のほほん異世界暮らし

みなと劉

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もう!襟元開けないぞ!

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僕はシャズナが膝の上で丸くなったのを確認し、なんとも言えない気持ちでため息をついた。

「結局、何がしたかったんだ……?」

「だから言っただろ、おまえにもうちょっと色気を出せってことじゃねぇか?」

カイルが肩をすくめながら、まだ楽しそうに笑っている。

「色気って……俺、そんなつもり全然ないんだけど……」

「でもシャズナ的には、おまえがそういう雰囲気を醸し出すことを望んでるみたいだな」

「なんで俺がシャズナにそんな期待されなきゃならないんだよ……」

「さあな? でも、おまえが胸元を開けたらすぐに落ち着いたってことは、やっぱりそういうことなんじゃねぇの?」

カイルは冗談めかしながら僕の胸元をじっと見てくる。

「……何見てんだよ」

「いや、おまえ、意外と筋肉ついてるなーと思って」

「おい、やめろって!」

僕は慌てて襟を元に戻し、カイルから視線をそらした。

「ほら、シャズナがまた不満そうな顔してるぞ?」

「うるさい、もう今日は襟元開けない!」

「にゃー……」

シャズナは少しだけ不満そうに鳴いたが、やがて僕の膝の上で再び丸くなる。

「はぁ……もうわけがわからん……」

ルシファンとリッキーは呆れたように僕とシャズナを見ていたが、カイルだけはまだクスクスと笑っていた。

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