のほほん異世界暮らし

みなと劉

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シャズナもキスしてくる

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突然の出来事に動揺しながらも、僕は慌ててカイルから距離を取った。

「……今の、絶対事故だからな。」

「そ、そうだな。事故、事故だ。」

カイルも気まずそうに頷くが、頬がわずかに赤いのを見逃さなかった。

それを見ていた三匹は、さらにニマニマ度を増している。

「にゃ~~ん♪」

「ぴょんぴょん♪」

「チュウチュウ♪」

僕はそのはしゃぎように嫌な予感を覚えつつ、

「お前ら、何を――」

と言いかけた瞬間だった。

シャズナが飛びついてきたかと思うと、僕の顔を前足で押さえ込み、そのまま――

「……っ!」

ふわりと、鼻先に柔らかい感触が触れる。

「にゃん♪」

シャズナは満足げに喉を鳴らし、僕の顔をすりすりとこすりつけてきた。

「お、お前まで何してんだ!」

驚いてシャズナを抱き上げるが、彼女はまったく悪びれた様子もなく、さらに頬にスリスリしてくる。

「シャズナ、お前もしかして……カイルの真似してるのか?」

「にゃー♪」

肯定するかのように甘えた声を出し、シャズナは再び僕の鼻先に軽くキスをする。

「ちょ、やめろって!」

必死でシャズナを引き剥がそうとする僕を見て、カイルが大きな声で笑い出した。

「はははっ、いいな、君たち。ほんと仲がいいんだな。」

「笑ってる場合じゃない!」

「いやいや、こんなに懐かれるなんて、君が愛されてる証拠だろ?」

そう言って、カイルはまた僕の頭をポンポンと撫でてくる。

「だから撫でるなって……!」

しかし、そんな抗議も虚しく、リッキーとルシファンまで僕に飛びつき、顔をペロペロ舐めたり、頬にすり寄ってきたりする。

「お、お前らまで……!?」

「ぴょん!」

「チュウ!」

まるで「僕たちもキスする!」とでも言うように、リッキーは鼻先を、ルシファンは小さな口で僕の頬に軽く触れてくる。

「お、お前ら……本当に何を考えて――」

混乱しながら三匹を抱え直す僕の横で、カイルが肩を揺らしてまた笑う。

「なんか……すごく微笑ましい光景だな。」

「全然微笑ましくない……!」

「でも、君の顔、すごく赤いぞ?」

「うるさい!」

「ふふっ、そんな照れるなよ。」

カイルが冗談めかして言うのを無視しながら、僕は三匹を抱えたままため息をつく。

シャズナ、リッキー、ルシファン――お前ら、絶対わざとやってるだろ……!

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