のほほん異世界暮らし

みなと劉

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喧嘩するほど?シャズナは首を傾げる

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ため息をつきながら、僕はシャズナのふわふわな白い毛を撫でた。

「はぁ……」

誤解を解くどころか、カイルのせいでますますややこしくなりそうな気がする。

「にゃん?」

シャズナは首を傾げ、僕の顔をじっと見つめる。僕が困っているのが伝わったのかもしれない。でも、その誤解の原因がカイルなんだよ……。

翌朝、僕はいつものように朝食の支度をしていた。パンを切り、スープを温め、三匹のごはんも準備する。

「……ん?」

背後から、ぽんぽんと軽く叩かれる感覚があった。

「……」

振り向かなくてもわかる。カイルだ。

(やめろ)

内心そう思いながらも無視する。だが、カイルは気にする様子もなく、さらに僕の背中をぽんぽんと叩く。

「……何?」

仕方なく振り向くと、カイルはにやりと笑った。

「なんか最近、疲れてんじゃねぇかと思ってな」

「……それで、ぽんぽんする意味ある?」

「リラックス効果とか?」

「そんなわけあるか!」

つい声を荒げると、近くで朝ごはんを待っていたシャズナがピンと耳を立てた。

(……これは!)

きっとそんな風に思っているに違いない。シャズナの目がまたキラキラし始める。

「ほら、シャズナがまた変な誤解するからやめろって!」

「へぇ、じゃあ、誤解されなきゃいいってことか?」

「そういう問題じゃない!」

朝食を終えたあと、僕とカイル、三匹は農場へ向かった。畑の手入れをし、収穫作業を進める。

「おい、ここちょっと手伝ってくれ」

カイルが僕を呼び、近くへ寄ると──

ぽんっ。

「……」

まただ。

「おい」

「ん?」

カイルは知らん顔で作業を続ける。だが、次の瞬間、またぽんぽんと僕の肩を叩いた。

「……お前、わざとやってるだろ」

「さぁ?」

その言葉を聞いて、ついに我慢の限界が来た。

「いい加減にしろ!!」

僕はカイルを睨みつけながら怒鳴った。

「なんでいちいちスキンシップしてくるんだよ!! 余計な誤解生むだけだろ!!」

「へぇ、そんなに気にすることか?」

「当たり前だ!!」

シャズナの勘違いがますます悪化するだけじゃないか! それなのに、カイルは面白がるように肩をすくめる。

「まぁまぁ、落ち着けって。怒ると余計に怪しく見えるぞ?」

「もう黙れ!!」

ふと横を見ると、シャズナがまた首を傾げていた。

(……やっぱり、わかってない……)

この誤解、どうしたら解けるんだろう。

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