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2話
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「おいおいおい、大将さんよ。落ち着いてくれよ」
すると赤壁から孫策は弓を取りだし射る素振りをした。
そして叫ぶ。
「呂布奉先を暗殺しようとした疑いでこの場で打ち首にする」
皆が目を丸くして、劉備の方を見る。
関羽は青ざめる。
「ど、どういう事だ?」
関羽が言うと黄蓋も言う。
「どういう事なんだ?関羽よ」
他の者たちも騒ぎ出す。
孫策が剣を抜き近づいてくると関羽は手を付いて謝る。
「すまぬ、ちょっとした冗談じゃ、ワシも酔っておったのじゃ」
関羽がそう言っても誰も信じてはいなかった。
黄蓋が俺を睨んだ。
「お前はなんて事をするんじゃ?」
劉備と俺が説明を始める。
「孫策に頼まれて暗殺をしようとしたところを私が止めたのですよ」
皆が納得した。そして、孫策は悪ふざけで済まなそうな感じであったので呂布奉先は何も言わない事にした。
しかし、心の中では複雑なものがあった。
(何が三国志じゃ。全然、違うじゃないか。人を無駄に殺しやがって)
「劉備には曹操から贈られた大切な剣があったのではないのか?」
「ああ、じゃが、盗まれてしまってな」
「それなら仕方がないな。それにしても……むごっ」
今度は呂布奉先の口を関羽が塞いで止めた。
そして、二人で離れた場所に来ると呂布奉先が怒ったようにいう。
「いい加減にして欲しいですよ!私はこんな冗談をするために来た訳ではないのです」
しかし関羽も声を荒げた。
「それはこっちのセリフじゃ!ワシを馬鹿にするのもいい加減にしろ」
呂布奉先も言う。
「あなたは劉備が狙われている事に気が付かなかったのですか?」
「何を言っておる、奴らが呂布奉先を暗殺しようとしていたのは本当だし、ここで実際に起こった事じゃぞ」
関羽の言葉に呂布奉先は溜息をつくと首を横に振る。
「おそらく嘘でしょう。あれは本当は自分たちではなく、俺たちに暗殺の濡れ衣を着せようとしていたんですよ。あの孫策の態度に気を付けた方がいいですね」
呂布奉先はそれだけ言うと関羽から離れて行った。
その態度に腹を立てながらも関羽も怒る気になれなかった。
「ああ、そうかもしれんな」
そして、そのままその日は別れた。
だが呂布奉先と劉備の間には大きな溝が出来たのは言うまでもない事だった。
次に張飛がやって来る。
俺は孫策より張飛の方が気性が荒いと言うので気になっていた。
しかし、何の問題もなく普通に挨拶できた。
「徐州での事、聞いたよ」
「ああ、呂布奉先に討たれた人たちですね」
「そうだ、あれからお前の事を調べてみたんだ」
「そうですか?」
俺はあまり詳しく調べられるのも困るなと思っていた。
呂布奉先の中に俺がいると気が付かれたらどう思われるか不安だ。張飛は一通り話すと関羽から頼まれた事を言い出した。
「悪いが、俺は兄者の代わりに曹操のところに行き劉備軍に合流する事になった」
呂布奉先はそれを聞いて少し寂しく思った。
まあ、今までずっと一緒にいたので当然だが、ここまで共に行動した者たちと離れるのも寂しいものである。
張飛は俺の気持ちを察したのか言う。
「お前も一緒に行くか?」
俺は慌てて首を振る。
「それは困りますよ……私の剣を見て、曹操はもしかしたら呂布奉先だと気が付くかもしれません。そうなれば戦わなくてはならなくなるかもしれません」
「そうだな、じゃあ俺は行くとしよう」
そう言って張飛は去った。
関羽と共に行動できないのが残念ではあったが仕方がない事だと思った。
最後にやって来たのは馬超である。
彼もまた問題がなく挨拶してきた。孫堅から頼まれた話を関羽の代わりに持ってきたのである。
「劉備軍へ行かれるのですか?」
俺がそう聞くと馬超は頷く。
すると赤壁から孫策は弓を取りだし射る素振りをした。
そして叫ぶ。
「呂布奉先を暗殺しようとした疑いでこの場で打ち首にする」
皆が目を丸くして、劉備の方を見る。
関羽は青ざめる。
「ど、どういう事だ?」
関羽が言うと黄蓋も言う。
「どういう事なんだ?関羽よ」
他の者たちも騒ぎ出す。
孫策が剣を抜き近づいてくると関羽は手を付いて謝る。
「すまぬ、ちょっとした冗談じゃ、ワシも酔っておったのじゃ」
関羽がそう言っても誰も信じてはいなかった。
黄蓋が俺を睨んだ。
「お前はなんて事をするんじゃ?」
劉備と俺が説明を始める。
「孫策に頼まれて暗殺をしようとしたところを私が止めたのですよ」
皆が納得した。そして、孫策は悪ふざけで済まなそうな感じであったので呂布奉先は何も言わない事にした。
しかし、心の中では複雑なものがあった。
(何が三国志じゃ。全然、違うじゃないか。人を無駄に殺しやがって)
「劉備には曹操から贈られた大切な剣があったのではないのか?」
「ああ、じゃが、盗まれてしまってな」
「それなら仕方がないな。それにしても……むごっ」
今度は呂布奉先の口を関羽が塞いで止めた。
そして、二人で離れた場所に来ると呂布奉先が怒ったようにいう。
「いい加減にして欲しいですよ!私はこんな冗談をするために来た訳ではないのです」
しかし関羽も声を荒げた。
「それはこっちのセリフじゃ!ワシを馬鹿にするのもいい加減にしろ」
呂布奉先も言う。
「あなたは劉備が狙われている事に気が付かなかったのですか?」
「何を言っておる、奴らが呂布奉先を暗殺しようとしていたのは本当だし、ここで実際に起こった事じゃぞ」
関羽の言葉に呂布奉先は溜息をつくと首を横に振る。
「おそらく嘘でしょう。あれは本当は自分たちではなく、俺たちに暗殺の濡れ衣を着せようとしていたんですよ。あの孫策の態度に気を付けた方がいいですね」
呂布奉先はそれだけ言うと関羽から離れて行った。
その態度に腹を立てながらも関羽も怒る気になれなかった。
「ああ、そうかもしれんな」
そして、そのままその日は別れた。
だが呂布奉先と劉備の間には大きな溝が出来たのは言うまでもない事だった。
次に張飛がやって来る。
俺は孫策より張飛の方が気性が荒いと言うので気になっていた。
しかし、何の問題もなく普通に挨拶できた。
「徐州での事、聞いたよ」
「ああ、呂布奉先に討たれた人たちですね」
「そうだ、あれからお前の事を調べてみたんだ」
「そうですか?」
俺はあまり詳しく調べられるのも困るなと思っていた。
呂布奉先の中に俺がいると気が付かれたらどう思われるか不安だ。張飛は一通り話すと関羽から頼まれた事を言い出した。
「悪いが、俺は兄者の代わりに曹操のところに行き劉備軍に合流する事になった」
呂布奉先はそれを聞いて少し寂しく思った。
まあ、今までずっと一緒にいたので当然だが、ここまで共に行動した者たちと離れるのも寂しいものである。
張飛は俺の気持ちを察したのか言う。
「お前も一緒に行くか?」
俺は慌てて首を振る。
「それは困りますよ……私の剣を見て、曹操はもしかしたら呂布奉先だと気が付くかもしれません。そうなれば戦わなくてはならなくなるかもしれません」
「そうだな、じゃあ俺は行くとしよう」
そう言って張飛は去った。
関羽と共に行動できないのが残念ではあったが仕方がない事だと思った。
最後にやって来たのは馬超である。
彼もまた問題がなく挨拶してきた。孫堅から頼まれた話を関羽の代わりに持ってきたのである。
「劉備軍へ行かれるのですか?」
俺がそう聞くと馬超は頷く。
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