のほほん異世界暮らし

みなと劉

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117 本格的な冬に備えて

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秋の名残が少しずつ消えて、冬の足音が確実に近づいていた。風が冷たさを帯び、木々の葉もほとんど落ちてしまった。日が落ちるのも早くなり、部屋の中で過ごす時間が増える季節だ。

僕は冬に備えて準備を進めることにした。まずは家の外で、寒さをしのぐための手段を整えることから始めた。家の周りには積もった葉や枝が散らばっているが、それを片付けておくことが大切だ。長い冬の間、家の周囲に積もる雪を避けるためにも、落ち葉や小枝を掃除しておかないと、後々困ることになる。

それから、薪小屋の整理も必要だ。薪を十分に用意しておくことは、冬の生活において不可欠だ。暖炉を使うためには、薪のストックが安定していなければならない。少しでも無駄にしないよう、乾燥した薪を慎重に積み上げ、外に風雨が吹き荒れても中身が湿らないように工夫する。

また、僕は家の中も整えることにした。暖かさを保つために、窓やドアの隙間をしっかりと閉めておくことが大切だ。過去の冬に感じた冷たい隙間風を思い出し、今年はそれを防ぐために隙間を埋めるための布やパッドを用意した。これで、暖房が効率よく働いてくれるはずだ。

そして、冬の食料の準備も欠かせない。近くの農家から旬の野菜を買い込み、保存できるものを選んで倉庫に保管しておいた。ジャガイモ、ニンジン、カボチャ、そして、冬には欠かせない大根や白菜もだ。これらを使って、温かいスープや煮込み料理を作ることが楽しみだ。

それから、保存食の準備として、自家製のジャムや干し野菜を作ることにした。昨年作った梅ジャムはまだ十分に残っているので、今回は野菜の干物を試してみることにした。特にナスやトマトを干して、スープや料理に加える予定だ。長い冬を乗り越えるためには、こうした手間暇かけた準備が重要だと感じている。

もちろん、僕自身も寒さに備えて衣服を見直しておいた。厚手の衣服や靴下、そして手袋を準備し、長時間外に出ても寒さに負けないようにしっかりと整える。厚手のコートは、これからの季節に頼りになるアイテムだ。

すべての準備を整えた後、ふと空を見上げると、空気が澄んでいて星が美しく輝いていた。冬の始まりを告げるように、空は一層高く、冷たい風が心地よく吹き抜けていく。

「これで、どんな冬が来ても大丈夫だ」と、僕は心の中で自信を持って呟く。準備を整えた今、あとはゆっくりと冬を迎えるだけだ。

焚き火の温かさを感じながら、暖炉の火を見つめていると、これから訪れる本格的な冬に対して、少しだけワクワクした気持ちも湧いてきた。

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