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40.ランクアップ
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その日あまり眠ることは出来なかった。
シャルとクレアが泣いてしまったからである。
悪い夢でも見たのかもしれない。
それも仕方ないことだろう。
母親達を亡くしたその夜だ。
普通に眠れるわけがない。
そんなシャルとクレアを抱きしめたりして寝付かせるも、2時間後にはまた目を覚まし泣くという繰り返しだった。
まるで赤ちゃんの夜泣きのようだった。
「ごめんなさい、お兄さん。夜泣いちゃって。」
「私もごめんねなの。」
朝、すっかり目が覚めたクレアとシャルに謝られた。
「いいんだよ二人とも。」
二人の頭を撫でる。
「でも……お兄さん全然眠れなかったでしょ?」
「そんなこと気にしなくていいんだよ。」
「うん……」
二人ともまだ少し負い目を感じているようだった。
「じゃあ、二人のこと今度からクレア、シャルって呼ばせてくれるかな?そしたら許してあげるよ。」
「もちろんいいよ!」
「わたしもなの!」
「ありがとう。クレア、シャル。」
『えへへ。』
「そしたら今日は、カルーネにお引っ越しだから準備しようか!」
「そうだったの!準備がんばるの!」
「私も!」
「よーし!がんばろう!」
『おー!』
準備と言っても、服とか食器ぐらいしか持っていくものは無いので、時間はそんなにかからなかった。
「ん、これは……」
俺が取ったのは、寝るときにかける布だ。
多分、父親か母親のものだろう。
これには匂いがついている。
これを寝るときに二人にかければ、少しは安心して寝れるかもしれないと思い持っていくことにした。
「バルトお兄ちゃん終わったよ!」
二人が持ってきたものを、バッグの中に入れる。
「すごーい!この袋たくさん入るんだね!」
「ほんとなの!すごーいなの!」
何でも入るバッグを見て二人のテンションが上がっていた。
「魔法の袋だから、たくさん入るんだよ。さて、今度はみんなにお別れを言いに行こっか。」
『うん!』
外に出ると既に村人全員が俺達を待っていてくれた。
「バルト殿、クレアとシャルを頼んだぞ。」
「はい。」
「クレア、シャル、またいつでも会いに来ていいからのう。みんな待ってるからのう。」
『うん!』
「クレア、シャル行こっか。」
「うん。みんなバイバイ!」
「バイバイなの!」
そうしてカヤ村を後にした。
クレアとシャルがいるので、強化魔法を使うわけにはいかない。
子供に10kmの道のりはキツイだろうし、歩くだけというのも飽きるだろうから、ウィルの背中に乗せている。
二人とも楽しそうに、はしゃいでいるので良かった。
――2時間後、ようやくカルーネについた。
「わぁー!大きいね!」
「今日からこの街で暮らすんだよ。どう、気に入った?」
『うん!』
検問を抜けて町に入る。
最初にギルドに向かった。
クエストが完了したことを報告するためだ。
「ここなーに?」
「なになの?」
「俺のお仕事する場所かな。」
ギルドに入るとエルミアが声をかけてきてくれた。
「バルトさん!おかえりなさい。そちらの子供は?」
「いろいろありまして、引き取ることに。」
「え!?大丈夫なんですか?」
「経済的には余裕がありますし、この子達も俺のこと好いてくれているようなので、大丈夫だと思います。」
「そうですか……私がとやかく言う事では無いですし、バルトさんが大丈夫と言うなら大丈夫何でしょう。」
「クレア、シャル、エルミアさんに挨拶して。」
『はーい!』
「私はクレアなの!よろしくなの!」
「私はシャルです。よろしくお願いします!」
「フフフ、クレアちゃん、シャルちゃんよろしくね。」
ギルド内にいる、いつもはキツイ顔をしている屈強な冒険者達も、2人のその微笑ましい姿に笑みがこぼれていた。
あの人達もこんな顔するんだな。
「本題に入りますけど、クエスト完了したので報告に来ました。」
「そうですか。それは良かったです。では、こちら報酬の銀貨1枚です。」
「ありがとうございます。あ、一応報告なんですけど、今回の集落群れのトップがオーガでした。」
「え?今なんと?」
エルミアさんが信じられないことをでも聞いたという風な顔をしている。
「オーガがトップでした。」
「つまりオーガを倒したと言うことですか?」
「はい。何とか倒せました。」
「え!本当ですか!?オーガが出てくるとなるとAランクのクエストですよ!それを倒したと!バルトさん、とりあえず解体所でオーガを見せてください!」
「はい……」
エルミアさんの物凄い剣幕に押されてしまった。
「クレアとシャルは、ウィルとここで待っててね。」
『はーい!』
ギルド内から解体所に行くと、ラッシュが出迎えてくれた。
「おう!さっそく何か持って来たか。」
「そうなんですよラッシュさん!バルトさんがオーガを倒したんですよ!」
「なに!?それは本当か!?」
「ええ、まあ。」
「兄ちゃん、まだDランクの冒険者だろ。それなのにオーガを倒すったすげーな!よし、じゃあ見せてくれ。」
バッグの中からオーガを取り出す。
「間違いなくオーガだな。」
ラッシュさんは出したオーガを隈無く見ていく。
「それにしても、オーガの首をこうもキレイに切り落とすとは……兄ちゃんやるな!こんなのは初めて見たぜ。」
「――私、ギルマス呼んできますね!」
「おう!」
本当にオーガだと確認できた所でエルミアさんがそう言い残し解体所から出ていく。
ラッシュさんはまだオーガを見ていた。
何だか少し大事になっていた。
――しばらく待っていると、エルミアさんが中年男性のエルフと一緒に来た。
エルフだからかなりのイケメンだ。
それでいてダンディーな顔つきをしている。
「君がバルト君か。」
「はい。」
「スーパールーキーの噂は耳に入っているよ。私はギルドマスターをしているアーデンだ。よろしく。」
アーデンから差し出された手を握る。
「よろしくお願いします。」
「それで、オーガを倒したようだね。ギルドとしては、オーガを倒せる君をこのままDランクにしておくのは勿体ない。だから君をBランクまで上げようと思うのだけどいいかな?」
正直、貴族になろうとしている今、ランクはどうでもいいのだけど、高いことに越したことはないし別にいいか。
「ぜひお願いします。」
「決まりだね。じゃあ冒険者カード出してもらえるかな。更新してくるから。」
「はい。」
カードを渡すとアーデンはギルド内に戻っていった。
「良かったてすね、バルトさん!もうBランクになるなんて凄いですよ!」
「あははは、ありがとうございます。」
「良かった兄ちゃん。それで、オーガ以外にも倒したんだろ?まだいるなら今の内に出してくれ。」
倒したオーク25体とゴブリン17体を出す。
「また、これはえらい多いな。オーガの解体には時間もかかるし、2日後また来てくれや。」
「はい。」
「戻りましょうかバルトさん。」
ギルドに戻るとクレアとシャルが出迎えてくれる。
「バルトお兄ちゃんおかえりなの!」
「おかえりなさい!」
「うん。ただいま。良い子にしてたかな?」
『うん!』
「バルトさん更新終わりましたのでカードをお返ししますね。」
前までDと書かれていたところが、Bになっていた。
それ以外、変わったところは見られなかった。
「ありがとうございます。じゃあエルミアさんまた。」
「はい。お待ちしています。」
ギルドを後にした俺達は宿屋に戻った。
シャルとクレアが泣いてしまったからである。
悪い夢でも見たのかもしれない。
それも仕方ないことだろう。
母親達を亡くしたその夜だ。
普通に眠れるわけがない。
そんなシャルとクレアを抱きしめたりして寝付かせるも、2時間後にはまた目を覚まし泣くという繰り返しだった。
まるで赤ちゃんの夜泣きのようだった。
「ごめんなさい、お兄さん。夜泣いちゃって。」
「私もごめんねなの。」
朝、すっかり目が覚めたクレアとシャルに謝られた。
「いいんだよ二人とも。」
二人の頭を撫でる。
「でも……お兄さん全然眠れなかったでしょ?」
「そんなこと気にしなくていいんだよ。」
「うん……」
二人ともまだ少し負い目を感じているようだった。
「じゃあ、二人のこと今度からクレア、シャルって呼ばせてくれるかな?そしたら許してあげるよ。」
「もちろんいいよ!」
「わたしもなの!」
「ありがとう。クレア、シャル。」
『えへへ。』
「そしたら今日は、カルーネにお引っ越しだから準備しようか!」
「そうだったの!準備がんばるの!」
「私も!」
「よーし!がんばろう!」
『おー!』
準備と言っても、服とか食器ぐらいしか持っていくものは無いので、時間はそんなにかからなかった。
「ん、これは……」
俺が取ったのは、寝るときにかける布だ。
多分、父親か母親のものだろう。
これには匂いがついている。
これを寝るときに二人にかければ、少しは安心して寝れるかもしれないと思い持っていくことにした。
「バルトお兄ちゃん終わったよ!」
二人が持ってきたものを、バッグの中に入れる。
「すごーい!この袋たくさん入るんだね!」
「ほんとなの!すごーいなの!」
何でも入るバッグを見て二人のテンションが上がっていた。
「魔法の袋だから、たくさん入るんだよ。さて、今度はみんなにお別れを言いに行こっか。」
『うん!』
外に出ると既に村人全員が俺達を待っていてくれた。
「バルト殿、クレアとシャルを頼んだぞ。」
「はい。」
「クレア、シャル、またいつでも会いに来ていいからのう。みんな待ってるからのう。」
『うん!』
「クレア、シャル行こっか。」
「うん。みんなバイバイ!」
「バイバイなの!」
そうしてカヤ村を後にした。
クレアとシャルがいるので、強化魔法を使うわけにはいかない。
子供に10kmの道のりはキツイだろうし、歩くだけというのも飽きるだろうから、ウィルの背中に乗せている。
二人とも楽しそうに、はしゃいでいるので良かった。
――2時間後、ようやくカルーネについた。
「わぁー!大きいね!」
「今日からこの街で暮らすんだよ。どう、気に入った?」
『うん!』
検問を抜けて町に入る。
最初にギルドに向かった。
クエストが完了したことを報告するためだ。
「ここなーに?」
「なになの?」
「俺のお仕事する場所かな。」
ギルドに入るとエルミアが声をかけてきてくれた。
「バルトさん!おかえりなさい。そちらの子供は?」
「いろいろありまして、引き取ることに。」
「え!?大丈夫なんですか?」
「経済的には余裕がありますし、この子達も俺のこと好いてくれているようなので、大丈夫だと思います。」
「そうですか……私がとやかく言う事では無いですし、バルトさんが大丈夫と言うなら大丈夫何でしょう。」
「クレア、シャル、エルミアさんに挨拶して。」
『はーい!』
「私はクレアなの!よろしくなの!」
「私はシャルです。よろしくお願いします!」
「フフフ、クレアちゃん、シャルちゃんよろしくね。」
ギルド内にいる、いつもはキツイ顔をしている屈強な冒険者達も、2人のその微笑ましい姿に笑みがこぼれていた。
あの人達もこんな顔するんだな。
「本題に入りますけど、クエスト完了したので報告に来ました。」
「そうですか。それは良かったです。では、こちら報酬の銀貨1枚です。」
「ありがとうございます。あ、一応報告なんですけど、今回の集落群れのトップがオーガでした。」
「え?今なんと?」
エルミアさんが信じられないことをでも聞いたという風な顔をしている。
「オーガがトップでした。」
「つまりオーガを倒したと言うことですか?」
「はい。何とか倒せました。」
「え!本当ですか!?オーガが出てくるとなるとAランクのクエストですよ!それを倒したと!バルトさん、とりあえず解体所でオーガを見せてください!」
「はい……」
エルミアさんの物凄い剣幕に押されてしまった。
「クレアとシャルは、ウィルとここで待っててね。」
『はーい!』
ギルド内から解体所に行くと、ラッシュが出迎えてくれた。
「おう!さっそく何か持って来たか。」
「そうなんですよラッシュさん!バルトさんがオーガを倒したんですよ!」
「なに!?それは本当か!?」
「ええ、まあ。」
「兄ちゃん、まだDランクの冒険者だろ。それなのにオーガを倒すったすげーな!よし、じゃあ見せてくれ。」
バッグの中からオーガを取り出す。
「間違いなくオーガだな。」
ラッシュさんは出したオーガを隈無く見ていく。
「それにしても、オーガの首をこうもキレイに切り落とすとは……兄ちゃんやるな!こんなのは初めて見たぜ。」
「――私、ギルマス呼んできますね!」
「おう!」
本当にオーガだと確認できた所でエルミアさんがそう言い残し解体所から出ていく。
ラッシュさんはまだオーガを見ていた。
何だか少し大事になっていた。
――しばらく待っていると、エルミアさんが中年男性のエルフと一緒に来た。
エルフだからかなりのイケメンだ。
それでいてダンディーな顔つきをしている。
「君がバルト君か。」
「はい。」
「スーパールーキーの噂は耳に入っているよ。私はギルドマスターをしているアーデンだ。よろしく。」
アーデンから差し出された手を握る。
「よろしくお願いします。」
「それで、オーガを倒したようだね。ギルドとしては、オーガを倒せる君をこのままDランクにしておくのは勿体ない。だから君をBランクまで上げようと思うのだけどいいかな?」
正直、貴族になろうとしている今、ランクはどうでもいいのだけど、高いことに越したことはないし別にいいか。
「ぜひお願いします。」
「決まりだね。じゃあ冒険者カード出してもらえるかな。更新してくるから。」
「はい。」
カードを渡すとアーデンはギルド内に戻っていった。
「良かったてすね、バルトさん!もうBランクになるなんて凄いですよ!」
「あははは、ありがとうございます。」
「良かった兄ちゃん。それで、オーガ以外にも倒したんだろ?まだいるなら今の内に出してくれ。」
倒したオーク25体とゴブリン17体を出す。
「また、これはえらい多いな。オーガの解体には時間もかかるし、2日後また来てくれや。」
「はい。」
「戻りましょうかバルトさん。」
ギルドに戻るとクレアとシャルが出迎えてくれる。
「バルトお兄ちゃんおかえりなの!」
「おかえりなさい!」
「うん。ただいま。良い子にしてたかな?」
『うん!』
「バルトさん更新終わりましたのでカードをお返ししますね。」
前までDと書かれていたところが、Bになっていた。
それ以外、変わったところは見られなかった。
「ありがとうございます。じゃあエルミアさんまた。」
「はい。お待ちしています。」
ギルドを後にした俺達は宿屋に戻った。
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