10 / 73
本編
9.交渉
しおりを挟む
そういえば外人って高校生くらいでもオッサンみたいなヤツいるよな……。日本人にもたまにいたりするけどさ。
まさかの年下とは……。
俺はオーナーとセドリックが俺より三つも年下だという事実に驚愕していた。
……もしかして、三十ちょい手前だって勝手に思ってたネイトさんもホントは俺より年下だったりして……。
俺はこの世界の人間との成長の違いに大きな世界間ギャップを覚えつつも、何とコメントしたらいいのかわからずとりあえず曖昧に笑っておいた。
ホストとしては気の利いた返しのひとつも出来ないことが歯痒い気もするが、この場合は下手に話題を広げるよりスルーしておいたほうが無難だろう。
それに、この世界の人間が皆フケ顔で、俺よりデカいヤツだけで構成されている訳じゃないと思うので、きっと他の従業員は年相応な見た目のヤツもいるはずだ。
そう考えたところで、俺は今更ながらにこの店にいる他の従業員の事を全く聞いていなかった事に気がついた。
「……申し訳ありません、オーナー。ここの従業員の方々のことをお尋ねしてもいいですか?」
「ええ、勿論です」
こうして俺が聞き出した、ここの従業員情報はというと。
『月下楼』の従業員は全部で五十名ほど。
その内男娼は、十八名。他は店の内勤スタッフや従業員の住居のほうで働くスタッフだ。
スタッフの年齢は様々だが、今いる男娼の年齢は下は十五歳から上は二十三歳。
男娼自体長く続けられる仕事ではないので、年季が明けたらすぐに辞める人間も多く、意外に入れ替わりも早いらしい。
スタッフに定年というのは特に無いが、店のほうのスタッフは大体三十歳くらいまでのメンバーで構成されており、男娼に至っては二十五歳までが客が取れるギリギリの歳なんだそうだ。
……あのさ。
俺、二十四なんだけど。一番新人なのに一番年上で、しかも男娼として働けるギリギリ……。
ガーンって感じになっている俺にオーナーが穏やかな口調で慰めの言葉を掛けてくれる。
「コウキさんの世界での成人が二十歳だというのなら、こちらの年齢に当て嵌めるとまだ十九歳ということになりますし、コウキさんはお若く見えるので、それで充分通用すると思いますが」
完全に後からのこじつけではあるが、あと一年で仕事が無くなっても困るので、ありがたくそれに乗っかることに決めた。
まあ、セドリックも俺のことまだ十代だって思ってるみたいだし、俺がそうだって言えばバレないよな。
あっさり気持ちを切り替えた俺は、続いて昨日寝る前に確認しようと思っていた事を順にオーナーに質問した。
まずはここのシステムだが。
開店時間は夜の九時。閉店は午前五時。
お客様はその時間の中の、自分の都合のいい時間に来店することになっている。
完全予約制で、一見さんはお断り。
新規の客になるには常連客からの紹介のほかに、厳しい審査もある。
次に俺が一番気になっていた料金システムはというと。
『時間いくら』じゃなくて『男娼に対する指名料』という感じでお金を払うことになっているので、一時間でも一晩でもかかる値段は同じ。
そして男娼は一日にひとりしか客を取れない決まりになっているのだと聞かされ、俺は愕然とした。
確かに高い金払ってるのに、時間制じゃ存分に楽しめないだろうし、例え浄化の魔法をかけてあったとしても、さっきまで誰かが突っ込んでいたところに突っ込むなんてのはあんまりいい気はしないからそれはわかる。
でも一時間でも一晩でも同じ料金って……。
要するにセドリックみたいな客は物凄く効率が悪いってことじゃん!
何となく貧乏クジを引かされた気分になり、俺は益々アイツのことが嫌いになった。
いっそのこと教育期間とやらが終わったら、すぐに指名変えしてくれないかな……。
ここのシステムでは基本的に、お客様は最初に指名した男娼を指名し続ける決まりとなっている。
しかし、男娼が引退したり、希望する日の予約が取れなかったり、お客様からの希望があった場合には他の人間を指名することも出来るのだ。
指名変えは一応契約違反的な感じなので、引退以外の理由では違約金が発生する。予約が取れなかった場合の一時的な指名変えなら、基本の料金にちょっと上乗せした金額で利用出来る仕組みだ。
ちなみにお客様が娼館でされる飲食代は全てサービス料に含まれているので、いくら飲み食いしようと俺の売り上げにはならない。
オプション料金も一切なし。
高級娼館といわれる所はみんな基本的に変わったプレイをするような客はお断りという暗黙のルールがあるそうだ。
まあ、高級娼館に来るような上流階級の人間は上品なセックスしかしないってことなのかもしれないが、昨夜のセドリックのやり方が上品かと言われると甚だ疑問だ。
そもそもこの世界のスタンダードなやり方なんて俺は知らないから比べようもないしな。
あ、そうだ。セドリックといえば。
「そう言えば今朝セドリック様がお帰りになられる際に『また夜に』と仰っていたのですが、私はいつから他のお客様の前に出ることができるのでしょうか?」
「そうですね。話を聞く限りコウキさんの接客に問題はなさそうですが、もう少しこの世界の事を学習してから他のお客様の前に出たほうが無難かと思われます」
「そうですか……」
ってことは当分セドリック以外の客は取れないってことか。
今日もあの絶倫フルコース……。
少し遠い目になりかけたが、ただ働きする訳じゃないから、ま、いいか、と無理矢理自分を納得させる。
早く色んな事覚えて他の客を取れるように頑張ろう……。
そう考えたところで突如閃いた。
俺、冴えてるかもしんない。
「オーナー。お願いがあるんですけど」
「何でしょうか?」
「男娼としてだけでなく、空いた時間は内勤スタッフとして働かせていただきたいのですが」
俺の提案にオーナーは少しだけ口の端を上げた。
どうやら興味を持ってもらえたらしい。
「この世界の事をただ聞いて覚えるよりも、実際に経験しながら学びたいのですが」
内勤スタッフなら客とのやり取りの他に、ここに納品にくる業者とのやり取りもあるはずだから、世の中の仕組みや常識も知ることが出きるだろうし、男娼たちの買い物などで外に出る機会もあるだろうから、物価とか相場もそれで知ることができるだろう。
それに何より、空いてる時間を無駄にせず金も稼げる。正に一石二鳥。
我ながら結構いいアイディアだと思うんだけど。
緊張の面持ちでオーナーを見つめると、オーナーは少しだけ考える素振りを見せた後、静かに口を開いた。
「コウキさんのお話はわかりました。なかなか良い考えだと思います」
ヨッシャ!!
心の中で密かにガッツポーズを決めていると。
「でも、それを許可するにあたりひとつ条件があります」
その一言に一気に緊張が走る。
この手の交渉は注意しないと、うっかりこっちが不利な条件を飲まされかねない。
「コウキさんは先程、セドリック様に口での愛撫を施した、と仰っていましたよね?」
「……はい」
なんでいきなりフェラの話?
訝しむ俺にオーナーはにこやかな笑みを見せる。
この笑顔。要注意。
ところが。
「それを私に実演していただくことはできますか?」
「え?」
「勿論、タダで、とは言いません。もしその条件を飲んでいただけるのならその分の料金も弾みますし、先程の提案も許可しましょう。──もちろん有償で」
オーナーからの甘い誘惑に、俺は手のひらを返したようにあっさりと懐柔され、一も二もなく頷いた。
まさかの年下とは……。
俺はオーナーとセドリックが俺より三つも年下だという事実に驚愕していた。
……もしかして、三十ちょい手前だって勝手に思ってたネイトさんもホントは俺より年下だったりして……。
俺はこの世界の人間との成長の違いに大きな世界間ギャップを覚えつつも、何とコメントしたらいいのかわからずとりあえず曖昧に笑っておいた。
ホストとしては気の利いた返しのひとつも出来ないことが歯痒い気もするが、この場合は下手に話題を広げるよりスルーしておいたほうが無難だろう。
それに、この世界の人間が皆フケ顔で、俺よりデカいヤツだけで構成されている訳じゃないと思うので、きっと他の従業員は年相応な見た目のヤツもいるはずだ。
そう考えたところで、俺は今更ながらにこの店にいる他の従業員の事を全く聞いていなかった事に気がついた。
「……申し訳ありません、オーナー。ここの従業員の方々のことをお尋ねしてもいいですか?」
「ええ、勿論です」
こうして俺が聞き出した、ここの従業員情報はというと。
『月下楼』の従業員は全部で五十名ほど。
その内男娼は、十八名。他は店の内勤スタッフや従業員の住居のほうで働くスタッフだ。
スタッフの年齢は様々だが、今いる男娼の年齢は下は十五歳から上は二十三歳。
男娼自体長く続けられる仕事ではないので、年季が明けたらすぐに辞める人間も多く、意外に入れ替わりも早いらしい。
スタッフに定年というのは特に無いが、店のほうのスタッフは大体三十歳くらいまでのメンバーで構成されており、男娼に至っては二十五歳までが客が取れるギリギリの歳なんだそうだ。
……あのさ。
俺、二十四なんだけど。一番新人なのに一番年上で、しかも男娼として働けるギリギリ……。
ガーンって感じになっている俺にオーナーが穏やかな口調で慰めの言葉を掛けてくれる。
「コウキさんの世界での成人が二十歳だというのなら、こちらの年齢に当て嵌めるとまだ十九歳ということになりますし、コウキさんはお若く見えるので、それで充分通用すると思いますが」
完全に後からのこじつけではあるが、あと一年で仕事が無くなっても困るので、ありがたくそれに乗っかることに決めた。
まあ、セドリックも俺のことまだ十代だって思ってるみたいだし、俺がそうだって言えばバレないよな。
あっさり気持ちを切り替えた俺は、続いて昨日寝る前に確認しようと思っていた事を順にオーナーに質問した。
まずはここのシステムだが。
開店時間は夜の九時。閉店は午前五時。
お客様はその時間の中の、自分の都合のいい時間に来店することになっている。
完全予約制で、一見さんはお断り。
新規の客になるには常連客からの紹介のほかに、厳しい審査もある。
次に俺が一番気になっていた料金システムはというと。
『時間いくら』じゃなくて『男娼に対する指名料』という感じでお金を払うことになっているので、一時間でも一晩でもかかる値段は同じ。
そして男娼は一日にひとりしか客を取れない決まりになっているのだと聞かされ、俺は愕然とした。
確かに高い金払ってるのに、時間制じゃ存分に楽しめないだろうし、例え浄化の魔法をかけてあったとしても、さっきまで誰かが突っ込んでいたところに突っ込むなんてのはあんまりいい気はしないからそれはわかる。
でも一時間でも一晩でも同じ料金って……。
要するにセドリックみたいな客は物凄く効率が悪いってことじゃん!
何となく貧乏クジを引かされた気分になり、俺は益々アイツのことが嫌いになった。
いっそのこと教育期間とやらが終わったら、すぐに指名変えしてくれないかな……。
ここのシステムでは基本的に、お客様は最初に指名した男娼を指名し続ける決まりとなっている。
しかし、男娼が引退したり、希望する日の予約が取れなかったり、お客様からの希望があった場合には他の人間を指名することも出来るのだ。
指名変えは一応契約違反的な感じなので、引退以外の理由では違約金が発生する。予約が取れなかった場合の一時的な指名変えなら、基本の料金にちょっと上乗せした金額で利用出来る仕組みだ。
ちなみにお客様が娼館でされる飲食代は全てサービス料に含まれているので、いくら飲み食いしようと俺の売り上げにはならない。
オプション料金も一切なし。
高級娼館といわれる所はみんな基本的に変わったプレイをするような客はお断りという暗黙のルールがあるそうだ。
まあ、高級娼館に来るような上流階級の人間は上品なセックスしかしないってことなのかもしれないが、昨夜のセドリックのやり方が上品かと言われると甚だ疑問だ。
そもそもこの世界のスタンダードなやり方なんて俺は知らないから比べようもないしな。
あ、そうだ。セドリックといえば。
「そう言えば今朝セドリック様がお帰りになられる際に『また夜に』と仰っていたのですが、私はいつから他のお客様の前に出ることができるのでしょうか?」
「そうですね。話を聞く限りコウキさんの接客に問題はなさそうですが、もう少しこの世界の事を学習してから他のお客様の前に出たほうが無難かと思われます」
「そうですか……」
ってことは当分セドリック以外の客は取れないってことか。
今日もあの絶倫フルコース……。
少し遠い目になりかけたが、ただ働きする訳じゃないから、ま、いいか、と無理矢理自分を納得させる。
早く色んな事覚えて他の客を取れるように頑張ろう……。
そう考えたところで突如閃いた。
俺、冴えてるかもしんない。
「オーナー。お願いがあるんですけど」
「何でしょうか?」
「男娼としてだけでなく、空いた時間は内勤スタッフとして働かせていただきたいのですが」
俺の提案にオーナーは少しだけ口の端を上げた。
どうやら興味を持ってもらえたらしい。
「この世界の事をただ聞いて覚えるよりも、実際に経験しながら学びたいのですが」
内勤スタッフなら客とのやり取りの他に、ここに納品にくる業者とのやり取りもあるはずだから、世の中の仕組みや常識も知ることが出きるだろうし、男娼たちの買い物などで外に出る機会もあるだろうから、物価とか相場もそれで知ることができるだろう。
それに何より、空いてる時間を無駄にせず金も稼げる。正に一石二鳥。
我ながら結構いいアイディアだと思うんだけど。
緊張の面持ちでオーナーを見つめると、オーナーは少しだけ考える素振りを見せた後、静かに口を開いた。
「コウキさんのお話はわかりました。なかなか良い考えだと思います」
ヨッシャ!!
心の中で密かにガッツポーズを決めていると。
「でも、それを許可するにあたりひとつ条件があります」
その一言に一気に緊張が走る。
この手の交渉は注意しないと、うっかりこっちが不利な条件を飲まされかねない。
「コウキさんは先程、セドリック様に口での愛撫を施した、と仰っていましたよね?」
「……はい」
なんでいきなりフェラの話?
訝しむ俺にオーナーはにこやかな笑みを見せる。
この笑顔。要注意。
ところが。
「それを私に実演していただくことはできますか?」
「え?」
「勿論、タダで、とは言いません。もしその条件を飲んでいただけるのならその分の料金も弾みますし、先程の提案も許可しましょう。──もちろん有償で」
オーナーからの甘い誘惑に、俺は手のひらを返したようにあっさりと懐柔され、一も二もなく頷いた。
21
あなたにおすすめの小説
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
目覚めたらヤバそうな男にキスされてたんですが!?
キトー
BL
傭兵として働いていたはずの青年サク。
目覚めるとなぜか廃墟のような城にいた。
そしてかたわらには、伸びっぱなしの黒髪と真っ赤な瞳をもつ男が自分の手を握りしめている。
どうして僕はこんな所に居るんだろう。
それに、どうして僕は、この男にキスをされているんだろうか……
コメディ、ほのぼの、時々シリアスのファンタジーBLです。
【執着が激しい魔王と呼ばれる男×気が弱い巻き込まれた一般人?】
反応いただけるととても喜びます!
匿名希望の方はX(元Twitter)のWaveboxやマシュマロからどうぞ(^^)
強制悪役劣等生、レベル99の超人達の激重愛に逃げられない
砂糖犬
BL
悪名高い乙女ゲームの悪役令息に生まれ変わった主人公。
自分の未来は自分で変えると強制力に抗う事に。
ただ平穏に暮らしたい、それだけだった。
とあるきっかけフラグのせいで、友情ルートは崩れ去っていく。
恋愛ルートを認めない弱々キャラにわからせ愛を仕掛ける攻略キャラクター達。
ヒロインは?悪役令嬢は?それどころではない。
落第が掛かっている大事な時に、主人公は及第点を取れるのか!?
最強の力を内に憑依する時、その力は目覚める。
12人の攻略キャラクター×強制力に苦しむ悪役劣等生
ざこてん〜初期雑魚モンスターに転生した俺は、勇者にテイムしてもらう〜
キノア9g
BL
「俺の血を啜るとは……それほど俺を愛しているのか?」
(いえ、ただの生存戦略です!!)
【元社畜の雑魚モンスター(うさぎ)】×【勘違い独占欲勇者】
生き残るために媚びを売ったら、最強の勇者に溺愛されました。
ブラック企業で過労死した俺が転生したのは、RPGの最弱モンスター『ダーク・ラビット(黒うさぎ)』だった。
のんびり草を食んでいたある日、目の前に現れたのはゲーム最強の勇者・アレクセイ。
「経験値」として狩られる!と焦った俺は、生き残るために咄嗟の機転で彼と『従魔契約』を結ぶことに成功する。
「殺さないでくれ!」という一心で、傷口を舐めて契約しただけなのに……。
「魔物の分際で、俺にこれほど情熱的な求愛をするとは」
なぜか勇者様、俺のことを「自分に惚れ込んでいる健気な相棒」だと盛大に勘違い!?
勘違いされたまま、勇者の膝の上で可愛がられる日々。
捨てられないために必死で「有能なペット」を演じていたら、勇者の魔力を受けすぎて、なんと人間の姿に進化してしまい――!?
「もう使い魔の枠には収まらない。俺のすべてはお前のものだ」
ま、待ってください勇者様、愛が重すぎます!
元社畜の生存本能が生んだ、すれ違いと溺愛の異世界BLファンタジー!
俺がこんなにモテるのはおかしいだろ!? 〜魔法と弟を愛でたいだけなのに、なぜそんなに執着してくるんだ!!!〜
小屋瀬
BL
「兄さんは僕に守られてればいい。ずっと、僕の側にいたらいい。」
魔法高等学校入学式。自覚ありのブラコン、レイ−クレシスは、今日入学してくる大好きな弟との再会に心を踊らせていた。“これからは毎日弟を愛でながら、大好きな魔法制作に明け暮れる日々を過ごせる”そう思っていたレイに待ち受けていたのは、波乱万丈な毎日で―――
義弟からの激しい束縛、王子からの謎の執着、親友からの重い愛⋯俺はただ、普通に過ごしたいだけなのにーーー!!!
魔界最強に転生した社畜は、イケメン王子に奪い合われることになりました
タタミ
BL
ブラック企業に務める社畜・佐藤流嘉。
クリスマスも残業確定の非リア人生は、トラックの激突により突然終了する。
死後目覚めると、目の前で見目麗しい天使が微笑んでいた。
「ここは天国ではなく魔界です」
天使に会えたと喜んだのもつかの間、そこは天国などではなく魔法が当たり前にある世界・魔界だと知らされる。そして流嘉は、魔界に君臨する最強の支配者『至上様』に転生していたのだった。
「至上様、私に接吻を」
「あっ。ああ、接吻か……って、接吻!?なんだそれ、まさかキスですか!?」
何が起こっているのかわからないうちに、流嘉の前に現れたのは美しい4人の王子。この4王子にキスをして、結婚相手を選ばなければならないと言われて──!?
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
ゲームの悪役パパに転生したけど、勇者になる息子が親離れしないので完全に詰んでる
街風
ファンタジー
「お前を追放する!」
ゲームの悪役貴族に転生したルドルフは、シナリオ通りに息子のハイネ(後に世界を救う勇者)を追放した。
しかし、前世では子煩悩な父親だったルドルフのこれまでの人生は、ゲームのシナリオに大きく影響を与えていた。旅にでるはずだった勇者は旅に出ず、悪人になる人は善人になっていた。勇者でもないただの中年ルドルフは魔人から世界を救えるのか。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる