ハチャメチャ展開無双

みなと劉

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7話

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(よし!行くぞ!)
(ああ!)
(『ダークアロー!』)
ドォン!
「ぐああ!」
(よし!当たった!)
(まだまだ!)
(もう一発だ!)
(任せて!)
(『ダークアロー』)
ドォン!
「うあぁぁ!!」
(やった!)
(流石だな!)
(次に行くぞ!)
(おう!)
(俺の相手はテメェか……)
(ああ。そうだ!)
(へぇ……なら、こっちからも行かせてもらうぜ!)
(来やがれ!)
(ウオラァ!)
(あぶないので受け止めました……)スッ
【余裕】
(マジかい!!お前……俺がどれだけ修行がんばってこつこつぶっぱしても全く届かなくなってしまったな・)
【悲痛】
「ありがとう!」
ダき……
(おっし……行くぜ……テヤオリャーアッカモン!!オラソコッ、トゥリーーン)コロスぞ~☆」
俺に向かって殴ってくるしかしギリギリ当たった感じにするので当分起きないかすり傷を負っている状態になってしまうそして、足をかけて転倒、股を開きつつ倒れる瞬間両足持ってそのまま後ろへの体重だけで倒立みたい状態にしたそれから首に手を伸ばしホールドすると失神してしまうまでずっとやったもちろんその時の体制とかはプロレス見てほしい、そして、寝る時の技名はダブルチョークアームジャーマンとロメロスペシャルでフィニッシュしようと考えた
次の日の朝、目が開けようとする時「起きました!、、、の、野郎お前か!?」と言って絞めをはずすといつも怒っていまするけどなぜかあまり嫌とは思ったことは無かったりしてしまいついやりたくない技ばかりをしてしまったような気もいたのかもしれまシェーン♪
あとたまによく投げられることもしょうち出来ませんのであるのであった。
「嫁ちゃん!?」
「どうしましたか?」
「えっと、僕もやる!」
「はい!分かりました!」

「ユウキさん……こんにちは……」
「ん?あぁ……こんにちは……」
「ユウキさんは、これからどちらへ?」
「薬草を取りに行ってくる……」
「そうですか……」
「それがどうしたの?」
「いえ、最近、魔物が増えてきているらしいので、どうかと思いまして……」
「そうなんだ……」
「はい。」
「俺は、そこまで弱くは無いと思う……」
「知っています……」
「ならいいか……」
「行ってらっしゃい……」
◆ ザザッ……ザー……ピカーッ……カチャ……
「さあ皆さん聞こえますでしょうか?ついに始まりますね~今日という日を待ち遠しく思っておられた方もいるでしょうね~それでは行きますよ~せ~いの、ドン~!!!」
~一年後~
「はい、ということで今日はここら辺で終わりにしときますね~はい、じゃ~みなさま、また次回の放送で~バイバ~イ」
「はぁぁ!?」◆
朝起きると、嫁ちゃんは、仕事へと向かい、僕は暇になり、ギルドの依頼をこなしに行った。

「はい、これで全部だな……」
「お疲れ様です……」
「お疲れ……」
「それでは、報酬をお支払いいたしますのでこちらに来てください……」
◆ 帰り道、ルベウスに出会ったので一緒に帰った。
「そういえばユウキさんはどうしてギルドにいるんですか?」
「ギルドの依頼の依頼を受けてきた」
「なるほど……」
「そしたら、嫁ちゃんがいた」
「なるほど……それで一緒に帰ることにしたと?」
「そうゆうこと……」
「ふーん……」
「なんか不服か?」
「いいえ……」
「じゃあいいだろ?」
「わかりした……」◆
「じゃあ私は、ここで」
「そうか、それじゃあな……」
「はい、それじゃ……」
ルベウスと別れた後、俺は宿に戻って昼過ぎくらいまでゴロごろして、昼食を食べた後は、特にすることもなかったので、森の奥地にある魔獣がいる洞窟で狩りをしていた、(今は2匹倒してる)
しばらく狩っていると、いきなり強い魔力を感じとった。
「なんだ?この強さは……」
(これじゃあさっきの強さは大したことないんじゃね?)
「確かに……」
「とりあえず、見てみるか……」
◆ ルベウス視点
「はい、今入ってきた情報によると、どうやらは王都の方にも異常に強まった魔族の気配があるとのこと、なので私も向かわなくてわいけないと思います」
「頼むよ……君がいないと、困ったことになってしまう……」
「はい。わかっております。それじゃあ早速行かせてもらいたいと思います。それともう一つだけ言っておきたいとことがあるのですが、聞いてくれませんかね?」
「何だ?言いたいことは、早くしてくれ。」
「私の大事なものを壊されたくなければ、あの子をどうにかしてほしいんです」
「それぐらいなら簡単だが、何か理由があるのか?」
「ええ……まず1つ目に、その子は普通とは違うの」
「なに!?」
「でも大丈夫よ。」
「分かった。」
「ふぅ……それじゃあ行ってくるは……」◆ ◆
「見つけた……」
「貴女が犯人なのかしら……」
「なわけあるか、アホんだラァ!」
「でも、貴方の匂いがすごく近いんだけど、ねぇ!なんのことなのお話したいなぁ!!」

「よし……」
(さて、倒すか……でもまだ早いから、様子を見るか……)

(こいつを倒せば、とりあえずはこの世界は安定しだすかな……)
(でもこいつ倒せるかどうか……もし倒せなかった場合は、魔王には勝てないだろうからな)
(もう少しレベル上げして、スキルや称号ももっと手に入れておかないといけない)
(それまでに何とかしないと..)
ドゴオオン……
その時、大きな地響きと共に、土煙と轟音が辺り一面を埋め尽くしていたのであった…………
(どうやら……終わったみたいだな……)
(俺が出て行って戦うよりかは他の奴らにやらせておいた方が効率いいと思うのだが……)
(まあその事はあとにして、取り敢えずは、戻ってみないと分からないか……)◆ 俺達は街に戻ると、そこではもう、復興に向けて作業が行われていた。
しかし、そこには、見慣れた景色などは残っていなかった。
(はいはい、マジか……)
(これは、俺も本気でやらないと……死ぬことになるな……)
(まあなんとかなるか)
(行くぞ……)
(そうだな)
「俺達、ちょっと他のところ見てくる!」
「わかった!気を付けてな!」
俺達はそのまま別の場所へと向かったのだった。
「ここか?」
「そうですね……」
そこは周りと比べ物にならぬ程の異常な存在感を出していた、そして目の前には、禍々しい程に大きなオーラを放っている門があった。
「おい、誰だ!お前たちは……」
俺達が近づいてきたことに気づいた兵士が話しかけて来たので、それに答えた。
「あぁ~冒険者だけど……って、どうしたんだ?怪我とかしているようだし、顔色が悪いぞ?少し休んだ方がいいんじゃないか?ってかこんなところで寝たらダメだから!って、うああ!」
と、倒れてしまったので、助けようとした瞬間に、もう一人の兵士の人が走ってきて言った
「こら!お前はまた仕事を怠ける気か!あとでしっかりと叱ることにするとして、どうせお前らが倒したのだろう!?それならここは任せてさっさと行け!!」
「はいよ~じゃあね~」
「おう!またいつでも来いよ~!」
「はいよ~じゃあね~ってことで、いくよ」
「はい……」
◆ 俺達は門番がいなくなると、すぐに中に入っていった
 ◆
「さてと……どうするか……これじゃあどこに行けばいいのかわからないな……」
「そうですね……」
「そういえば、ルベウス、魔王の場所わかる?」
「わかりますけど、どうするんですか?」
「とりあえずは、そこに行こうかと思って……」
「わかりました……」
「案内よろしく……」
「はい……」
◆ しばらく歩いていると……
「あれです……」
「なるほど……確かにそうっぽいな……」
「ルベウス?」
「なに?嫁ちゃん」
「いや、なんでもないです……」
「そっか……」
「それじゃあいこうか……」
「はい……」◆ ◆
「ん?誰かいるな……」
「本当ですか?ユウキさん」
「うん」
「よし……あいつを倒してから、魔王を倒すとするかな……」
「はい……」
すると、奥の方から声が聞こえてきた。「あーれーえー!!なんでここに人間がいんのー?」
「それは私が聞きたいくらいですよ……あなたは、魔王の側近の一人なのでしょう?」
「まあそうなんだけどね~」
「ならどうして私たちがここにいるのか教えてくれませんかね?」
「そんなの教えるわけがないじゃん」
「それじゃあ仕方ありませんね……」
「そうだね……」
「「殺して聞くことにしますか……」」
「ふぅ……これでやっと、終わりか……」
俺は、魔王を倒し終えると、その場に座り込んでしまった。
「お疲れ様です……」
「あぁ……でもまだ終わっていないんだよな……」
「えぇ……」
「でも……もう……無理だよ……」
「諦めちゃダメですよ……」
「でも……だって……魔王は死んだんだぜ?」
「でも、まだ死んではいないんです」
「なんで……?」
「おそらく、魔族の力で、仮死状態になっているだけなので、多分、時間が経てば元に戻るはずです」
「じゃあ……どうすればいいの?」
「それは、私にも分かりません……」
「なら、どうしようもないじゃないか……」
「でも……」
「でも?でも何だ?どうしようもないことをどうにかしようと努力するのが人間なんだろ?じゃあ今がその時だ……」
「でも、私は……」
「でもじゃない!俺が、俺が絶対にどうにかしてみせる!だから、今は一緒に頑張ろう!」
「はい……」
◆ それからしばらくして、俺達は、城の中で休憩をしていた。
「それで、これからどうするの?」
「そうですね……まずは、この城を封印しましょう……」
「でもどうやって?」
「方法はありますが、かなり危険なものです……」
「それでもやるしかないだろ……」
「わかりました……」
「じゃあやりますよ……」
「おう……」
「「我が魔力を持って、この地に永遠の時を刻み込め、そして、我の力を糧とし、永久の眠りにつけ、《タイムストップ》!!」」
「うわっ!?」
「どうしたんですか?ユウキさん!」
「なにか……力が……抜けていくような感覚が……それに……意識が……保ってられな……く……なっ……て……」
「ユウキさん!しっかりしてください!」

「うっ……うう……ここは……どこ……だ……?」
「良かった……目が覚めたみたいですね……」
「ルベウス……ここは……?」
「ここは、城の地下室にある、私の家です……」
「そうか……俺は一体どうなったんだ……?」
「それは……」

「なるほど……そういうことか……」
「はい……」
「じゃあ、とりあえず、外に出るか……」
「そうですね……」
俺達は部屋を出て階段を登った。
そして、外に出る扉を開けるとそこには、俺達が倒したはずの魔王がいた。
「やぁ、久しぶりだね……」
「あぁ……そうだな……」
「で、君たちは、僕を殺すのかい?」
「あぁ……」
「そうか……ならかかってくるといい……」
「行くぞ……」
「あぁ……」
「「うおおぉぉー!!!」」
こうして俺達は、再び戦い始めた。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 
「ふぅ……終わったか……」
「はい……」
「じゃあ帰るか……」
「はい……」
「それじゃあ……またな……」
そして、魔王は消えていった。
「それじゃあ帰ろうか……」
「はい……」
俺達は、そのまま街に向かって歩き出したのであった……
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
「はあ~今日も疲れたな~」
(なんか、久しぶりにこんなに働いた気がするな~)
「お帰りなさいませ!」
「ただいま~みんな~」
「ご主人様!」
俺は、その言葉を聞いて、少し泣きそうになってしまった。
「あれ?どうしたんですか?」
「いや、なんでもない……」
「そうですか……」
「それよりも、早く寝ようかな……」
「わかりました!」
「それじゃあ、お休み~」
「は~い」
◆ 
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
朝起きてすぐに、ルベウスの元へと向かった……

「おーい!いるか?」
「あぁ~いるよ~」
「どうだった?」
「それが……」
俺は、あの後、魔族の国に行って、その後の出来事を全て話した。
「そっか……」
「うん……」
「それでこれからどうするの?」
「俺は……このまま冒険者を続けようとと思う……」
「そっか……頑張ってね!」
「ありがとう……ルベウスはどうするの?」
「私か……そうだね……もう少し考えさせてもらってもいいかな?」
「わかった……」
「うん……」
「それと……一つ聞いていい?」
「なに?」
「魔王を倒したら、世界が平和になると思っていたけど、全然違った……」
「それは違うね……」
「えっ?」
「この世は、魔王一人倒しても何も変わらないんだよ……」
「どうして?」
「だって、魔王っていう、悪があるから正義が成り立つんだよ?」
「確かにそうだね……」
「それに、この世で一番強い人がいるんだから……」
「誰のこと?」
「そんなの決まっているじゃないか……君だよ……」
「でも……」
「まあいいや、でも、これだけは覚えておいて、君は、この世界のヒーローだってことを……」
「わかった……ありがと……」
「いいえ……どういたしまして」

「さて、そろそろ時間だ……」
「どこにいくの?」
「もちろんギルドだよ」
「なんで?」
「報告をしに行くんだよ」
「なるほど……じゃあ、気をつけて行って来てね」
「おう!じゃあ行ってくる」

「はい……これが今回の報酬です」
受付嬢は、袋を手渡してきた。その中には金貨が100枚ほど入っていた。ちなみに1枚で、一万円と同じ価値だ……

「どうも……」
「はい、また来てくださいね」
「はい……では失礼します……」
そして俺は宿に向かった。
(よし!これでようやく終わったぞ!あとは、残りの人生を楽しく過ごすだけだ!)
そう思ったが……まだ終わりではなかった……
(なんだろう……なんか忘れているような……まっいっか!とりあえず明日に備えて、寝るとするか!)
◆ そして次の日……

◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ~side:???~
「魔王様……」
「なんだ……?」
「どうなされたのですか……?」
「ん?別に何もないよ……少し疲れていただけだよ……」
「そうなんですか?」
「あぁ……」
魔王は、なぜかいつもよりも気分が沈んでいた……それはなぜなのか……その理由を魔王は知る由もなかった……
「ところでお前は何をしていたんだ?」
「あっはい、ちょっと街の方に用がありまして……」
「へぇ~何のようだ?何か買うのか?」
「い、いえ、そういうわけではないんです……」
「じゃあ……どういうことだ?」
「それはですね……」
◆ ◆ ◆ ◆ ~sideend~ 
~sideユウキ~
今日は、俺の誕生日
だ……だから今日だけはゆっくり休もうと思った。しかし、現実は非情である。突然ドアを叩く音が聞こえてきた。誰かと思い開けてみるとそこには、俺をここまで連れてきてくれた、門番さんがいた。俺は、その人のことが好きになっていた。
なので、できるだけ長く一緒にいたいと思い、「今出ます!」と返事をした。すると、俺の声が小さかったためか聞き取れなかったらしく、大きな声で、もう一度言ってくださいと言われてしまった。恥ずかしかったが、勇気を出して、同じセリフを言い直した。
すると、相手も、俺のことを好きだと言ってくれた。
俺達は付き合うことになった。
とても幸せだったが……俺にはまだやることがある……それはルベウスに会いに行くことだ。
そう思い俺は、家を出て街に向かって歩いて行った。そして、ルベウスの家に着いた。
俺は中に入っていった。中にはルベウスがいた。そして俺達は、お互い抱き合った。そしてキスをした。その後、俺達は結婚した。
そして、それから、数年たった頃……
俺は、あることに悩んでいた……俺の子供ができないということについてだ……ルベウスにもそのことを相談した……ルベウスもかなり悩んでいる様子だった。俺は、ルベウスにある提案をしてみた。その内容は……子供を養子に出すというものだった。俺はその子供に愛情を持って接し、大切に育てる。そして子供が成人したら、親に恩返しをするということを伝えるという内容だった。
それを聞いてルベウスも納得してくれた。そして俺達は、子供のことを考えながら過ごしていった……だが俺は知らなかった……これから起きることがどんな悲劇を引き起こすことになるのかということを……
~sideユウキ~
「ねぇ~起きてよ~」
「なんだよ……」
「ご飯できてるよ~」
「はいよ~」

「おぉ!起きたか」
「あれ?お父さん?」
「あぁ!そうだよ」
「えっ!どうしたの?」
「それはね……私が頼んだのよ……」
「えっ?」
「私はね、あなたと離れたくないのよ……」
「お母さん……」
「それにね、これからずっと三人で暮らすっていうのもいいかなって思ったのよ……」
「本当にそれでいいの?」
「ええ!」
「そっか……わかったよ……」
「それでね……あなたの本当の名前を聞かせてくれる?」
「うん!わかった!」

「これが僕の本当の名前だよ!」
「わかったわ!改めてこれからよろしくね!レイ!」
「うん!」
「そういえばさ、なんでここに戻ってきたの?」
「実はね、お兄ちゃんから伝言があってね、僕達の子供が大きくなったから迎えに来てって言われちゃったんだよ」
「えっ!じゃあ……」
「そうだよ、その子は僕の実の弟なんだ!」
「そうなんだね……」
「うん!だから僕はそろそろ行くね!」
「待って!」
「どうしたの?」
「最後に一つ聞いていい?」
「いいよ!」
「あなたの名前を教えてくれない?」
「いいよ!」

「それが僕の本当の名前だよ!」
「わかったわ!改めてよろしくね!ルーク」
「うん!それと、もしまたどこかで会えたら仲良くしてくれる?」
「もちろんよ!だって私達もう家族でしょ?」
「ありがとう!じゃあ行ってくるね」
「行ってらっしゃい」
こうして彼は、再び旅に出るのであった……彼の旅路には一体何が待っているのだろうか……
~fin~
~sideユウキ~
「やっと終わったな……」
俺は、全ての物語を読み終えて、ふぅ~と息を吐いた。すると……
『よく頑張ったね』
突然声が聞こえてきて俺は驚いた。周りを見渡してみたものの、そこには誰もいなかった。もしかしたら、この小説を書いた人が書いたのかもしれない……
俺はそんなことを思いながらも本を閉じるために手を動かそうとした。
「うーん」
手が動かない……まるで何かによって固定されているかのようだった……
俺は、諦めずに腕に力を入れ続けた……すると、ようやく本の端っこを掴むことができた。
「やった!これで終わりだ!もう終わりだ!」
そして俺は、勢いよく本を閉じた。
~sideユウキ~
◆ ~ピコーン!~
スキル:読心術を取得しました~ 
(え?)
俺がそう思うのと同時に目の前にステータスが現れた。
~~~~~~
種族:ヒューマン
年齢:16歳
Lv:1
HP:150/150
MP:80/100
攻撃力:10
守備力:20
魔力:40
魔防:15
速さ:8
運:15 ユニークスキル:鑑定Lv.1・アイテムボックス
魔法:火属性Lv.2
技能:全耐性Lv.3
剣術Lv.MAX 気配察知Lv.6 称号:なし ~~~~~~
【名前】ユウキ 【種族】人間 【年齢】16 【レベル】1 【HP】100/100 【MP】80/100 【攻撃】10 【防御】25 【魔攻】35 【魔防】18 【敏捷】9 【運】15 【経験値】600
~~~~~~
俺は自分の目を疑ったが、それは事実だった。まさかこんなことが起きるとは思っていなかった。これはいわゆる異世界転移というやつだろう……
しかし、なぜ急に起こったのか……その答えはすぐに出た。そうこの本に書かれていたことだ。おそらくこの本を読んだことが原因なのだろう。
そして俺は思った。
(俺の人生ここで終わってしまうのか?いや……まだ死にたくない!せっかく新しい人生を歩み始めたところなのに……)
そう考えた俺は必死に足掻いた。そしてその結果……なんとか逃げ切ることに成功した。
そして、そのまま森の中へと入って行った。そして森に入ってすぐ、俺はあるものを見つけた。
「なんだこれ?石像か?」
そう、その物体はなぜか宙に浮いていた。俺は不思議に思い、近づいてみた。そして、触れてみると……
「なんだよ……これ……」
俺は驚愕した。なぜならそれは、人の形をしていた。しかしその体はボロボロで、手足がなかった。そして俺は気づいてしまった。その顔に俺が今、最も求めているものがあることに……その正体に……
「なんで……なんで……」
そうその人物は、俺の母親である美月の姿だったのだ……
~sideend~
~sideレイ~……どうも!こんにちは!僕は、レイといいます!今は、とても嬉しい気分です!その理由はですね……お母さんと一緒に暮らすことができるからなんです!僕がどうして一緒に暮らせるようになったかというと、あの日、僕達がお父さんの元から逃げ出した後、お父さんがすぐに追いかけてきたらしいのです……だけどお母さんは、それに気づいていたらしく、街から離れた場所で待ち伏せしていたらしいのです
……それで、待ち伏せていた場所にやってきたお父さんを返り討ちにして殺したみたいです!
それからお母さんと二人で暮らしていました……でも、ある日突然お母さんが倒れてしまい、病院に連れていったのですが、医者からはもう助からないと言われてしまいました
……だから僕はお母さんのために毎日看病しました。
しかし、そんな時、お母さんが起き上がってこう言ったんです……
「あなたはこれから私の言う通りにしなさい。そうしたら、あなたはこの世界を支配することのできる存在になるでしょう……」
……そう言われたので僕は、お母さんの言いつけを守ることにした。
そして僕が14歳になった頃、お母さんが僕に「ある人を殺してきてほしい」と言ってきたので、僕は言われるがままに殺してきた。
その後、僕達は家を出て旅に出た。しかし、僕達の行く先々で様々な問題が起きた。ある時は、盗賊に襲われて、僕一人で皆殺しにした。またある時は、殺人鬼が現れて、お母さんを殺そうとしたので、逆にそいつを殺した。
そしてついに、僕達の居場所を突き止めた国の人達が攻め込んできた。しかし、その時の僕のステータスを見たら、全員腰を抜かしてしまっていた。
そんな奴らを相手にするのも面倒だったので、全員殺しちゃった♡ そんなことをしているうちに、とうとう僕達の存在を知る人はほとんどいなくなった。
そんな時、お母さんがある提案をしてくれた。
「ねぇ、この世界に復讐しない?」
「どういうことですか?」
「この世界を私達の力で支配してしまおうってことよ」
「え?できるの?だって僕達にはもう力が残されていないんじゃ……」
「大丈夫よ!だって私にはあなたの力があるんだもの!」
「なるほど!確かにそうだね!」
こうして、僕らは新たなる計画を実行に移すのであった……
~sideend~
~sideユウキ~
「なんだよ……これ……なんなんだよ!くそ!ふざけんなよ!なんなんだよ……この世界は……理不尽すぎるだろ……なんなんだよ……この人生……こんなのあんまりじゃないか……俺は……俺は……幸せになりたかっただけなのに……」
俺は、怒り狂っていた。そして、気がつけば泣いていた。
「ちくしょう……こんなの間違っているだろ……俺はただ……普通の生活に戻りたいだけだったのに……こんなことになるなんて……俺は……一体何がしたいんだよ……もうわかんねえよ……誰か教えてくれよ……」
そうやって泣きながら叫んでいた。すると……
『本当にいいの?』
どこからともなく声が聞こえてきた。俺は辺りを見渡したが誰もいなかった。
『私は君だよ』
「俺?何を言っているんだ?」
『君の心の中に住んでいるもう一人の自分といったところかな……』
「俺の心の中に住んでいる俺?」
『うん!』
「お前は俺に何か用でもあるのか?」
『別にそういうわけじゃないんだけど、一つ聞いてもいい?』
「なんだ?」
『君は、このまま終わってしまって後悔はないのかい?』
「…………」
俺は、何も言えなかった。
『やっぱり……そうなんだ……』
「なんでそう思うんだよ……」
『今の君の表情を見ればわかるさ……』
「……っ!?」
俺は驚いた。まさか自分の顔を見ることができないはずの俺の顔が見えているというのか?
「俺にはまだやりたいことがあるんだよ……」
俺は正直に自分の気持ちを話した。
『へぇ~どんなことだい?』
「俺は、みんなと仲良くなりたい。友達を作って一緒に遊びたいし、恋人なんかも作ってみたい……それに、まだ彼女もできたことがないから、恋愛というものにも興味はある。そしていつかは結婚をして幸せな家庭を築きあげたいという夢もある。他にもまだまだたくさんあるぞ。とにかく俺は、いろんなことがやってみたい。そして、もっと自分の可能性を信じてみたい。それが俺の本心なんだ。」
俺は自分の思いを全て話した。そして俺は最後にこう付け加えた。
「だから俺は諦めない。絶対に……こんなところで死んでたまるか!たとえ相手が神であろうと、悪魔だろうと、化け物であろうと戦う。そして必ず生き延びてやる。そして、あいつらのことも助け出してみせる。俺は、まだ死なない。まだ死ぬつもりもない。だから頼む。力を貸してくれ。」
俺は、そう言って頭を下げた。
『ふぅー……わかった。君の覚悟はよく伝わった。だから約束しよう。僕が君に新しい人生をプレゼントすることを……』
「え?」
そう言われた瞬間、俺の意識は途切れてしまった。
~sideend~
~sideレイ~
……どうも!こんにちは!僕は、レイといいます!今は、とても嬉しい気分です!その理由はですね……お母さんと一緒に暮らすことができるからなんです!僕がどうして一緒に暮らせるようになったかというと、あの日、僕達がお父さんの元から逃げ出した後、お父さんがすぐに追いかけてきたらしいのです……だけどお母さんは、それに気づいていたらしく、街から離れた場所で待ち伏せしていたらしいのです……それで、待ち伏せしていた場所にやってきたお父さんを返り討ちにして殺したみたいです! それからお母さんと二人で暮らしていました……でも、ある日突然お母さんが倒れてしまい、病院に連れていったのですが、医者からはもう助からないと言われてしまいました……だから僕はお母さんのために毎日看病しました。
しかし、そんな時、お母さんが起き上がってこう言ったんです……
「あなたはこれから私の言う通りにしなさい。そうしたら、あなたはこの世界を支配することのできる存在になるでしょう……」
……そう言われたので僕は、お母さんの言いつけを守ることにした。
そして僕が14歳になった頃、お母さんが僕に「ある人を殺してきてほしい」と言ってきたので、僕は言われるがままに殺してきた。
その後、僕達は家を出て旅に出た。しかし、僕達の行く先々で様々な問題が起きた。ある時は、盗賊に襲われて、僕一人で皆殺しにした。またある時は、殺人鬼が現れて、お母さんを殺そうとしたので、逆にそいつを殺した。
そしてついに、僕達の居場所を突き止めた国の人達が攻め込んできた。しかし、その時の僕のステータスを見たら、全員腰を抜かしてしまっていた。
そんな奴らを相手にするのも面倒だったので、全員殺しちゃった♡ そんなことをしているうちに、とうとう僕達の居場所を突き止めた国の人達が攻め込んできた。しかし、その時の僕のステータスを見たら、全員が口を揃えて「なんだこのバケモノは……」と言った。
そんな奴ら相手にするのも面倒だったけど、流石に放置しておくわけにはいかないので、仕方なく相手することにした。
すると、その国の軍隊の隊長らしき人物が前に出てきて、こんな提案をしてきた。
「貴様らは一体何者だ?我々が大人しく降伏すれば命だけは保証してやろう。だから早く降参するのだ!」
……と、僕に向かって偉そうに上から目線で言ってきた。
「黙れ雑魚」
僕のこの言葉を聞いた周りの兵士達は皆固まっていた。なぜならこの国は強い者が絶対の正義とされているからだ。だからこそ僕はこいつらが気に入らなかった。
そんなことをしている間に、他の奴らが一斉に僕に襲い掛かって来ていたので、まず最初にリーダー格っぽい奴の腹パンしてやった。するとそいつはすぐに地面に這いつくばってしまった。そのせいで部下達が戦意を喪失してしまい、あっという間に囲まれる羽目になった。しかも、僕の周りを囲む奴らはなぜか怯えているようで、震えながら攻撃を避けたり受け身を取ったりなどしていたが気にせず、順番に顔面に一発殴っていったら全員ぶっ飛んで動かなくなった。……つまらん その後もしばらく待ってみたが全く起き上がる気配がなかった。僕は、少し拍子抜けしてしまった。だが僕はそれでも戦い足りなかったから残りの敵兵どもを殺し尽くした。……あ~やっぱり全然足りない!もっと……もっと戦いたい……そうだ……もっと強くなるためにはどうしたらいいかな?よし……決めた。この世界をめちゃくちゃにして遊ぼう。
「ねぇ、母さん。次は何処の国に行く?」
「うーん……じゃああそこに行ってみましょうよ。私達を追いかけてきたっていう国……」
「うん!行こう」
僕達はそう言ってその場所に向かった。
~side end~
—ユウキが異世界転生されてから2年の月日が流れ、遂にこの時がやってきた……そう。戦争の始まりである。
「皆さん。よく集まってくれましたね。今回の目的は我が国が誇る最強戦力部隊の殲滅と、例の部隊の指揮官の殺害です。ですから我々は総力を注いで彼らを全力を持って潰します。我々の力を見せつけてやりましょう。」
と、最高司令官が声高に叫んでいる中、私は今、軍の会議室に来ています。というのも今回作戦に加わるメンバーの紹介があったんですが……。
まぁ、一言で言うと最悪です。
特にこの司令官とかマジあり得ない……私のこと嫌いすぎるんだよ!なんなの?ほんっとムカつく!
私、なんかしましたかね~?何も悪いことはしていないと思うんだけどな~ 私がそうやって悩んでいる時、いきなり目の前に現れた男が、私に対して
「おいお前。調子に乗るのもいい加減にしろよ?」
と言ってきたのですよ。
「は?」
思わずそう呟いてしまいましたが、それは決して相手の口調が荒かったわけではなく、
「なぜこいつがここに居るんだ!?」
と思ったからです。
「なぜお前みたいなクズがこんなところに紛れ込んでいるのか。正直俺は不快だよ。だって俺はお前がこの世に存在する事自体に嫌悪感を抱いてんだよ」
「それはこっちも同じなんですが……貴方にそこまで言われなければいけないほどの事をした覚えは無いはずなんですが……?」
と聞くと、男は心底呆れた表情をしてこう言いました。
「……自覚症状が無いだと?」
…………
はぁ~……なるほどそういう事でしたか~!理解しました。確かに思い当たることがいくつかありましたから。例えば……
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