快楽は彼を虜にする

みなと劉

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24話

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「あっ……」
ベッドの上で寝転がりながらスマホをいじっていると、メッセージが届いた。
確認してみると、彼からだった。
『明日、仕事が終わったら会えないかな?』という内容だったので、『いいですよ』と返事をした。
すぐに既読になって、返信が来た。
『良かった。何時頃なら都合が良い?』
『そうですね……。夕方くらいならいつでも良いですけど、どうしてですか?』
『実はね、君に見せたいものがあるんだ。だから、少しだけ時間を貰えるかい?』
見せたいもの?一体なんだろう?気になったので聞いてみた。
『わかりました。でも、何をするつもりですか?』
『それは秘密だよ。楽しみにしておいて』
『わかりました。では、待ってますね』
そう言うと、彼はスタンプを送ってきた。それを見ていると、急に睡魔に襲われたので、眠ることにした。
目が覚めるとすでに昼過ぎだった。
今日は休日なので特に予定はない。このまま、ダラダラしようと思っていると、インターホンが鳴った。
誰だろうと不思議に思いながら玄関を開ける。
そこには、彼が立っていた。
「こんにちは」
「あ、はい。どうしたんですか?」
「これを渡しに来たんだ」
そう言うと、持っていた紙袋を渡してきた。中にはクッキーが入っていた。
「これは?」
「ハロウィンのお菓子さ。せっかくだし、一緒に食べようと思って持ってきたんだよ」
「そうなんですね。ありがとうございます」
「いえいえ。それより、上がってもいいかな?」
「あ、はい。どうぞ」
彼を部屋の中に案内する。
ソファーに座ってもらって、お茶を用意してから隣に座る。
「ありがとう」と言いながら、紅茶を一口飲む。
「美味しいよ」
「良かったです」
「ところで、昨日のことは覚えてるかい?」
「えっと……」
「やっぱり忘れちゃったか……」
「すみません……」
「いいよ。別に謝らなくても」
そう言って、僕の手を握る。そして、キスをしてきた。舌を絡ませる濃厚なもの。
それが終わると、「続きをしても良いかい?」と言われた。断る理由もないので、承諾すると
「これに着替えてね」
と言って服を手渡された。疑問を抱きながらも言われた通りに着た。
狼の着ぐるみ衣装。
でもこれおしり部分は無くて下着が丸見えなんだけど……。
「これでいいですか?」と聞くと、「うん。可愛いね」と言ってくれた。
「あの……見せてないところがありますけど……」
「ああ、下着はそのままでいいよ」
「はい……わかりました」
「じゃあ、始めようか」
「はい……」
「まずは、これだね」そう言って取り出したのは、ローションだった。
「これはね、媚薬入りのローションなんだ」と言って、手にたっぷりと出す。
そして、僕の身体に塗り始めた。最初はひんやりとしていたけれど、段々と熱くなってきた。
「……ぁっ……ぁー……」
声が漏れてしまう。すると、彼が耳元で囁いてきた。
「気持ち良くなったみたいだね」
「……んっ……ぁっ……ぁっ……」
さらに強くなっていく快楽に身を捩らせる。そんな僕を見て、彼は微笑んでいた。
「……イく」
そう呟いて、果ててしまった。
「ふぅ……はあ……はぁ……」
息を整えていると、今度はローターを取り出した。
それを僕の乳首に当ててくる。スイッチを入れると振動し始めた。
「あっ……んっ……ぁっ……」
「気持ち良いかい?」
ペニスが勃ち上がってるのを確認して下着越しに触られる。
「……ぁっ……ぁっ……ぁっ……」
そのまま上下に動かされて刺激される。
「……ぁっ……ぁっ……ぁっ……ぁっ……ぁっ……ぁっ……ぁっ……ぁっ……ぁっ……ぁーーーー!!」
勢いよく射精してしまった。
「はい。よくできました」
そう言って頭を撫でてくれた。
「……はふ……ぁっ……ぁー……!……んやぁ」
「次はここを可愛がってあげるね」
そう言うと、僕のアナルへ指を入れていく。
前立腺を刺激するように動かしたりしてくる。
その度に甘い声で喘いでしまう。
「あっ……そこぉ……だめぇ」
「ダメじゃないよね。だって、こんなぐちょぐちょだよ?」
中に入ったまま二本目の指が入る。
そして、バラバラに動かす。
「あぁーぁっ……ぁー……イッちゃっ」「いいよ」
「イクッ!」
どぴゅーっと勢いよく射精した。
「いっぱい出たね」
「はい……」
「じゃあ、そろそろいれるよ」
そう言って、彼のモノを挿入していく。
「あっ……」
「動くね……相変わらず……きついね」「あっ……あっ……あっ……あっ」
ピストン運動を繰り返す。その度に声が漏れる。
「あんっ……あっ……あっ……」
「出すよ」
「あっ……あっ……あぁ~~」
お腹の中に温かいものを感じる。それがとても心地よかった。
おわり
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