のほほん異世界暮らし

みなと劉

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昼に差し掛かるので三匹と一緒にお弁当

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作業を続けているうちに、日差しがだんだんと強くなり、農場の空気が昼の匂いに満たされてきた。シャズナ、リッキー、ルシファンも動き回るペースがゆっくりになり、木陰を見つけて休む様子を見せ始める。

「そろそろお昼にしようか。」

三匹に声をかけると、待ってましたと言わんばかりに全員が僕の方を向いた。リッキーとルシファンは素早く駆け寄ってきて、尻尾を振りながら僕の足元をくるくる回る。シャズナも優雅に立ち上がり、ゆっくりと僕の後をついてくる。

農場の片隅にある大きな木の下に、持参した敷物を広げた。その木陰は心地よい風が吹き抜け、作業で火照った体を優しく冷やしてくれる。

「よし、ここで食べよう。」

カゴからお弁当箱と水筒を取り出し、三匹用に準備しておいた小さな容器も並べる。リッキーとルシファンはお弁当箱の中身が気になるのか、そわそわと近づいてくる。シャズナは少し離れた場所で、こちらを見つめながら静かに座っている。

「お前たちにもちゃんとあるから、順番だぞ。」

そう言いながら、三匹の容器に少しずつ分けていく。リッキーは「ぴぃ!」と嬉しそうな声を上げ、ルシファンは尻尾を大きく振って喜んでいる。シャズナは少しだけ顔を近づけ、香りを確認するようにしてから上品に食べ始めた。

僕のお弁当には、朝早く作った卵焼きや、昨晩の残り物を使った野菜炒め、それに農場で採れた新鮮なトマトやキュウリが詰められている。三匹には、塩分控えめのササミと、刻んだ野菜を混ぜた特製ご飯を用意した。

「どうだ、美味しいか?」

リッキーとルシファンは夢中で食べながら、たまに僕の方を見上げては満足そうな顔をする。シャズナは落ち着いているが、食べ終わると「にゃあ」と一声、まるでお礼を言うように鳴いた。

お弁当を食べ終えた後、僕は水筒の冷たいお茶を飲みながら三匹の様子を眺めていた。リッキーとルシファンは木陰でくつろぎながら軽い昼寝を始めている。リッキーは体を丸め、ルシファンはお腹を見せて仰向けになっている。

一方、シャズナは木の根元に座り、遠くの畑を眺めていた。その姿はどこか物思いにふけっているようで、いつもの気品ある佇まいが際立っている。

「こういう時間も悪くないな。」

農場の静けさと木々の揺れる音、三匹の穏やかな姿が心を和ませてくれる。午後の作業を控えた束の間の休息は、僕にとって最高の癒しのひとときだった。

「さあ、休憩はこれくらいにして、午後の作業を始めるか。」

声をかけると、リッキーとルシファンが眠そうな顔をしながらも起き上がり、シャズナもゆっくりと立ち上がった。三匹の元気な姿を見て、僕もやる気が湧いてきた。

次の作業が待つ畑へ向かう足取りは、午前中よりも少しだけ軽やかだった。

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