あの日見た幻想は

tayama_3

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プロローグ

悪夢

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またこの夢か、と思う。何故そう思うのか分からないし、何故 また なのかもわからない。ただそう思った。

目の前にいる目を瞑れば、今にも消えてしまいそうなその少女は、、

いや美咲はそんなタイプじゃないはずなんだがな、表情がそう見せているのか、なんてそんな風に思って、目を瞑った時、



頭が痛い、冷や汗が気持ち悪い。体も重い。
最近寝起きずっとこんな感じだな、、、



最近じゃ、飯食う時間作れる程早く起きれなくて、朝飯なんてめっきり食べてないな、なんて思いながら自転車で坂道を下る。

勿論自転車登校はダメだから、友達の家の駐輪場に停めて、いつもの3人で登校する。

「今日の時間割なんだっけ?」

たしか今日は月曜だから、
「数、理、英、社、国だろ?」

「最近田山ヤバくね?」

「何がだよwただ時間割言っただけだろ」

「今日火曜なんだから6時間授業だろ、道徳、英語、理科、社会、でお待ちかねのバスケだよ!!」

「んで数学か、」

「うっわ飯泉の授業じゃん。言うなよー思い出すだけで萎えるわ」

そりゃ火曜の日程なら数学だけど、そもそも昨日は、
「昨日日曜だったくね?」

「田山ガチヤベーwww」

「また夢でも見たんですかーw」

「、、、?」

そういえばあれは夢だったの、か、?
また頭が痛い

5時間目

「おい、スリーばっか狙うなよー」

「いやもう消化戦やん。皆疲れてるって、こんくらいテキトーでいいんだよ!!」

「言うて2点差だから、頑張れば覆るから、」

パスを受け取る。これだからゴール前待機は辞められない。



「見た!!?先生!!俺が逆転まで持ってったよ!!」

「見たよ君はいつも頑張るね、部活も同じくらい頑張って欲しかったものだよ。他の先生から聞いてる君とは大違いだ。」

「体育は楽しいけど、他は今やっても、、ねぇ?もう受験も終わった事だし意味も無いよ。」

「君単位制受けたからまともに勉強してないだろ。」

「まぁそれは置いとこ、一応緊張したんだから、」

「万年国語5なんだから、作文なんてお手の物だろ」

「それもそうなんだけどね、」

「はいはい。号令かけるぞー並べー」

はぁ数学だるいなぁ、、

「「終わりまーす」」



家に居る時間だけは本当に憂鬱だな、寝る時はそう思い寝て、起きた時はそう思い起きる。嫌な家だ。
寝るか、はぁ


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