王道学園の冷徹生徒会長、裏の顔がバレて総受けルート突入しちゃいました!え?逃げ場無しですか?

名無しのナナ氏

文字の大きさ
30 / 30
第一章

30. 自己紹介って大切だよね

しおりを挟む
※主人公視点


話し方が緩くふわふわとしている人が自己紹介について話すと、おそらく双子であろう人達が僕の前に来て自己紹介を始めた。


「僕は間島 圭!」
「僕は間島 朔!」
「「圭・朔とは見て分かると思うけど双子だよー!」」
「生徒会の庶務でー」
「2年S組だから一個上の先輩だよー!」

やっぱり双子なんだ。改めて2人をよく見比べると、圭さんは髪の毛が暗めの茶髪で朔さんは明るめの茶髪、ピンで止めている方向が左右で違うのが分かる。それに、さっきから圭さんが先に、朔さんが後に喋ることが多いけど癖なのかな?それともわざと?
悶々と考えている内に自己紹介は進んで行く。

「初めてだから分かりにくいと思うけどー」
「二学期からは同じ生徒会メンバーになるから」
「「見分けてねー!」」

「は、はい」

「お前ら元気過ぎてまーくん引いてるぞ」

引いては無いけど…少し圧が強くて後退りしたかも。見分けは十分付くとは思う、さっきまで見比べてたからピン止め無しでも分かる。
双子の自己紹介が終わると次にふわふわした人が僕の方を向いて自己紹介を始めた。


「はいはーい。双子達終わったし次はオレが自己紹介する番ね~」
「オレは高谷 怜央で双子と同じ2年S組の生徒会会計~。宜しく~」


思ったよりあっさりと自己紹介が終わったと思ったらこちらに近付いて来て……頬にキスされた。
…え?自己紹介ってキスするんだっけ、いやしないよね!?

「タイプだからキスしちゃった~、反応可愛い~」

呆然としてる間に高谷先輩はそう言って離れた。
離れたことに少しホッとすると後ろでりーくんが怖い顔をしていた。ど、どうしたの!?
慌ててりーくんに目線を送ると先程高谷先輩ばキスをした頬を、りーくんがポケットから出したハンカチで拭いてきた。本当にどうしたの??

「…まーくん、怜央とは2人で会ったりするなよ?絶対に、分かったか?」

りーくんの圧に負けて頷くと、いつも通りの顔に戻ってくれた。
何で2人で会うのがダメなのか分からないけど、聞いたらまた怖い顔しそうだし聞かないでおこう。触らぬ神に祟りなしってよく言うし。


「怜央、会長をからかい過ぎないで下さいよ?拗ねたりすると扱いが面倒臭いんですから」

スミレさんはもしかして毒舌な人なのかな?微笑みながら言うスミレさんは、りーくんとは違うタイプの圧を感じる。…怒らせないように気を付けよう。
りーくんは複雑な顔をしながらも反論せずに僕に抱き着く力を弱めた。

「それでは次は私がさせて頂きますね」
「私は3年S組の城戸 薫と言います。生徒会副会長をしていて書類整理全般を主にしているので資料の場所や分からない事があれば気軽に質問して下さいね」


少し怖く感じてたけど一番頼りになりそうな先輩で尊敬する眼差しでスミレさん…もとい城戸先輩に返事をする。スラッとしてて所作が一つ一つ綺麗で思わず魅入ってしまいそうな所を他の事で紛らわして視線を外した先には一番物静かなソウマさんが居て、目が合う。
咄嗟に少しだけお辞儀をした。ちゃんとお辞儀をしたい所だけど、りーくんの膝の上だと机に頭ぶつけそうで出来ない。

「次は…俺、だね」
「…宮代 蒼真……3年、S組。生徒会書記、だよ。宜しく」


ゆっくりだけど自己紹介してくれるソウマさん…もとい宮代先輩が少しだけ小動物みたいで可愛いと思った。失礼かな?でも、癒される人だな。

「最後は俺だな!知ってると思うけど改めて自己紹介する」
「俺はこの生徒会会長を務めている3年S組の堂崎 隆二。3年だから1年だけなのは残念だが宜しく、まーくん」


キラキラした笑顔で自己紹介してくるりーくんが眩しく感じながらも頷く。これで生徒会メンバー全員はなんとなく分かった。

「今日は自己紹介だけで、本格的に一緒に活動するのは二学期から。それまでは少し見学したりしても大丈夫だし、俺に会いに来てくれるのも大歓迎だぞ?」


流石にここに来るのは緊張するから行く気か無いけど……というか生徒会入りがますます確定されたみたいになってるような。軽く頷きながらも内心は疑問だらけだ。

そんな時、チャイムが鳴った。こんな時間ななんだろう?

「あ~1年生の活動時間は短いの忘れてた~」

「そう言えば、通常より最初の月は短かったですね」

高谷先輩と城戸先輩が思い出したかのように話す。1年生は4月まで活動時間が短いとは放送の途中でうっすら言ってたような気がするけど思ったより早かった。

その後はりーくんの膝からやっと下ろされて活動時間も終わったので生徒会室を出て、一度教室に寄って鞄を取りに行く。教室に入って少し見渡すとちらほらと生徒がまばらに居た。恐らく部活や委員会の見学をせずに残っていた人と僕と同じように帰る支度をしに来た人だろう。放課後特有のわちゃわちゃした雰囲気が和むな~っと見ていると、その中の一人と目が合った瞬間シーンとなってしまった。
…そんなに嫌われる事ある!?ジロジロ見てるのは、気持ち悪いかも…申し訳ない。
そう思って少し足早に鞄を持って教室を出た。





しおりを挟む
感想 5

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(5件)

momo
2025.07.23 momo

ほんとに面白い作品で、3回読み直しています!続きも楽しみにしています🥰

2025.07.25 名無しのナナ氏

そう言って頂けると大変有難いです😭
ストックデータが消えてしまって更新も途切れ途切れになってしまい、まだ読んでる方が居ると思うと励みになります。

解除
あ
2025.03.04

更新ありがとうございます!
ゆっくり休みながらでいいので
更新お願いまします!
楽しみにまっています!

2025.03.04 名無しのナナ氏

ありがとうございます☺️
亀ペースかもしれませんがゆっくり更新させて頂きます🐢

解除
しゃす
2025.02.28 しゃす

まこちゃんかわいくて大好きです🫶🏻‎💗
更新楽しみで、寝ずに待ってます😁
それくらい大好きです‼️
これからもよろしくお願いしますっ‼️😘

2025.02.28 名無しのナナ氏

優しいお言葉ありがとうございます😭✨️
まこちゃんが段々と明るくなっていく様に可愛がってるので嬉しいです。
次の更新は3月1日18時以降を予定しているので寝て下さいね!?

解除

あなたにおすすめの小説

平凡なぼくが男子校でイケメンたちに囲まれています

七瀬
BL
あらすじ 春の空の下、名門私立蒼嶺(そうれい)学園に入学した柊凛音(ひいらぎ りおん)。全寮制男子校という新しい環境で、彼の無自覚な美しさと天然な魅力が、周囲の男たちを次々と虜にしていく——。 政治家や実業家の子息が通う格式高い学園で、凛音は完璧な兄・蒼真(そうま)への憧れを胸に、新たな青春を歩み始める。しかし、彼の純粋で愛らしい存在は、学園の秩序を静かに揺るがしていく。 **** 初投稿なので優しい目で見守ってくださると助かります‼️ご指摘などございましたら、気軽にコメントよろしくお願いしますm(_ _)m

ビッチです!誤解しないでください!

モカ
BL
男好きのビッチと噂される主人公 西宮晃 「ほら、あいつだろ?あの例のやつ」 「あれな、頼めば誰とでも寝るってやつだろ?あんな平凡なやつによく勃つよな笑」 「大丈夫か?あんな噂気にするな」 「晃ほど清純な男はいないというのに」 「お前に嫉妬してあんな下らない噂を流すなんてな」 噂じゃなくて事実ですけど!!!?? 俺がくそビッチという噂(真実)に怒るイケメン達、なぜか噂を流して俺を貶めてると勘違いされてる転校生…… 魔性の男で申し訳ない笑 めちゃくちゃスロー更新になりますが、完結させたいと思っているので、気長にお待ちいただけると嬉しいです!

ひみつのモデルくん

おにぎり
BL
有名モデルであることを隠して、平凡に目立たず学校生活を送りたい男の子のお話。 高校一年生、この春からお金持ち高校、白玖龍学園に奨学生として入学することになった雨貝 翠。そんな彼にはある秘密があった。彼の正体は、今をときめく有名モデルの『シェル』。なんとか秘密がバレないように、黒髪ウィッグとカラコン、マスクで奮闘するが、学園にはくせもの揃いで⁉︎ 主人公総受け、総愛され予定です。 思いつきで始めた物語なので展開も一切決まっておりません。感想でお好きなキャラを書いてくれたらそことの絡みが増えるかも…?作者は執筆初心者です。 後から編集することがあるかと思います。ご承知おきください。

僕はただの妖精だから執着しないで

ふわりんしず。
BL
BLゲームの世界に迷い込んだ桜 役割は…ストーリーにもあまり出てこないただの妖精。主人公、攻略対象者の恋をこっそり応援するはずが…気付いたら皆に執着されてました。 お願いそっとしてて下さい。 ♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎ 多分短編予定

最可愛天使は儚げ美少年を演じる@勘違いってマジ??

雨霧れいん
BL
《 男子校の華 》と呼ばれるほどにかわいく、美しい少年"依織のぞ"は社会に出てから厳しさを知る。 いままでかわいいと言われていた特徴も社会に出れば女々しいだとか、非力だとか、色々な言葉で貶された。いつまでもかわいいだけの僕でいたい!いつしか依織はネットにのめり込んだ。男の主人公がイケメンに言い寄られるゲーム、通称BLゲーム。こんな世界に生まれたかった、と悲しみに暮れ眠りについたが朝起きたらそこは大好きなBLゲームのなかに!? 可愛い可愛い僕でいるために儚げ男子(笑)を演じていたら色々勘違いされて...!?!?

親衛隊は、推しから『選ばれる』までは推しに自分の気持ちを伝えてはいけないルール

雨宮里玖
BL
エリート高校の親衛隊プラスα×平凡無自覚総受け 《あらすじ》 4月。平凡な吉良は、楯山に告白している川上の姿を偶然目撃してしまった。遠目だが二人はイイ感じに見えて告白は成功したようだった。 そのことで、吉良は二年間ずっと学生寮の同室者だった楯山に自分が特別な感情を抱いていたのではないかと思い——。 平凡無自覚な受けの総愛され全寮制学園ライフの物語。

ブラコンすぎて面倒な男を演じていた平凡兄、やめたら押し倒されました

あと
BL
「お兄ちゃん!一肌脱ぎます!」 完璧公爵跡取り息子許嫁攻め×ブラコン兄鈍感受け 可愛い弟と攻めの幸せのために、平凡なのに面倒な男を演じることにした受け。毎日の告白、束縛発言などを繰り広げ、上手くいきそうになったため、やめたら、なんと…? 攻め:ヴィクター・ローレンツ 受け:リアム・グレイソン 弟:リチャード・グレイソン  pixivにも投稿しています。 ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。

批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。

悪役令息シャルル様はドSな家から脱出したい

椿
BL
ドSな両親から生まれ、使用人がほぼ全員ドMなせいで、本人に特殊な嗜好はないにも関わらずSの振る舞いが発作のように出てしまう(不本意)シャルル。 その悪癖を正しく自覚し、学園でも息を潜めるように過ごしていた彼だが、ひょんなことからみんなのアイドルことミシェル(ドM)に懐かれてしまい、ついつい出てしまう暴言に周囲からの勘違いは加速。婚約者である王子の二コラにも「甘えるな」と冷たく突き放され、「このままなら婚約を破棄する」と言われてしまって……。 婚約破棄は…それだけは困る!!王子との、ニコラとの結婚だけが、俺があのドSな実家から安全に抜け出すことができる唯一の希望なのに!! 婚約破棄、もとい安全な家出計画の破綻を回避するために、SとかMとかに囲まれてる悪役令息(勘違い)受けが頑張る話。 攻めズ ノーマルなクール王子 ドMぶりっ子 ドS従者 × Sムーブに悩むツッコミぼっち受け 作者はSMについて無知です。温かい目で見てください。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。