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第1章
163話 初級官史二時試験本日
初級官史試験当日を迎えた。十分に食事と休みを取り会場へ向かう。場所は冒険者ギルドが所有する大きな建物のようだ。
僕と同じく受験資格者が次々と入る。
初級官史一次試験は毎年各地で行われており場所にもよるが五百人ほどが受けており百人ほどまで絞られる。いきなり五分の一にまで減らされるのだ。それだけでも難易度の高さが分かるだろう。
これだけ落第者が毎年出るにもかかわらず満杯なのはこれが出世の近道でもあるからに他ならない。
初級官史有資格者は様々な場所で優遇されかなりの割合で良い職場に割り振られる。給金も無資格者の最低二倍以上となり能力と実績次第では更なる増加も十分あり得る。
昇進も格段に速い。そのため毎年参加者が満杯になるのだ。
また、公平性を期すために毎年問題は入れ替えられる。政治に関する時もあれば軍事に関する時もあるし宗教になる場合もある。
決まりきった回答などなく各自の自主性に左右されるのだ。
さて、僕はどうなのだろうか?難易度は高いと思うが何としても通らないとね。
用意されている椅子に座る。問題は紙に掛かれており結構厚い。
さっそく、教官が現れる。それと同時に不正を働かないための監視役も複数。彼らは最低でも初級官史有資格者なので不正を働けば即座に退場だ。
「では、今から『初級官史に二次試験』を始めます」
それと同時に問題用紙を裏返す。
出題は百問で1問につき最大五点だから最高得点五百点満点だ。これは相当に厳しいな。
僕は早速問題に目を通す
「(本日は何月何日であるか?)」
意外な出題だがこれは意外と盲点である。
この異世界での月日の流れは現代とは大きく異なる。季節の時間が非常に長いからだ。現代日本では三か月ごとにごとに季節の変わり目とされるが、この異世界では季節の変わり目が二十四カ月もある。一年が九十六カ月で構成されてるのだ。単純に8倍の長さになる。
そんな長さのため時間のサイクルも寿命に長さ基準すらも根本的に違う。
まともならば百歳ぐらいまで生きる現代の年齢をこちらだと三十歳ぐらいに見えるぐらい。
自転周期が違うのか太陽の移動速度も異なり体感速度が恐ろしく違う。ここに来た当初は体内時計に大きな狂いが出たほどだ。
さて、ここで本題に戻るとしよう。
「(本日はパラム月七月十四日っと)」
出題が百問もあるのに制限時間はギリギリなので急いで次に移る。
「(有益な出所不明の情報は秘匿するべきか?)」
これも難しい問題だ。
人間という生き物は有益な情報を基本的に隠す。間違ってはいないだろうが状況場合によるからだ。軍事政治では情報が入らないと何も対応できない。
だからこそ網を張るのだが予期せぬ形で情報が手に入る場合もある。
ここで回答欄には選択肢が無い。自分自身で判断しろということか。
「(軍事政治では情報は有益であることは望ましいが出所が分からない場合は審議するべき)」
回答する。
すぐさま次に移る
「(君は五百人を率いる隊長である。予期せぬ形で奇襲を受けた。どう行動するべきか?)」
今度は部下を持ちそれなりの隊を率いる隊長としての判断か。これについては悩む必要はないな。
「(迅速に逃亡するべき)」
問題文に掛かれているが予期せぬ形で、という部分がある。つまり予定されていた軍事行動ではないからだ。そんな時に奇襲を受けても不思議ではない場合もある。この場合は味方の被害を避けるために逃亡するべきだ。後になってその敵を倒さなかった場合の脅威も考えられるが。
この場合は今後の軍事行動を考え可能な限り生き延びることが最優先だ。その後の問題を考えるのはその後でもいいはず。
次の問題は。
「(近々戦を控えている。最優先に確保するべきは何であるか?)」
もちろん食糧だ。兵を集めるのにこれ以上明確な物はない。装備を最優先にする傾向が強いが食料が無くては兵は餓死してしまう。そうならないためにも最優先は食料だ。
問題を見て即座に回答しすべての問題を埋めた。
「試験時間は終了です。用紙を裏返しその場において退出して下さい」
試験時間の終了を告げられる。
喘ぐ者騒ぐ者色々だが現実とは無情だ。
内容はかなり難しく回答欄も多くすべて回答できたのは何人いることやら。この試験では合格点は回答数の正解だけでは通れないように設定されているからだ。
可能な限り回答し正解しなくてはならないという難題。これも上に立つ者としての役目だと考えさせられる。
この二次試験では泊まっている居場所を必ず書いておく必要があった。二次試験を通過した者にだけ本試験の案内が届く仕組みだからだ。
しばらくの間体を動かしつつ案内書が届くのを待つこと数時間。部屋をノックする人が来た。
「ユウキですね」
「はい」
しっかりとした身なりの人だった。
「初級官史本試験を開始するので指定の場所まで案内します」
たった数時間で来るとは早いな。時間は有限ということだろう。案内係についていくことにした。
僕と同じく受験資格者が次々と入る。
初級官史一次試験は毎年各地で行われており場所にもよるが五百人ほどが受けており百人ほどまで絞られる。いきなり五分の一にまで減らされるのだ。それだけでも難易度の高さが分かるだろう。
これだけ落第者が毎年出るにもかかわらず満杯なのはこれが出世の近道でもあるからに他ならない。
初級官史有資格者は様々な場所で優遇されかなりの割合で良い職場に割り振られる。給金も無資格者の最低二倍以上となり能力と実績次第では更なる増加も十分あり得る。
昇進も格段に速い。そのため毎年参加者が満杯になるのだ。
また、公平性を期すために毎年問題は入れ替えられる。政治に関する時もあれば軍事に関する時もあるし宗教になる場合もある。
決まりきった回答などなく各自の自主性に左右されるのだ。
さて、僕はどうなのだろうか?難易度は高いと思うが何としても通らないとね。
用意されている椅子に座る。問題は紙に掛かれており結構厚い。
さっそく、教官が現れる。それと同時に不正を働かないための監視役も複数。彼らは最低でも初級官史有資格者なので不正を働けば即座に退場だ。
「では、今から『初級官史に二次試験』を始めます」
それと同時に問題用紙を裏返す。
出題は百問で1問につき最大五点だから最高得点五百点満点だ。これは相当に厳しいな。
僕は早速問題に目を通す
「(本日は何月何日であるか?)」
意外な出題だがこれは意外と盲点である。
この異世界での月日の流れは現代とは大きく異なる。季節の時間が非常に長いからだ。現代日本では三か月ごとにごとに季節の変わり目とされるが、この異世界では季節の変わり目が二十四カ月もある。一年が九十六カ月で構成されてるのだ。単純に8倍の長さになる。
そんな長さのため時間のサイクルも寿命に長さ基準すらも根本的に違う。
まともならば百歳ぐらいまで生きる現代の年齢をこちらだと三十歳ぐらいに見えるぐらい。
自転周期が違うのか太陽の移動速度も異なり体感速度が恐ろしく違う。ここに来た当初は体内時計に大きな狂いが出たほどだ。
さて、ここで本題に戻るとしよう。
「(本日はパラム月七月十四日っと)」
出題が百問もあるのに制限時間はギリギリなので急いで次に移る。
「(有益な出所不明の情報は秘匿するべきか?)」
これも難しい問題だ。
人間という生き物は有益な情報を基本的に隠す。間違ってはいないだろうが状況場合によるからだ。軍事政治では情報が入らないと何も対応できない。
だからこそ網を張るのだが予期せぬ形で情報が手に入る場合もある。
ここで回答欄には選択肢が無い。自分自身で判断しろということか。
「(軍事政治では情報は有益であることは望ましいが出所が分からない場合は審議するべき)」
回答する。
すぐさま次に移る
「(君は五百人を率いる隊長である。予期せぬ形で奇襲を受けた。どう行動するべきか?)」
今度は部下を持ちそれなりの隊を率いる隊長としての判断か。これについては悩む必要はないな。
「(迅速に逃亡するべき)」
問題文に掛かれているが予期せぬ形で、という部分がある。つまり予定されていた軍事行動ではないからだ。そんな時に奇襲を受けても不思議ではない場合もある。この場合は味方の被害を避けるために逃亡するべきだ。後になってその敵を倒さなかった場合の脅威も考えられるが。
この場合は今後の軍事行動を考え可能な限り生き延びることが最優先だ。その後の問題を考えるのはその後でもいいはず。
次の問題は。
「(近々戦を控えている。最優先に確保するべきは何であるか?)」
もちろん食糧だ。兵を集めるのにこれ以上明確な物はない。装備を最優先にする傾向が強いが食料が無くては兵は餓死してしまう。そうならないためにも最優先は食料だ。
問題を見て即座に回答しすべての問題を埋めた。
「試験時間は終了です。用紙を裏返しその場において退出して下さい」
試験時間の終了を告げられる。
喘ぐ者騒ぐ者色々だが現実とは無情だ。
内容はかなり難しく回答欄も多くすべて回答できたのは何人いることやら。この試験では合格点は回答数の正解だけでは通れないように設定されているからだ。
可能な限り回答し正解しなくてはならないという難題。これも上に立つ者としての役目だと考えさせられる。
この二次試験では泊まっている居場所を必ず書いておく必要があった。二次試験を通過した者にだけ本試験の案内が届く仕組みだからだ。
しばらくの間体を動かしつつ案内書が届くのを待つこと数時間。部屋をノックする人が来た。
「ユウキですね」
「はい」
しっかりとした身なりの人だった。
「初級官史本試験を開始するので指定の場所まで案内します」
たった数時間で来るとは早いな。時間は有限ということだろう。案内係についていくことにした。
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