がそう言っている。この男が本気を出した時、かなりの苦戦を強いられることになるだろう。先手を仕掛けたのは、向こうの方だ。俺に向かって走って来た。俺は相手の攻撃を受け止める。つばぜり合いの状態が続く。すると、俺の背後に何者かが現れた。
どうやら仲間が俺を襲おうとしているようだ。仕方がない、一旦離れるか。俺はバックステップをし、背後に現れた人物を避ける。その直後、俺は攻撃を仕掛ける。剣で斬りかかった。
スパッ ザシュ 俺は見事命中させた。しかし、浅いようだ。
俺は連続で攻撃を加える。グサッグサッ ついに相手の動きが止まった。俺は勝利することができた。
第4回戦が始まり、俺は刀を持っている女性と戦った。俺は彼女の隙を伺うことにした。なかなか攻めて来ない。彼女は一体何を考えているのだろうか?しばらく沈黙の時間が続いた後、彼女がようやく動きを見せる。俺は彼女からの攻撃を受けた。俺は避けることができなかった。俺は地面に倒れる。彼女は俺に止めを刺そうとする。俺は彼女に反撃をする。俺は彼女を斬った。
俺は何とか勝つことができた。そして決勝戦が行われる。俺が出たのは素手での勝負だ。相手は大きなハンマーを持っていた。俺は、相手に近づき拳を構える。相手は俺の方に走ってきた。俺は相手が来るのを待つ。そして、相手が俺の目の前に来たところで、俺はパンチを放つ。ドゴォン 大きな音を立てて、相手は吹っ飛んで行った。俺は見事優勝したのであった。
俺は、闘技場での優勝賞金と、景品を貰ってから城に戻った。
今日は疲れたので、早めに寝ることにした。
翌日、俺は朝早く起きた。
そして、関羽と劉備が眠っているベッドに向かう。2人とも寝息を立てている。俺は、ベッドから降りると着替えを始めた。
着替えていたら2人が起きてきて着替える。3人で朝食を食べるために部屋を出て食堂へと向かった。俺達が朝食を食べていると、誰かがやって来た。それは陽南であった。
俺は席から立ち上がって、お辞儀をした。
「陽南殿、おはようございます」
俺に続いて関羽と劉備も挨拶をする。
「おはようございます」
陽南は俺達の方を向くと笑顔で言った。
「みんな、おはよう」
俺達は挨拶を終えて朝食をとる。しばらくして食事が終わると、俺は用事があると言って城を後にした。
俺は城の外に出て門番に挨拶をする。
「じゃあ行ってくるね」
そう言って街へと向かう。俺は街中を歩く。すると、声をかけられた。
声をかけてきたのは劉備だ。劉備は言う。
「どこに行くんだい?」
「歩乃華の町までな」
劉備は驚いた顔をした。
「歩乃華町!?どうしてだい?」
俺は事情を説明した。俺の目的は、あの武器屋の店主から貰った地図に書かれている宝玉を探すことだ。そのことを聞いて劉備が言う。
「僕が付いて行こうか?」
俺は劉備の言葉に答える前に関羽の方を見る。関羽がこちらに向かって歩いてくる。
「呂布殿、劉備どこかへ行くのか?」
「歩乃華まで」
劉備が関羽に答える。関羽は俺達に聞く。
「何かあったんですか?」
俺と劉備は事の経緯を説明する。話を聞いた関羽と、一緒にいた張飛もついて来ると言う。そして俺達は歩き出した。
途中にある休憩所で俺と関羽、劉備が話していた。俺は関羽と劉備に言う。
「俺1人で行くつもりだったんだけど、劉備殿が付いてくると言っていて」
「俺も付いて行きますそれなら歩乃華は魔物もかなり強いと聞きますから」
俺はそのことを聞いて驚く。
俺は関羽に質問をした。
「そんなに危険なんですか?」
すると
劉備が答えてくれる。
「ああそうだよ、だから僕は付いてきたんだよ、少しでも役に立ちたいと思って」
関羽も続いて言う。
「俺もです」
そうしているうちに休憩所を出発した。
しばらく歩いていると、遠くに町が見えてきた。
あれが歩乃華の町か
魔物が現れた。町まであと少しだが迎撃準備だ。現れたのは狼型のモンスターだ。俺は剣を抜き放つ。
すると突然、劉備が大きな声で叫んだ。
「危ない!!」
そう言いながら、俺の前に出る。
ガブッ ザシュッ 劉備は見事に狼の攻撃を防御した。しかし、すぐに次の攻撃がやってくる。劉備は避けきれずに攻撃を食らってしまった。
ザシュッ
「……くっ」
俺はダメージを受けた。劉備が直ぐに回復魔法を掛けてくれた。俺は劉備に向かって礼を言う。
「ありがとうございます、劉備殿!」
そうして戦闘が再開された。敵がこちらに迫ってくる。まずは俺が攻撃を行う。剣を振り上げる。ザシュッ よし命中だ。続けて攻撃をする。
グサッグサッ 相手は倒されたようだ。次に関羽が槍で攻撃する。
スパッ ザシュ 関羽の攻撃は見事決まった。
最後に、張飛が大剣で攻撃をする。
ザシュ 見事命中。俺達はすぐに町の中へと入って行った。俺は関羽に尋ねる。
「怪我とか大丈夫ですか?」
関羽が言う。
「はい大丈夫ですよ」
それを聞いて俺は安心する。俺は先ほど戦った敵のことを考えていた。おそらく、俺が戦っていたら勝てなかっただろう。それほどの強さを持っていた。
ここでの目的は町長に話を聞きに行くということ。事前に依頼書が着ていたからな。そのことは関羽達にも伝えてある。早速、役場へと向かうことにした。
この先にはどんな試練が待ち受けているのだろうか。
俺達は、ついに目的地である歩乃華に到着した。
しかし、そこで待ち構えていたのは凶悪そうな見た目の化け物だった。こいつはヤバイぞ……。俺はそう直感した。なぜならば、こいつの体には禍々しいオーラのようなものが見えるからだ。
だが
「あ、お待ちしておりました。わたくしこの魔族の町である歩乃華の町長をしております。バフォメットと申します。」
と言って丁寧に挨拶をしてくれたのだ。どうやら、良い人のようである。しかし、俺は警戒を解くことができなかった。俺は関羽達に指示を出す。
「関羽と劉備は町の人たちを守ってくれ」
劉備が言う。
「呂布さんは?」
俺は答えた。
「あいつを倒す」
関羽が俺に忠告をする。
「気をつけてください」
「……は?わたしくバフォメットは町の町長でございますよ?」
「なら町長?俺の事知ってるはずだよな?」
俺がそう聞くとバフォメットは黙った。そして答える。
「誰でございますか?」
俺は名乗ることにした。俺の名前は呂布奉先だと。それを聞くとバフォメットは再び驚いた顔をしていた。
「りょ呂布!?あなた様が……」
俺は話を続けた。
「俺のことを知っているならわかるはずだろう?俺のことを甘く見るなってことを」
俺は話を終えると、すぐに刀を抜いて攻撃を仕掛けた。
俺が斬りかかる
バフォメットは真っ二つに切り裂かれ倒された。
「弱いなぁ」
バフォメットは消えた
そして本物の町長と話をする。俺は話を始める。俺はここに宝玉を探しに来たのだということ。すると
「あ、それでしたら私の家にあります」
と言って、自分の家まで案内をしてくれることになった。
しばらく歩くと到着した。家の中に入る。
中には宝玉があった。これが宝玉か……。
俺は宝玉を手に取った。
すると宝玉が光出す。俺の頭の中に映像が流れてきた。
これは一体なんだ?俺が戸惑っている間にも映像は進んでいく。そこには大きな山がある光景が広がっていた。
俺が宝玉を見つめていると
「いかがなさいましたか?」
町長さんが言う。俺は
「いえ、何でもありませんよ。」
と答えた。
俺は宝玉をポケットに入れた。
「では、俺たちは帰りますね」
蜀へ着く。
俺は劉備に言う。
「劉備殿、ありがとうございました」
俺は礼を言い、その場を離れた。関羽と張飛が付いてくる。
そして、城に戻ると関羽が尋ねてきた。
「呂布殿はこのあとどうしますか?」
「俺はそうだな洛陽へ行ってみるとするかな」
「ならついて行きます」
張飛も言った。
「なら俺も行くぜ」
俺達はこうして蜀を後にした。
俺は今、蜀を出発して漢の国にある大都市洛陽へ向かっている。
途中にあった村を通り過ぎて街へ向かう。すると、また魔物が出現した。今度は熊のモンスターだ。関羽と張飛が言う。
「呂布殿、ここは任せてください」
熊の魔物グリズリー。俺達が倒そうとする前に関羽が素早く攻撃を行った。
ズバッ ザシュッ 見事に一撃だった。俺は感心しながら言う。
「流石ですね、関羽殿!」
すると、関羽は照れながら言う。
「そ、そんなこと無いですよ」
そんなやり取りをしていた時だった。
「キャーッ!!」
という叫び声が聞こえた。声の主は女性だ。俺達の目の前に女性が襲われている。
「助けないと!」
俺はそう言って駆け出した。しかし、そこに現れたのは2体の巨大な狼だ。まずい……間に合わない!! 俺はそう思ったが、俺より早く関羽が行動を起こしていた。関羽は槍を構えながら叫ぶ。
「そこの女!伏せろ!!」
女性は言われた通りに地面に伏す。その瞬間、槍が振り下ろされた。
グサッ ザシュッ 関羽の攻撃は見事命中。しかし、まだ残っている。俺は剣を構える。
俺は剣を振り上げる。
ザシュ ザシュ ザシュ 関羽のおかげでなんとか倒すことができた。俺は礼を言う。
「ありがとうございます、関羽殿」
関羽は言う。「当然のことです」
俺は再び走り始めた。しかし、またしても悲鳴が聞こえる。しかも、さっきよりも近い。すぐ近くだ。
俺達は急いでその場所に向かった。到着する。そこには、さっきと同じ状況になっている。俺は剣を抜き構える。そして、襲ってきた敵を斬って倒した。俺は女性の方を向いて話しかける。
「大丈夫ですか?」
すると、彼女はこちらを見て言う。
「は、はい。大丈夫です」
俺は続けて話す。
「良かった、では、これで失礼します」
そうして俺達はその場を去った。
それからは、特に問題もなく順調に旅を進めることができている。
そして、ついに洛陽へとたどり着いた。
洛陽の町に着いた。この町は今まで見た町とは少し違っていた。なんというか、華やかであった。
洛陽へ来た理由は孫策伯符に会うためだ。この先にはどんな試練が待っているのだろうか。
俺は今、洛陽にいる。俺達一行は現在、宿を探して歩いているところである。しかし、なかなか見つからないでいた。俺は劉備に尋ねる。
「劉備殿、どこか良い場所はありますかね?」
劉備が答える。
「そうですね……、ここならやはり、この大通りにある宿屋が良いでしょう」
劉備の言う通り、この大通り沿いにはたくさんの店があった。その中で一番良さそうな場所を選んだ。俺達一行が泊まることに決めると、早速部屋へと向かった。
俺と関羽と張飛で一部屋。劉備と趙雲でもう一部屋を借りることになった。
俺が荷物を整理していると、扉が開いた。劉備と趙雲が入ってきた。そして、話を始める。
「呂布さん、お疲れさまです。何か困ったことはありませんか?」
俺が答える。
「いえ、今のところは大丈夫です」
「わかりました。では、ゆっくり休んでくださいね」
劉備はそう言い残し、部屋を出て行った。俺と関羽と張飛はその後すぐに眠った。翌朝、朝食を済ませた俺達は、今後のことについて話し合っていた。俺はみんなに言う。
「俺はこれからどうすればいいと思う?」
張飛が答えた。
「う~ん……。とりあえず宝玉を探すのが先決なんじゃないか?」
俺はそれを聞いて言う。
「そうだな……。では宝玉について詳しく教えてくれないか?俺はよく知らなくてな……」
張飛が言う。
「宝玉っていうのは、その名の通り、宝が入っている玉のことだぜ」
俺が疑問を口に出す。
「それはわかっているんだが、具体的には何が入ってるのか知りたいんだよ」
張飛が言う。
「確か、炎とか氷、それに雷なんかを操れるようになる玉だった気がするなぁ」
俺は聞く。
「他には?他に特徴は無いのかい?」
張飛が言う。
「他は知らないな。悪い」
関羽が割って入る。
「呂布殿、私も詳しくは知りません。申し訳ない」
関羽が謝る必要は無いと思った。むしろ感謝すべきはこちらの方なのだから。
俺が考え込んでいると、孫策伯符が現れ宝玉について終えしてくれるそうだ。俺達は案内されるままついていった。そして、ついた先は闘技場のような場所だった。
俺は言う。
「ここで戦うんですか?」
孫策が答える。
「ああ、その通りだ」
すると、一人の男が話しかけてきた。
「よう、孫策。久しぶりだな!」
その男は曹操孟徳だ。
俺は驚いた。何故なら俺達はずっと漢を旅していてここに来たばかりだったからだ。だから俺はこう言った。
「なぜ貴方がこんなところにいる?」
曹操は言う。
「私は君たちと戦うためにきたのだ」
俺はさらに質問する。
「一体誰の命令で?」
すると、意外な人物の名前があがった。それは劉備だった。
「呂布殿、私の知り合いです」曹操が続けて言う。
「実は劉備殿に頼まれて君たちと戦わせて欲しいと言ったのだが、ダメかな?」
関羽が言う。
「別に良いのではないでしょうか」
俺は関羽の意見に賛同して言う。
「確かに問題無いだろう。孫策殿もいいですか?」
孫策は笑顔で言った。
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