118 / 154
第1章
172話 新進気鋭の芸術家にして料理人
作品に熱湯をぶちまけても壊れない作品を見てお客たちを驚かしたら一気に注目が集まる。
「シシンは今日初めて作品を展示しておりますのでお見知りおきを」
通訳が作品の良さを口々に伝える。主役は僕だがあまり盛大に動くとボロが出てしまうかもしれない。なるべく穏便に済ませたいところだが。
「どれ、作品を良く見せていただきたいのだが」
一人の壮年の男性が人込みをかき分けて近くに来る。
「レイテ子爵様、何かお気に入りの品はありましたか?」
「伯爵夫人が主催する展示会はいつも良い作品ばかりがあり迷うところですな。どれ、どんなものがあるのかな」
その男性は僕の作品を一つ一つチェックしていく。しばらくすると一つの絵画に目が留まる。
「『青い鳥と幸運の兆し』という作品がとてもいいですな」
それは僕が描いた絵で青い鳥を主題として描いたものだ。青い鳥は吉兆でありそれが木に止まっていてそれが幸運を呼び込むというタイトルだ。
それをとても気に入ったようだ。
僕は合図する。
「子爵様、お買い上げしますか?」
「えっ?よろしいのですか?」
僕は「コクリ」頷く。
「う~む、これほどの絵となるとかなりのお値段になるだろうな。できうることならば欲しいが」
少々所持金が届かないと。僕はその子爵の人相と雰囲気がとても好ましいと思い、
「『出せるだけで構いません。買っていってください』シシンはそう申しております」
決断した。
「おおっ!なんともありがたいことだ。この絵は大切にしよう」
「交渉成立ですね。お値段の方は伯爵夫人とご相談ということで」
そうして、絵は慎重に下げられる。
『子爵様が絵を買い上げられたぞ!まだ出展したばかりなのに!』
周囲からどよめきの声がチラホラ上がる。今日初めて作品を展示したばかりなのにもう買いあげる人が現れるとはよほどのことなのだろうな。相手が貴族と言うのも評判を広げるのに一役買った。
すると、
『この作品を売ってくれ!』
数多くの購入者が現れた。
残念ながらまだ売るほどに作品のストックがないから展示品ということになっているのだ。そうして展示会で一番注目を集めた制作者となる。
展示会が終わった後。
「お疲れさまや。初めてなのに堂々とした立ち回りやな」
「どうも」
「レイテ子爵に絵を売りつけたんは予想外やけどあれはあれでアリや。作品を購入してくれる人を大切にせんとどうしようもない世界やからな」
あのレイテ子爵は好ましいと思ったから売っただけなのだけど。伯爵夫人はしきりに褒めていた。
「ユ―シシンは料理の腕も大層立つそうやな」
「ええ、それが?」
どうしたのかと。
「明日大切な客が数名来るんよ。そこで腕振るってや」
「美食家ですか?」
「結構舌が肥えてるし見栄えばかりの料理はあかん。そこんとこを考慮して作ってや」
これもお仕事というか命令に近いものだが恩を売って悪い相手ではないな。
「どれぐらいの品を作ればいいのですか?」
相手の腹具合もあるので事前にどのぐらいの量を作ればいいのか聞いておく。
「他の料理人のこともあるから三品ぐらいやな」
結構少なめだな。とはいえ、本格的な料理を求めているそうなので準備を怠りなくしておく必要がある。久しぶりに本格的な料理が作れるので楽しみだな。
そして、当日を迎える。
「本日は伯爵夫人の料理会に参加していただき誠にありがとうございます」
僕のほかに数名料理人が控えていた。どれも結構腕がありそうだ。順番は僕が最初だった。
「最初の料理を担当するのはシシンです。少し前に成人したばかりとなります」
拍手を送られる。しかし、鋭い眼光も同時に。どれほどの料理を出してくるのかを見定めようとしてるのだ。
まず、一品目を出す。
『???』
使用人が持ってきたのは鍋、その中には白く濁った液体が張られている。その下に温度調整のための発火石で作られた土台が置かれる。
『これはいったいどのような料理なのだ?』
全員が疑問を浮かべる。スープの類だと思われたが差し出されたのは二本の棒と黒いダシが入ったお皿。
しばらくして、
「その二本の棒をゆっくりと鍋の中に差し入れて下さい」
参加者全員が指示通りに棒を取り鍋に差し込む。
『!?』
全員が驚愕の表情になる。
刺した二本の棒に何か手ごたえがあったのだ。それをゆっくり取り上げると白い薄い膜が付いている。どうやら成功したようだ。
「皿に入ったダシに付けてお召し上がりください」
参加者は恐る恐るダシに付けて口に運ぶ。
「何という美味さだ!」「美味い、美味いぞ!」「何という不思議な食感だ!」
出した料理は精進料理にある『引き上げ湯葉』だ。こちらの異世界にも大豆と同じカラハ豆というものがありそれを丹念に擦って作ったのだ。さすがに湯葉のようにするには鮮度が大切なので大変だったが。
お客達はその美味さを知るや次々と棒を差し込んで食していく。
「それでは、二品目に入ります」
一品目でこれだったので次の品への注目がすごいことになっていた。
使用人に料理を運ばせる。
『???』
また疑問符がいっぱいとなる。
出されたのはただの肉野菜煮込みだ。
「お召上がりください」
ただの肉野菜煮込みなど庶民の料理、高貴な人間からすればさして特筆するべきものはないはず、そう思うだろうが。
お客達は興味深い顔をしながら口に運ぶ。
『!?!?』
またさらに驚きの表情となる。
確かに一見すればただの肉野菜煮込みだが材料を徹底的に厳選した、市場を駆け巡り最高の肉と野菜と調味料を揃えた上で最高の料理技術を用いて作った。
丹念に材料を下ごしらえし手抜きなく調理すれば極上の味となる。
お客達は無我夢中で口の中に入れていく。それを食べ終わると。
「三品目に入ります」
この時点で他の料理人とは明らかに違う視線をお客達から向けられるが気にすることはない。最後の料理は目の前で見てもらうとしよう。
三品目は川魚の刺身。鯉に似たお魚だ。それを用意された台で目の前で捌き調理する。だが、なぜか隣に水を張った木箱が置かれている。
魚を捌き終わり野菜とともに盛り付けをする。ここからが一番重要だ。僕はお客達に木箱の傍に来るように伝える。
お客達が集まり終わると身を全て取り除いた魚の頭をトントン叩く。すると魚の目が動いた。よし、大丈夫だな。骨となった魚を持って木箱の中の水に入れると。
ピチピチピチ
骨と化した魚が元気よく泳ぎだした。
『!?!?!?』
お客全員が目を点にして驚く。骨と化した魚が目の前で泳いでいるなどどう考えても信じられないだろう。何度となく確認する人多数、だが現実に魚は泳いでる。
包丁の絶技である『骨泳がし』だ。これをやるためには極めて新鮮な魚と料理人の腕前とよく切れる包丁が不可欠だ。正直僕でもこの技はかなりの難易度なので本番で試したことはなかったが上手くいってよかった。
お客達は放心したかのような表情で料理を味わうことになった。
「シシンは今日初めて作品を展示しておりますのでお見知りおきを」
通訳が作品の良さを口々に伝える。主役は僕だがあまり盛大に動くとボロが出てしまうかもしれない。なるべく穏便に済ませたいところだが。
「どれ、作品を良く見せていただきたいのだが」
一人の壮年の男性が人込みをかき分けて近くに来る。
「レイテ子爵様、何かお気に入りの品はありましたか?」
「伯爵夫人が主催する展示会はいつも良い作品ばかりがあり迷うところですな。どれ、どんなものがあるのかな」
その男性は僕の作品を一つ一つチェックしていく。しばらくすると一つの絵画に目が留まる。
「『青い鳥と幸運の兆し』という作品がとてもいいですな」
それは僕が描いた絵で青い鳥を主題として描いたものだ。青い鳥は吉兆でありそれが木に止まっていてそれが幸運を呼び込むというタイトルだ。
それをとても気に入ったようだ。
僕は合図する。
「子爵様、お買い上げしますか?」
「えっ?よろしいのですか?」
僕は「コクリ」頷く。
「う~む、これほどの絵となるとかなりのお値段になるだろうな。できうることならば欲しいが」
少々所持金が届かないと。僕はその子爵の人相と雰囲気がとても好ましいと思い、
「『出せるだけで構いません。買っていってください』シシンはそう申しております」
決断した。
「おおっ!なんともありがたいことだ。この絵は大切にしよう」
「交渉成立ですね。お値段の方は伯爵夫人とご相談ということで」
そうして、絵は慎重に下げられる。
『子爵様が絵を買い上げられたぞ!まだ出展したばかりなのに!』
周囲からどよめきの声がチラホラ上がる。今日初めて作品を展示したばかりなのにもう買いあげる人が現れるとはよほどのことなのだろうな。相手が貴族と言うのも評判を広げるのに一役買った。
すると、
『この作品を売ってくれ!』
数多くの購入者が現れた。
残念ながらまだ売るほどに作品のストックがないから展示品ということになっているのだ。そうして展示会で一番注目を集めた制作者となる。
展示会が終わった後。
「お疲れさまや。初めてなのに堂々とした立ち回りやな」
「どうも」
「レイテ子爵に絵を売りつけたんは予想外やけどあれはあれでアリや。作品を購入してくれる人を大切にせんとどうしようもない世界やからな」
あのレイテ子爵は好ましいと思ったから売っただけなのだけど。伯爵夫人はしきりに褒めていた。
「ユ―シシンは料理の腕も大層立つそうやな」
「ええ、それが?」
どうしたのかと。
「明日大切な客が数名来るんよ。そこで腕振るってや」
「美食家ですか?」
「結構舌が肥えてるし見栄えばかりの料理はあかん。そこんとこを考慮して作ってや」
これもお仕事というか命令に近いものだが恩を売って悪い相手ではないな。
「どれぐらいの品を作ればいいのですか?」
相手の腹具合もあるので事前にどのぐらいの量を作ればいいのか聞いておく。
「他の料理人のこともあるから三品ぐらいやな」
結構少なめだな。とはいえ、本格的な料理を求めているそうなので準備を怠りなくしておく必要がある。久しぶりに本格的な料理が作れるので楽しみだな。
そして、当日を迎える。
「本日は伯爵夫人の料理会に参加していただき誠にありがとうございます」
僕のほかに数名料理人が控えていた。どれも結構腕がありそうだ。順番は僕が最初だった。
「最初の料理を担当するのはシシンです。少し前に成人したばかりとなります」
拍手を送られる。しかし、鋭い眼光も同時に。どれほどの料理を出してくるのかを見定めようとしてるのだ。
まず、一品目を出す。
『???』
使用人が持ってきたのは鍋、その中には白く濁った液体が張られている。その下に温度調整のための発火石で作られた土台が置かれる。
『これはいったいどのような料理なのだ?』
全員が疑問を浮かべる。スープの類だと思われたが差し出されたのは二本の棒と黒いダシが入ったお皿。
しばらくして、
「その二本の棒をゆっくりと鍋の中に差し入れて下さい」
参加者全員が指示通りに棒を取り鍋に差し込む。
『!?』
全員が驚愕の表情になる。
刺した二本の棒に何か手ごたえがあったのだ。それをゆっくり取り上げると白い薄い膜が付いている。どうやら成功したようだ。
「皿に入ったダシに付けてお召し上がりください」
参加者は恐る恐るダシに付けて口に運ぶ。
「何という美味さだ!」「美味い、美味いぞ!」「何という不思議な食感だ!」
出した料理は精進料理にある『引き上げ湯葉』だ。こちらの異世界にも大豆と同じカラハ豆というものがありそれを丹念に擦って作ったのだ。さすがに湯葉のようにするには鮮度が大切なので大変だったが。
お客達はその美味さを知るや次々と棒を差し込んで食していく。
「それでは、二品目に入ります」
一品目でこれだったので次の品への注目がすごいことになっていた。
使用人に料理を運ばせる。
『???』
また疑問符がいっぱいとなる。
出されたのはただの肉野菜煮込みだ。
「お召上がりください」
ただの肉野菜煮込みなど庶民の料理、高貴な人間からすればさして特筆するべきものはないはず、そう思うだろうが。
お客達は興味深い顔をしながら口に運ぶ。
『!?!?』
またさらに驚きの表情となる。
確かに一見すればただの肉野菜煮込みだが材料を徹底的に厳選した、市場を駆け巡り最高の肉と野菜と調味料を揃えた上で最高の料理技術を用いて作った。
丹念に材料を下ごしらえし手抜きなく調理すれば極上の味となる。
お客達は無我夢中で口の中に入れていく。それを食べ終わると。
「三品目に入ります」
この時点で他の料理人とは明らかに違う視線をお客達から向けられるが気にすることはない。最後の料理は目の前で見てもらうとしよう。
三品目は川魚の刺身。鯉に似たお魚だ。それを用意された台で目の前で捌き調理する。だが、なぜか隣に水を張った木箱が置かれている。
魚を捌き終わり野菜とともに盛り付けをする。ここからが一番重要だ。僕はお客達に木箱の傍に来るように伝える。
お客達が集まり終わると身を全て取り除いた魚の頭をトントン叩く。すると魚の目が動いた。よし、大丈夫だな。骨となった魚を持って木箱の中の水に入れると。
ピチピチピチ
骨と化した魚が元気よく泳ぎだした。
『!?!?!?』
お客全員が目を点にして驚く。骨と化した魚が目の前で泳いでいるなどどう考えても信じられないだろう。何度となく確認する人多数、だが現実に魚は泳いでる。
包丁の絶技である『骨泳がし』だ。これをやるためには極めて新鮮な魚と料理人の腕前とよく切れる包丁が不可欠だ。正直僕でもこの技はかなりの難易度なので本番で試したことはなかったが上手くいってよかった。
お客達は放心したかのような表情で料理を味わうことになった。
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
後日譚追加【完結】冤罪で追放された俺、真実の魔法で無実を証明したら手のひら返しの嵐!! でももう遅い、王都ごと見捨てて自由に生きます
なみゆき
ファンタジー
魔王を討ったはずの俺は、冤罪で追放された。 功績は奪われ、婚約は破棄され、裏切り者の烙印を押された。 信じてくれる者は、誰一人いない——そう思っていた。
だが、辺境で出会った古代魔導と、ただ一人俺を信じてくれた彼女が、すべてを変えた。 婚礼と処刑が重なるその日、真実をつきつけ、俺は、王都に“ざまぁ”を叩きつける。
……でも、もう復讐には興味がない。 俺が欲しかったのは、名誉でも地位でもなく、信じてくれる人だった。
これは、ざまぁの果てに静かな勝利を選んだ、元英雄の物語。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
【一話完結】断罪が予定されている卒業パーティーに欠席したら、みんな死んでしまいました
ツカノ
ファンタジー
とある国の王太子が、卒業パーティーの日に最愛のスワロー・アーチェリー男爵令嬢を虐げた婚約者のロビン・クック公爵令嬢を断罪し婚約破棄をしようとしたが、何故か公爵令嬢は現れない。これでは断罪どころか婚約破棄ができないと王太子が焦り始めた時、招かれざる客が現れる。そして、招かれざる客の登場により、彼らの運命は転がる石のように急転直下し、恐怖が始まったのだった。さて彼らの運命は、如何。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。